JPH068356A - 段ボール製凾機における罫線ロール - Google Patents
段ボール製凾機における罫線ロールInfo
- Publication number
- JPH068356A JPH068356A JP4192823A JP19282392A JPH068356A JP H068356 A JPH068356 A JP H068356A JP 4192823 A JP4192823 A JP 4192823A JP 19282392 A JP19282392 A JP 19282392A JP H068356 A JPH068356 A JP H068356A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- ruled line
- rule
- sheet
- corrugated cardboard
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Making Paper Articles (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 段ボールシートを罫線で折曲げる際、常に対
称的な折曲げ形状が得られる罫線ロールの提供。 【構成】 段ボールシートを挟持して罫線を形成する一
対の罫線ロールのうち、下罫線ロール１は円周面が同一
半径の平坦部１ｃ，１ｂと、同平坦部の略中央の全周に
突起部１ａを備え、上罫線ロール２は下罫線ロール１の
突起部１ａに対向する面が最大半径を有し、両端に向け
て対称的に半径の減少する円周面である圧潰部２ａ，２
ｂを備えてなるものである。
称的な折曲げ形状が得られる罫線ロールの提供。 【構成】 段ボールシートを挟持して罫線を形成する一
対の罫線ロールのうち、下罫線ロール１は円周面が同一
半径の平坦部１ｃ，１ｂと、同平坦部の略中央の全周に
突起部１ａを備え、上罫線ロール２は下罫線ロール１の
突起部１ａに対向する面が最大半径を有し、両端に向け
て対称的に半径の減少する円周面である圧潰部２ａ，２
ｂを備えてなるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は段ボール製凾機における
罫線ロールに関するものである。
罫線ロールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来段ボールシート３を印刷、罫入れ、
溝切り、糊付け、折曲げ等して計数排出する製凾機にお
いて、折曲げ部の罫線は図５及び図６に示す罫線ロール
１，２にて罫入れされているが、一般に下向きに折曲げ
を行なう場合、下罫線ロール１は鉄製で、表面に罫入れ
突出部１ａ′と左右対称に径の減少するシート圧潰部１
ｂ′が設けてあり、上罫線ロール２は表面に径が一定の
平坦部を有するゴム等の弾性体２′が巻き付けられてい
る。このような罫線ロールで罫入れする場合のシートの
罫入れ及び折曲げ過程を図５〜図８で説明すると、シー
ト３は上下の罫線ロール１，２で挟まれて潰されるが、
図５に示すように従来は主に内側が潰されて、図８
（ａ）に示すように頂部ｔ1 ，ｔ2 が形成される。
溝切り、糊付け、折曲げ等して計数排出する製凾機にお
いて、折曲げ部の罫線は図５及び図６に示す罫線ロール
１，２にて罫入れされているが、一般に下向きに折曲げ
を行なう場合、下罫線ロール１は鉄製で、表面に罫入れ
突出部１ａ′と左右対称に径の減少するシート圧潰部１
ｂ′が設けてあり、上罫線ロール２は表面に径が一定の
平坦部を有するゴム等の弾性体２′が巻き付けられてい
る。このような罫線ロールで罫入れする場合のシートの
罫入れ及び折曲げ過程を図５〜図８で説明すると、シー
ト３は上下の罫線ロール１，２で挟まれて潰されるが、
図５に示すように従来は主に内側が潰されて、図８
（ａ）に示すように頂部ｔ1 ，ｔ2 が形成される。
【０００３】次に折曲げ過程では、シート３の折曲げ角
度が大きくなるに従って外側ライナ３′は引張られ、内
側ライナ３″は圧縮されて図８（ａ）に示すような形状
に折曲がり、同内側ライナ３″の頂部ｔ1 ，ｔ2 がぶつ
かり合うようになる。更に折曲げ角度を大きくすると、
ぶつかり合っている頂部ｔ1 ，ｔ2 のうち、内装ライナ
３″の段の山が頂部近くにある方が強いため、弱い方が
負けて図８（ｂ）のように曲げられ（ｔ2 側が負けた状
態を示す）、最終的には図８（ｃ）のように折曲げ部の
頂点Ｐが片寄った形状に１８０°折曲げられる。
度が大きくなるに従って外側ライナ３′は引張られ、内
側ライナ３″は圧縮されて図８（ａ）に示すような形状
に折曲がり、同内側ライナ３″の頂部ｔ1 ，ｔ2 がぶつ
かり合うようになる。更に折曲げ角度を大きくすると、
ぶつかり合っている頂部ｔ1 ，ｔ2 のうち、内装ライナ
３″の段の山が頂部近くにある方が強いため、弱い方が
負けて図８（ｂ）のように曲げられ（ｔ2 側が負けた状
態を示す）、最終的には図８（ｃ）のように折曲げ部の
頂点Ｐが片寄った形状に１８０°折曲げられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の罫線ロールにお
いて同ロールが左右対称である場合、ｔ1 側とｔ2 側の
何れが負けるかは、内装ライナの段山がどの位置にくる
かに依存し、これは全く不確定なことである。このため
図７（ａ），（ｂ）に示すように箱寸法に誤差を生じた
り、図９に示すようにオートケーサ等キッカーを利用し
て折曲げ部を蹴る機械に使用すると、キックミスの原因
になる等の欠点があった。本発明は前記従来の課題を解
決するために提案されたものである。
いて同ロールが左右対称である場合、ｔ1 側とｔ2 側の
何れが負けるかは、内装ライナの段山がどの位置にくる
かに依存し、これは全く不確定なことである。このため
図７（ａ），（ｂ）に示すように箱寸法に誤差を生じた
り、図９に示すようにオートケーサ等キッカーを利用し
て折曲げ部を蹴る機械に使用すると、キックミスの原因
になる等の欠点があった。本発明は前記従来の課題を解
決するために提案されたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、段ボ
ール紙を挟持して罫線を形成する一対の罫線ロールにお
いて、円周面が同一半径の平坦部と、同平坦部の略中央
の全周に突起部を備えた一方の罫線ロールと、同罫線ロ
ールの突起部に対向する面が最大半径を有し、両端に向
けて対称的に半径の減少する円周面を備えた他方の罫線
ロールとからなるもので、これを課題解決のための手段
とするものである。
ール紙を挟持して罫線を形成する一対の罫線ロールにお
いて、円周面が同一半径の平坦部と、同平坦部の略中央
の全周に突起部を備えた一方の罫線ロールと、同罫線ロ
ールの突起部に対向する面が最大半径を有し、両端に向
けて対称的に半径の減少する円周面を備えた他方の罫線
ロールとからなるもので、これを課題解決のための手段
とするものである。
【０００６】
【作用】本発明は一方の罫線ロールと他方の罫線ロール
とからなり、同他方の罫線ロールの回転軸を含む断面形
状が中央部で最も径が大きく、かつその両側が対称的に
径の減少する圧潰部を有し、同一方の罫線ロールは中央
部の全周に突起部を有し、かつその両側に同突起部より
径の小さい平坦部を有するようにしたことにより、シー
トの内側を出来るだけ平坦にし、外側を対称的に圧潰し
て一定形状の折曲げ部が得られるように罫入れすること
ができる。従って本発明では、一対の罫線ロールの断面
形状を変えるのみで、従来の機構を変更することなく、
安価に前記目的を達成し得る罫線ロールが得られる。
とからなり、同他方の罫線ロールの回転軸を含む断面形
状が中央部で最も径が大きく、かつその両側が対称的に
径の減少する圧潰部を有し、同一方の罫線ロールは中央
部の全周に突起部を有し、かつその両側に同突起部より
径の小さい平坦部を有するようにしたことにより、シー
トの内側を出来るだけ平坦にし、外側を対称的に圧潰し
て一定形状の折曲げ部が得られるように罫入れすること
ができる。従って本発明では、一対の罫線ロールの断面
形状を変えるのみで、従来の機構を変更することなく、
安価に前記目的を達成し得る罫線ロールが得られる。
【０００７】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図１〜図３は本発明の実施例を示す。なお、図１〜
図３において前記図５〜図６と同一の部分は同一符号を
付して説明することにする。さて図１〜図３において、
１，２は段ボール紙３を挟持して罫線３ａを形成する一
対の上下罫線ロールで、下罫線ロール１は円周面が同一
半径の平坦部１ｂ，１ｃと、同平坦部の略中央の全周に
わたって突起部１ａを形成し、上罫線ロールは前記突起
部１ａに対向する面が最大半径を有し、両端に向けて対
称的に半径の減少する圧潰部（円周面）２ａ，２ｂを備
えてなるものである。なお、以上の実施例は下罫線ロー
ル１に突起部１ａと平坦部１ｂ，１ｃを形成し、上罫線
ロール２に中央の最大半径部から両端に向かう圧潰部２
ａ，２ｂを形成したものであるが、この上下罫線ロール
の形状を逆に形成してもよい。また２′はゴム等の弾性
体である。
と、図１〜図３は本発明の実施例を示す。なお、図１〜
図３において前記図５〜図６と同一の部分は同一符号を
付して説明することにする。さて図１〜図３において、
１，２は段ボール紙３を挟持して罫線３ａを形成する一
対の上下罫線ロールで、下罫線ロール１は円周面が同一
半径の平坦部１ｂ，１ｃと、同平坦部の略中央の全周に
わたって突起部１ａを形成し、上罫線ロールは前記突起
部１ａに対向する面が最大半径を有し、両端に向けて対
称的に半径の減少する圧潰部（円周面）２ａ，２ｂを備
えてなるものである。なお、以上の実施例は下罫線ロー
ル１に突起部１ａと平坦部１ｂ，１ｃを形成し、上罫線
ロール２に中央の最大半径部から両端に向かう圧潰部２
ａ，２ｂを形成したものであるが、この上下罫線ロール
の形状を逆に形成してもよい。また２′はゴム等の弾性
体である。
【０００８】次に前記の如く構成された罫線ロールにつ
いて作用を説明すると、図３の如く上罫線ロール２と下
罫線ロール１の隙間をシート３の厚みに対し十分に狭く
することにより、上下一対の罫線ロール１，２で罫入れ
加工を行なうことができる。この場合下罫線ロール１の
中央突起部１ａで、シート３の折曲げの基準となる強い
罫線３ａがシート３に加工される。一方上罫線ロール２
の圧潰部２ａ，２ｂで、シート３の外側に左右対称形状
の被圧潰部３ｂ，３ｃがシート３に加工される。
いて作用を説明すると、図３の如く上罫線ロール２と下
罫線ロール１の隙間をシート３の厚みに対し十分に狭く
することにより、上下一対の罫線ロール１，２で罫入れ
加工を行なうことができる。この場合下罫線ロール１の
中央突起部１ａで、シート３の折曲げの基準となる強い
罫線３ａがシート３に加工される。一方上罫線ロール２
の圧潰部２ａ，２ｂで、シート３の外側に左右対称形状
の被圧潰部３ｂ，３ｃがシート３に加工される。
【０００９】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、シートの内側には折曲げの基準となる強い罫線が形
成されるので、折曲げ過程において、従来のような内側
ライナの頂部ｔ1 ，ｔ2 （図８）が生じにくく、強い罫
線を折線として内側ライナは比較的直線的に折曲げられ
る。またシートの外側が罫線ロール２によって対称的に
既に圧潰されているので、折曲げ過程においても、シー
トは対称に変形し、常に一定で対称的な折曲げ形状を得
ることができる。従って本発明によると、箱寸法の誤差
や、オートケーサ等におけるキックミスを無くすことが
できる。
ば、シートの内側には折曲げの基準となる強い罫線が形
成されるので、折曲げ過程において、従来のような内側
ライナの頂部ｔ1 ，ｔ2 （図８）が生じにくく、強い罫
線を折線として内側ライナは比較的直線的に折曲げられ
る。またシートの外側が罫線ロール２によって対称的に
既に圧潰されているので、折曲げ過程においても、シー
トは対称に変形し、常に一定で対称的な折曲げ形状を得
ることができる。従って本発明によると、箱寸法の誤差
や、オートケーサ等におけるキックミスを無くすことが
できる。
【図１】本発明の実施例に係る罫線ロールの１部切截正
面断面図である。
面断面図である。
【図２】図１の斜視図である。
【図３】図１の罫線ロールによる作用の説明図である。
【図４】図３により加工されたシートを用いた完成箱の
折曲げ状態を示す断面図である。
折曲げ状態を示す断面図である。
【図５】従来の罫線ロールによる作用の説明図である。
【図６】従来の罫線ロールの斜視図である。
【図７】従来の罫線ロールによる箱完成状態を示す説明
図である。
図である。
【図８】従来の罫線ロールにより罫入れ加工されたシー
トの折曲げの順序を示す説明図である。
トの折曲げの順序を示す説明図である。
【図９】キッカーを使用して折曲げられたシートの折曲
げ部を蹴る状態を示す説明図である。
げ部を蹴る状態を示す説明図である。
１ 下罫線ロール １ａ 中央突起部 １ｂ，１ｃ 平坦部 ２ 上罫線ロール ２ａ，２ｂ シート圧潰部（円周部） ３ 段ボールシート ３ａ 罫線 ３ａ，３ｂ 被圧潰部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国丸 英雄 広島市西区観音新町四丁目６番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 末松 美智夫 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】 段ボール紙を挟持して罫線を形成する一
対の罫線ロールにおいて、円周面が同一半径の平坦部
と、同平坦部の略中央の全周に突起部を備えた一方の罫
線ロールと、同罫線ロールの突起部に対向する面が最大
半径を有し、両端に向けて対称的に半径の減少する円周
面を備えた他方の罫線ロールとからなることを特徴とす
る段ボール製凾機における罫線ロール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4192823A JPH068356A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 段ボール製凾機における罫線ロール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4192823A JPH068356A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 段ボール製凾機における罫線ロール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068356A true JPH068356A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=16297575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4192823A Withdrawn JPH068356A (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 段ボール製凾機における罫線ロール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH068356A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009020063A1 (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-12 | Suntory Holdings Limited | 包装箱、ダンボールブランクシートおよび罫線輪組合体 |
| GB2508725A (en) * | 2011-06-14 | 2014-06-11 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
-
1992
- 1992-06-29 JP JP4192823A patent/JPH068356A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009020063A1 (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-12 | Suntory Holdings Limited | 包装箱、ダンボールブランクシートおよび罫線輪組合体 |
| JP2009184730A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-08-20 | Suntory Holdings Ltd | 包装箱、ダンボールブランクシートおよび罫線輪組合体 |
| GB2508725A (en) * | 2011-06-14 | 2014-06-11 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
| GB2508725B (en) * | 2011-06-14 | 2016-06-15 | Mitsubishi Electric Corp | Air-conditioning apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |