JPH06825A - 樹脂中空製品の金属中子の溶融除去方法 - Google Patents

樹脂中空製品の金属中子の溶融除去方法

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Publication number
JPH06825A
JPH06825A JP14927392A JP14927392A JPH06825A JP H06825 A JPH06825 A JP H06825A JP 14927392 A JP14927392 A JP 14927392A JP 14927392 A JP14927392 A JP 14927392A JP H06825 A JPH06825 A JP H06825A
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JP
Japan
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metal
core
metal core
resin molded
molded product
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Pending
Application number
JP14927392A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Machida
武志 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication of JPH06825A publication Critical patent/JPH06825A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/44Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles
    • B29C33/52Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles soluble or fusible

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属中子を短時間で溶融除去することがで
き、この場合に金属残渣及び油残渣が残留せず、従って
洗浄が極めて容易な金属中子の除去方法を提供する。 【構成】 樹脂成形品の製造における金属中子の除去工
程において、樹脂成形品中間体に収容されている金属中
子を、中子を構成する金属の融点より高温の沸点を有す
るパーフルオロカーボンの蒸気により加熱して該金属中
子を溶融除去することを特徴とする金属中子の除去方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂成形品の製造にお
ける金属中子の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンのプラスチックマニホー
ルド等樹脂成形品の製造における金属中子の除去方法と
して、従来から誘導加熱法及び高温油強制対流法が用い
られている。誘導加熱法は、金属中子を収容した樹脂成
形品中間体を油浴内の誘導加熱コイル中に置き、該誘導
加熱コイルに電流を通すことにより中子金属を誘導加熱
してそれを溶融除去する方法であり、この方法によれば
金属溶融のための加熱時間は5分間程度と短いが過熱に
よる金属の焼付きが多く、このように過熱された金属残
渣に洗浄により取り除くのが非常に困難である。また樹
脂材料の過熱により樹脂が劣化するおそれがあった。
【0003】高温油強制対流法は、中子金属の融点より
高温に加熱された油を油浴中で循環させ、この油浴中に
金属中子を収容した樹脂成形中間体を浸漬して中子金属
を溶融除去する方法である。この方法においては金属残
渣はほとんど残留しないが、完全に金属を溶融除去する
には長時間を要するという欠点があった。この様な欠点
を解除する手段として、特開昭63−92419には、
中子金属を収容した樹脂成形中間体を高周波加熱(誘導
加熱)しながら、中子の融点前後に加熱されたシリコー
ン油を加圧注入することにより、短時間に中子金属を完
全に除去する方法が開示されている。しかしながら、上
記いずれの方法においても油(熱媒体)を洗浄除去する
のが困難であるという欠点が存在した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、短時
間で中子金属を溶融除去することができ、しかもその際
に金属残渣及び油等の残留がなく、また最終洗浄が容易
な、中子金属の溶融除去方法を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、樹脂成形
品中間体中の金属中子の除去方法であって、樹脂成形品
中間体から金属中子を除去する段階において、金属中子
を該中子を構成する金属の融点より高温の沸点を有する
パーフルオロカーボンの蒸気により加熱して該金属中子
を樹脂成形品中間体から溶融除去することにより目的と
する樹脂成形品を得ることを特徴とする方法により解決
される。
【0006】
【具体的な方法】本発明は自動車エンジンのプラスチッ
クマニホールド、その他種々の樹脂成形品の製造におけ
る中子金属の溶融除去方法に関するものであって、樹脂
の種類、成形品の種類や使用目的、成形品の具体的な製
造方法等に拘らず一般的に適用することができる。
【0007】本発明における中子金属としてはパーフル
オロカーボンの沸点よりも低い融点を有する金属が使用
可能具体的にはインジウム単体(融点156℃)、スズ
−ビスマス合金(融点138℃)、インジウム−鉛−銀
合(融点149℃)、半田(融点183℃)等がある。
一方本発明の方法において使用する加熱媒体は、パーフ
ルオロカーボンの蒸気であり該蒸気の凝縮の際の潜熱に
より中子金属を溶融させるものであるため、パーフルオ
ロカーボンの沸点は中子金属の融点より高温である必要
がある。この様なパーフルオロカーボンとしては、特性
上、その沸点が中子金属の融点より20℃以上高いもの
が好適であり、パーフルオロカーボンの沸点が中子金属
の融点より30℃〜80℃高いことがさらに好ましい。
【0008】ここで、具体的なパーフルオロカーボンと
しては、パーフロロトリペンチルアミン、(C5 11
3 N、沸点218℃)(米国3M社製)やパーフロロト
リブチルアミン、(C4 9 3 N、沸点174℃)
(米国3M社製)等がある。本発明の方法の実施方法及
び原理を図1に示す。図1は全体として中子溶融除去装
置1を示す。パーフルオロカーボンの液体2をヒーター
3により加熱し、パーフルオロカーボンの飽和蒸気4を
生成せしめる。この蒸気4中に金属中子5を収容した中
空樹脂成形体6を入れると、蒸気4の凝縮熱により金属
中子5が溶融され、中空体6から除去されて溶融金属溜
りに回収される。そして、中空樹脂成形体が入手可能と
なる。
【0009】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。実施例1 スズ−ビスマス合金(融点138℃)約10kgから成る
中子金属を収容した樹脂成形体を沸点約218℃のパー
フルオロカーボンフロリナートFC70(米国3M製)
の飽和蒸気中に入れた。中子金属は約20分間で溶融除
去され、金属残渣は微量であり、またパーフルオロカー
ボンの残渣がないため洗浄が容易であった。
【0010】比較例1 実施例1と同じ量の同じ種類の中子を収容する樹脂成形
体中の中子を油浴中で誘導加熱した。溶融除去時間は5
分間と短かかったが金属残渣が多量に残留した。また金
属残渣に加えて油も残留しており、洗浄は極めて困難で
あった。
【0011】比較例2 実施例1と同じ種類の中子金属を同量収容した樹脂成形
体を200℃の油浴に浸漬することにより中子を除去し
た。中子の溶融除去に要する時間は約70分間と長かっ
た。また金属残渣は極く微量であったが油残渣のため洗
浄が困難であった。
【0012】
【効果】本発明の方法によれば、短時間で、かつ金属残
渣及び油残渣を伴わないで中子金属を溶融除去すること
ができる。また、パーフルオロカーボン液体は、その性
質上、表面エネルギーが小さく残渣洗浄が極めて容易で
ある。その他、パーフルオロカーボンは沸点が均一であ
り、蒸気の温度分布が極めて均一であるため、過熱によ
って樹脂成型品を劣化させるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の金属中子除去方法を用いた装置
図である。
【符号の説明】
1…金属中子溶融除去装置 2…パーフルオロカーボン液体 3…ヒーター 4…パーフルオロカーボンの飽和蒸気 5…金属中子 6…樹脂成形体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品中間体中の金属中子の除去方
    法であって、樹脂成形品中間体から金属中子を除去する
    段階において、金属中子を該金属中子を構成する金属の
    融点より高温の沸点を有するパーフルオロカーボンの蒸
    気により加熱して該金属中子を樹脂成形品中間体から溶
    融除去することにより目的の樹脂成形品を得ることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記中子の金属がインジウム、単体、ま
    たはスズもしくはインジウムを主成分とする合金であり
    かつ前記パーフルオロカーボンが170℃以上の沸点を
    有するものであることを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
JP14927392A 1992-06-09 1992-06-09 樹脂中空製品の金属中子の溶融除去方法 Pending JPH06825A (ja)

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JP14927392A JPH06825A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 樹脂中空製品の金属中子の溶融除去方法

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JP14927392A JPH06825A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 樹脂中空製品の金属中子の溶融除去方法

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JP14927392A Pending JPH06825A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 樹脂中空製品の金属中子の溶融除去方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6197559B1 (en) 1998-03-18 2001-03-06 Ajinomoto Co., Inc. L-glutamic acid-producing bacterium and method for producing L-glutamic acid

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6197559B1 (en) 1998-03-18 2001-03-06 Ajinomoto Co., Inc. L-glutamic acid-producing bacterium and method for producing L-glutamic acid

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