JPH0682835U - トランス - Google Patents

トランス

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JPH0682835U
JPH0682835U JP2329993U JP2329993U JPH0682835U JP H0682835 U JPH0682835 U JP H0682835U JP 2329993 U JP2329993 U JP 2329993U JP 2329993 U JP2329993 U JP 2329993U JP H0682835 U JPH0682835 U JP H0682835U
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JP
Japan
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coil
secondary coil
primary coil
transformer
terminal
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Pending
Application number
JP2329993U
Other languages
English (en)
Inventor
隆男 菅野
賢治 安彦
宗男 千葉
Original Assignee
株式会社日立水沢エレクトロニクス
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高効率、高信頼性で安全性の高いトランスを
提供する。 【構成】 一次コイル2の両サイドに一対の分離用絶縁
フランジ5,6を設け、この絶縁フランジ5,6と、ボ
ビン1両端に設けた絶縁フランジ9,10との間に、二
次コイルを巻装し、一次コイル2の両サイドの絶縁フラ
ンジ5,6と二次コイルの外側の両端の絶縁フランジ
9,10に設けてあるコイル接続端子にコイルを接続し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトランスに係り、特に液晶デイスプレイのバツクライト光源用陰極管 点灯のインバータ電源に使用されるトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワープロ、パソコン等に使用される液晶デイスプレイユニツトは大型化、高画 質化が進んで来ており、これに使用するバツクライトユニツトは大型化と同時に 高輝度化が要求されている。
【0003】 これに対応すべく、インバータ電源の高電圧出力化、高出力化に対してトラン スの高電圧出力化、高出力化と共に高効率化、高信頼性化、安全性の向上を図る 必要がある。
【0004】 図5に示す従来の分割巻きボビン25では、絶縁フランジ28で二次コイル巻 溝と分離された溝に一次コイル26を巻装し、一次コイル26のリード線は、ボ ビン25の端に設けてある一次コイル接続端子32,33,34,35,36に からげて接続される。
【0005】 二次コイル27は、もう一方のボビンの端に設けてある二次コイル接続端子3 8に、二次コイル27の巻き始めリード線をからげ接続し、一次コイル26と絶 縁フランジ28で分離され、分割フランジ29で3〜4に分割されている溝に順 に巻装され、巻き終わりは、分割フランジ29に設けてある凹部あるいは突起を 通して引き戻しリード線39を巻始めリード線を接続してある二次コイル接続端 子38と同一のボビン端に設けてある二次コイル接続端子37に接続してある。 なお、30,31はボビン25の両端に設けた絶縁フランジである。
【0006】 また、図6に示すように、従来のトランスでは、安全対策として異常温度上昇 を感知するためにコア40a,40bに温度ヒユーズ41を装着していた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
二次出力電圧を高くし、出力を大きくするためには、二次コイルの巻数を増し 、線材を太くしなければならず、従つて二次コイルの巻装容積が増加する。
【0008】 図5、図6に示す従来の分割巻き構造のトランスでは、二次コイル27の巻装 容積を増し、また耐圧の点から分割数を多くしなければならないので、二次コイ ル27は長くなる。
【0009】 その結果、一次コイル26と二次コイル27間の磁気結合が弱くなり、リーケ ージインダクタンスが大きくなり、効率低下の要因となる。さらには二次コイル 引き戻しリード線39と二次コイル27の巻き始め部分との間の電位差が高くな り、放電の潜在可能性を増大させ、信頼性の低下の要因となる。
【0010】 また、コイルの短絡等によるトランスの温度上昇の安全対策のために、コア4 0a,40bに温度ヒユーズ41を装着して、コア40a,40bの温度を感知 し、電流の入力通路を破断する構成をとつているので、コイルの短絡からコア4 0a,40bの温度上昇、温度ヒユーズ41の破断まで時間遅れがあり、発煙、 発火に至る恐れがあり、安全対策としては問題がある。
【0011】 本考案の目的は、これらの問題を解消し、高効率、高信頼性で安全性の高いト ランスを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案では、コイルは分割巻きで、一次コイルの両サイドに二次コイル−I、 二次コイル−IIをそれぞれ巻く構造にして、コイル接続端子は一次コイルと二 次コイルを分離する一次コイルの両サイドのフランジとボビンの両端に設けて、 一次コイルのリード線は一次コイルの両サイドのフランジの端より取り出し、二 次コイル−Iのリード線はボビンの一方の端の端子と一次コイルと二次コイル− Iを分離するフランジの端子より引き出し、二次コイル−IIのリード線はボビ ンの他方の端の端子と一次コイルと二次コイル−IIを分離するフランジの端子 から引き出す。
【0013】
【作用】
二次コイル−Iと二次コイル−IIを外付けのリード線あるいはトランスを基 板に搭載した時、基板の導体パターンで直列あるいは並列接続することによつて 二次出力が取り出され、一次コイルと二次コイル間の磁気結合を上げ、リーケー ジインダクタンスの低減が可能となる。
【0014】 さらに、二次コイルの巻き終わりのリード線に引き戻し線がなくなるので高電 位差が生ぜず、放電の要因をなくすことができる。
【0015】 また、温度ヒユーズ等の感温素子を一次コイルに直接装着することによつて、 トランスの温度感知の即応性が改善でき、安全性の向上が可能である。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面によつて説明する。
【0017】 図1は一次コイル2、二次コイル−I3、二次コイル−II4を巻いた分割ボ ビンを上方から見た斜視図である。
【0018】 図2は下方から見た斜視図である。
【0019】 一次コイル2は、絶縁フランジ5,6に設けてある一次コイル接続端子12, 13,14,15,16にリード線を接続して引き出す。二次コイル−I3は、 絶縁フランジ9に設けてある二次コイル−I接続端子17と絶縁フランジ5に設 けてある二次コイル−I接続端子19にリード線を接続して引き出す。
【0020】 同様に、二次コイル−II4は、絶縁フランジ10に設けてある二次コイル− II接続端子21と絶縁フランジ6に設けてある二次コイル−II接続端子20 にリード線を接続して引き出す。1はボビン、7,8は二次コイルを分割する分 割フランジ、11は端子、11aは端子11の他端、13aは端子13の他端、 14aは端子14の他端、16aは端子16の他端、18は二次コイル−I接続 端子、22は二次コイル−II接続端子である。
【0021】 なお、コイルのリード線の接続は例として接続端子を指定して説明しているが 、各コイル接続端子の設定はコイル巻装、基板パターン設計等を考慮して任意に できる。
【0022】 図3はトランスの上方よりの斜視図を示しており、図4は下方よりの斜視図を 示す。
【0023】 外付けのリード線あるいはトランスを基板に搭載時、基板に設けてあるパター ンで、二次コイル−I接続端子19と二次コイル−II接続端子20を接続する ことにより、二次コイル−I3と二次コイル−II4は直列接続になり、二次コ イル−I接続端子17と二次コイル−II接続端子21より二次出力が取り出せ る。
【0024】 二次コイル−I接続端子17と二次コイル−II接続端子21、二次コイル− I接続端子19と二次コイル−II接続端子20とを接続すれば、二次コイル− I3と二次コイル−II4は並列接続になり、コイル接続端子17(21)とコ イル接続端子19(20)間より二次出力が取り出される。
【0025】 二次コイル−I3と二次コイル−II4を直列あるいは並列接続しなければ、 2つの二次出力が取り出せる。
【0026】 温度ヒユーズ24は入力回路に利用する端子11の他端11aと一次コイル2 の入力端子である一次コイル接続端子14の他端14aに接続し、一次コイル2 に密着して取り付けてある。
【0027】 温度ヒユーズ24は一次コイル2の下方に取り付けてもよく、接続端子はコイ ル接続端子の場合と同様に任意に設定される。
【0028】 温度ヒユーズ24の代わりに、他の感温素子の利用も可能である。この場合は 回路の変更を必要とする。また、ボビン1に接続端子を設けないで、リード線で 取り付けることはもちろん可能である。23a,23bはコアである。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、分割巻きで一次コイルの両サイドに二 次コイルを巻く構造にすることにより、一次コイルと二次コイル間の磁気結合を 上げることができ、リーケージインダクタンスの低減が図られる。
【0030】 また、一次コイルと二次コイルを分離する絶縁フランジにコイル接続端子を設 けることによつて、二次コイル巻き終わりの引き戻しリード線をなくし、放電発 生の要因を削除でき、高信頼性化が図られる。
【0031】 また、温度ヒユーズ等の感温素子を一次コイルに直接取り付けることにより、 異常時のトランスの温度上昇の感知即応性が改善され、安全性の向上が可能とな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るトランスにおけるコイル
を巻装した分割ボビンの上方からの斜視図である。
【図2】本考案の実施例に係るトランスにおけるコイル
を巻装した分割ボビンの下方からの斜視図である。
【図3】本考案の実施例に係るトランスの上方からの斜
視図である。
【図4】本考案の実施例に係るトランスの下方からの斜
視図である。
【図5】従来例に係るトランスにおけるコイルを巻装し
た分割ボビンの下方からの斜視図である。
【図6】従来例に係るトランスの上方からの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ボビン 2 一次コイル 3 二次コイル−I 4 二次コイル−II 5,6 絶縁フランジ 9,10 絶縁フランジ 11 端子 12,13,14,15,16 一次コイル接続端子 17,18,19 二次コイル−I接続端子 20,21,22 二次コイル−II接続端子

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次コイルの両サイドに一対の分離用絶
    縁フランジを設け、この絶縁フランジと、ボビン両端に
    設けた絶縁フランジとの間に、二次コイル−I、二次コ
    イル−IIを巻装し、一次コイルの両サイドの絶縁フラ
    ンジと二次コイルの外側の両端の絶縁フランジに設けて
    あるコイル接続端子にコイルを接続したことを特徴とす
    るトランス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、二次出力を独立
    して2つ取り出すか、あるいは二次コイル−Iと二次コ
    イル−IIをリード線または基板パターンで直列あるい
    は並列に接続して二次出力を取り出すようにしたことを
    特徴とするトランス。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、温度ヒユーズ等
    の感温素子を直接一次コイルに取り付けたことを特徴と
    するトランス。
JP2329993U 1993-05-06 1993-05-06 トランス Pending JPH0682835U (ja)

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JP2329993U JPH0682835U (ja) 1993-05-06 1993-05-06 トランス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005167110A (ja) * 2003-01-21 2005-06-23 Kazuo Kono 巻線型トランス及びこの巻線型トランスを使用した電源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005167110A (ja) * 2003-01-21 2005-06-23 Kazuo Kono 巻線型トランス及びこの巻線型トランスを使用した電源装置
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