JPH0683006U - 生検針装置 - Google Patents

生検針装置

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JPH0683006U
JPH0683006U JP3233193U JP3233193U JPH0683006U JP H0683006 U JPH0683006 U JP H0683006U JP 3233193 U JP3233193 U JP 3233193U JP 3233193 U JP3233193 U JP 3233193U JP H0683006 U JPH0683006 U JP H0683006U
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JP
Japan
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needle
cylinder
piston
housing
biopsy
Prior art date
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Pending
Application number
JP3233193U
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English (en)
Inventor
慎次 生井
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Task Co Ltd
Original Assignee
Task Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 予め蓄勢されたバネ力で外針が発射されるタ
イプの生検針装置において、その先端に負圧が作用する
ように構成し、検体の採取確実性を向上。 【構成】 内針の外側に軸線方向に摺動自在に被せ入れ
られた中空状の外針3と、内針2又は外針のいずれか一
方の針基部に対して設けられたピストン5と、他方の針
基部に対して設けられたシリンダー4と、対応するピス
トンとシリンダーとからなる吸引ポンプを収容担持した
筐体7とからなる生検針装置において、ピストン又はシ
リンダーのいずれか一方は筐体に対して固定され、他方
は軸線方向に所定距離摺動自在であり、摺動自在なピス
トン又はシリンダーには、それを後退位置から前進位置
まで前進方向に駆動するための針発射バネ8が設けら
れ、さらに、外針発射バネに予め位置エネルギーを蓄積
させるための励起手段9が筐体に対して設けられてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は組織サンプリングのために使用される生検針装置、特に合成樹脂製の 使い捨てタイプのものに関する(IPC:A61B 10/00)。
【0002】
【従来の技術】
針発射機能は持たないものの,検体採取性に優れた吸引機能を持つ生検針装置 として特公昭56−52575号公報記載のものが知られている。また、吸引機 能は持たないものの,バネ力で針を発射させる手段を具えたものとしては、例え ば、USP−4958625号や特開平4−282145号公報記載のものが知 られている。
【0003】 ところで、この種の生検針装置を用いた超音波エコグラフィー管理下に行われ るリアルタイム臓器穿刺法においても、操作が簡単で命中率が高く、さらに、目 的とする検体の採取が確実に行えることが重要で、それらの性能の向上が望まれ ている。
【0004】
【考案の解決しようとする課題】
本考案は、予め蓄勢されたバネ力で外針が発射されるタイプの生検針装置にお いて、その先端に負圧が作用するように構成し、これによって検体の採取確実性 を向上させた、施術容易な生検針装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、先端に針先が,後端に針基が設けられた中実状の内針と 、同様に,先端に針先が,後端に針基が設けられ,該内針と共に二重針を構成す る,該内針の外側に軸線方向に摺動自在に被せ入れられた中空状の外針と、該内 針又は外針のいずれか一方の針基部に対して設けられたピストンと、他方の針基 部に対して設けられたシリンダーと、該対応するピストンとシリンダーとからな る吸引ポンプを収容担持した筐体とからなる生検針装置において、該ピストン又 はシリンダーのいずれか一方は該筐体に対して固定され、他方は軸線方向に所定 距離摺動自在であり、該摺動自在なピストン又はシリンダーには、それを後退位 置から前進位置まで前進方向に駆動するための針発射バネが設けられ、さらに、 該外針発射バネに予め位置エネルギーを蓄積させるための励起手段が該筐体に対 して設けられていることを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図1ないし3に示す本願考案の一実施例において、1は本出願人の出願に係る 特公昭56−52575号や特開平4−282145号公報記載のものと略同様 な二重針で、該二重針は内針(スタイレット)2と外針(カニューレ)3とから なる(図5参照)。該内針は、その先端に針先2aを,また後端に針基2bを具 えた中実状のものである。また、該外針は、該内針の同心外側に軸線方向に摺動 自在に被せ入れられた中空状のもので、その先端には針先3aが、後端には針基 3bが設けられている。4は該外針の針基に連続して形成されたシリンダーで、 該シリンダーの筒底付近の直径はその他の部分に較べて少し太くなっている。こ れは、後述する外針発射時における該シリンダーの初速を高めるためである。5 は該シリンダーに対して相対的に摺動可能とされているピストンで、前記内針の 針基2bに連続して形成されており、該ピストンは、さらに、その後方に延在す る該内針の針基延長部分5aを介して筐体7に対して固定されている。6は該シ リンダーとピストンで構成される吸引ポンプで、本実施例においては通常の吸引 ポンプとは逆に、該筐体に対して該シリンダーが軸線方向に所定距離摺動自在と なるように担持されている。8は該シリンダーの後に配置された外針発射バネで 、該シリンダーの後端とこれに対向する筐体壁面との間に作用を及ぼす圧縮コイ ルバネであって、該筐体に対してピストンの針基延長部分5aを押圧固定し、該 シリンダーの後端部を軸線方向前方に付勢する。9は該外針発射バネの作用に抗 して該シリンダーをそれと一体の外針と共に前進位置から後退位置へ予め移動さ せて、該外針発射バネに位置エネルギーを蓄積するための励起手段である。本実 施例における該励起手段の構成は図3に示すように、回動扞の回動運動を蓄勢扞 の往復運動に変換する手段と、該蓄勢扞の往復動の後退行程において圧縮されて 位置エネルギーが蓄積されるバネ手段と、その圧縮された状態を保持する係止爪 手段と、該係止爪手段による係止状態を解除する引金手段とからなる。すなわち 、該回動扞10は該筐体の後端に設けられたピン7aに対して末端が回動自在に 軸着され,先端には操作用のハンドル10aが形成されたもので、該回動扞の側 壁には長手方向に長孔10bが形成されている。該蓄勢扞11は前後方向に所定 距離摺動自在となるように該筐体に対して収容されたもので、該蓄勢扞の後端に は該長孔に遊嵌する突出軸11bが形成されており、該回動扞の回動運動は該蓄 勢扞の往復運動に変換される。そして、該蓄勢扞の先端位置にはその後退行程に おいて該シリンダーの対応する側面突起(図示せず)に対して係合する牽引突起 11aが形成されており、該操作ハンドル10aを筐体上壁面に沿った休止位置 (図2の状態)から上方に開く操作によって、該シリンダーは外針と共に、該外 針発射バネ8の圧縮力に抗して前進位置から後退位置まで後退駆動される。12 は該吸引ポンプの近傍位置に回動自在に軸着された係止爪で、前記励起手段に駆 動されて該外針とシリンダーが後退され、該外針発射バネに位置エネルギーが蓄 積される過程で、該シリンダーに係合してその前進を阻止する。13は該吸引ポ ンプに沿ってそれらの下方位置に前後方向に所定距離摺動自在となるように該筐 体に対して装着された引金手段で、先端部13aと手動操作される後端部13b とを有する。該引金手段は通常、該先端部が前記係止爪12の後端片12aに当 接し、その捩りコイルバネ(図示せず)の作用で後退しきった休止位置に保持さ れている。すなわち、該係止爪は、その回動中心軸12cに装着された該捩りコ イルバネによって、該係止爪の爪先端12bが常に前記シリンダーと係合する方 向に付勢されており、一方、該係止爪の後端片12aは該引金手段の対応する該 先端部13aの移動行程内に係合可能に突出している。
【0007】
【作用】
いま、図2に示す発射状態から、操作用ハンドル10aを筐体上壁面に沿った 回動扞10の休止位置から上方に開き、蓄勢扞11を後退させると、該蓄勢扞に 牽引駆動されて外針3と共にシリンダー4が外針発射バネ8の圧縮力に抗して後 退させられる。そして、それらの内針と外針が所定距離後退させられて後退位置 にまで達すると、該シリンダーに対応する係止爪12の爪先端12bが係合して 、該シリンダーと外針の前進が阻止されて図1に示す蓄勢状態となる。次に、操 作用ハンドル10aを再び元の筐体上壁面に沿った休止位置に戻した後、該二重 針を患者に刺通し、針先が患部又はその近傍位置に達した時点で、外針3を発射 する。すなわち、引金手段13の後端部13bを捩りコイルバネに抗して前進操 作することによって、係止爪12による係止状態を解除する。これにより、外針 は外針発射バネ8の力で所定距離前進し、図2に示す外針発射の状態となる。そ の際、筐体7に固定されているピストン5に対してシリンダー4が前進したこと で、該シリンダー内圧が負圧となり、該負圧状態は図5に拡大して示す内針と外 針との隙間を介して二重針の針先にまで伝達される。
【0008】 本考案は上記のような実施例にのみ限定されるものではない。例えば、図4に 示すように、ピストンとシリンダーとの関係を上記実施例と逆の構成にすること もできる。すなわち、この実施例では、外針に設けられたピストンの方が筐体に 対して摺動自在となっており、シリンダーの方は筐体に対して固定されている。 なお、図4に示す実施例の詳細な説明は、同図において、前記実施例と同様な部 材に同一の符号を附すことで省略した。
【0009】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているから、蓄積された位置エネルギーが解放 される際に、吸引ポンプによって二重針の針先部分に負圧を生じさせることがで きる。これによって、臓器穿刺法の施術容易または検体採取確実性の向上に寄与 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る生検針装置の蓄勢状態を示す一
部省略した側断面図
【図2】 同じく発射状態を示す側断面図
【図3】 励起手段の構成図
【図4】 他の実施例の図1に対応する側断面図
【図5】 二重針の針先部分の拡大側断面図
【符号の説明】
1 二重針 2 内針 3 外針 4 シリンダー 5 ピストン 6 吸引ポンプ 7 筐体 8 外針発射バネ 9 励起手段 10 回動扞 11 蓄勢扞 12 係止爪 13 引金手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に針先が,後端に針基が設けられた中
    実状の内針2と、 同様に,先端に針先が,後端に針基が設けられ,該内針
    と共に二重針1を構成する,該内針の外側に軸線方向に
    摺動自在に被せ入れられた中空状の外針3と、 該内針又は外針のいずれか一方の針基部に対して設けら
    れたピストン5と、他方の針基部に対して設けられたシ
    リンダー4と、 該対応するピストンとシリンダーとからなる吸引ポンプ
    6を収容担持した筐体7とからなる生検針装置におい
    て、 該ピストン又はシリンダーのいずれか一方は該筐体に対
    して固定され、他方は該筐体に対して軸線方向に所定距
    離摺動自在であり、 該他方の摺動自在なピストン又はシリンダーには、それ
    を該筐体に対して後退位置から前進位置まで前進方向に
    駆動するための外針発射バネ8が設けられ、 さらに、該外針発射バネに予め位置エネルギーを蓄積さ
    せるための励起手段9が該筐体に対して設けられたこと
    を特徴とする生検針装置。
JP3233193U 1993-05-25 1993-05-25 生検針装置 Pending JPH0683006U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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