JPH0682827U - ガス絶縁変圧器 - Google Patents

ガス絶縁変圧器

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JPH0682827U
JPH0682827U JP2298693U JP2298693U JPH0682827U JP H0682827 U JPH0682827 U JP H0682827U JP 2298693 U JP2298693 U JP 2298693U JP 2298693 U JP2298693 U JP 2298693U JP H0682827 U JPH0682827 U JP H0682827U
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JP
Japan
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adsorbent
container
cooling liquid
gas
water
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Application number
JP2298693U
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English (en)
Inventor
克徳 宮城
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着剤の交換時期の判定が容易にできるセミ
プール式ガス絶縁変圧器の水分除去装置の提供 【構成】 吸着剤14の充填容器9に吸着剤14を投入
し、吸着剤の交換時期を吸着剤が水分を吸着して浮上す
る量を目印26を付した透明円筒25により判定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はガス絶縁変圧器に関し、特にセミプール式ガス変圧器における冷却液 中の水分除去に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市部に設置される高圧大容量変圧器は、防災上の見地からガス絶縁変圧器が 採用されることが多いが、冷却特性を改善してさらに小形軽量化をはかるために セミプール式ガス絶縁変圧器が採用される傾向にある。
【0003】 図4はセミプール式ガス絶縁変圧器の概略構成図で、1はブッシング,2はタ ンク,3はタンク2内に封入されたSF6等の絶縁ガス,4は絶縁容器,5はP FC液(パーフロロカーボン液)等の冷却液,6はコイルと鉄心からなる変圧器 本体,7は配管,8は冷却器,9は吸着剤(ゼオラム等)を充填した水分除去装 置,10はポンプ,11,12,13は弁である。
【0004】 変圧器本体6は、ポンプ10によって絶縁容器4と冷却器8との間を循環する 冷却液5によって冷却される。水分除去装置9は水分が分離され易いポンプ10 の吸込側に設けられ、常時は弁12を閉じ、弁11,13を開いて冷却材5を水 分除去装置9内に通し、水分の除去を行なう。
【0005】 図4は水分除去装置の説明図で、14は粒状の吸着剤、15は下端に吸着剤1 4の流出防止用金網が固設され、上部に脱着可能な網蓋17を設けた円筒状の吸 着剤充填容器、18は弁11につながる冷却液5の排出口19を有する水分除去 装置本体、20は水分除去装置本体18用の蓋体で、弁13につながる冷却液5 の供給口21を有する。
【0006】 吸着剤14の交換は図4における弁12を開き、弁11,13を閉じた後、蓋 体20を取外して吸着剤充填容器15を取出し、網蓋17を開いて行なう。吸着 剤14の交換後は以上と逆の手順で弁11,13を開き弁12を閉じて正常な運 転状態に戻す。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
コイル等変圧器本体が発熱するとプレスボード等の絶縁物から出た水分は冷却 液中に入り込むが、冷却液の飽和水分量は常温で10ppmと低いために分離し て水粒として冷却液中に混在し、絶縁の劣化を促進し、配管系に入り込むと錆の 発生等腐食の原因となる。
【0008】 従って、冷却液中の水分を除去するためにゼオラム等の吸着剤を充填した水分 除去装置を設けて定期的に交換しているが、発生水分量は必ずしも運転時間に比 例せず、変圧器の負荷状態によっても変るし、また運転開始当初と、長期間経過 後とでは大幅に変化する。また、冷却液、水分共に無色透明であるために吸着剤 の吸湿の程度がわからず、未だ吸湿能力があるにもかかわらず吸着剤を交換して しまったり、あるいは吸着能力が無くなったまま運転を継続していたり、吸着剤 の交換時期の判定ができないために水分除去装置を有効に利用することができな かった。
【0009】 本考案は、吸着剤の交換時期の判定が容易にできる此の種のガス絶縁変圧器を 提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案における上記の課題を解決するための手段は、水分除去装置に冷却液中 の水分を吸着して浮上した吸着剤の量により判定する。そして浮上した吸着剤を 目視でき、かつ前記吸着剤の交換時期を示す目印を付した容器で形成することを 好適とする。
【0011】 また、冷却液の水分を吸着する吸着剤の充填容器下部に高感度の水分感知セン サを設けるものである。
【0012】
【作用】
本考案における請求項1〜3に記載の考案は、吸着剤,冷却液,水分の比重が それぞれ3.0,1.8,1.0であり、吸着剤に冷却液のみが含浸していると きは、冷却液の下部へ、また、冷却液を排除して水分が多く含浸すると吸着剤は 上に移動する点に着目して成されたものである。
【0013】 冷却液を吸着してその冷却液中に沈んでいた吸着剤は、水分に触れると冷却液 を排出して水分を吸着し、吸着した水分が飽和状態に近付くと冷却液中に浮上す る。容器中に充填した吸着剤の大部分が浮上したときは吸着剤の交換時期であり 、また、請求項4の考案は、容器の下部に設けた高感度の水分感知センサがその 周囲を囲む吸着剤中の水分,あるいは冷却液中の水分を感知するときは、そのセ ンサより上部に存在する吸着剤中の水分は飽和状態にあり、吸着剤の交換時期で あることを検出する。
【0014】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて説明する。なお図4,5と同一 部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0015】 図1,図2は本考案の実施例の縦断正面図で、図1は吸着剤の充填容器9の胴 体を透明容器で形成した場合、図2は胴体が透明容器でない場合でも吸着剤を目 視できるように胴体の側部に透明管を設けた場合を示し、充填容器9は、図1の 場合透明な円筒25、該円筒25の上下端に設けられた上蓋22,下蓋23およ びこれらを一体に保持する複数のボルト24により形成され、内部の上下には吸 着剤14の流出を防止する金網16が設けられ、この両金網間に粒状の吸着剤1 4を投入する。26は円筒25に設けられた目印線で、吸着剤の交換時期を示す 。吸着剤14を充填した当初は、すべての吸着剤14が冷却液5を吸着して図中 に14aとして示すように冷却液5中に沈んでいるが、冷却液5中の水分を吸着 するとともに上方へ移動するようになり、吸着した水分が飽和状態に近くなると 14bとして示すように冷却液5中に浮上する。従って透明な円筒25の外周に 大部分の吸着剤14が浮上して交換時期がきたことを示す目印線26を付けてお き、浮上吸着剤14bの下部が該目印線26に達したことで交換の時期を知るこ とができる。勿論、沈んでいる吸着剤14aが殆んど無くなったことで交換の時 期としても良い。なお、吸着剤14の充填は沈んでいるもの14aと冷却液5、 および浮上しているもの14bとの層が容易に識別することができ程度とするこ とが必要である。
【0016】 図2の実施例は、充填容器9の胴体を不透明(又は透明)の円筒部29となし 、その側部に透明管30を設けて、その上下を円筒部29の上下部と連通して冷 却液の側路を形成したものである。26は透明管30に設けた吸着剤の交換時期 を示す目印線である。このようにすれば、胴体が不透明の場合でも、透明管30 により吸着剤14の交換時期を知ることができる。図中16は円筒部29に固設 された金網、17は円筒部29に脱着可能に設けられた金網である。また図示を 省略したが、側路を設ける代わりに円筒部29に覗き窓を設け、該覗き窓の透明 板に目印線26を付しておくことにより吸着剤交換の時期を判定することができ る。
【0017】 図3は本考案の他の実施例を示す断面図で、充填容器9の胴体31を透明又は 不透明の部材で作り、その上下フランジ27,28間にパッキングを介して締付 手段で一体に形成し、この充填容器9の内側下部に高感度の水分感知センサ32 を設けたものである。吸着剤14は冷却液5中の水分を吸着すると上方へ移動し 、下部には冷却液5のみを吸着している吸着剤14aが残る。従って水分感知セ ンサ32が水分を感知して警報を発するときは、該水分感知センサ32より上部 に存在する吸着剤中の水分は飽和状態にあり、吸着剤14の交換時期であると判 定することができる。
【0018】
【考案の効果】 本考案に係るガス絶縁変圧器の水分除去装置は、上記のように該水分除去装置 の内部に充填された吸着剤の交換時期を、吸着剤,冷却液,水の比重差を利用し て吸着剤の移動により判定することができるので、交換時期が的確に判定でき、 そして、前記水分除去装置の外部から容易に判定することができ、吸着剤の適時 交換が可能で常に冷却液中の水分を除去して運転することができるから絶縁物の 劣化を促進したり、配管等の金属部分に腐食を生じたりすることなく、変圧器の 信頼性を向上するという実用的効果を奏するものである。
【0019】 また、水分感知センサを設けた物は吸着剤,冷却材,水の間の比重差のみを利 用したものであるが、上記と全く同一の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の透明容器からなる水分除去
装置の縦断正面図
【図2】本考案の第2の実施例の縦断正面図
【図3】本考案の第3の実施例を示す縦断正面図
【図4】セミプール式ガス絶縁変圧器の概略構成図
【図5】従来例の水分除去装置の縦断正面図
【符号の説明】
5…冷却液 9…吸着剤の充填容器 14,14a,14b…吸着剤 25…透明な円筒 26…目印線 30…透明管 31…胴体 32…水分感知センサ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器本体を絶縁容器内に収容してその
    内部に冷却液を充填し、この絶縁容器を絶縁ガスの充填
    したタンク内に収納するとともに、このタンクの外部に
    前記絶縁容器と配管で連通した冷却器を設け、該連通す
    る配管に冷却液に含まれる水分を除去する水分除去装置
    を備えたガス絶縁変圧器において、 前記水分除去装置を、前記配管の冷却液を導入する吸着
    剤の充填容器を設けて、この充填容器内に水分を吸着し
    たとき浮上する粒状の吸着剤を投入して形成し、該充填
    剤の浮上量によって吸着剤の交換時期を判定するように
    したことを特徴とするガス絶縁変圧器。
  2. 【請求項2】 水分除去装置の充填容器は、吸着剤を目
    視できる部材で形成して吸着剤の交換時期を示す目印を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のガス絶縁変圧
    器。
  3. 【請求項3】 吸着剤の充填容器の側部に、該容器と上
    下で連通する透明管を設け、この透明管に吸着剤の交換
    時期を示す目印を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のガス絶縁変圧器。
  4. 【請求項4】 充填容器に充填した吸着剤の下部に水分
    感知センサを設けたことを特徴とする請求項1記載のガ
    ス絶縁変圧器。
JP2298693U 1993-04-30 1993-04-30 ガス絶縁変圧器 Pending JPH0682827U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020123681A (ja) * 2019-01-31 2020-08-13 株式会社日立製作所 油入変圧器、及び水分除去装置

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