JPH04131420U - 吸湿剤リザーバ - Google Patents

吸湿剤リザーバ

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JPH04131420U
JPH04131420U JP4696391U JP4696391U JPH04131420U JP H04131420 U JPH04131420 U JP H04131420U JP 4696391 U JP4696391 U JP 4696391U JP 4696391 U JP4696391 U JP 4696391U JP H04131420 U JPH04131420 U JP H04131420U
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宏之 黒沼
巳雄 生井
栄治 高橋
章 小笠原
崇 川尻
信一 高橋
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東北電力株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内上部の吸湿能力のある吸湿剤を残し、
容器内下部の吸湿能力を失ったものを排出する 【構成】 筒状容器の内部を上下に区画する仕切板20
を設ける。仕切板20は、小さな孔がたくさんあいてい
るプラスチックの薄板であり、渦巻き状の切れ目が入れ
てある。仕切板20は実際には、管18に取り付けられ
た支持枠21の上に載っている。紐22を引くと仕切板
は螺旋状に開き、上にのっているシリカゲルが下に落ち
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、乾燥空気を得るための吸湿剤リザーバに関し、例えば電力用変圧 器や絶縁油タンク等に利用できる。
【0002】
【従来の技術】
電力用変圧器では、温度変化等によってわずかであるが筐体の中に空気が出た り入ったりするが、入ってくる空気の中に含まれる水分が絶縁油に混入するの を防止するために、シリカゲルを用いて入ってくる空気の水分を除去するように している。
【0003】 従来用いられているシリカゲルリザーバを、図1を借りて説明すると、この装 置は、円筒状の容器1を備えており、内部にシリカゲル2が収納されている。筒 状容器1は透明ガラス筒3と、上蓋4および下蓋5から構成されている。符号6 は上下の蓋を繋ぐロッドである。
【0004】 上蓋4にはシリカゲルの投入口7が、下蓋5には排出口8があり、いずれも栓 7a,8aで普段は閉じられている。符号9は金網製の傾斜板である。変圧器か ら導かれた管10は上蓋の接続口11に接続される。
【0005】 下蓋5にはブリーザ(呼吸器)12が付加されている。ブリーザは独立した2 つの液溜め13、14と、下蓋5から対応する液溜めの中に延びている吸気パイ プ15と排気パイプ16からなっている。液だめ13、14には等しいレベルに シール液19が溜めてある。吸気パイプ15は下蓋5に形成された孔17を通じ て筒状容器内下部に連通している。排気パイプ16は筒状容器1の中心に立つ管 18を通じて筒状容器内上部空間と連通している。
【0006】 このように構成されているので、温度上昇に伴って変圧器したがって容器1の 内圧が上がると、排気パイプ16内のシール液19が押し下げられ、空気が管1 8および排気パイプ16を通って外に出ていく。これとは逆に、温度の下降に伴 って変圧器したがってリザーバの内圧が小さくなると、液だめ13のシール液1 9が吸気パイプ15の中に吸い上げられ、外の空気が吸気パイプ15および孔1 7を通ってリザーバの下部に入る。代わって、それまでリザーバ内にあった乾燥 した空気が変圧器に吸い込まれる。
【0007】 このようにして、呼吸を繰り返すと、やがて、シリカゲルの吸湿能力が低下し てくる。シリカゲルの吸湿能力の低下は、容器の下の方にあるシリカゲルから始 り、徐々に上の方のシリカゲルに及ぶ。シリカゲルの吸湿能力がなくなったこと は、シリカゲルが変色(青色から赤色)することで判別できる。 シリカゲルを替えるときは、栓8aをあけて排出口8から中のシリカゲルを排 出する。
【0008】 ところで、シリカゲルの交換は、普通、容器内の全部のシリカゲルが吸湿能力 を失ってから行なうのではなく、余裕をもって早めに行なわれる。すなわち、シ リカゲルを交換するときは、吸湿能力のあるシリカゲルが容器の上の方にまだ残 っている。
【0009】 しかし、容器の底の排出口8を開くと、下にあるシリカゲルから順番に出てい く訳ではなく、上下のものが複雑に混ざり合いながら排出されるので、変色した シリカゲルだけを排出することはできない。 このため、従来はやむなく、容器の中のシリカゲルを全部排出し、新しいもの を詰めなおしていた。
【00010】
【考案が解決しようとする課題】
このような無駄を省くために、この考案は、容器の上部の吸湿能力のある吸湿 剤を残し、容器下部の吸湿能力を失ったものを排出できる吸湿剤リザーバを提供 することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案の吸湿剤リザーバは、気体が通過する縦長の筒状容器の中に粒状の吸 湿剤、例えばシリカゲルを詰めたものであって、容器の内部を上下に区画する、 渦巻き状の切れ目を入れた仕切板を設けたものである。該仕切板の中央部に紐を 結び付けておき、この紐を該容器の外から該容器の軸方向に引っ張ると該仕切板 が螺旋状に広がるよう構成されいる。
【0012】 なお、紐の一端を、該容器の上部にあけられた吸湿剤投入口の栓に繋止してお くと構造が簡単になる。
【0013】
【作用】
この考案のリザーバでは吸湿剤を取り替えるときは、まず、容器の底の排出口 を開け、仕切板より下にある、吸湿能力を失った吸湿剤を排出する。次いで、該 排出口を閉じ、仕切板から延びる紐を引っ張る。すると、仕切板が螺旋状に開き 、仕切板の上の吸湿剤が容器の下に落ちる。こうして容器の上部の投入口より新 しい吸湿剤を補充する。
【00014】
【実施例】
すでに説明した図1のシリカゲルリザーバに、内部を上下に区画する仕切板2 0を設ける。図2、図3に示すように、仕切板20は、小さな孔がたくさんあい ているプラスチックの薄板であり、渦巻き状の切れ目が入れてある。仕切板20 は実際には、管18に取り付けられた支持枠21の上に載っており、その周囲は 支持枠に固定してある。なお、仕切板20は容器の約3分の2の高さのレベルに 取り付けられている。
【0015】 仕切板20の中央部には紐22が結びつけてあり、紐の根元は栓7aの裏に繋 ぎ止めてある。符号23は紐のガイドである。
【0016】 シリカゲルの交換は、仕切板20の下側のシリカゲル全体が変色した頃に行な う。栓8aを外して排出口8をあけると、シリカゲル2が排出口から排出される が、仕切板20より上側のシリカゲル(これはまだ変色していない。)は仕切板 に遮られて下に落ちない。
【0017】 仕切板20の下側のシリカゲルを排出し終わったら、排出口8を閉じ、上の栓 7aを外して、紐22を引く。すると、仕切板は図3のように、螺旋状に開き、 シリカゲルが下に落ち、容器の底に溜まる。 次いで、投入口7から新しいシリカゲルを入れて容器内をシリカゲルで満たし 、栓7aをすれば交換は完了する。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の吸湿剤リザーバは、紐を引くと螺旋状に広が る仕切板を内部に設けたので、中の吸湿剤が全部吸湿力を失うまで待たずに早め にシリカゲルを交換する場合、リザーバの上部に残っている吸湿能力を備えたシ リカゲルを無駄に捨てないで済むという効果がある。
【0019】 紐の一端を容器の上部にあけられた吸湿剤投入口の栓に繋止しておけば、栓を あけて紐を引っ張ることができ、構造がきわめてシンプルになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリカゲルリザーバの断面図である。
【図2】仕切板の組立図である。
【図3】仕切板が開いた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 筒状容器 2 吸湿剤(シリカゲル) 7 投入口 7a 栓 20 仕切板 22 紐
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 栄治 宮城県古川市古川字本鹿島253番地 東北 電力株式会社宮城支店古川技術センター内 (72)考案者 小笠原 章 宮城県古川市古川字本鹿島253番地 東北 電力株式会社宮城支店古川技術センター内 (72)考案者 川尻 崇 宮城県古川市古川字本鹿島253番地 東北 電力株式会社宮城支店古川技術センター内 (72)考案者 高橋 信一 宮城県古川市古川字本鹿島253番地 東北 電力株式会社宮城支店古川技術センター内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体が通る縦長の筒状容器(1)の中に
    粒状の吸湿剤(2)を詰めた吸湿剤リザーバにおいて、
    該容器の内部を上下に区画する、渦巻き状の切れ目を入
    れた仕切板(20)を設け、該仕切板の中央部に紐(2
    2)が結び付けてあり、この紐を該容器の外から上に引
    っ張ると該仕切板が螺旋状に広がるよう構成されている
    吸湿剤リザーバ。
  2. 【請求項2】 該紐の一端が、該容器の上部にあけられ
    た吸湿剤投入口(7)の栓(7a)に繋止されている請
    求項1に記載の吸湿剤リザーバ。
JP4696391U 1991-05-25 1991-05-25 吸湿剤リザーバ Expired - Lifetime JPH0721214Y2 (ja)

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JPH04131420U true JPH04131420U (ja) 1992-12-03
JPH0721214Y2 JPH0721214Y2 (ja) 1995-05-17

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019142A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 吸湿呼吸器および吸湿呼吸器用排出調整部材
JP2021076300A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 アネスティ株式会社 容器乾燥具

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007019142A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 吸湿呼吸器および吸湿呼吸器用排出調整部材
JP4535947B2 (ja) * 2005-07-06 2010-09-01 中国電力株式会社 吸湿呼吸器および吸湿呼吸器用排出調整部材
JP2021076300A (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 アネスティ株式会社 容器乾燥具

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JPH0721214Y2 (ja) 1995-05-17

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