JPH06347761A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH06347761A
JPH06347761A JP13351793A JP13351793A JPH06347761A JP H06347761 A JPH06347761 A JP H06347761A JP 13351793 A JP13351793 A JP 13351793A JP 13351793 A JP13351793 A JP 13351793A JP H06347761 A JPH06347761 A JP H06347761A
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liquid crystal
crystal display
frame
upper frame
circuit board
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JP13351793A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nakamoto
浩 仲本
Naofumi Aoyama
直文 青山
Toshiyuki Sakuma
敏幸 佐久間
Kazuo Umeyama
一夫 梅山
Shigeharu Hatayama
重治 畑山
Hisao Nozawa
悠夫 野沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型化に伴う上フレームの剛性低下による上
フレームと駆動回路基板との接触を防止する。 【構成】 上フレーム1の枠辺に液晶表示パネル62を
構成する駆動回路基板35の方向に突出する突起部18
を形成し、上フレーム1と上記駆動回路基板35との間
に所定の間隔を設ける。 【効果】 上フレーム1が変形しても突起18が所定の
間隔を確保し、駆動回路基板35上の回路パターンや実
装部品と接触しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に係り、
特に優れた時分割駆動特性を有し、さらに白黒および多
色表示を可能にする電界効果型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の一形式として、ツイステ
ッドネマチックタイプ(TN)と言われるものは、2枚
の電極基板間に正の誘電率異方性を有するネマチック液
晶による90度ねじれた螺旋構造を有し、かつ両電極基
板の外側には偏光板をその偏光軸(あるいは吸収軸)が
電極基板に隣接する液晶分子に対し直交あるいは平行に
なるように配置するものであった(特公昭51−136
66号公報)。
【0003】このような捩じれ角(α)が90度の液晶
表示素子では、液晶層に印加される電圧対液晶層の透過
率の変化の急峻性(γ),視角特性の点で問題があり、
時分割数(走査電極の数に相当)は64が実用的限界で
あった。しかし、近年の液晶表示素子に対する画質改善
と表示情報量増大要求に対処するため、液晶分子の捩じ
れ角αを180度より大にしたスーパーツイステッドネ
マチック(STN)が提案され、かつこのSTNに複屈
折効果を利用することにより時分割駆動特性を改善して
時分割数を増大させることがアプライド フィジクス
レター45,No.10,1021 1984(Applied Physics Lette
r,T.J.Scheffer,J.Nehring:"A new,highly multiplexab
le liquidcrystal display") に論じられ、スーパーツ
イステッド複屈折効果型(SBE)液晶表示装置が提案
されている。
【0004】この種の液晶表示装置は、表示窓をもつ上
フレームと、駆動回路基板を一体化した液晶板とからな
る液晶表示パネルと、光拡散板と導光板からなる導光体
組立と、少なくとも一辺に線状のバクライト光源を搭載
する中間フレームと、下フレームとを少なくとも有し、
これらを上記の順で積層し、上記上フレームと下フレー
ムとを連結固定してなる。
【0005】そして、上記上フレームと下フレームとは
鉄の薄板で構成され、上記各構成部材間に必要に応じて
適宜のスペーサあるいは粘着テープ等を介在させて全体
を密接に積層し、一体として扱えるように固定保持して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液晶表示装
置において、液晶表示パネルの周辺は表示領域に矩形の
窓を有する金属製の上フレームと上記液晶表示パネルの
下方に備える下フレーム、あるいは樹脂フレーム等の下
基板とで挟持して保持固定されている。しかし、液晶表
示装置の薄型化に伴って上フレーム自体の素材厚を低減
させると、当該フレームの剛性が低下してフレームが変
形して液晶表示パネルを構成擦る駆動回路基板上の回路
パターンや実装部品と接触し、動作不良や故障が発生す
るという問題があった。
【0007】本発明の目的は上記従来技術の諸問題を解
消し、上フレームが変形しても駆動回路基板上の回路パ
ターンや実装部品と接触しないようにした液晶表示装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表示窓3をもつ上フレーム1と、駆動回
路基板35を一体化した液晶板とからなる液晶表示パネ
ル62と、光拡散板と導光板および反射板とからなる導
光体組立37と、この導光体組立を内枠に収容すると共
に少なくとも一辺に線状のバックライト光源36を搭載
する枠状の中間フレーム42、および下フレーム2とを
この順で積層し、上記上フレームと下フレームとを連結
固定してなる液晶表示装置において、前記上フレーム1
の枠辺に液晶表示パネル62を構成する駆動回路基板3
5の方向に突出する突起部18を設け、上記上フレーム
と上記駆動回路基板に形成された回路との接触を防止し
てなることを特徴とする。
【0009】なお、上記突起部18は上フレームの変形
の程度と駆動回路基板上の回路パターンや実装部品との
関係で適宜の箇所に複数設けることができる。また、本
発明は、上記の構成の液晶表示装置に限らず、上フレー
ムと中間フレームとを連結固定した構成、あるいは液晶
板と駆動回路基板とを分離して積層し、上フレームと駆
動回路基板を連結固定した構成、その他の形式の液晶表
示装置にも適用できるものであることは言うまでもな
い。
【0010】
【作用】上記構成において、駆動回路基板PCB側に突
出形成した上フレーム1の突起部18は当該駆動回路基
板35に形成したグランドパッド24に押圧して組立ら
れる。これおにより、上フレーム1が変形しても、当該
フレームが駆動回路基板35上に回路パターンや実装部
品と接触することがなく、動作不良や故障を招くことは
ない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による液晶表示装置の
構成を説明する展開斜視図であって、1は上フレーム、
18は上フレームの短辺にプレス成形して液晶表示パネ
ル側に突出して形成された突起部、3は液晶表示窓、6
2は液晶表示パネル、35は駆動回路基板、14は上フ
レーム1と液晶表示パネル62との間に介挿するストラ
イプ状スペーサ、16は液晶表示パネル62と枠状中間
フレームとの間に介挿して光拡散板と導光板および反射
板とからなる導光体組立37の周辺をシールする枠状ス
ペーサ、42は線状のバクライト光源を搭載する樹脂材
料からなる枠状の中間フレーム,36は冷陰極管からな
るバックライト光源(ランプ)、17はバックライト光
源カバー(ランプカバー)、65は液晶表示パネルの端
子と駆動回路基板の端子とを接続するテープキャリアパ
ッケージである。
【0012】なお、20は下フレームに形成した爪受け
25に固定する爪である。同図において、液晶表示装置
は図示の順序で上フレーム1と下フレーム2とで挟持固
定される。中間フレーム42の一端側には冷陰極管から
なる線状光源(バックライト光源)36が設置され、ラ
ンプカバー17で液晶表示パネル62方向への直接光を
遮断し、その発光光を光拡散板と導光板および反射板と
からなる導光体組立37側に指向させる。
【0013】枠状のスペーサ13は中間フレーム42に
形成された内枠に収容される導光体組立37と液晶表示
パネル62との間に介在して表示領域を確定すると共に
バックライト光源36の光が導光体組立37の外部に洩
れるのを防止する。そして、中間フレーム42の一側に
バックライト光源36を装着した後、バックライト光源
カバー17を嵌合固定してなる。
【0014】上記上フレーム1の短辺側に形成した突起
部18は液晶表示パネル62を構成する駆動回路基板3
5に形成されたグランドパッド24と対向する位置に複
数個設けられており、全体を組立たときに上記18が上
記24に押圧するように配置される。図2は本発明によ
る液晶表示装置の1実施例の要部構造を説明する図1の
要部断面模式図である。なお、同図では細部の構造は省
略してある。
【0015】図2に示したように、液晶表示パネル62
は上フレーム1で周辺を挟持されており、この液晶表示
パネル62を構成するガラス基板74に形成されている
端子と駆動回路基板35の端子とはテープキャリアパッ
ケージ65を介して連結されている。駆動回路基板35
にはグランドパッド24が形成されており、上記上フレ
ーム1に形成された突起部18はグランドパッド24に
押圧されて上フレーム1と駆動回路基板35との間に所
定の空間を確保するようにしている。
【0016】したがって、上フレーム1を薄くした結
果、その剛性が低下しても、この剛性低下による変形に
よって当該上フレーム1が駆動回路基板35の回路パタ
ーンや実装部品に接触することが阻止される。なお、上
フレームに形成した突起部18は上記のように駆動回路
基板35のグランドパッド24に接触するような位置に
設けることに限らず、当該駆動基板35の絶縁部分に位
置するようにしてもよい。
【0017】これにより、液晶表示装置の薄型化に伴う
上フレームの剛性低下が原因となる上記上フレームと駆
動回路基板の回路パターンや実装部品との接触による動
作不良や故障の発生が回避される。以下、上記構成をス
ーパーツイステッドネマチック(STN)方式の液晶表
示装置に適用した具体例を説明する。なお、以降の図面
で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。 「具体例1」図3は本発明による液晶表示装置62を上
側からみた場合の液晶分子の配列方向(例えばラビング
方向)、液晶分子のねじれ方向、偏光板の偏光軸(ある
いは吸収軸)方向、および複屈折効果をもたらす部材の
光学軸方向を示し、図4は本発明による液晶表示装置6
2の要部斜視図を示す。
【0018】液晶分子のねじれ方向10とねじれ角θ
は、上電極基板11上の配向膜21のラビング方向6と
下電極基板12上の配向膜22のラビング方向7及び上
電極基板11と下電極基板12の間に挟持されるネマチ
ック液晶層50に添加される旋光物質の種類とその量に
よって規定される。図4において、液晶層50を挟持す
る2枚の上,下電極基板11,12間で液晶分子がねじ
れた螺旋構造をなすように配向させるには、上,下電極
基板11,12上の、液晶に接する、例えばポリイミド
からなる有機高分子樹脂からなる配向膜21,22の表
面を、例えば布などで一方向にこする方法、所謂ラビン
グ法が採られている。このときのこする方向、すなわち
ラビング方向、上電極基板11においてはラビング方向
6,下電極基板12においてはラビング方向7が液晶分
子の配列方向となる。
【0019】このようにして配向処理された2枚の上,
下電極基板11,12をそれぞれのラビング方向6,7
が互いにほぼ180度から360度で交叉するように間
隙d1 をもたせて対向させ、2枚の電極基板11,12
を液晶を注入するための切り欠け部51を備えた枠状の
シール材52により接着し、その間隙に正の誘電異方性
をもち旋光物質を所定量添加したネマチック液晶を封入
すると、液晶分子はその電極基板間で図中のねじれ角θ
の螺旋状構造の分子配列をする。なお、31,32はそ
れぞれ上,下電極である。
【0020】このようにして構成された液晶セル60の
上電極基板11の上側に複屈折効果をもたらす部材(以
下、複屈折部材と称する)40が配設されており、さら
にこの部材40および液晶セル60を挟んで上,下偏光
板15,16が設けられる。液晶50における液晶分子
のねじれ角θは好ましくは200度から300度である
が、透過率−印加電圧カーブの閾値近傍の点灯状態が光
を散乱する配向となる現象を避け、優れた時分割特性を
維持するという実用的な観点からすれば、230度から
270度の範囲がより好ましい。
【0021】この条件は、基本的には電圧に対する液晶
分子の応答をより敏感にし、優れた時分割特性を実現す
るように作用する。また、優れた表示品質を得るために
は、液晶層50の屈折率異方性Δn1 とその厚さd1
の積Δn1 ・d1 は好ましくは0.5μmから1.0μ
m、より好ましくは0.6μmから0.9μmの範囲に
設定するのが望ましい。
【0022】複屈折部材40は液晶セル60を透過する
光の偏光状態を変調するように作用し、液晶セル60単
体で着色した表示しかできなかったものを白黒の表示に
変換するものである。このためには、複屈折部材40の
屈折率異方性Δn2 とその厚さd2 の積Δn2 ・d2
極めて重要であり、好ましくは0.4μmから0.8μ
m、より好ましくは0.5μmから0.7μmの範囲に
設定する。
【0023】さらに、本発明になる液晶表示装置62は
複屈折による楕円偏光を利用しているので偏光板15,
16の軸と、複屈折部材40として一軸性の透明複屈折
板を用いる場合はその光学軸と、液晶セル60の電極基
板11,12の液晶配列方向6,7との関係が極めて重
要である。ここで、図3により上記の関係の作用効果に
ついて説明する。同図は図4の構成の液晶表示装置を上
から見た場合の偏光板の軸,一軸性の透明複屈折部材の
光学軸,液晶セルの電極基板の液晶配列方向の関係を示
したものである。
【0024】図3において、5は一軸性の透明複屈折部
材40の光学軸、6は複屈折部材40とこれに隣接する
上電極基板11の液晶配列方向、7は下電極基板12の
液晶配列方向、8は上偏光板15の吸収軸あるいは偏光
軸であり、角度αは上電極基板11の液晶配列方向6と
一軸性の複屈折部材40の光学軸5とのなす角度、角度
βは上偏光板15の吸収軸あるいは偏光軸8と一軸性の
透明複屈折部材40の光学軸5とのなす角度、角度γは
下偏光板16の吸収軸あるいは偏光軸9と下電極基板1
2の液晶配列方向7とのなす角度である。
【0025】ここで、上記角度α,β,γの測り方を定
義する。図8において、複屈折部材40の光学軸5と上
電極基板11の液晶配列方向6との交角を例として説明
する。光学軸5と液晶配列方向6との交角は図9に示し
たごとくφ1 およびφ2 で表すことができるが、ここで
はφ1 ,φ2 のうち小さい方の角度を採用する。すなわ
ち、図8の(a)においてはφ1 <φ2 であるから、φ
1 を光学軸5と液晶配列方向6との交角とし、図8の
(b)においてはφ1 >φ2 であるから、φ2 を光学軸
5と液晶配列方向6との交角とする。勿論φ1 =φ2
場合はどちらを採ってもよい。
【0026】この種の液晶表示装置においては、角度
α,β,γが極めて重要である。角度αは好ましくは5
0度から90度、より好ましくは70度から90度に、
角度βは好ましくは20度から70度、より好ましくは
30度から60度に、角度γは好ましくは0度から70
度、より好ましくは0度から50度に、それぞれ設定す
ることが望ましい。
【0027】なお、液晶セル60の液晶層50 のねじ
れ角θが180度から360度の範囲内にあれば、ねじ
れ方向10が時計回り方向,反時計回り方向のいずれで
あっても上記角度α,β,γは上記範囲内にあればよ
い。図4においては、複屈折部材40が上偏光板15と
上電極基板11の間に配設されているが、これに代えて
下電極基板12と下偏光板16との間に配設してもよ
い。この場合は図4の構成全体を倒立させたものとな
る。 「具体例2」基本構造は図3および図4に示したものと
同様である。図5において、液晶分子のねじれ角θは2
40度であり、一軸性の透明複屈折部材40としては平
行配向(ホモジェニアス配向)した、すなわちねじれ角
が0度の液晶セルを使用した。
【0028】ここで、液晶層の厚みd(μm)と旋光性
物質が添加された液晶材料のらせんピッチp(μm)の
比d/pは約0.53とした。配向膜21,22はポリ
イミド樹脂膜で形成し、これをラビング処理したものを
使用した。このラビング処理を施した配向膜がこれに接
する液晶分子を基板面に対して傾斜配向させるチルト角
(pretilt角)は約4度である。上記一軸性透明
複屈折部材40のΔn2 ・d2 は約0.6μmである。
一方、液晶分子が240度ねじれた構造の液晶層50の
Δn1 ・d1 は約0.8μmである。
【0029】このとき、角度αを約90度、角度βを約
30度、角度γを約30度とすることにより、上,下電
極31,32を介して液晶層50に印加される電圧が閾
値以下のときには光不透過すなわち黒、電圧がある閾値
以上になると光透過すなわち白の白黒表示が実現でき
た。また、下偏光板16の軸を上記位置より50度から
90度回転した場合は、液晶層50への印加電圧が閾値
以下のときは白、電圧が閾値以上になると黒の、前記と
逆の白黒表示が実現できた。
【0030】図6は図4の構成で角度αを変化指せたと
きの1/200デューティで時分割駆動時のコントラス
ト変化を示したものである。角度αが90度近傍では極
めて高いコントラストを示していたものが、この角度か
らずれるにつれて低下する。しかも、角度αが小さくな
ると点灯部,非点灯部ともに青味がかり、角度αが大き
くなると非点灯部は紫,点灯部は黄色になり、いずれに
しても白黒表示は不可能となる。角度βおよび角度γに
ついてもほぼ同様の結果となるが、角度γの場合は前記
したように50度から90度近く回転すると逆の白黒表
示となる。 「具体例3」基本構造は前記「具体例2」と同様であ
る。ただし、液晶層50の液晶分子のねじれ角は260
度,Δn1 ・d1 は約0.65μm〜0.75μmであ
る点が異なる。一軸性透明複屈折部材40として使用し
ている平行配向液晶層のΔn2・d2 は「具体例2」と
同じ約0.58μmである。
【0031】このとき、角度αを約100度,角度βを
約35度,角度γを約15度とすることにより、前記
「具体例1」と同様の白黒表示が実現できた。また、下
偏光板の軸の位置を上記値より50度から90度回転す
ることにより逆転の白黒表示が可能である点も「具体例
2」と同様である。角度α,β,γのずれに対する傾斜
も「具体例2」とほぼ同様である。
【0032】上記いずれの具体例においても、一軸性透
明複屈折部材40として、液晶分子のねじれのない平行
配向液晶セルを用いたが、むしろ20度ないし60度程
度液晶分子がねじれた液晶層を用いた方が角度による色
変化が少ない。このねじれた液晶層は、前記の液晶層5
0と同様、配向処理がなされた一対の透明基板の配向処
理方向を所定のねじれ角に交差するようにした基板間に
液晶を挟持することによって形成される。この場合、液
晶分子のねじれ構造を挟む2つの配向処理方向の挟角の
2等分角の方向を複屈折部材の光軸として取り扱えばよ
い。
【0033】また、複屈折部材40として透明な高分子
フィルムを用いてもよい(この際、一軸延伸のものが好
ましい)。この場合、高分子フィルムとしては、PET
(ポリエチレンテレフタレート),アクリル樹脂,ポリ
カーボネートが有効である。さらに、以上の具体例にお
いては、複屈折部材は単一であったが、図4において、
複屈折部材40に加えて、下電極基板12と下偏光板1
6との間にもう一枚の複屈折部材を挿入することもでき
る。この場合は、これらの複屈折部材のΔn2 ・d2
再調整すればよい。 「具体例4」基本構造は「具体例2」と同様である。た
だし、図9に示すごとく、上電極基板11上に赤,緑,
青のカラーフィルタ33R,22G,33B、各フィル
タ同志の間に光遮光膜33Dを設けることにより多色表
示が可能になる。図7に「具体例4」における液晶分子
の配列方向,液晶分子のねじれ方向,偏光板の軸に方向
および複屈折部材の光学軸の関係を示す。
【0034】なお、図9においては、各カラーフィルタ
33R,22G,33B、光遮光膜33Dの上に、これ
らの凹凸の影響を軽減させるための絶縁物からなる平滑
層23が形成された上に上電極31、配向膜21が形成
されている。図10は図1に示した本発明による液晶表
示モジュール63をラップトップパソコンの表示部に使
用したブロックダイヤグラムを、図11にラップトップ
パソコン64に実装した状態を示す。
【0035】図10において、マイクロプロセッサ49
で計算した結果をコントロール用LSI48を介して駆
動用IC34で液晶表示モジュールを駆動するものであ
る。なお、本発明の前記請求項に記載した発明は、上記
したSTN方式の液晶表示装置に限るものではなく、他
の方式の液晶表示装置にも同様に適用できるものであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上フレームを薄くした結果、その剛性が低下しても、駆
動回路基板上に形成された回路パターンや実装部品と接
触することがなく、動作不良や故障を防止でき、薄型化
可能な液晶表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示装置の1実施例の構成を
説明する展開斜視図である。
【図2】本発明による液晶表示装置の1実施例の要部構
造を説明する断面模式図である。
【図3】本発明による液晶表示装置の具体例1における
液晶分子の配列方向、液晶分子のねじれ方向、偏光板の
軸の方向および複屈折部材の光学軸の関係の説明図であ
る。
【図4】本発明による液晶表示装置の構成材の積層関係
を説明する要部斜視図である。
【図5】本発明による液晶表示装置の具体例2における
液晶分子の配列方向、液晶分子のねじれ方向、偏光板の
軸の方向および複屈折部材の光学軸の関係の説明図であ
る。
【図6】本発明による液晶表示装置の具体例1における
コントラスト、透過光色−交角α特性の説明図である。
【図7】本発明による液晶表示装置の具体例3における
液晶分子の配列方向、液晶分子のねじれ方向、偏光板の
軸の方向および複屈折部材の光学軸の関係の説明図であ
る。
【図8】本発明による液晶表示装置における交角α,
β,γの測り方の説明図である。
【図9】本発明による液晶表示装置における上電極基板
部の構成を説明する一部切欠き斜視図である。
【図10】本発明による液晶表示装置をラップトップパ
ソコンの表示部に使用した場合のブロック図である。
【図11】本発明による液晶表示装置をラップトップパ
ソコンの表示部に使用した場合の外観図である。
【符号の説明】
1 上フレーム 2 下フレーム 3 液晶表示窓 13 スペーサ 14 上フレームと液晶表示パネルを固定する粘着テー
プ 17 ランプカバー 18 駆動回路基板に形成されたグランドパットに半田
付けされる切り起こし片 20 下フレームに形成した爪受けに固定する爪 35 駆動回路基板 36 冷陰極管からなるバックライト光源(ランプ) 37 光拡散板と導光板および反射板からなる導光体組
立 42 線状のバクライトを搭載する中間フレーム 62 液晶表示パネル 65 テープキャリアパッケージ 74 ガラス基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅山 一夫 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 畑山 重治 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 野沢 悠夫 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示窓をもつ上フレームと、駆動回路基板
    を一体化した液晶板とからなる液晶表示パネルと、光拡
    散板と導光板および反射板とからなる導光体組立と、こ
    の導光体組立を内枠に収容すると共に少なくとも一辺に
    線状のバックライト光源を搭載する枠状の中間フレー
    ム、および下フレームとをこの順で積層し、上記上フレ
    ームと下フレームとを連結固定してなる液晶表示装置に
    おいて、 前記上フレームの枠辺に液晶表示パネルを構成する駆動
    回路基板の方向に突出する突起を設け、上記上フレーム
    と上記駆動回路基板に形成された回路との接触を防止し
    てなることを特徴とする液晶表示装置。
JP13351793A 1993-06-03 1993-06-03 液晶表示装置 Pending JPH06347761A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100506623B1 (ko) * 1998-03-06 2005-10-12 삼성전자주식회사 엘씨디(lcd) 모듈
KR100714207B1 (ko) * 1999-06-29 2007-05-02 가부시키가이샤 아드반스트 디스프레이 액정표시장치
JP2009175445A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Sharp Corp 表示装置
KR101107694B1 (ko) * 2004-12-30 2012-01-25 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치 모듈
WO2012111584A1 (ja) * 2011-02-17 2012-08-23 シャープ株式会社 表示装置

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