JPH068282Y2 - 発動発電機の周波数切換装置 - Google Patents
発動発電機の周波数切換装置Info
- Publication number
- JPH068282Y2 JPH068282Y2 JP1389286U JP1389286U JPH068282Y2 JP H068282 Y2 JPH068282 Y2 JP H068282Y2 JP 1389286 U JP1389286 U JP 1389286U JP 1389286 U JP1389286 U JP 1389286U JP H068282 Y2 JPH068282 Y2 JP H068282Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- governor
- speed control
- adjusting
- stopper surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、仕様する地域に合せて周波数を例えば50Hz
と60Hzに選択的に切り換えることのできる発動発電機
の周波数切換装置に関する。
と60Hzに選択的に切り換えることのできる発動発電機
の周波数切換装置に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種の発動発電機では、使用する地域(例え
ば50Hz地域と、60Hz地域)などに合せて、エンジン
回転数を例えば3000rpmと3600rpmに選択的に切
り換えることができるようにしたものがある。
ば50Hz地域と、60Hz地域)などに合せて、エンジン
回転数を例えば3000rpmと3600rpmに選択的に切
り換えることができるようにしたものがある。
例えば実開昭58−108245号公報には、操作レバ
ーを設定角度回動させることにより、この操作レバーに
連設されたガバナスプリングのガバナレバーに対する付
勢力を可変させて、エンジンの回転数を所定に切換える
ようにした周波数切換装置が開示されている。
ーを設定角度回動させることにより、この操作レバーに
連設されたガバナスプリングのガバナレバーに対する付
勢力を可変させて、エンジンの回転数を所定に切換える
ようにした周波数切換装置が開示されている。
しかし、この先行技術に示された操作レバーの回動角を
調整する50Hz用調整部材と60Hz用調整部材とが、上
記操作レバーを挟んで互いに対向されているため、各周
波数に対応する回転数の調整を各々別の方向から行わな
ければならず周波数切換装置の組付け場所によっては、
調整作業が困難を極めてしまうという問題がある。
調整する50Hz用調整部材と60Hz用調整部材とが、上
記操作レバーを挟んで互いに対向されているため、各周
波数に対応する回転数の調整を各々別の方向から行わな
ければならず周波数切換装置の組付け場所によっては、
調整作業が困難を極めてしまうという問題がある。
これに対処するに、例えば実開昭60−127439号
公報では、50Hz用調整部材と60Hz用調整部材とをブ
ラケットに同一方向から螺入しておき、この各調整部材
に操作レバーに形成されたストッパ面を掛止させて、上
記操作レバーの回動角を規制する技術が開示されてい
る。
公報では、50Hz用調整部材と60Hz用調整部材とをブ
ラケットに同一方向から螺入しておき、この各調整部材
に操作レバーに形成されたストッパ面を掛止させて、上
記操作レバーの回動角を規制する技術が開示されてい
る。
しかし、この先行技術では各調整部材によって、各設定
周波数を微調整するとき、誤って他方の調整部材を回転
させてしまう可能性があり、これを防止するため、調整
作業の際に遂一確認しなければならず、調整作業を円滑
に行うことが困難である。
周波数を微調整するとき、誤って他方の調整部材を回転
させてしまう可能性があり、これを防止するため、調整
作業の際に遂一確認しなければならず、調整作業を円滑
に行うことが困難である。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、各周波数
を設定する際の調整が容易に行え、しかも他方の調整部
材を誤って動かしてしまうことのない発動発電機の周波
数切換装置を提供することを目的としている。
を設定する際の調整が容易に行え、しかも他方の調整部
材を誤って動かしてしまうことのない発動発電機の周波
数切換装置を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案による発動発電機の周波数切換装置は、固設され
たコントロールブラケットに、ガバナレバーにガバナス
プリングを介して連設するスピードコントロールレバー
を枢支し、このスピードコントロールレバーの上記ガバ
ナレバーの付勢力を受けて回動する方向にストッパ面を
形成し,このストッパ面に上記コントロールブラケット
に支持されて上記スピードコントロールレバーの回動を
規制する第一の調整部材を対設し、また上記コントロー
ルブラケットに上記ストッパ面の方向へ回動自在な操作
レバーを枢支し、この操作レバーに,上記ストッパ面を
上記第一の調整部材と同方向から上記第一の調整部材よ
りも上記スピードコントロールレバーを大きな回動角で
押圧支持する第二の調整部材を設けたものである。
たコントロールブラケットに、ガバナレバーにガバナス
プリングを介して連設するスピードコントロールレバー
を枢支し、このスピードコントロールレバーの上記ガバ
ナレバーの付勢力を受けて回動する方向にストッパ面を
形成し,このストッパ面に上記コントロールブラケット
に支持されて上記スピードコントロールレバーの回動を
規制する第一の調整部材を対設し、また上記コントロー
ルブラケットに上記ストッパ面の方向へ回動自在な操作
レバーを枢支し、この操作レバーに,上記ストッパ面を
上記第一の調整部材と同方向から上記第一の調整部材よ
りも上記スピードコントロールレバーを大きな回動角で
押圧支持する第二の調整部材を設けたものである。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図面は本考案の一実施例に係り、第1図は50Hz使用時
の周波数切換装置の正面図、第2図は60Hz使用時の周
波数切換装置の正面図、第3図は第2図のIII−III断面
図、第4図は周波数切換装置の要部側面図、第5図は発
動発電機の斜視図である。
の周波数切換装置の正面図、第2図は60Hz使用時の周
波数切換装置の正面図、第3図は第2図のIII−III断面
図、第4図は周波数切換装置の要部側面図、第5図は発
動発電機の斜視図である。
これらの図において、符号1は発動発電機であり、この
発動発電機1に組込まれたエンジン本体2などの周囲が
防音ケース3に囲繞されている。
発動発電機1に組込まれたエンジン本体2などの周囲が
防音ケース3に囲繞されている。
また、上記エンジン本体2の側面にボス2aが突設さ
れ、このボス2aにコントロールブラケット5がボルト
5によって固設されている。このコントロールブラケッ
ト4にピン6が突設され、このピン6にスピードコント
ロールレバー7、カム本体8のプレート部8a、操作レ
バー9のレバー本体9aが各々回動自在に枢支されてい
る。
れ、このボス2aにコントロールブラケット5がボルト
5によって固設されている。このコントロールブラケッ
ト4にピン6が突設され、このピン6にスピードコント
ロールレバー7、カム本体8のプレート部8a、操作レ
バー9のレバー本体9aが各々回動自在に枢支されてい
る。
上記スピードコントロールレバー7の一端にストッパ面
7aが曲げ形成され、このストッパ面7aの反時計回り
方向に第一の調整部材の一例であるアジャストスクリュ
10aが対設されており、このアジャストスクリュ10
aが上記コントロールブラケット4に曲げ形成された受
け部4aに螺入され、圧縮スプリング11によって緩み
止めされている。
7aが曲げ形成され、このストッパ面7aの反時計回り
方向に第一の調整部材の一例であるアジャストスクリュ
10aが対設されており、このアジャストスクリュ10
aが上記コントロールブラケット4に曲げ形成された受
け部4aに螺入され、圧縮スプリング11によって緩み
止めされている。
また、上記スピードコントロールレバー7の他端にガバ
ナスプリング12を介してガバナレバー13が連設され
ている。このガバナレバー13の基端が、上記エンジン
本体2に枢支されたガバナシャフト14にボルト15に
よって固設されている。また、上記ガバナレバー13の
先端にガバナロッド16が掛止され、このガバナロッド
16の他端が上記エンジン本体2に固設されたキャブレ
タ17のスロツトルシャフト17aにスロットルレバー
17bを介して連設されている。
ナスプリング12を介してガバナレバー13が連設され
ている。このガバナレバー13の基端が、上記エンジン
本体2に枢支されたガバナシャフト14にボルト15に
よって固設されている。また、上記ガバナレバー13の
先端にガバナロッド16が掛止され、このガバナロッド
16の他端が上記エンジン本体2に固設されたキャブレ
タ17のスロツトルシャフト17aにスロットルレバー
17bを介して連設されている。
一方、上記カム本体8に突部8bが形成され、この突部
8bが上記レバー本体9aに形成された切欠き部9bに
係入されて、回動方向の移動が規制されている。さら
に、このカム本体8のカム面8cに、上記コントロール
ブラケット4に固設された電圧回路切換スイッチ18の
ブレーカ回路切換スイッチ18aと電圧調整回路切換ス
イッチ18bに各々設けられたスイッチ動作部18c,
18dが対設されている。
8bが上記レバー本体9aに形成された切欠き部9bに
係入されて、回動方向の移動が規制されている。さら
に、このカム本体8のカム面8cに、上記コントロール
ブラケット4に固設された電圧回路切換スイッチ18の
ブレーカ回路切換スイッチ18aと電圧調整回路切換ス
イッチ18bに各々設けられたスイッチ動作部18c,
18dが対設されている。
なお、このスイッチ動作部18c,18dを上記カム面
8cにより進退させることで、各スイッチ18a,18
bがブレーカ回路と電圧調整器回路を設定周波数に合せ
て切り換え接続する。
8cにより進退させることで、各スイッチ18a,18
bがブレーカ回路と電圧調整器回路を設定周波数に合せ
て切り換え接続する。
また、上記操作レバー9のレバー本体9aの一側にブラ
ケット部9cが曲げ形成されており、このブラケット部
9cに上記スピードコントロールレバー7のストッパ面
7aを時計回り方向へ押圧する第二の調整部材の一例で
あるアジャストスクリュ10bが螺入され、圧縮スプリ
ング11によって緩み止めされている。
ケット部9cが曲げ形成されており、このブラケット部
9cに上記スピードコントロールレバー7のストッパ面
7aを時計回り方向へ押圧する第二の調整部材の一例で
あるアジャストスクリュ10bが螺入され、圧縮スプリ
ング11によって緩み止めされている。
さらに、上記レバー本体9aに形成されたレバー部9d
の先端が、上記コントロールブラケット4の一側に切り
欠き形成されたガイド面4bをオーバハングしてコ字状
に曲げ形成されている。なお、このガイド面4bは上記
ピン6を中心とした曲率半径で形成されており、その両
側にストッパ面4cが形成されている。また、このレバ
ー部9dの先端にフリップフロップスプリング19の一
端が掛止され、このフリップフロップスプリング19の
他端が、上記コントロールブラケット4に立設されたピ
ン6をトラバースして、このコントロールブラケット4
の側端部に形成されたV字状の切込み部4dに掛止され
ている。
の先端が、上記コントロールブラケット4の一側に切り
欠き形成されたガイド面4bをオーバハングしてコ字状
に曲げ形成されている。なお、このガイド面4bは上記
ピン6を中心とした曲率半径で形成されており、その両
側にストッパ面4cが形成されている。また、このレバ
ー部9dの先端にフリップフロップスプリング19の一
端が掛止され、このフリップフロップスプリング19の
他端が、上記コントロールブラケット4に立設されたピ
ン6をトラバースして、このコントロールブラケット4
の側端部に形成されたV字状の切込み部4dに掛止され
ている。
さらに、上記操作レバー9のレバー部9dの先端に操作
ノブ9eの基部が装着されている。この操作ノブ9eの
基部に段部9fが形成されており、この段部9fが上記
フリップフロップスプリング19の付勢力により、上記
ガイド面4bおよびその側縁に押接されている。
ノブ9eの基部が装着されている。この操作ノブ9eの
基部に段部9fが形成されており、この段部9fが上記
フリップフロップスプリング19の付勢力により、上記
ガイド面4bおよびその側縁に押接されている。
また、上記操作ノブ9eの中途に遮蔽板9gが一体形成
されている。この遮蔽板9gは上記操作ノブ9eの下面
からL字状に側方へ延出されている。第2図に示すよう
に、上記操作レバー9が時計回り方向へ回動して上記操
作ノブ9eの側面が上記コントロールブラケット4のガ
イド面4bの一側に形成されたストッパ面4cに掛止さ
れると、上記遮蔽板9gの先端面9hが上記コントロー
ルブラケット4の受け部4aに螺入されているアジャス
トスクリュ10aのねじ頭10cの前方、すなわち、ド
ライバなどの調整具挿入方向に対設されるようになって
いる。
されている。この遮蔽板9gは上記操作ノブ9eの下面
からL字状に側方へ延出されている。第2図に示すよう
に、上記操作レバー9が時計回り方向へ回動して上記操
作ノブ9eの側面が上記コントロールブラケット4のガ
イド面4bの一側に形成されたストッパ面4cに掛止さ
れると、上記遮蔽板9gの先端面9hが上記コントロー
ルブラケット4の受け部4aに螺入されているアジャス
トスクリュ10aのねじ頭10cの前方、すなわち、ド
ライバなどの調整具挿入方向に対設されるようになって
いる。
なお、上記操作レバー9が第2図の状態になると、上記
操作レバー9のレバー本体9aに形成されたブラケット
部9cに螺入されているアジャストスクリュ10bが上
記スピードコントロールレバー7を時計回り方向へ押圧
し、エンジン回転数を例えば60Hz時3600rpmに設
定する。
操作レバー9のレバー本体9aに形成されたブラケット
部9cに螺入されているアジャストスクリュ10bが上
記スピードコントロールレバー7を時計回り方向へ押圧
し、エンジン回転数を例えば60Hz時3600rpmに設
定する。
また、上記操作レバー9が第1図の状態になると、上記
操作ノブ9eの側面が上記ガイド面4bの上側のストッ
パ面4cに掛止されて回動が規制され、一方、上記スピ
ードコントロールレバー7が上記コントロールブラケッ
ト4の受け部4aに螺入されたアジャストスクリュ10
aに掛止され、エンジン回転数が例えば50Hz時300
0rpmに設定される。
操作ノブ9eの側面が上記ガイド面4bの上側のストッ
パ面4cに掛止されて回動が規制され、一方、上記スピ
ードコントロールレバー7が上記コントロールブラケッ
ト4の受け部4aに螺入されたアジャストスクリュ10
aに掛止され、エンジン回転数が例えば50Hz時300
0rpmに設定される。
また、上記操作ノブ9eの先端につまみ9iが装着され
ている。このつまみ9iが前記防音ケース3の一側に穿
設されたスリット3aから突出されており、さらに、こ
のスリット3aの隣りに、上記アジャストスクリュ10
a,10bのねじ頭10c,10dを露呈する調整用窓
3bが穿設されている。この調整用窓3bから調整具で
あるドライバを挿入して、上記アジャストスクリュ10
a,10bのねじ頭10c,10dを回転させてエンジ
ン回転数を調整する。
ている。このつまみ9iが前記防音ケース3の一側に穿
設されたスリット3aから突出されており、さらに、こ
のスリット3aの隣りに、上記アジャストスクリュ10
a,10bのねじ頭10c,10dを露呈する調整用窓
3bが穿設されている。この調整用窓3bから調整具で
あるドライバを挿入して、上記アジャストスクリュ10
a,10bのねじ頭10c,10dを回転させてエンジ
ン回転数を調整する。
次に、上記構成による周波数切換装置の動作について説
明する。
明する。
第1図に示すように操作レバー9を図の反時計回り方向
へ回動させると、この操作レバー9の操作ノブ9eの側
面がコントロールブラケット4のガイド面4bの一側に
形成されたストッパ面4cに掛止されて回動が規制され
るとともに、この位置が上記操作レバー9のレバー部9
dに一端を掛止するフリップフロップスプリング19に
よって固定される。
へ回動させると、この操作レバー9の操作ノブ9eの側
面がコントロールブラケット4のガイド面4bの一側に
形成されたストッパ面4cに掛止されて回動が規制され
るとともに、この位置が上記操作レバー9のレバー部9
dに一端を掛止するフリップフロップスプリング19に
よって固定される。
この状態でエンジンを始動すると、図示しないガバナス
リーブがエンジン回転数の上昇に伴いガバナシャフト1
4を図の反時計回り方向へ付勢し、このガバナシャフト
14に連設されているガバナレバー13を同方向へ回動
させる。
リーブがエンジン回転数の上昇に伴いガバナシャフト1
4を図の反時計回り方向へ付勢し、このガバナシャフト
14に連設されているガバナレバー13を同方向へ回動
させる。
すると、このガバナレバー13に一端を掛止するガバナ
スプリング12が引かれ、このガバナスプリング12に
連設するスピードコントロールレバー7が反時計回り方
向へ回動し、このスピードコントロールレバー7の他端
に形成されたストッパ面7aがコントロールブラケット
4に形成された受け部4aに螺入されているアジャスト
スクリュ10aに掛止されて回動が規制される。
スプリング12が引かれ、このガバナスプリング12に
連設するスピードコントロールレバー7が反時計回り方
向へ回動し、このスピードコントロールレバー7の他端
に形成されたストッパ面7aがコントロールブラケット
4に形成された受け部4aに螺入されているアジャスト
スクリュ10aに掛止されて回動が規制される。
そして、エンジン回転数がさらに上昇すると、上記ガバ
ナスリーブが上記ガバナレバー13を上記ガバナスプリ
ング12の付勢力に抗して反時計回り方向へ回動させ、
上記ガバナスリーブとガバナスプリング12の付勢力が
釣り合った位置で停止する。その結果、このガバナレバ
ー13にガバナロッド16、スロツトルレバー17b、
スロツトルシャフト17aを介して連結されているスロ
ツトルバルブ(図示せず)の開度が50Hz時においてエ
ンジンの回転が3000rpmになるように制御され
る。
ナスリーブが上記ガバナレバー13を上記ガバナスプリ
ング12の付勢力に抗して反時計回り方向へ回動させ、
上記ガバナスリーブとガバナスプリング12の付勢力が
釣り合った位置で停止する。その結果、このガバナレバ
ー13にガバナロッド16、スロツトルレバー17b、
スロツトルシャフト17aを介して連結されているスロ
ツトルバルブ(図示せず)の開度が50Hz時においてエ
ンジンの回転が3000rpmになるように制御され
る。
また、この50Hz時のエンジンの回転数を調整する場
合、防音ケース3の一側に穿設されている調整用窓3b
からドライバを挿入し、このドライバの先端を上記調整
用窓3bに露呈されているアジャストスクリュ10aの
ねじ頭10cに係合させ、このアジャストスクリュ10
aを回転させて、このアジャストスクリュ10aの進退
動により、上記スピードコントロールレバー7の回動角
を調整する。このとき、上記調整用窓3bにはアジャス
トスクリュ10aのみが露呈されているので他方のアジ
ャストスクリュ10bを誤調整してしまうことはない。
合、防音ケース3の一側に穿設されている調整用窓3b
からドライバを挿入し、このドライバの先端を上記調整
用窓3bに露呈されているアジャストスクリュ10aの
ねじ頭10cに係合させ、このアジャストスクリュ10
aを回転させて、このアジャストスクリュ10aの進退
動により、上記スピードコントロールレバー7の回動角
を調整する。このとき、上記調整用窓3bにはアジャス
トスクリュ10aのみが露呈されているので他方のアジ
ャストスクリュ10bを誤調整してしまうことはない。
一方、周波数を例えば60Hzに切り換える場合は、上記
操作レバー9の操作ノブ9eに取り付けられたつまみ9
iを把持し、上記操作レバー9をピン6を中心に時計回
り方向へ回動させる。すると、上記操作レバー9に連設
された操作ノブ9eの段部9fが上記コントロールブラ
ケット4に切り欠き形成されたガイド面4bに沿って摺
動される。そして、上記操作ノブ9eの側面が上記ガイ
ド面4bの他端に形成されたストッパ面4cに掛止され
て上記操作レバー9の回動が規制され、フリップフロッ
プスプリング19の付勢力によってこの状態が固定され
る。
操作レバー9の操作ノブ9eに取り付けられたつまみ9
iを把持し、上記操作レバー9をピン6を中心に時計回
り方向へ回動させる。すると、上記操作レバー9に連設
された操作ノブ9eの段部9fが上記コントロールブラ
ケット4に切り欠き形成されたガイド面4bに沿って摺
動される。そして、上記操作ノブ9eの側面が上記ガイ
ド面4bの他端に形成されたストッパ面4cに掛止され
て上記操作レバー9の回動が規制され、フリップフロッ
プスプリング19の付勢力によってこの状態が固定され
る。
上記操作レバー9が回動する間、この操作レバー9のブ
ラケット部9cに螺装されたアジャストスクリュ10b
がスピードコントロールレバー7のストッパ面7aを押
圧する。このスピードコントロールレバー7が上記アジ
ャストスクリュ10bの押圧力を受けて時計回り方向へ
回動し、上記スピードコントロールレバー7にガバナス
プリング12を介して連設されたガバナレバー13が時
計回り方向へやや回動し、エンジンの回転数が3600
rpmに設定される(第2図の状態)。
ラケット部9cに螺装されたアジャストスクリュ10b
がスピードコントロールレバー7のストッパ面7aを押
圧する。このスピードコントロールレバー7が上記アジ
ャストスクリュ10bの押圧力を受けて時計回り方向へ
回動し、上記スピードコントロールレバー7にガバナス
プリング12を介して連設されたガバナレバー13が時
計回り方向へやや回動し、エンジンの回転数が3600
rpmに設定される(第2図の状態)。
また、上記操作レバー9が第2図の状態になると、上記
操作ノブ9eに一体形成されている遮蔽板9gの先端面
9hが上記コントロールブラケット4の受け部4aに螺
入されているアジャストスクリュ10aのねじ頭10c
と上記防音ケース3に穿設された調整用窓3bとの間に
介在され、上記ねじ頭10cが隠される。よって、上記
調整用窓3bからは、上記操作レバー9のブラケット部
9cに螺入されているアジャストスクリュ10bのねじ
頭10dのみが露呈されるので、60Hz時のエンジン回
転数を、上記50Hz時と同様の手段で調整する場合、上
記アジャストスクリュ10a側を誤って回転させてしま
うことがない。
操作ノブ9eに一体形成されている遮蔽板9gの先端面
9hが上記コントロールブラケット4の受け部4aに螺
入されているアジャストスクリュ10aのねじ頭10c
と上記防音ケース3に穿設された調整用窓3bとの間に
介在され、上記ねじ頭10cが隠される。よって、上記
調整用窓3bからは、上記操作レバー9のブラケット部
9cに螺入されているアジャストスクリュ10bのねじ
頭10dのみが露呈されるので、60Hz時のエンジン回
転数を、上記50Hz時と同様の手段で調整する場合、上
記アジャストスクリュ10a側を誤って回転させてしま
うことがない。
また、上記操作レバー9が60Hzにセットされると、こ
の操作レバー9に係合されているカム本体8のカム面1
8cがブレーカ回路切換スイッチ18aと電圧調整器回
路切換スイッチ18bの各スイッチ動作部18c,18
dを押圧し、ブレーカ回路と電圧調整器回路とを60Hz
時の定格電圧回路に切り換える。
の操作レバー9に係合されているカム本体8のカム面1
8cがブレーカ回路切換スイッチ18aと電圧調整器回
路切換スイッチ18bの各スイッチ動作部18c,18
dを押圧し、ブレーカ回路と電圧調整器回路とを60Hz
時の定格電圧回路に切り換える。
なお、本考案による周波数切換装置は上記実施例に限る
ものではなく、例えば遮蔽板がレバー本体9aに形成さ
れていてもよい。
ものではなく、例えば遮蔽板がレバー本体9aに形成さ
れていてもよい。
[考案の効果] 以上、説明したように本考案によれば、第二の調整部材
がスピードコントロールレバーのストッパ面を押圧支持
するとき、第一の調整部材の調整具挿入方向が、操作レ
バーに設けた遮蔽板にて遮蔽されるので、各調整部材を
操作して各設定周波数領域のエンジン回転数を調整する
場合、他方の調整部材を誤って動かしてしまうことがな
く、また、従来の如き確認作業が不要になり、作業効率
が向上する。
がスピードコントロールレバーのストッパ面を押圧支持
するとき、第一の調整部材の調整具挿入方向が、操作レ
バーに設けた遮蔽板にて遮蔽されるので、各調整部材を
操作して各設定周波数領域のエンジン回転数を調整する
場合、他方の調整部材を誤って動かしてしまうことがな
く、また、従来の如き確認作業が不要になり、作業効率
が向上する。
さらに、各調整部材が同一方向に指向されているので、
各回転領域の調整作業を同一側から行うことができ、作
業性がよい。
各回転領域の調整作業を同一側から行うことができ、作
業性がよい。
図面は本考案の一実施例に係り、第1図は50Hz使用時
の周波数切換装置の正面図、第2図は60Hz使用時の周
波数切換装置の正面図、第3図は第2図のIII−III断面
図、第4図は周波数切換装置の要部側面図、第5図は発
動発電機の斜視図である。 1…発動発電機、4…コントロールブラケット、7…ス
ピードコントロールレバー、7a…ストッパ面、9…操
作レバー、9g…遮蔽板、10a,10b…調整部材
(アジャストスクリュ)、12…ガバナスプリング、1
3…ガバナレバー。
の周波数切換装置の正面図、第2図は60Hz使用時の周
波数切換装置の正面図、第3図は第2図のIII−III断面
図、第4図は周波数切換装置の要部側面図、第5図は発
動発電機の斜視図である。 1…発動発電機、4…コントロールブラケット、7…ス
ピードコントロールレバー、7a…ストッパ面、9…操
作レバー、9g…遮蔽板、10a,10b…調整部材
(アジャストスクリュ)、12…ガバナスプリング、1
3…ガバナレバー。
Claims (1)
- 【請求項1】固設されたコントロールブラケットに、ガ
バナレバーにガバナスプリングを介して連設するスピー
ドコントロールレバーを枢支し、 このスピードコントロールレバーの上記ガバナレバーの
付勢力を受けて回動する方向にストッパ面を形成し, このストッパ面に上記コントロールブラケットに支持さ
れて上記スピードコントロールレバーの回動を規制する
第一の調整部材を対設し、 また上記コントロールブラケットに上記ストッパ面の方
向へ回動自在な操作レバーを枢支し、 この操作レバーに,上記ストッパ面を上記第一の調整部
材と同方向から上記第一の調整部材よりも上記スピード
コントロールレバーを大きな回動角で押圧支持する第二
の調整部材を設けた発動発電機の周波数切換装置におい
て、 前記第二の調整部材が前記スピードコントロールレバー
のストッパ面を押圧支持するとき、同方向に指向する前
記第一の調整部材の調整具挿入方向を遮蔽する遮蔽板を
前記操作レバーに設けたことを特徴とする発動発電機の
周波数切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1389286U JPH068282Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 発動発電機の周波数切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1389286U JPH068282Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 発動発電機の周波数切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126533U JPS62126533U (ja) | 1987-08-11 |
JPH068282Y2 true JPH068282Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=30803375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1389286U Expired - Lifetime JPH068282Y2 (ja) | 1986-01-31 | 1986-01-31 | 発動発電機の周波数切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068282Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-01-31 JP JP1389286U patent/JPH068282Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62126533U (ja) | 1987-08-11 |
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