JPH0682803A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH0682803A
JPH0682803A JP23437192A JP23437192A JPH0682803A JP H0682803 A JPH0682803 A JP H0682803A JP 23437192 A JP23437192 A JP 23437192A JP 23437192 A JP23437192 A JP 23437192A JP H0682803 A JPH0682803 A JP H0682803A
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JP
Japan
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liquid crystal
circuit board
printed circuit
ground line
crystal display
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JP23437192A
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English (en)
Inventor
Miwako Kataoka
美和子 片岡
Mitsuo Saito
三津夫 斉藤
Shinichi Suzuki
進一 鈴木
Kazufumi Ikeda
和文 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】液晶表示素子(62)とプリント基板(35)
とを含んでなる液晶表示装置において、プリント基板
(35)のグラウンドラインと電気的に接続された金属
板(1)を配置した構成。 【効果】安定したグラウンドラインを供給することがで
きるので、外部から侵入したり内部で発生するノイズの
影響を除去することができ、安定した表示品質が得ら
れ、EMIを引き起こす不要な輻射電波の発生を抑制す
ることができる。また、製品の厚さが厚くならず、製造
が容易で、低価格である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子とプリン
ト基板とを含んでなる液晶表示装置に係り、特に、安定
したグラウンドラインを供給することができる液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示素子のツイステッドネマ
チックタイプと言われるものは、2枚の電極基板間に正
の誘電異方性を有するネマチック液晶による90°ねじ
れたらせん構造を有し、かつ両電極基板の外側には一対
の偏光板をその偏光軸(あるいは吸収軸)が、電極基板
に隣接する液晶分子の軸に対し直交あるいは平行になる
ように配置するものであった(特公昭51−13666
号公報)。
【0003】このようなねじれ角90°の液晶表示素子
では、液晶層に印加される電圧対液晶層の透過率の変化
の急峻性γ、視角特性の点で問題があり、時分割数(走
査電極の数に相当)は64が実用的限界であった。しか
し、近年の液晶表示素子に対する画質改善と表示情報量
増大要求に対処するため、一対の偏光板間に挟持された
液晶分子のねじれ角αを180°より大にし、この液晶
層への印加電圧による液晶層の複屈折効果の変化を検出
する構成とすることにより時分割駆動特性を改善して時
分割数を増大することがティー・ジェイ・シェフェー
ル、ジェイ・ネイリングによるアプライド フィジクス
レター 45、No.10、1021、1984「ア ニュー ハイリー
マルティプレクサ」(Applied Physics Letter、T.J.
Scheffer、J.Nehring:“A new、highly multiplexabl
e liquid crystal display”)に論じられ、スーパーツ
イステッド複屈折効果型(SBE)液晶表示装置が提案
されている。
【0004】パーソナルコンピュータ、ワードプロセッ
サ等に用いられる液晶表示装置は、透明導電膜からなる
電極と配向膜等を積層した面がそれぞれ対向するように
所定の間隔を隔てて上電極基板と下電極基板とを重ね合
わせ、該両基板間の縁周囲に設けたシール材により、両
基板を貼り合わせるとともに両基板間に液晶を封止し、
さらに両基板の外側に偏光板を貼り付けてなる液晶表示
素子と、該液晶表示素子に光を供給する蛍光灯と略板状
の導光体等からなるバックライトと、バックライトの下
に配置され、液晶表示素子の駆動回路を形成したプリン
ト基板と、これらの各部材を収納し、その上面に液晶表
示窓があけられた金属製フレーム等を含んで構成されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置の液晶表
示素子の高精細化に伴って、液晶表示素子の駆動回路を
有するプリント基板は高密度に配線され、電子部品が高
密度に実装される傾向にあるが、高密度配線、高密度部
品実装の両面プリント基板の場合、プリント基板の配線
パターン形成のために許される面積が減少し、プリント
基板上に形成されるグラウンドラインを充分広く取るこ
とが困難となっている。グラウンドラインが充分広く取
れないと、装置の外部から侵入するノイズや内部で発生
するノイズにより、安定した表示品質が得られなかった
り、EMI(エレクトロ マグネティック インタフィア
レンス)を引き起こす不要な輻射電波が発生するという
問題がある。なお、液晶表示装置の駆動周波数は年々高
くなっており、ノイズの防止は特に重要となっている。
【0006】本発明の目的は、安定したグラウンドライ
ンを有し、外部から侵入したり内部で発生するノイズの
影響を除き、安定した表示品質が得られ、かつ、EMI
を引き起こす不要な輻射電波の発生を抑制することがで
きる液晶表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、プリント基板のグラウンドラインと電
気的に接続された金属板を具備する液晶表示装置を提供
する。
【0008】
【作用】本発明では、プリント基板のグラウンドライン
と電気的に接続された広い面積の金属板を有するので、
安定したグラウンドラインを供給することができる。し
たがって、外部から侵入したり内部で発生するノイズの
影響を除くことができるので、安定した表示品質が得ら
れる。また、EMIを引き起こす不要な輻射電波の発生
を抑制することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の液晶表示装置の
断面図、図2は、図1の液晶表示装置の一部の分解斜視
図である。
【0010】62は液晶表示素子、65は液晶表示画
面、37はバックライトを構成する導光体(なお、バッ
クライトの冷陰極蛍光灯、導光体37の上面に配置され
る拡散板、導光体37の下面に配置される反射板は図示
省略した)、35はプリント基板、66はプリント基板
35に搭載された電子部品、67は液晶表示素子62と
プリント基板35とを電気的に接続するインタコネク
タ、41はこれらの各部材を収納する金属製フレーム、
68は金属製フレーム41の上面に設けられた液晶表示
窓、1はバックライトとプリント基板35との間に配置
され、プリント基板35のグラウンドライン(図示せ
ず)と電気的に接続された金属板、2は金属板1とプリ
ント基板35との間に配置された絶縁層、3は絶縁層2
の4つのコーナー部に設けられた切り欠き部である。
【0011】本実施例の液晶表示装置では、バックライ
トとプリント基板35との間に、導光体37、プリント
基板35とほぼ同一の大きさの例えば銅板等の金属板1
を配置し、さらに、プリント基板35のメッキ露出部等
の導電部と金属板1とが接触してショートしないよう
に、金属板1とほぼ同一の大きさの絶縁層2を配置し
た。絶縁層2の4角には、金属板1とプリント基板35
のグラウンドラインとを導通させるために切り欠き部3
が設けられ、これら4個の切り欠き部3の箇所で金属板
1とプリント基板35のグラウンドラインとの導通が取
られている。金属板1とプリント基板35のグラウンド
ラインとの電気的接続部は、絶縁層2の厚さ分だけ、金
属板1の角部、プリント基板の角部の少なくとも一方に
凸部を形成する必要がある(図示省略)。
【0012】このように本実施例では、プリント基板3
5に隣接して、プリント基板35あるいは導光体37と
ほぼ同一の寸法の広い面積の金属板1と絶縁層2を配置
し、金属板1を絶縁層2の切り欠き部3の箇所でプリン
ト基板35のグラウンドラインと接続したので、安定し
たグラウンドラインを供給することができる。すなわ
ち、グラウンドプレーン層を有する3層等の多層構造の
プリント基板と同等以上のグラウンドライン特性を得る
ことができ、しかも、この3層構造のプリント基板より
製造が容易で、低価格である。したがって、外部から侵
入するノイズや内部で発生するノイズの影響を除くこと
ができるので、安定した表示品質が得られる。また、内
部で発生するノイズの発生を抑制できるので、EMIを
引き起こす不要な輻射電波の発生を抑制することができ
る。さらに、金属板1と絶縁層2を付加するだけの構成
なので、液晶表示装置の厚さがほとんど厚くならず、装
置の薄型化に有利である。
【0013】図3は本発明になる液晶表示素子62を上
側から見た場合の電極基板上における液晶分子の配列方
向(例えばラビング方向)、液晶分子のねじれ方向、偏
光板の偏光軸(あるいは吸収軸)方向、および複屈折効
果をもたらす部材の光学軸方向を示し、図4は本発明に
なる液晶表示素子62の要部斜視図を示す。
【0014】液晶分子のねじれ方向10とねじれ角θ
は、上電極基板11上の配向膜21のラビング方向6と
下電極基板12上の配向膜22のラビング方向7および
上電極基板11と下電極基板12の間に挟持される正の
誘電異方性を有するネマチック液晶層50に添加される
旋光性物質の種類と量によって規定される。
【0015】図4において、液晶層50を挟持する2枚
の上、下電極基板11、12間で液晶分子がねじれたら
せん状構造をなすように配向させるには、例えばガラス
からなる透明な上、下電極基板11、12上の、液晶に
接する、例えばポリイミドからなる有機高分子樹脂から
なる配向膜21、22の表面を、例えば布などで一方向
にこする方法、いわゆるラビング法が採られている。こ
のときのこする方向、すなわちラビング方向、上電極基
板11においてはラビング方向6、下電極基板12にお
いてはラビング方向7が液晶分子の配列方向となる。こ
のようにして配向処理された2枚の上、下電極基板1
1、12をそれぞれのラビング方向6、7が互いにほぼ
180度から360度で交叉するように間隙d1をもた
せて対向させ、2枚の電極基板11、12を液晶を注入
するための切欠け部51を備えた枠状のシール剤52に
より接着し、その間隙に正の誘電異方性をもち、旋光性
物質を所定量添加されたネマチック液晶を封入すると、
液晶分子はその電極基板間で図中のねじれ角θのらせん
状構造の分子配列をする。なお31、32はそれぞれ例
えば酸化インジウム又はITO(Indium Tin Oxide)か
らなる透明な上、下電極である。このようにして構成さ
れた液晶セル60の上電極基板11の上側に複屈折効果
をもたらす部材(以下複屈折部材と称す。藤村他「ST
N−LCD用位相差フィルム」、雑誌電子材料1991
年2月号第37−41頁)40が配設されており、さら
にこの部材40および液晶セル60を挟んで上、下偏光
板15、16が設けられる。
【0016】液晶50における液晶分子のねじれ角θは
180度から360度の範囲の値を採り得るが好ましく
は200度から300度であるが、透過率−印加電圧カ
ーブのしきい値近傍の点灯状態が光を散乱する配向とな
る現象を避け、優れた時分割特性を維持するという実用
的な観点からすれば、230度から270度の範囲がよ
り好ましい。この条件は基本的には電圧に対する液晶分
子の応答をより敏感にし、優れた時分割特性を実現する
ように作用する。また優れた表示品質を得るためには液
晶層50の屈折率異方性Δn1とその厚さd1の積Δn1
・d1は好ましくは0.5μmから1.0μm、より好ま
しくは0.6μmから0.9μmの範囲に設定することが
望ましい。
【0017】複屈折部材40は液晶セル60を透過する
光の偏光状態を変調するように作用し、液晶セル60単
体では着色した表示しかできなかったものを白黒の表示
に変換するものである。このためには複屈折部材40の
屈折率異方性Δn2とその厚さd2の積Δn2・d2が極め
て重要で、好ましくは0.4μmから0.8μm、より好
ましくは0.5μmから0.7μmの範囲に設定する。
【0018】さらに、本発明になる液晶表示素子62は
複屈折による楕円偏光を利用しているので偏光板15、
16の軸と、複屈折部材40として一軸性の透明複屈折
板を用いる場合はその光学軸と、液晶セル60の電極基
板11、12の液晶配列方向6、7との関係が極めて重
要である。
【0019】図3で上記の関係の作用効果について説明
する。図3は、図4の構成の液晶表示装置を上から見た
場合の偏光板の軸、一軸性の透明複屈折部材の光学軸、
液晶セルの電極基板の液晶分子軸配列方向の関係を示し
たものである。
【0020】図4において、5は一軸性の透明複屈折部
材40の光学軸、6は複屈折部材40とこれに隣接する
上電極基板11の液晶分子軸配列方向、7は下電極基板
12の液晶配列方向、8は上偏光板15の吸収軸あるい
は偏光軸、9は下偏光板16の吸収軸あるいは偏光軸で
あり、角度αは上電極基板11の液晶配列方向6と一軸
性の複屈折部材40の光学軸5とのなす角度、角度βは
上偏光板15の吸収軸あるいは偏光軸8と一軸性の透明
複屈折部材40の光学軸5とのなす角度、角度γは下偏
光板16の吸収軸あるいは偏光軸9と下電極基板12の
液晶配列方向7とのなす角度である。
【0021】ここで本明細書における角α、β、γの測
り方を定義する。図8において、複屈折部材40の光学
軸5と上電極基板の液晶配列方向6との交角を例にとっ
て説明する。光学軸5と液晶配列方向6との交角は図8
に示す如く、φ1およびφ2で表わすことが出来るが、本
明細書においてはφ1、φ2のうち小さい方の角を採用す
る。すなわち、図8(a)においてはφ1<φ2であるか
ら、φ1を光学軸5と液晶配列方向6との交角αとし、
図8(b)においてはφ1>φ2だからφ2を光学軸5と
液晶配列方向6との交角αとする。勿論φ1=φ2の場合
はどちらを採っても良い。
【0022】本発明になる液晶表示装置においては角度
α、β、γが極めて重要である。
【0023】角度αは好ましくは50度から90度、よ
り好ましくは70度から90度に、角度βは好ましくは
20度から70度、より好ましくは30度から60度
に、角度γは好ましくは0度から70度、より好ましく
は0度から50度に、それぞれ設定することが望まし
い。
【0024】なお、液晶セル60の液晶層50のねじれ
角θが180度から360度の範囲内にあれば、ねじれ
方向10が時計回り方向、反時計回り方向のいずれであ
っても、上記角α、β、γは上記範囲内にあればよい。
【0025】なお、図4においては、複屈折部材40が
上偏光板15と上電極基板11の間に配設されている
が、この位置の代りに、下電極基板12と下偏光板16
との間に配設しても良い。この場合は図4の構成全体を
倒立させた場合に相当する。
【0026】実施例1 基本構造は図3および図4に示したものと同様である。
図5において、液晶分子のねじれ角θは240度であ
り、一軸性の透明複屈折部材40としては平行配向(ホ
モジェニアス配向)した、すなわちねじれ角が0度の液
晶セルを使用した。ここで液晶層の厚みd(μm)と旋光
性物質が添加された液晶材料のらせんピッチp(μm)の
比d/pは0.67とした。配向膜21、22は、ポリ
イミド樹脂膜で形成しこれをラビング処理したものを使
用した。このラビング処理を施した配向膜がこれに接す
る液晶分子を基板面に対して傾斜配向させるチルト角(p
retilt角)は4度である。上記一軸性透明複屈折部材4
0のΔn2・d2は約0.6μmである。一方液晶分子が
240度ねじれた構造の液晶層50のΔn1・d1は約
0.8μmである。
【0027】このとき、角度αを約90度、角度βを約
30度、角度γを約30度とすることにより、上、下電
極31、32を介して液晶層50に印加される電圧がし
きい値以下のときには光不透過すなわち黒、電圧がある
しきい値以上になると光透過すなわち白の白黒表示が実
現できた。また、下偏光板16の軸を上記位置より50
度から90度回転した場合は、液晶層50への印加電圧
がしきい値以下のときには白、電圧がしきい値以上にな
ると黒の、前記と逆の白黒表示が実現できた。
【0028】図6は図5の構成で角度αを変化させたと
きの1/200デューティで時分割駆動時のコントラス
ト変化を示したものである。角度αが90度近傍では極
めて高いコントラストを示していたものが、この角度か
らずれるにつれて低下する。しかも角度αが小さくなる
と点灯部、非点灯部ともに青味がかり、角度αが大きく
なると非点灯部は紫、点灯部は黄色になり、いずれにし
ても白黒表示は不可能となる。角度βおよび角度γにつ
いてもほぼ同様の結果となるが、角度γの場合は前記し
たように50度から90度近く回転すると逆転の白黒表
示となる。
【0029】実施例2 基本構造は実施例1と同様である。ただし、液晶層50
の液晶分子のねじれ角は260度、Δn1・d1は約0.
65μm〜0.75μmである点が異なる。一軸性透明
複屈折部材40として使用している平行配向液晶層のΔ
2・d2は実施例1と同じ約0.58μmである。液晶
層の厚みd1(μm)と旋光性物質が添加されたネマチッ
ク液晶材料のらせんピッチp(μm)との比はd/p=
0.72とした。
【0030】このとき、角度αを約100度、角度βを
約35度、角度γを約15度とすることにより、実施例
1と同様の白黒表示が実現できた。また下偏光板の軸の
位置を上記値より50度から90度回転することにより
逆転の白黒表示が可能である点もほぼ実施例1同様であ
る。角度α、β、γのずれに対する傾向も実施例1とほ
ぼ同様である。
【0031】上記いずれの実施例においても一軸性透明
複屈折部材40として、液晶分子のねじれのない平行配
向液晶セルを用いたが、むしろ20度から60度程度液
晶分子がねじれた液晶層を用いた方が角度による色変化
が少ない。このねじれた液晶層は、前述の液晶層50同
様、配向処理が施された一対の透明基板の配向処理方向
を所定のねじれ角に交差するようにした基板間に液晶を
挟持することによって形成される。この場合、液晶分子
のねじれ構造を挟む2つの配向処理方向の挟角の2等分
角の方向を複屈折部材の光軸として取扱えばよい。ま
た、複屈折部材40として、透明な高分子フィルムを用
いても良い(この際一軸延伸のものが好ましい)。この
場合高分子フィルムとしてはPET(ポリエチレン テ
レフタレート)、アクリル樹脂フィルム、ポリカーボネ
イトが有効である。
【0032】さらに以上の実施例においては複屈折部材
は単一であったが、図4において複屈折部材40に加え
て、下電極基板12と下偏光板16との間にもう一枚の
複屈折部材を挿入することもできる。この場合はこれら
複屈折部材のΔn2・d2を再調整すればよい。
【0033】実施例3 基本構造は実施例1と同様である。ただし図9に示す如
く、上電極基板11上に赤、緑、青のカラーフィルタ3
3R、33G、33B、各フィルター同志の間に光遮光
膜33Dを設けることにより、多色表示が可能になる。
【0034】なお、図9においては、各フィルタ33
R、33G、33B、光遮光膜33Dの上に、これらの
凹凸の影響を軽減するため絶縁物からなる平滑層23が
形成された上に上電極31、配向膜21が形成されてい
る。
【0035】実施例4 液晶表示モジュール63をラップトップパソコンの表示
部に使用したものである。
【0036】図10にそのブロックダイアグラムを、図
11にラップトップパソコン64に実装した図を示す。
マイクロプロセッサ49で計算した結果を、コントロー
ル用LSI48を介して駆動用IC34で液晶表示モジ
ュール63を駆動するものである。
【0037】以上説明したように、上記実施例によれ
ば、優れた時分割駆動特性を有し、さらに白黒および多
色表示を可能にする電界効果型液晶表示装置を実現する
ことができる。
【0038】以上本発明を実施例に基づいて具体的に説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。すなわち、プリント基板上のグ
ラウンドラインの面積が不十分な場合に限らず、例えば
グラウンドプレーン層を有する多層プリント基板を有す
る場合でも本発明を採用することによる効果を期待する
ことができる。また、本発明は、単純マトリクス方式の
液晶表示装置にも、TFT(薄膜トランジスタ)等をス
イッチング素子として用いたアクティブ・マトリクス方
式の液晶表示装置にも適用することができる。また、本
発明は、図1に示したタイプの液晶表示装置に限らず、
例えば、駆動用ICを搭載したTCP(テープ キャリア
パッケージ)を液晶表示素子とプリント基板との電気
的接続に用いた装置や、プリント基板を液晶表示素子と
同一平面の外周に配置した装置等、種々のタイプの装置
に適用することができる。また、上記実施例では、金属
板1を設ける場所は、図1、図2に示した上記実施例の
ようにバックライトの導光体37とプリント基板35と
の間に限らず、例えば金属板1をプリント基板35の
下、すなわち、電子部品66の実装面側等に配置しても
よい。さらに、金属板1とプリント基板35のグラウン
ドラインとの電気的接続部の場所および数は、上記実施
例のように金属板1の4角に限らない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント基板のグラウンドラインと電気的に接続された
広い面積の金属板を配置したので、安定したグラウンド
ラインを供給することができる。したがって、外部から
侵入たり内部で発生するノイズの影響を除くことができ
るので、安定した表示品質が得られ、製品の信頼性を向
上することができる。また、内部でノイズが発生するの
を抑制できるので、EMIを引き起こす不要な輻射電波
の発生を抑制することができる。また、製品の厚さがほ
とんど厚くならず、装置の薄型化に有利な上、グラウン
ドプレーン層を有する多層構造のプリント基板より製造
が容易で、低価格であり、多層プリント基板と同等以上
のグラウンドライン強化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の液晶表示装置の断面図であ
る。
【図2】図1の液晶表示装置の一部の分解斜視図であ
る。
【図3】本発明になる液晶表示素子の第一の実施例にお
ける液晶分子の配列方向、液晶分子のねじれ方向、偏光
板の軸の方向および複屈折部材の光学軸の関係を示した
説明図である。
【図4】本発明になる液晶表示素子の第一の実施例の要
部分解斜視図である。
【図5】本発明になる液晶表示素子の第2の実施例にお
ける液晶分子のねじれ方向、偏向板の軸の方向および複
屈折部材の光学軸の関係を示した説明図である。
【図6】本発明になる液晶表示素子の第一の実施例につ
いてのコントラスト、透過光色−交角α特性を示すグラ
フである。
【図7】本発明になる液晶表示素子の第3の実施例にお
ける液晶分子の配列方向、液晶分子のねじれ方向、偏向
板の軸の方向および複屈折部材の光学軸の関係を示した
説明図である。
【図8】交角α、β、γの測り方を説明するための図で
ある。
【図9】本発明になる液晶表示素子の一実施例の上電極
基板部の一部切欠斜視図である。
【図10】本発明になるラップトップパソコンの一実施
例のブロックダイアグラムである。
【図11】本発明になるラップトップパソコンの一実施
例の斜視図である。
【符号の説明】
1…金属板、2…絶縁層、3…切り欠き部、35…プリ
ント基板、37…バックライトの導光体、41…金属製
フレーム、62…液晶表示素子、65…液晶表示画面、
66…電子部品、67…インタコネクタ、68…液晶表
示窓。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 進一 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 池田 和文 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示素子とプリント基板とを含んでな
    る液晶表示装置において、上記プリント基板のグラウン
    ドラインと電気的に接続された金属板を具備することを
    特徴とする液晶表示装置。
JP23437192A 1992-09-02 1992-09-02 液晶表示装置 Pending JPH0682803A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23437192A JPH0682803A (ja) 1992-09-02 1992-09-02 液晶表示装置

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