JPH0683296A - 車載用映像表示装置 - Google Patents
車載用映像表示装置Info
- Publication number
- JPH0683296A JPH0683296A JP4231204A JP23120492A JPH0683296A JP H0683296 A JPH0683296 A JP H0683296A JP 4231204 A JP4231204 A JP 4231204A JP 23120492 A JP23120492 A JP 23120492A JP H0683296 A JPH0683296 A JP H0683296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- displacement
- vibration
- video
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両の走行中でも映像が見づらくならない車
載用映像表示装置を提供する。 【構成】 車両振動でディスプレイに生じる上下方向の
加速度を加速度センサ20で検出し、該検出した加速度
から変位量計算部24でディスプレイの上下方向の変位
量を求める。そして、該変位量に基づき、コントローラ
32が当該変位を打ち消す方向に、LCDカラーマトリ
ックス表示器26の上での映像表示位置を移動させる。
載用映像表示装置を提供する。 【構成】 車両振動でディスプレイに生じる上下方向の
加速度を加速度センサ20で検出し、該検出した加速度
から変位量計算部24でディスプレイの上下方向の変位
量を求める。そして、該変位量に基づき、コントローラ
32が当該変位を打ち消す方向に、LCDカラーマトリ
ックス表示器26の上での映像表示位置を移動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車載用映像表示装置に係
り、特にディスプレイが車室内に片持ち状に支持される
車載用映像表示装置に関する。
り、特にディスプレイが車室内に片持ち状に支持される
車載用映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両搭載用の映像表示装置の開発
・実用化が進んでおり、TV映像やビデオソフト映像を
映し出して、カーライフを充実させたり、ナビゲーショ
ン映像を映し出して所望地へのドライブを容易化したり
する目的で広く普及しつつある。車載用映像表示装置の
1つに、不使用時には、ディスプレイを車両のダッシュ
ボード内に退避・収納して乗員の邪魔にならないように
しておき、使用時には、ダッシュボードから車室内に進
出させ、乗員が映像を目視可能とした収納式のものがあ
る。
・実用化が進んでおり、TV映像やビデオソフト映像を
映し出して、カーライフを充実させたり、ナビゲーショ
ン映像を映し出して所望地へのドライブを容易化したり
する目的で広く普及しつつある。車載用映像表示装置の
1つに、不使用時には、ディスプレイを車両のダッシュ
ボード内に退避・収納して乗員の邪魔にならないように
しておき、使用時には、ダッシュボードから車室内に進
出させ、乗員が映像を目視可能とした収納式のものがあ
る。
【0003】従来の収納式車載用映像表示装置の一例を
図5に示す。車載用映像表示装置10は、ダッシュボー
ド12内に設けた筐体14と、この筐体14に進退自在
に収容されたスライド体16と、このスライド体の先端
部に起立・倒置の回動が可能となるように取り付けられ
たディスプレイ18を備えている。そして、不使用時に
は、スライド体16の先端部に設けた回動機構によりデ
ィスプレイ18を水平方向に倒置した状態とし、かつ、
筐体14に設けたスライド機構によりスライド体16を
筐体内に退避・収納させる。逆に、使用時には、筐体1
4に設けたスライド機構によりスライド体16をダッシ
ュボード12から車室内に進出させ、スライド体16の
先端部に設けた回動機構によりディスプレイ18を起立
させるようになっている。
図5に示す。車載用映像表示装置10は、ダッシュボー
ド12内に設けた筐体14と、この筐体14に進退自在
に収容されたスライド体16と、このスライド体の先端
部に起立・倒置の回動が可能となるように取り付けられ
たディスプレイ18を備えている。そして、不使用時に
は、スライド体16の先端部に設けた回動機構によりデ
ィスプレイ18を水平方向に倒置した状態とし、かつ、
筐体14に設けたスライド機構によりスライド体16を
筐体内に退避・収納させる。逆に、使用時には、筐体1
4に設けたスライド機構によりスライド体16をダッシ
ュボード12から車室内に進出させ、スライド体16の
先端部に設けた回動機構によりディスプレイ18を起立
させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の車載用映像表示装置では、使用時、ディスプレ
イ18が片持ち状態で支持されるため、車両の走行振動
でディスプレイ18が上下に振動してしまい、ディスプ
レイ18に映し出された映像が上下にぶれて見づらくな
るという問題があった。以上から、本発明の目的は、車
両の走行中でも映像が見づらくならない車載用映像表示
装置を提供することである。
た従来の車載用映像表示装置では、使用時、ディスプレ
イ18が片持ち状態で支持されるため、車両の走行振動
でディスプレイ18が上下に振動してしまい、ディスプ
レイ18に映し出された映像が上下にぶれて見づらくな
るという問題があった。以上から、本発明の目的は、車
両の走行中でも映像が見づらくならない車載用映像表示
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明におい
ては、映像表示手段が車室内に片持ち状に支持される車
載用映像表示装置において、車両振動に伴う映像表示手
段の変位を検出する検出手段と、該検出手段で検出した
変位を打ち消す方向に、映像表示手段上での映像表示位
置を移動させる映像表示位置移動手段と、を備えたこと
により達成される。
ては、映像表示手段が車室内に片持ち状に支持される車
載用映像表示装置において、車両振動に伴う映像表示手
段の変位を検出する検出手段と、該検出手段で検出した
変位を打ち消す方向に、映像表示手段上での映像表示位
置を移動させる映像表示位置移動手段と、を備えたこと
により達成される。
【0006】
【作用】本発明によれば、車両振動に伴う映像表示手段
の変位を検出し、該検出した変位を打ち消す方向に、映
像表示手段上での映像表示位置を移動させる。これによ
り、走行振動が加わって映像表示手段に振動が生じて
も、表示映像のぶれがなくなり、乗員に取って映像の視
認性が向上する。
の変位を検出し、該検出した変位を打ち消す方向に、映
像表示手段上での映像表示位置を移動させる。これによ
り、走行振動が加わって映像表示手段に振動が生じて
も、表示映像のぶれがなくなり、乗員に取って映像の視
認性が向上する。
【0007】
【実施例】図1は車載用映像表示装置のディスプレイ回
路構成図、図2は本発明の実施例に係る車載用映像表示
装置の使用状態を示す外観図である。図2中、10Aは
車載用映像表示装置であり、14はダッシュボード12
内に設けた筐体14、16は該筐体14に進退自在に収
容されたスライド体、18は該スライド体の先端部に起
立・倒置の回動が可能となるように取り付けられたディ
スプレイである。なお、本実施例では、ディスプレイ1
8はノンインタレース走査で映像表示を行うものとす
る。 不使用時には、スライド体16の先端部に設けた
回動機構によりディスプレイ18が水平方向に倒置した
状態とされ、かつ、筐体14に設けたスライド機構によ
りスライド体16が筐体内に退避・収納される。逆に、
使用時には、筐体14に設けたスライド機構によりスラ
イド体16がダッシュボード12から車室内に進出さ
れ、スライド体16の先端部に設けた回動機構によりデ
ィスプレイ18が起立されるようになっている(実線状
態)。
路構成図、図2は本発明の実施例に係る車載用映像表示
装置の使用状態を示す外観図である。図2中、10Aは
車載用映像表示装置であり、14はダッシュボード12
内に設けた筐体14、16は該筐体14に進退自在に収
容されたスライド体、18は該スライド体の先端部に起
立・倒置の回動が可能となるように取り付けられたディ
スプレイである。なお、本実施例では、ディスプレイ1
8はノンインタレース走査で映像表示を行うものとす
る。 不使用時には、スライド体16の先端部に設けた
回動機構によりディスプレイ18が水平方向に倒置した
状態とされ、かつ、筐体14に設けたスライド機構によ
りスライド体16が筐体内に退避・収納される。逆に、
使用時には、筐体14に設けたスライド機構によりスラ
イド体16がダッシュボード12から車室内に進出さ
れ、スライド体16の先端部に設けた回動機構によりデ
ィスプレイ18が起立されるようになっている(実線状
態)。
【0008】20はディスプレイ18に装着された加速
度センサであり、車両の走行振動で生じるディスプレイ
18の上下方向振動の加速度を検出する。22は帯域通
過フィルタ(BPF)であり、加速度センサの検出した
加速度信号の内、スライド体16とディスプレイ18の
系の固有振動数付近の成分を取り出す。24は変位量計
算部であり、BPF22を介して入力した加速度信号
を、後述するコントローラから入力したサンプリングパ
ルスによりサンプリングするとともに、直ちに所定の計
算を行って、1フレーム毎に、ラスタ単位で前回のフレ
ーム時に較べた変位量を求め、変位量データをコントロ
ーラへ出力する。
度センサであり、車両の走行振動で生じるディスプレイ
18の上下方向振動の加速度を検出する。22は帯域通
過フィルタ(BPF)であり、加速度センサの検出した
加速度信号の内、スライド体16とディスプレイ18の
系の固有振動数付近の成分を取り出す。24は変位量計
算部であり、BPF22を介して入力した加速度信号
を、後述するコントローラから入力したサンプリングパ
ルスによりサンプリングするとともに、直ちに所定の計
算を行って、1フレーム毎に、ラスタ単位で前回のフレ
ーム時に較べた変位量を求め、変位量データをコントロ
ーラへ出力する。
【0009】26はLCDカラーマトリックス表示器、
28はX駆動回路、30はY駆動回路であり、各々、L
CDカラーマトリックス表示器に対する垂直方向と水平
方向の駆動を行う。32は映像信号中の複合同期信号か
らX駆動回路とY駆動回路を制御する制御信号を作成す
るコントローラである。該コントローラ32は、1フレ
ーム終了の少し前の時点でサンプリングパルスを変位量
計算部24へ出力する。コントローラ32によるY駆動
回路30の制御は、R,G,B別に、逐次、1ライン分
をホールドさせるとともに、該ホールドさせた映像信号
でLCDカラーマトリックス表示器26のY方向を変調
駆動させることでなされる。
28はX駆動回路、30はY駆動回路であり、各々、L
CDカラーマトリックス表示器に対する垂直方向と水平
方向の駆動を行う。32は映像信号中の複合同期信号か
らX駆動回路とY駆動回路を制御する制御信号を作成す
るコントローラである。該コントローラ32は、1フレ
ーム終了の少し前の時点でサンプリングパルスを変位量
計算部24へ出力する。コントローラ32によるY駆動
回路30の制御は、R,G,B別に、逐次、1ライン分
をホールドさせるとともに、該ホールドさせた映像信号
でLCDカラーマトリックス表示器26のY方向を変調
駆動させることでなされる。
【0010】一方、コントローラ32によるX駆動回路
28の制御は、1フレーム毎に走査開始位置を指定し、
該指定した走査開始位置からLCDカラーマトリックス
表示器26のX方向を順次駆動させることでなされる。
X方向の走査開始位置は、1フレーム毎に変化するた
め、LCDカラーマトリックス表示器26のX方向のド
ット数は通常より多くなっており、X駆動回路28の駆
動線数も多くなっている。コントローラ32は変位量計
算部24から次のフレーム開始直前に入力したラスタ単
位での変位量データに基づき、前回のフレーム開始時に
おいてX駆動回路に指定した走査開始位置から変位量を
引いて次回のフレーム開始時における走査開始位置の指
定を行う。これにより、ディスプレイ18に生じた上下
方向の振動変位を打ち消す方向に移動した映像をLCD
カラーマトリックス表示器26に映し出させることがで
きる。
28の制御は、1フレーム毎に走査開始位置を指定し、
該指定した走査開始位置からLCDカラーマトリックス
表示器26のX方向を順次駆動させることでなされる。
X方向の走査開始位置は、1フレーム毎に変化するた
め、LCDカラーマトリックス表示器26のX方向のド
ット数は通常より多くなっており、X駆動回路28の駆
動線数も多くなっている。コントローラ32は変位量計
算部24から次のフレーム開始直前に入力したラスタ単
位での変位量データに基づき、前回のフレーム開始時に
おいてX駆動回路に指定した走査開始位置から変位量を
引いて次回のフレーム開始時における走査開始位置の指
定を行う。これにより、ディスプレイ18に生じた上下
方向の振動変位を打ち消す方向に移動した映像をLCD
カラーマトリックス表示器26に映し出させることがで
きる。
【0011】図3は変位量計算部24とコントローラ3
2の動作を示す説明図、図4は表示映像の説明図であ
り、以下これらの図に従って説明する。今、スライド体
16とディスプレイ18の系が走行振動に伴い固有振動
数f0付近で復帰位置Oを中心に上下方向へ正弦波状に
振動し、該振動波形がxであったとすると、BPF22
から出力される加速度信号は、xを2回微分した波形a
となる。スライド体16とディスプレイ18の系の固有
振動数f0 は、一般に、映像信号のフレーム周波数(=
30Hz/s)より遙かに小さい。よって、変位量計算部2
4がサンプリングパルスにより、第1フレームの終了前
においてサンプリングした加速度a1 は第1フレーム期
間中の平均的な加速度と見なすことができ、第2フレー
ムの終了前においてサンプリングした加速度a 2 は第2
フレーム期間中の平均的な加速度と見なすことができ、
第3フレーム以降についても同様である。
2の動作を示す説明図、図4は表示映像の説明図であ
り、以下これらの図に従って説明する。今、スライド体
16とディスプレイ18の系が走行振動に伴い固有振動
数f0付近で復帰位置Oを中心に上下方向へ正弦波状に
振動し、該振動波形がxであったとすると、BPF22
から出力される加速度信号は、xを2回微分した波形a
となる。スライド体16とディスプレイ18の系の固有
振動数f0 は、一般に、映像信号のフレーム周波数(=
30Hz/s)より遙かに小さい。よって、変位量計算部2
4がサンプリングパルスにより、第1フレームの終了前
においてサンプリングした加速度a1 は第1フレーム期
間中の平均的な加速度と見なすことができ、第2フレー
ムの終了前においてサンプリングした加速度a 2 は第2
フレーム期間中の平均的な加速度と見なすことができ、
第3フレーム以降についても同様である。
【0012】フレーム期間をT(=1/30s)とする
と、第0フレームまでの変位量に対し、第1フレーム期
間で追加される変位量の変化分Δx1 は、 Δx1 =a1 T2 /2 (1) となり、LCDカラーマトリックス表示器26のラスタ
ピッチ(走査線間隔)をpとすると、ラスタ単位で見た
変位量の変化分nは、 n=a1 T2 /2p (本) (2) となり、変位量計算部24は(2)式で求めた変化分n
の少数点以下を四捨五入した整数値を変位量データn´
としてコントローラ32へ出力する。この変位量データ
の出力は、第1フレーム期間が終了するまでになされ
る。
と、第0フレームまでの変位量に対し、第1フレーム期
間で追加される変位量の変化分Δx1 は、 Δx1 =a1 T2 /2 (1) となり、LCDカラーマトリックス表示器26のラスタ
ピッチ(走査線間隔)をpとすると、ラスタ単位で見た
変位量の変化分nは、 n=a1 T2 /2p (本) (2) となり、変位量計算部24は(2)式で求めた変化分n
の少数点以下を四捨五入した整数値を変位量データn´
としてコントローラ32へ出力する。この変位量データ
の出力は、第1フレーム期間が終了するまでになされ
る。
【0013】変位量データn´を入力したコントローラ
32は、次の第2フレームの開始時点で走査開始位置を
X駆動回路28に指定する際、前回、第1フレームの開
始時点で指定した走査開始位置がx0 であったとする
と、x0 −n´→x0 として求めたx0 を指定する。こ
の結果、第2フレームの映像は、第1フレームに較べ
て、(1)で示した変位量の変化分Δx1 をほぼ打ち消
す位置に表示されることになる。n´が−3(第1フレ
ーム期間中にディスプレイ18が下方へ3ラスタ分変位
した場合)の場合の第1フレームの映像と第2フレーム
の映像を図4の(a)と(b)に示す。
32は、次の第2フレームの開始時点で走査開始位置を
X駆動回路28に指定する際、前回、第1フレームの開
始時点で指定した走査開始位置がx0 であったとする
と、x0 −n´→x0 として求めたx0 を指定する。こ
の結果、第2フレームの映像は、第1フレームに較べ
て、(1)で示した変位量の変化分Δx1 をほぼ打ち消
す位置に表示されることになる。n´が−3(第1フレ
ーム期間中にディスプレイ18が下方へ3ラスタ分変位
した場合)の場合の第1フレームの映像と第2フレーム
の映像を図4の(a)と(b)に示す。
【0014】その後、第1フレームまでの変位量に対
し、第2フレーム期間で追加された変位量の変化分Δx
2 は、 Δx2 =a2 T2 /2 (3) となり、ラスタ単位で見た変位量の変化分nは、 n=a2 T2 /2p (本) (4) となり、変位量計算部24は(4)式で求めた変化分n
の少数点以下を四捨五入した整数値を変位量データn´
としてコントローラ32へ出力する。この変位量データ
の出力は、第2フレーム期間が終了するまでになされ
る。
し、第2フレーム期間で追加された変位量の変化分Δx
2 は、 Δx2 =a2 T2 /2 (3) となり、ラスタ単位で見た変位量の変化分nは、 n=a2 T2 /2p (本) (4) となり、変位量計算部24は(4)式で求めた変化分n
の少数点以下を四捨五入した整数値を変位量データn´
としてコントローラ32へ出力する。この変位量データ
の出力は、第2フレーム期間が終了するまでになされ
る。
【0015】変位量データn´を入力したコントローラ
32は、次の第3フレームの開始時点で走査開始位置を
X駆動回路28に指定する際、前回、第2フレームの開
始時点で指定した走査開始位置x0 を用いて、x0 −n
´→x0 として求めた新たなx0 を指定する。この結
果、第3フレームの映像は、第2フレームに較べて、
(3)で示した変位量の変化分Δx2 をほぼ打ち消す位
置に表示されることになる。
32は、次の第3フレームの開始時点で走査開始位置を
X駆動回路28に指定する際、前回、第2フレームの開
始時点で指定した走査開始位置x0 を用いて、x0 −n
´→x0 として求めた新たなx0 を指定する。この結
果、第3フレームの映像は、第2フレームに較べて、
(3)で示した変位量の変化分Δx2 をほぼ打ち消す位
置に表示されることになる。
【0016】以下、第3フレーム以降についても全く同
様の動作を繰り返し、この結果、LCDカラーマトリッ
クス表示器26に表示される映像は、常に、ディスプレ
イ18に生じた上下方向の振動変位を打ち消す方向に移
動されるので、表示映像のぶれがなくなり、乗員に取っ
て映像の視認性が向上することになる。
様の動作を繰り返し、この結果、LCDカラーマトリッ
クス表示器26に表示される映像は、常に、ディスプレ
イ18に生じた上下方向の振動変位を打ち消す方向に移
動されるので、表示映像のぶれがなくなり、乗員に取っ
て映像の視認性が向上することになる。
【0017】なお、上記した実施例では、加速度センサ
の出力側にBPFを設けたが必ずしも設けなくてもよ
い。また、ディスプレイ18に設置した加速度センサ2
0の出力からだけで変位量を計算するようにしたが、筐
体14にも加速度センサを設け、ディスプレイ18に設
置した加速度センサの出力から筐体14に設けた加速度
センサの出力を減算した信号に基づき変位量を計算する
ようにしてもよい。これにより、ディスプレイ18に生
じる振動変位の内、車両自体の振動変位による成分を除
き、車両に対しディプレイ18が相対的に変位した成分
だけに対応することができる。更に、ディスプレイ18
に生じる上下方向の振動に対応するようにしたが、左右
方向に生じる振動にも対応するようにしてもよい。具体
的には、ディスプレイ18に左右方向の加速度を検出す
る加速度センサを設置し、該センサの出力から左右方向
の変位量を求め、該変位量を打ち消す方向にY駆動回路
で1ライン分ホールドする位置を移動するようにする。
また、映像信号はインターレースのものや、コンポジッ
ト信号であっても同様に適用することができる。また、
LCD型ディスプレイに限らず、CRT型ディスプレイ
等の他の形式のディスプレイにも適用できる。
の出力側にBPFを設けたが必ずしも設けなくてもよ
い。また、ディスプレイ18に設置した加速度センサ2
0の出力からだけで変位量を計算するようにしたが、筐
体14にも加速度センサを設け、ディスプレイ18に設
置した加速度センサの出力から筐体14に設けた加速度
センサの出力を減算した信号に基づき変位量を計算する
ようにしてもよい。これにより、ディスプレイ18に生
じる振動変位の内、車両自体の振動変位による成分を除
き、車両に対しディプレイ18が相対的に変位した成分
だけに対応することができる。更に、ディスプレイ18
に生じる上下方向の振動に対応するようにしたが、左右
方向に生じる振動にも対応するようにしてもよい。具体
的には、ディスプレイ18に左右方向の加速度を検出す
る加速度センサを設置し、該センサの出力から左右方向
の変位量を求め、該変位量を打ち消す方向にY駆動回路
で1ライン分ホールドする位置を移動するようにする。
また、映像信号はインターレースのものや、コンポジッ
ト信号であっても同様に適用することができる。また、
LCD型ディスプレイに限らず、CRT型ディスプレイ
等の他の形式のディスプレイにも適用できる。
【0018】以上、本発明を実施例、変形例等により説
明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨
に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除
するものではない。
明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨
に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除
するものではない。
【0019】
【発明の効果】以上本発明によれば、車両振動に伴う映
像表示手段の変位を検出する検出手段と、該検出手段で
検出した変位を打ち消す方向に、映像表示手段上での映
像表示位置を移動させる映像表示位置移動手段を備え、
車両振動に伴う映像表示手段の変位を検出し、該検出し
た変位を打ち消す方向に、映像表示手段上での映像表示
位置を移動させるように構成したから、走行振動が加わ
って映像表示手段に振動が生じても、表示映像のぶれが
なくなり、乗員に取って映像の視認性が向上する。
像表示手段の変位を検出する検出手段と、該検出手段で
検出した変位を打ち消す方向に、映像表示手段上での映
像表示位置を移動させる映像表示位置移動手段を備え、
車両振動に伴う映像表示手段の変位を検出し、該検出し
た変位を打ち消す方向に、映像表示手段上での映像表示
位置を移動させるように構成したから、走行振動が加わ
って映像表示手段に振動が生じても、表示映像のぶれが
なくなり、乗員に取って映像の視認性が向上する。
【図1】ディスプレイの回路構成図である。
【図2】本発明に係る車載用映像表示装置の外観図であ
る。
る。
【図3】変位量計算部の動作を説明する線図である。
【図4】表示映像の説明図である。
【図5】従来の車載用映像表示装置の外観図である。
18 ディスプレイ 20 加速度センサ 24 変位量計算部 26 LCDカラーマトリックス表示器 28 X駆動回路 32 コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 映像表示手段が車室内に片持ち状に支持
される車載用映像表示装置において、 車両振動に伴う映像表示手段の変位を検出する検出手段
と、 該検出手段で検出した変位を打ち消す方向に、映像表示
手段上での映像表示位置を移動させる映像表示位置移動
手段と、 を備えたことを特徴とする車載用映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4231204A JPH0683296A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 車載用映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4231204A JPH0683296A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 車載用映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683296A true JPH0683296A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=16919975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4231204A Withdrawn JPH0683296A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 車載用映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683296A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10003376B4 (de) * | 1999-01-29 | 2004-08-05 | International Business Machines Corp. | Bildschirmstabilisierungsvorrichtung für eine Anzeigeneinheit |
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