JPH068312U - くず入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケース内のくず容器の移動処理を容易に行う
ことが可能なくず入れをうる。 【構成】 ケース１の前側下部に出入口５が、その上側
にくず投入部６が連続してそれぞれ設けられ、出入口５
からケース１内に入れることが可能なくず容器７の下部
にキヤスタ８が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ケース内にくず容器を出し入り可能に設けてなる、屋内外に設置し て使用されるくず入れに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ケース内にくず容器を出し入り可能に設けてなるくず入れとして、例えば、実 公平２−１５９０２号公報に開示されたものが知られている。このくず入れは、 ケースの内部にくず容器を設置したものである。そして、前記くず容器に投入さ れたくずの処理は、ケースからくず容器を取り出して行うが、このくず容器の取 り出しは、くず容器を人手で持ち上げて移動させるものである。ケースにくず容 器を入れるときも同様である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来のくず入れは、くず容器に入れたくずの処理を行う場合、そのくず容 器を人手で持ち上げて移動させることが必要であるから、くず容器が大きいとき やその数が多いときは、多くの労力を要する課題がある。

【０００４】 本考案は上記の課題を解決するものであって、ケース内のくず容器の移動処理 を容易に行うことが可能なくず入れをうることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のくず入れは、ケースと、このケース内に、その側壁部に設けられた出 入口から出し入れされるくず容器とからなり、かつ前記ケースにくず投入部が設 けられ、くず容器の底部にキャスタが設けられたことを特徴とする。

【０００６】 前記ケースのくず投入口は、ケースの上側または前側などの任意の位置に設け ることができ、かつケースに設けるくず容器の出入口は、扉を設けることなく開 放してくず容器の一部を表出させる状態、または扉を設けるなど任意にすること が可能である。そして、ケースの底部は、底壁を設けることなく開放状態に、ま たは、底壁で閉鎖状態にするなど任意である。

【０００７】

【作用】

前記本考案のくず入れは、ケースに設けたくず投入部からくず容器にくずを投 入する。ケースに対するくず容器の出し入れは、くず容器を、そのキャスタで移 動させて行う。

【０００８】

【実施例】

本考案のくず入れの第１実施例を図１〜２について説明する。図１〜２におい て、１はケースで、これは一対の側壁2a,2b と半円筒状の上壁３とを逆Ｕ字状に 接続して、その背部を背壁４で閉鎖し、かつ前部の全体と底部とを開放して構成 されている。５はケース１の前記開放された前部下側に形成された出入口で、こ の出入口５に連続して、その上側にくず投入部６が形成されている。７は出入口 ５からケース１内に入れることが可能に構成されたくず容器で、その下部にキャ スタ８を設けて、床面などを移動させることが可能に構成されている。

【０００９】 このくず入れは、そのケース１を屋内外の適所に設置して、その出入口５から くず容器７をキャスタ８による移動で収容する。そして、前記出入口５に連続し たくず投入部６からくず容器７にくずなどを投入するものである。このようにし て、くず容器７に投入されたくずなどを処理するために、くず容器７をケース１ から取り出すときは、くず容器７の適所を持ってキャスタ８で移動させるもので ある。したがって、ケース１からくず容器７を取り出すときに、それを持ち上げ ることが不要であるから、くず容器７が大きいとき、または、投入されたくずな どのために、重量がかなり大きくなったくず容器７も容易に移動させてケース１ から取り出すことが可能であり、その取扱いが容易である。また、くず容器７は キャスタ８で容易に移動させることが可能であるが、このくず容器７をケース１ 内に収容するから、くず容器７がキャスタ８で不必要に移動するすることをケー ス１で防ぐことが可能であるとともに、くず容器７を体裁よく、かつ定位置に容 易に配置することが可能である。

【００１０】 また、この第１実施例のくず入れは、ケース１の底部を開放しているから、ケ ース１の設置面とケース１の底部とに段差が生じないとともに、ケース１の前面 に出入口５とくず投入部６とを連続して設けて、ケース１の前面を大きく開放し ているから、そのケース１に対するくず容器７の出し入れ操作をより容易にかつ スムーズに行うことが可能である。

【００１１】 なお、ケース１の底部は、底壁で閉鎖することも可能であって、その場合は、 ケース１を設置した床面などとの段差を小さくすることが適するが、とくに限定 は不要である。すなわち、くずなどが投入されて重量が大きくなったときのくず 容器の移動は、常にケース１の底壁から、それよりも低い床面などに移動させる から、その移動を容易に行うことが可能である。そして、逆に、前記床面などか ら、それよりも高いケース１の底壁上にくず容器７を移動させるときは、くず容 器７は常に空の状態であるから、くず容器７を容易に移動させてケース１に収容 することが可能である。

【００１２】 本考案のくず入れの第２実施例を図３について説明する。図３において、1aは ケースで、これは一対の側壁2a,2b を平板状の上壁３で接続し、その背部を背壁 ４で閉鎖し、かつ前記上壁３にくず投入口6aを設け、底部を開放して構成されて いる。９はケース１前部の出入口５にヒンジ（図示省略）で開閉可能に取付けら れた扉、７は前記出入口５からケース１内部に出し入れ可能に構成されたくず容 器で、その底部にキャスタ８が取付けられている。

【００１３】 この第２実施例のくず入れは、ケース１の上壁３に設けられたくず投入口6aか らくず容器７にくずなどを投入する。ケース１に対するくず容器７の出し入れ操 作は扉９を開いて行うがが、くず容器７の移動は、その底部に設けたキャスタ８ で行うものであって、くず容器７を持ち上げることは不要であるから、容易にか つスムーズに行うことが可能である。そして、ケース１の出入口５に扉９を設け ており、その外部からはくず容器７が見えないから、その体裁をよくすることが 可能であるとともに、くず容器７の構成を任意にすることが可能であって、くず 容器７をキャスタ８で移動させることに対してより適する構成にすることが容易 である。

【００１４】

【考案の効果】

本考案のくず入れは、上記のように、くず容器を、その底部に設けたキャスタ で移動させて、ケースに、その出入口から出し入れ可能に構成したものである。 したがって、くず容器を移動させる場合に、それを持ち上げることなく、キャス タで移動させることが可能てであるから、くずなどが入ったくず容器を容易にか つスムーズに移動させて、その処理をすることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案第１実施例の斜視図である。

【図２】第１実施例の断面図である。

【図３】第２実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１・1a：ケース、５：出入口、６・6a：くず投入部、
７：くず容器、８：キャスタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケースと、このケース内に、その側壁部
   に設けられた出入口から出し入れされるくず容器とから
   なり、かつ前記ケースにくず投入部が設けられ、くず容
   器の底部にキャスタが設けられたくず入れ。