JPH068246A - リサイクル用樹脂の回収方法 - Google Patents

リサイクル用樹脂の回収方法

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JPH068246A
JPH068246A JP16744492A JP16744492A JPH068246A JP H068246 A JPH068246 A JP H068246A JP 16744492 A JP16744492 A JP 16744492A JP 16744492 A JP16744492 A JP 16744492A JP H068246 A JPH068246 A JP H068246A
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resin
screen
coating film
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product
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JP16744492A
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Akira Miyake
彰 三宅
Kentaro Mashita
健太郎 間下
Masao Toyoda
雅男 豊田
Taichi Nishio
太一 西尾
Masashi Yamamoto
正志 山本
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再成形(リサイクル)後の成形品の機械的物
性や外観をそこなうことのない優れたリサイクル用樹脂
の回収方法を提供する。 【構成】 表面被覆加工された樹脂成形品を粉砕する手
段および溶融押出分離手段を用い、かつ、該溶融押出分
離手段において、スクリーンオートチェンジャーを用
い、樹脂圧の制御によりスクリーンを自動的に交換する
ことを特徴とするリサイクル用樹脂の回収方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装等の表面被覆加工
された樹脂成形品から樹脂を回収するリサイクル用樹脂
の回収方法に関するものである。さらに詳しくは、塗装
等により表面被覆加工された樹脂成形品から、塗膜等が
除去された、再成形(リサイクル)後の成形品の機械的
物性や外観をそこなうことのない優れたリサイクル用樹
脂の回収方法に関するものである。本発明の方法は塗装
されたもの以外に印刷されたもの、貼合されたものにも
利用できる。また、成形品としては、射出成形品、押出
成形品やその他の成形法による成形品に利用できる。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品は、表面保護と高級感、個性
化付与等の外観向上のため塗装、印刷、貼合などの表面
被覆加工がなされることが多い。特に、自動車部品にお
いては、塗装品が多く使用されている。一方、近年の地
球環境問題や資源保護の観点から、種々のリサイクル、
再使用が望まれいる。樹脂成形品の場合、特に、そのニ
ーズが大きい。ただ塗装されたり、被覆加工された樹脂
成形品は、通常、塗膜や、印刷インク、貼合品と樹脂と
の分離がきわめて困難であり、そのまま粉砕、造粒して
再使用さぜるを得ない。ところがこのような成形で再利
用すると、樹脂と相溶しない塗膜、インク等が樹脂中に
残存し、衝撃強度等の機械的物性が低下する問題が発生
する。さらにこれらの残存物が表面にブツとして現わ
れ、外観不良現象が発生する。それ故、この形式の再利
用には、用途的に非常に限定される。
【0003】この塗膜等を除去する方法として、塗膜等
を溶剤で溶かしたり、剥離し、分離する方法等が考えら
れるが、使用溶剤の精製、廃液処理等で経済性、環境面
で問題がある。また、粉砕後、押出機にて溶融させ、ダ
イスの手前でスクリーンにより塗膜等を除去する方法も
考えられる。この方法は、経済性では有利であるが、す
ぐにスクリーンが目づまりをおこし、ベントアップした
りスクリーンをむりやり塗膜等が通り抜けてしまう問題
がある。これらの従来の塗膜等の除去法の欠点を改良
し、経済性及び再使用品の性能の優れたものがえられる
除去法は、社会的に強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる観点より、経済
的に有利な粉砕、溶融押出除去法を改良し、機械的物性
や外観の優れたものを得ることは、広範囲に展開されて
いる樹脂成形品用途に対し、広くリサイクル、再使用法
の方法を提供することになり、同じ成形品用途にまで再
利用できることも考えれば、地球環境問題や資源保護の
新しい展開の可能性が期待できる。しかしながら、粉
砕、溶融押出除去法には、前述のペントアップや塗膜等
がスクリーンをパスする問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる観
点より、塗装等により表面被覆加工された樹脂成形品か
ら塗膜等を除去する方法を解決すべく、広汎かつ緻密に
探索、研究した結果、再成形後の成形品の機械的物性や
外観をそこなわない塗膜等の除去法をみいだし、本発明
に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、表面被覆加工された
樹脂成形品から表面被覆層が除去された樹脂を回収する
方法において、該樹脂成形品を粉砕する手段および溶融
押出分離手段を用い、かつ、該溶融押出分離手段におい
て、押出機のダイスの手前にスクリーンオートチェンジ
ャーを設備し、樹脂圧の制御によりスクリーンを自動的
に交換することを特徴とするリサイクル用樹脂の回収方
法に関するものである。また、本発明は、表面被覆加工
された樹脂成形品から表面被覆層が除去された樹脂を回
収する方法において、該樹脂成形品を粉砕する手段、比
重差分離手段および溶融押出分離手段を用い、かつ、該
溶融押出分離手段において、押出機のダイスの手前にス
クリーンオートチェンジャーを設備し、樹脂圧の制御に
よりスクリーンを自動的に交換することを特徴とするリ
サイクル用樹脂の回収方法に関するものである。
【0007】本発明は、塗装等により表面被覆加工され
た樹脂成形品を粉砕し、溶融押出造粒する工程におい
て、塗膜等の大半を除去し、かつ、たとえ残留した塗膜
等も、再成形(リサイクル)後の成形品の機械物性性や
外観をそこなわない微少化した径のもののみであるよう
に制御する方法に関するものである。詳しくは、溶融押
出造粒工程で、押出機出口ダイスの手前でスクリーンに
より塗膜等を除去する工程において、スクリーンに一定
量の塗膜等が目づまりすると自動的に新しいスクリーン
に交換されるスクリーンオートチェンジャーを用いるこ
とである。通常、細かい塗膜等を除去しようとして、目
開きサイズの小さいスクリーンを用いると、すぐに目づ
まりをおこし、スクリーンオートチェンジャーの交換ス
ピードがおいつかなくなり結果的に除去効果が低下す
る。本発明者らは、この問題点を解決すべく、粉砕品の
粒径と、スクリーンメッシュ目開きサイズ及び樹脂圧の
関係を、鋭意検討した結果、これらの関係を上記のよう
に特定することにより再成形した成形品の機械的物性、
外観の良好なものが得られ、本発明にいたった。
【0008】本発明における樹脂成形品とは、熱可塑性
樹脂および該熱可塑性樹脂を含有する樹脂組成物からな
る成形品をいう。具体的にはポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタ
クリレート、ポリアミド、ポリカーボネート、熱可塑性
ポリエステル、ポリフェニレンエーテル等広く市場で用
いられている樹脂、あるいは、エチレン−プロピレンブ
ロック共重合体樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重
合体樹脂、アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共
重合体樹脂等、およびこれらの樹脂をベースにしたブレ
ンド系、ポリマーアロイ系、フィラーや繊維強化材、添
加剤や難燃剤等を含有した樹脂組成物等からなる成形品
が挙げられる。該成形品は、射出成形、押出成形、真空
成形等、熱可塑性樹脂一般に用いられる成形法により成
形される。
【0009】該樹脂成形品の具体例としては、自動車用
部品、特に、バンパー、インストルメントパネル、フェ
ンダー、トリム、ドアーパネル、ホイールカバー、サイ
ドプロテクター、トランクリッド、ボンネット、ルーフ
等の内装、外装部品であり、二輪車用部品として、カウ
リング、マフラーカバー、レッグシールドなどが挙げら
れる。さらに電気用部品としては、ハウジング、シャー
シーなどを挙げることができる。
【0010】本発明において、表面被覆加工とは、樹脂
成形品の表面に塗装、印刷、接着、ホットスタンプ、蒸
着、スパッタリング、メッキ等により表面被覆層を形成
し、該樹脂成形品の表面に加飾、表面保護等の機能付与
を行う加工技術をいう。
【0011】本発明において、樹脂成形品を粉砕する手
段とは、該成形品を微細化する手段を意味し、該成形品
を粗粉砕しその後微粉砕する多段粉砕方式や、微細化ま
で一段で行う方式等があるが、その方式は限定されるも
のではない。具体的な粉砕手段としては、ハンマーミ
ル、ターボミル、ジェットミル、ピンミル、遠心ミル、
ロートプレックス、パルベルイザー、湿式粉砕、チョッ
パーミル、ウルトラローター等を用いる粉砕手段が挙げ
られ、常温あるいは冷凍粉砕方式を用いることができ
る。特に、常温で粉砕しにくい、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等は、冷凍粉砕方式または温度上昇防止の工夫
をしている方式が有用で、具体的にはパルベライザー
(独、Herbold社製)、ウルトラローター(独、
Altenburger Machenen Jach
ering社製)などを用いる手段が有用である。粉砕
する程度は微細化される程よいが、粒径は通常5mm以
下、好ましくは1.95mm以下、より好ましくは70
1μm以下、さらに好ましくは208μm以下である。
【0012】本発明において用いる比重差分離手段と
は、上記粉砕品を、風あるいは流動する水等により分離
を行い、より微小化された粉砕品を得る手段をいう。該
比重差分離手段としては、流動する水により分離を行な
うハイドロサイクロンを用いる手段が有効である。
【0013】本発明において、溶融押出分離手段とは、
上記粉砕品あるいは比重差分離手段により微小化された
粉砕品を、押出機等により溶融押出造粒を行い、押出機
出口(ダイス)手前に設けたスクリーンにより、塗膜等
の表面被覆層を形成する材料と樹脂とを分離する手段を
いう。該押出機としては、一軸スクリュー押出機、二軸
スクリュー押出機、ブスコニーダー、KCKルーダー等
特に限定されないが、ダイスの前に、樹脂圧が一定にな
ると自動的にスクリーンが交換されるスクリーンオート
チェンジャーが付属していることが必須である。このス
クリーンオートチェンジャー付の押出機を何回かパスす
る多段方法は、より塗膜等の除去に有効である。この多
段方式は、多段の押出機が一体として組合わされたもの
で、各押出機のダイス手前に各々スクリーンオートチェ
ンジャーがついているものが好ましい。このスクリーン
オートチェンジャーのスクリーン交換制御は、スクリー
ン前の又は前後の樹脂圧によりコントロールされる。樹
脂圧は、用いるスクリーンの目開きサイズ、樹脂の粘
度、吐出量、スクリュー回転数により変化するが、スク
リーンを交換する樹脂圧(スクリーン通過前の樹脂圧
と、通過後の樹脂圧の差△P)は、100kg/cm2
以下であることが好ましく、より好ましくは80kg/
cm2 以下、さらに好ましくは60kg/cm2 以下で
ある。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、こ
れらは単なる例示であり、本発明はこれに限定されるこ
とはない。なお、実施例中の残存塗膜量については次の
ように測定した。先ず、標準サンプルとして、下記塗装
成形品を208μ以下に全量を細かく粉砕したものをプ
レス成形し、蛍光X線でTi含有量を定量した。その値
を残存塗膜量100wt%とし、塗装していないものを
この系に、30wt%、50wt%、70wt%になる
ようまぜた系および塗装してないもののみのTi含有量
を定量化した。これらのデーターよりTi含有量と残存
塗膜量の直線関係を得、検量線とした。実施例中の残存
塗膜量は、各々のTi含有量を蛍光X線にて定量し、こ
の検量線を用いて算出した。又、塗膜を除去する際、塗
膜量を削減することも重要であるが物性、外観には残存
塗膜量の平均粒径を小さくすることや、大きい粒子の塗
膜を除去することも重要である。実施例中の平均粒径
は、粉砕品や再成形品をプレス成形にて20〜30μm
厚みのフイルムにし、透過法の光学顕微鏡で写真をと
り、50μ以上の塗膜を50個以上の塗膜の長径を画像
解析装置で測定し、粒径分布及び数平均粒径を得た。
【0015】実施例1 ポリプロピレン系樹脂組成物(エチレン−プロピレンブ
ロックコポリマー/タルク=90/10wt%)を射出
成形にて成形し、樹脂成形品を得た。(厚み3mm)そ
の後、クロロセンにて脱脂処理し、プライマー(「RB
115」登録商標日本ビーケミカル社製)を塗布し、風
乾した。そして、変性ウレタン系白塗料(「フレキセン
101」登録商標 日本ビーケミカル社製)を塗付後、
120℃、30分で焼きつけ乾燥し、塗装成形品を得
た。(プライマー厚み5μm、塗膜厚み100μm)こ
の塗装された樹脂成形品を5mm径の穴のあいたスクリ
ーンをもつ粉砕機(「JC7型」登録商標 森田製作所
製)で常温にて粗粉砕した。これをハイドロサイクロン
「円錐型サイクロン」登録商標(帝人エンジニアリング
社製)に、スラリー濃度1wt%でかけ塗膜分離をし
た。これの塗膜残存率は70wt%で塗膜平均粒径は2
84μmであった。この粉砕分離品を、スクリーンオー
トチェンジャーをつけた2軸混練機(「TEX−44」
登録商標 日本製鋼所製)で押出分離した。このときの
スクリーンメッシュは目開きサイズ63μmを用いた。
スクリーン交換の△P設定値は100kg/cm2 とし
た。このときの押出分離品の残留塗膜量は、50wt%
で塗膜平均粒径は139μmであった。
【0016】比較例1 実施例1と同じ粉砕分離品を、スクリーンオートチェン
ジャーにメッシュを入れずにTEX−44で押出した。
他の押出条件の実施例1と同一にした。このときの残存
塗膜などは、70wt%で、塗膜平均粒径は、250μ
mであった。
【0017】比較例2 実施例1と同じ粉砕分離品を、スクリーンオートチェン
ジャーを使用せずに、押出分離した。メッシュの目開き
サイズは実施例1と同じ63μmであった。このときの
塗膜残存率は、65wt%で、塗膜平均粒径は、195
μmであった。
【0018】比較例3 比較例2において、メッシュの目開きサイズを36μm
と変更した以外は、すべて同じ条件で押出分離した。押
出分離品の塗膜残存量は、63wt%で塗膜平均粒径
は、190μmであった。
【0019】実施例2 実施例1において、粗粉砕分離工程において、実施例1
の粉砕分離品をさらに、1.98mm径のスクリーンを
もつ粉砕機で常温粉砕し、ハイドロサイクロンにかけ分
離した。このときの残存塗膜量は55wt%で、塗膜平
均粒径は255μmであった。これを実施例1と同じ方
法で押出分離したところ、残存塗膜量は、45wt%、
塗膜平均粒径は、80μmであった。
【0020】実施例3 実施例1において、粗粉砕のものをさらにパルベライザ
ー「PU−500」登録商標(独、Herbold社
製)で常温微粉砕し、24メッシュ(目開きサイズ70
1μmスクリーンでパスしたものをとり出した。このと
きのパス品の残存塗膜量は、83wt%で塗膜平均粒径
は、98μmであった。これを、実施例1と同じ方法
で、押出分離したところ、残存塗膜量は57wt%、塗
膜平均粒径は、67μmであった。
【0021】実施例4 実施例3において、常温微粉砕後65メッシュ(目開き
サイズ208μm)パスするものだけをとりだした。こ
れをさらにハイドロサイクロン(「SP−30」登録商
標 ラサ工業社製)にスラリー濃度2wt%でかけたと
ころ、分離されたものの残存塗膜量は42wt%で、塗
膜平均粒径は84μmであった。この粉砕分離品を実施
例1と同じ方法で押出分離したところ、塗膜残存率35
wt%、塗膜平均粒径60μmであった。
【0022】実施例5 実施例1において、粗粉砕のみのものを冷凍粉砕し、6
5メッシュパス品をとり出し、実施例4と同じ条件でハ
イドロサイクロンにかけた。分離されたものは、塗膜残
存量35wt%、塗膜平均粒径100μmであった。こ
れを、実施例1と同じ押出分離方法で、スクリーンメッ
シュのみ目開きサイズ20μmのものに、変更し、押出
分離した。得られたものの塗膜残存量は、30wt%で
塗膜平均粒径は66μmであった。
【0023】実施例6 実施例5の粉砕、ハイドロサイクロン分離品を、実施例
5と同じ方法で押出分離する際、△P設定値を80kg
/cm2 とした。得られた押出分離品の塗膜残存量は、
28wt%で、塗膜平均粒径は59μmであった。
【0024】実施例7 実施例6において、△P設定値を60kg/cm2 に変
更した他は、実施例5と同一の条件下、押出分離した。
えられたものの塗膜残存量は25wt%で、塗膜平均粒
径は52μmであった。
【0025】実施例8 実施例1で得られた押出分離品を、押出分離のスクリー
ンメッシュを36μmの目開きのものに変え、他は実施
例1と同じ条件で、もう一度押出分離した。得られたも
のは、塗膜残存量40wt%、塗膜平均粒径は102μ
mであった。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、表
面被覆加工された樹脂成形品を粉砕し、必要により比重
差分離後、溶融押出分離する工程で、押出機のダイス前
にスクリーンオートチェンジャーを設備し、樹脂圧が高
くなると自動的にスクリーンが交換し、塗膜がスクリー
ンをパスすることを樹脂圧の制御で防止することによ
り、大きい粒径の塗膜が除去され、塗膜の除去効率が向
上し、かつ、残存塗膜平均粒径も小さくなり、成形品外
観および物性低下を大巾に改善した、リサイクル用樹脂
の回収方法を提供することができる。とくに、スクリー
ン前後の圧力差が小さい値でスクリーンオートチェンジ
ャーが作動させれば、より除去効率が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 太一 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内 (72)発明者 山本 正志 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学工 業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面被覆加工された樹脂成形品から表面被
    覆層が除去された樹脂を回収する方法において、該樹脂
    成形品を粉砕する手段および溶融押出分離手段を用い、
    かつ、該溶融押出分離手段において、押出機のダイスの
    手前にスクリーンオートチェンジャーを設備し、樹脂圧
    の制御によりスクリーンを自動的に交換することを特徴
    とするリサイクル用樹脂の回収方法。
  2. 【請求項2】表面被覆加工された樹脂成形品から表面被
    覆層が除去された樹脂を回収する方法において、該樹脂
    成形品を粉砕する手段、比重差分離手段および溶融押出
    分離手段を用い、かつ、該溶融押出分離手段において、
    押出機のダイスの手前にスクリーンオートチェンジャー
    を設備し、樹脂圧の制御によりスクリーンを自動的に交
    換することを特徴とするリサイクル用樹脂の回収方法。
  3. 【請求項3】スクリーンを交換する樹脂圧が100kg
    /cm2 以下である請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】スクリーンを交換する樹脂圧が80kg/
    cm2 以下である請求項1または2記載の方法。
  5. 【請求項5】スクリーンを交換する樹脂圧が60kg/
    cm2 以下である請求項1または2記載の方法。
  6. 【請求項6】粉砕したものの粒径が701μm以下であ
    る請求項1または2記載の方法。
  7. 【請求項7】粉砕したものの粒径が208μm以下であ
    る請求項1または2記載の方法。
  8. 【請求項8】粉砕したものの粒径が1.95mm以下で
    ある請求項2記載の方法。
JP16744492A 1992-06-25 1992-06-25 リサイクル用樹脂の回収方法 Pending JPH068246A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022230331A1 (ja) 2021-04-27 2022-11-03 花王株式会社 再生用樹脂の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62167012A (ja) * 1986-01-21 1987-07-23 Teijin Eng Kk 造粒装置

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