JPH0682434B2 - 鍵管理設備 - Google Patents
鍵管理設備Info
- Publication number
- JPH0682434B2 JPH0682434B2 JP62195814A JP19581487A JPH0682434B2 JP H0682434 B2 JPH0682434 B2 JP H0682434B2 JP 62195814 A JP62195814 A JP 62195814A JP 19581487 A JP19581487 A JP 19581487A JP H0682434 B2 JPH0682434 B2 JP H0682434B2
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- JP
- Japan
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- key
- building
- response signal
- signal
- specific signal
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ホテル等ルームキーが不特定者の管理下にあ
る建物や各種のテナントが入居している賃貸ビルに代表
されるように、テナント毎に区画されたゾーンをそれぞ
れに対して錠を設けてある建物において、前記錠に対応
する鍵を管理する場合等に設けられる鍵管理設備に関す
る。
る建物や各種のテナントが入居している賃貸ビルに代表
されるように、テナント毎に区画されたゾーンをそれぞ
れに対して錠を設けてある建物において、前記錠に対応
する鍵を管理する場合等に設けられる鍵管理設備に関す
る。
［従来技術］ 従来のこの種の鍵管理設備は、ビルの出入口近傍に保管
部を設け、各テナントの出入口を施錠した退室者に必ず
鍵を保管部へ収納させるようにしている。また、入室者
が鍵を取り出すためにはテンキー等を操作して鍵を保管
部から取り出すための取出情報を入力してこの取出情報
と予め記憶された記憶情報とが一致された場合に鍵が取
り出せるようになっている。これにより、各テナントの
入居者へ鍵を渡し間違えることがない。
部を設け、各テナントの出入口を施錠した退室者に必ず
鍵を保管部へ収納させるようにしている。また、入室者
が鍵を取り出すためにはテンキー等を操作して鍵を保管
部から取り出すための取出情報を入力してこの取出情報
と予め記憶された記憶情報とが一致された場合に鍵が取
り出せるようになっている。これにより、各テナントの
入居者へ鍵を渡し間違えることがない。
ところが、鍵が保管部へ保管されている状態であって
も、各テナントの出入口の錠が施錠されているか否かは
判断できず、管理者の見回りによらなければ前記錠の施
錠状態を発見することができない。
も、各テナントの出入口の錠が施錠されているか否かは
判断できず、管理者の見回りによらなければ前記錠の施
錠状態を発見することができない。
このため、本出願人は各テナントの出入口にこの出入口
の施錠状態を検出する検出手段を設置して、この検出手
段と鍵の保管部への保管状態とから入居者の現在の状態
（不在、存在、入居者鍵保持中、異常）を把握すること
を提案している（特願昭61−276990号、同61−276991
号、同61−276992号）。
の施錠状態を検出する検出手段を設置して、この検出手
段と鍵の保管部への保管状態とから入居者の現在の状態
（不在、存在、入居者鍵保持中、異常）を把握すること
を提案している（特願昭61−276990号、同61−276991
号、同61−276992号）。
これにより、各テナントの施錠忘れや不当な解錠を迅速
に報知することができる。
に報知することができる。
［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、各テナントの出入口が施錠され、かつ保
管部に鍵が存在していない場合、上記システムでは入居
者が鍵を保持していることしか判断できず、この入居者
が鍵をビル外へ持出しているか否かは判断できない。こ
れでは、鍵管理設備に大きな支障をきたすことになる。
すなわち、同じテナントの入居者が入室できなかった
り、緊急事態に際してマスターキー管理者の到着を待た
なければならなかったりする不都合が生じる。
管部に鍵が存在していない場合、上記システムでは入居
者が鍵を保持していることしか判断できず、この入居者
が鍵をビル外へ持出しているか否かは判断できない。こ
れでは、鍵管理設備に大きな支障をきたすことになる。
すなわち、同じテナントの入居者が入室できなかった
り、緊急事態に際してマスターキー管理者の到着を待た
なければならなかったりする不都合が生じる。
また、テナントが変った後、以前の入居者が合鍵を作成
してることがあり、鍵管理設備を厳格とするためにはテ
ナント変更毎に錠を取り替える必要があった。
してることがあり、鍵管理設備を厳格とするためにはテ
ナント変更毎に錠を取り替える必要があった。
本発明は上記事実を考慮し、ビル外への鍵の持出しを未
然に防止できる鍵管理設備を得ることが目的である。
然に防止できる鍵管理設備を得ることが目的である。
［問題点を解決するための手段］ 本発明に係る鍵管理設備は、 ビルに設けられ、ビル内のビル出入口近傍の所定のエリ
アに特定信号を送信する特定信号送信器と、 前記ビル内で使用される鍵に設けられ、特定信号を受信
する特定信号受信器と、 前記鍵に設けられ、特定信号受信器の特定信号の受信に
応じて応答信号を送信する応答信号送信器と、 前記ビルに設けられ、応答信号を受信する応答信号受信
器と、 この応答信号受信器が応答信号を受信することにより作
動し、鍵がビルから持ち出されることを防止する防止手
段と、 を有することを特徴とする。
アに特定信号を送信する特定信号送信器と、 前記ビル内で使用される鍵に設けられ、特定信号を受信
する特定信号受信器と、 前記鍵に設けられ、特定信号受信器の特定信号の受信に
応じて応答信号を送信する応答信号送信器と、 前記ビルに設けられ、応答信号を受信する応答信号受信
器と、 この応答信号受信器が応答信号を受信することにより作
動し、鍵がビルから持ち出されることを防止する防止手
段と、 を有することを特徴とする。
［作用］ 上記構成によれば、特定信号送信器が、ビル出入口近傍
の所定のエリアに特定信号を送信している。ビル外へ出
ようとする者が、鍵を保管場所へ収納しないでそのまま
持ってビル出入口近傍に到ると、所定のエリアで、特定
信号受信器34が特定信号を受信する。特定信号受信器が
特定信号を受信すると、これに応じ、応答信号送信器が
応答信号を送信し、応答信号は応答信号受信器で受信さ
れる。応答信号受信器が応答信号を受信すると、これに
より、防止手段が作動する。防止手段では、鍵がビルか
ら持ち出されることが防止される。
の所定のエリアに特定信号を送信している。ビル外へ出
ようとする者が、鍵を保管場所へ収納しないでそのまま
持ってビル出入口近傍に到ると、所定のエリアで、特定
信号受信器34が特定信号を受信する。特定信号受信器が
特定信号を受信すると、これに応じ、応答信号送信器が
応答信号を送信し、応答信号は応答信号受信器で受信さ
れる。応答信号受信器が応答信号を受信すると、これに
より、防止手段が作動する。防止手段では、鍵がビルか
ら持ち出されることが防止される。
防止手段としては、鍵を保管場所に収納することを促す
情報を報知する報知手段、例えば、視覚や聴覚を通して
鍵を保管場所に収納することを促すような表示盤やスピ
ーカ等が可能である。小型のスピーカを鍵に取付けるこ
とも可能である。
情報を報知する報知手段、例えば、視覚や聴覚を通して
鍵を保管場所に収納することを促すような表示盤やスピ
ーカ等が可能である。小型のスピーカを鍵に取付けるこ
とも可能である。
また、防止手段としては、例えば、ビルの出入口のドア
を施錠するロツク手段が可能である。ドアの施錠によっ
て鍵のビル外への持出しを確実に阻止することができ
る。
を施錠するロツク手段が可能である。ドアの施錠によっ
て鍵のビル外への持出しを確実に阻止することができ
る。
このように、鍵のビル外への持出しを未然に防止するこ
とにより、鍵を必要とする緊急事態にマスターキー管理
者の到着を待つことなく対処できるとともに、鍵管理に
不都合となる鍵の複製を防止することができる。
とにより、鍵を必要とする緊急事態にマスターキー管理
者の到着を待つことなく対処できるとともに、鍵管理に
不都合となる鍵の複製を防止することができる。
また、特定信号送信器がビル出入口近傍の所定のエリア
に特定信号を送信し、鍵がそのエリア内にあって特定信
号受信器が特定信号を受信し、応答信号送信器が応答信
号を送信して応答信号が応答信号受信器で受信されるこ
とにより防止手段が作動するので、所定のエリア外で
は、時間の制限を受けることなく、あるいは、鍵の保管
場所や特定信号送信器の配置位置からの距離の制限を受
けることなく自由に鍵の使用ができ、特定信号送信器が
特定信号を送信するエリアが、ビル出入口近傍に限定で
きるので、確実に防止手段を作動することができ、出力
も小さくて足る。
に特定信号を送信し、鍵がそのエリア内にあって特定信
号受信器が特定信号を受信し、応答信号送信器が応答信
号を送信して応答信号が応答信号受信器で受信されるこ
とにより防止手段が作動するので、所定のエリア外で
は、時間の制限を受けることなく、あるいは、鍵の保管
場所や特定信号送信器の配置位置からの距離の制限を受
けることなく自由に鍵の使用ができ、特定信号送信器が
特定信号を送信するエリアが、ビル出入口近傍に限定で
きるので、確実に防止手段を作動することができ、出力
も小さくて足る。
［第１実施例］ 第１図には本発明の第１実施例に係る鍵管理設備が設置
されたビル10の一部が示されている。このビル10の共用
廊下12には保管室14があり、ビル10に入居している各テ
ナントの鍵16を保管する保管部18が設置されている。
されたビル10の一部が示されている。このビル10の共用
廊下12には保管室14があり、ビル10に入居している各テ
ナントの鍵16を保管する保管部18が設置されている。
第２図に示される如く、保管部18にはビル10内の部屋に
対応した数の鍵孔20がマトリクス状に配置され、それぞ
れに部屋番号を付したラベル22が貼付けられている。入
居者は鍵16を保管室14の保管部18へ戻す場合に、このラ
ベル22に付された部屋番号とその入居者が間借りしてい
る部屋番号とを確認した上で、鍵孔20へ挿入して保管す
るようになっている。
対応した数の鍵孔20がマトリクス状に配置され、それぞ
れに部屋番号を付したラベル22が貼付けられている。入
居者は鍵16を保管室14の保管部18へ戻す場合に、このラ
ベル22に付された部屋番号とその入居者が間借りしてい
る部屋番号とを確認した上で、鍵孔20へ挿入して保管す
るようになっている。
前記鍵孔20は各テナント出入口の錠と同じ形状で形成さ
れており、鍵16をこの鍵孔20へ挿入後、鍵16を第２図時
計方向へ回すことにより、内蔵されているリミツトスイ
ツチ（図示省略）が導通するようになっている。リミツ
トスイツチの信号線24はビル10のLAN26（ローカル・エ
リア・ネツトワーク）に接続されており、各テナントの
鍵16の保管状態を集中管理できるようになっている。
れており、鍵16をこの鍵孔20へ挿入後、鍵16を第２図時
計方向へ回すことにより、内蔵されているリミツトスイ
ツチ（図示省略）が導通するようになっている。リミツ
トスイツチの信号線24はビル10のLAN26（ローカル・エ
リア・ネツトワーク）に接続されており、各テナントの
鍵16の保管状態を集中管理できるようになっている。
このLAN26には送信器28（特定信号送信器）が取り付け
られており、アンテナ30を介して所定のエリアに特定信
号を送信できるようになっている。この所定のエリアは
本実施例ではビル10の出入口のドア32の近傍に定めら
れ、このエリアに受信器34が入り込むと前記特定信号を
受信できるようになっている。この受信器34は前記各テ
ナントの鍵16のタブレツト部36にそれぞれ内蔵されてい
る。
られており、アンテナ30を介して所定のエリアに特定信
号を送信できるようになっている。この所定のエリアは
本実施例ではビル10の出入口のドア32の近傍に定めら
れ、このエリアに受信器34が入り込むと前記特定信号を
受信できるようになっている。この受信器34は前記各テ
ナントの鍵16のタブレツト部36にそれぞれ内蔵されてい
る。
受信器34はコンデンサ38（特定信号受信器）と、前記特
定信号の受信に応じて応答信号を発信する応答信号送信
器40とで構成されている。コンデンサ38は前記LAN26の
送信器28からの特定信号により、電気エネルギを蓄え、
この蓄えられたエネルギにより応答信号送信器40から応
答、信号を送信するようになっている。これにより、小
型の鍵16に電源等を設置しなくても特定信号の受信及び
応答信号の送信をすることが可能となる。なお、タブレ
ツト部36の大きさによっては、ニツケル−カドミウム蓄
電池等の充電可能な二次蓄電池を取り付け、鍵16を保管
部18へ保管することにより、充電できるように保管部18
に充電機能を備え付けてもよい。また、タブレツト部36
へ薄型の水源電池等を設置して定期的にこの水銀電池を
交換するようにしてもよい。
定信号の受信に応じて応答信号を発信する応答信号送信
器40とで構成されている。コンデンサ38は前記LAN26の
送信器28からの特定信号により、電気エネルギを蓄え、
この蓄えられたエネルギにより応答信号送信器40から応
答、信号を送信するようになっている。これにより、小
型の鍵16に電源等を設置しなくても特定信号の受信及び
応答信号の送信をすることが可能となる。なお、タブレ
ツト部36の大きさによっては、ニツケル−カドミウム蓄
電池等の充電可能な二次蓄電池を取り付け、鍵16を保管
部18へ保管することにより、充電できるように保管部18
に充電機能を備え付けてもよい。また、タブレツト部36
へ薄型の水源電池等を設置して定期的にこの水銀電池を
交換するようにしてもよい。
ここで、各テナントの入居者が間借りしている部屋を施
錠し、保管室14の保管部18へ鍵16を保管せずにビル10の
外へ出ようとすると、鍵16が前記送信エリア内に入り込
み鍵16は応答信号を発信することになる。LAN26にはこ
の応答信号を受信する受信器44（応答信号受信器）が取
り付けられ、受信器44が応答信号を受信することによ
り、防止手段である表示盤46、スピーカ48（表示盤46、
スピーカ48は報知手段を構成する）及びドアロツク機構
50のそれぞれに作動信号を出力するようになっている。
錠し、保管室14の保管部18へ鍵16を保管せずにビル10の
外へ出ようとすると、鍵16が前記送信エリア内に入り込
み鍵16は応答信号を発信することになる。LAN26にはこ
の応答信号を受信する受信器44（応答信号受信器）が取
り付けられ、受信器44が応答信号を受信することによ
り、防止手段である表示盤46、スピーカ48（表示盤46、
スピーカ48は報知手段を構成する）及びドアロツク機構
50のそれぞれに作動信号を出力するようになっている。
受信器44には受信中止回路42が内蔵され、前記リミツト
スイツチの導通状態で受信を禁止するようになってい
る。なお、この受信中止回路42は、通常のビル10が保管
室14とビル10の出入口のドア32とが近設され、前記特定
信号の送信エリア内に保管室14も含まれることがあるた
めに設置されているものであり、前記送信エリア内に保
管室14が含まれない場合は必ずしも必要としない。
スイツチの導通状態で受信を禁止するようになってい
る。なお、この受信中止回路42は、通常のビル10が保管
室14とビル10の出入口のドア32とが近設され、前記特定
信号の送信エリア内に保管室14も含まれることがあるた
めに設置されているものであり、前記送信エリア内に保
管室14が含まれない場合は必ずしも必要としない。
表示盤46及びスピーカ48はビル10の出入口のドア32の近
傍に設置されており、表示盤46で例えば『鍵を戻して下
さい』等の文字が出力され、鍵16を持ってビル10を出よ
うとする入居者に注意を促すようになっている。また、
スピーカ48では前記文字を音声信号で入居者へ知らせる
ようになっている。
傍に設置されており、表示盤46で例えば『鍵を戻して下
さい』等の文字が出力され、鍵16を持ってビル10を出よ
うとする入居者に注意を促すようになっている。また、
スピーカ48では前記文字を音声信号で入居者へ知らせる
ようになっている。
ドアロツク機構50はビル10の出入口のドア32の周壁に取
付けられたソレノイド52と、ドア32に取り付けられこの
ソレノイド52への通電状態でプランジャ54を収容する収
容孔56とで構成され、ソレノイド52へは前記作動信号の
出力に応じて、ドライバ58を介して通電されるようにな
っている。また、このドアの希望にはテンキー60が設置
され、各テナントの部屋番号を入力して、その番号の鍵
16が保管部18へ保管されている場合のみ、ソレノイド52
への通電が停止し、ドアロツクが解除されるようになっ
ている。
付けられたソレノイド52と、ドア32に取り付けられこの
ソレノイド52への通電状態でプランジャ54を収容する収
容孔56とで構成され、ソレノイド52へは前記作動信号の
出力に応じて、ドライバ58を介して通電されるようにな
っている。また、このドアの希望にはテンキー60が設置
され、各テナントの部屋番号を入力して、その番号の鍵
16が保管部18へ保管されている場合のみ、ソレノイド52
への通電が停止し、ドアロツクが解除されるようになっ
ている。
以下に本第１実施例の作用を第３図のフローチヤートに
従い説明する。
従い説明する。
まず、ステツプ100でLAN26の送信器28から特定信号を受
信する。
信する。
次のステツプ102ではLAN2の受信器44が応答信号を受信
したか否かが判断される。これは、保管室14が送信エリ
ア外にある場合は、常に全てのテナントに対応した応答
信号を受信し、保管室14が送信エリア内にある場合は、
受信中止回路42によって鍵16が保管部18へ保管されてい
ない部屋に対応した応答信号を選択して送信する。応答
信号を受信していない場合は、鍵16は保管部18に保管さ
れているか又は鍵16がビル10の外へ持出されようとして
いないと判断し、ステツプ104へ移行する。ステツプ104
ではビル10の出入口のドア32がソレノイド52によってロ
ツクされている場合があるため、このロツク状態を解除
するため、外出しようとする入居者は部屋番号をテンキ
ー60で入力する。LAN26では入力された部屋番号の鍵16
が保管部18へ保管されているかを判断し、保管されてい
る場合はロツク解除指令をドライバ58へ出力し、ステツ
プ106へ移行してロツクを解除する。これにより、鍵16
の保管部18に保管している入居者はビル10を出ることが
できる。ステツプ104で入力された部屋番号の鍵16が保
管部18へ保管されていない場合は外出しようとする入居
者が鍵16を持出そうとしていると判断し、ロツク解除指
令は出力されず、ステツプ100へ移行する。上記ステツ
プ100からステツプ106は鍵16を持っている入居者と鍵16
を持っていない入居者が共に外出しようとする場合に起
こる不都合を解消するためにプログラムされた処理であ
る。
したか否かが判断される。これは、保管室14が送信エリ
ア外にある場合は、常に全てのテナントに対応した応答
信号を受信し、保管室14が送信エリア内にある場合は、
受信中止回路42によって鍵16が保管部18へ保管されてい
ない部屋に対応した応答信号を選択して送信する。応答
信号を受信していない場合は、鍵16は保管部18に保管さ
れているか又は鍵16がビル10の外へ持出されようとして
いないと判断し、ステツプ104へ移行する。ステツプ104
ではビル10の出入口のドア32がソレノイド52によってロ
ツクされている場合があるため、このロツク状態を解除
するため、外出しようとする入居者は部屋番号をテンキ
ー60で入力する。LAN26では入力された部屋番号の鍵16
が保管部18へ保管されているかを判断し、保管されてい
る場合はロツク解除指令をドライバ58へ出力し、ステツ
プ106へ移行してロツクを解除する。これにより、鍵16
の保管部18に保管している入居者はビル10を出ることが
できる。ステツプ104で入力された部屋番号の鍵16が保
管部18へ保管されていない場合は外出しようとする入居
者が鍵16を持出そうとしていると判断し、ロツク解除指
令は出力されず、ステツプ100へ移行する。上記ステツ
プ100からステツプ106は鍵16を持っている入居者と鍵16
を持っていない入居者が共に外出しようとする場合に起
こる不都合を解消するためにプログラムされた処理であ
る。
ステツプ102においてLAN26が応答信号を受信した場合
は、外出しようとする入居者が鍵16を持出そうとしてい
ると判断し、ステツプ108へ移行する。ステツプ108では
作動信号を出力し、これに応じてステツプ110では表示
盤46で『鍵を戻して下さい』の表示がなされると共にス
ピーカ48から上記文字を音声信号で出力し、鍵16を持出
そうとしている入居者へ注意を促す。次のステツプ112
では作動信号によりドライバ58を介してソレノイド52へ
通電する。ソレノイド52へ通電されるとプランジャ54が
収容孔56へ収容され、ビル10の出入口のドアがロツクさ
れる。これにより、入居者はビル10外へは出ることがで
きなくなるので、鍵16をビル10外へ持出されることがな
く、鍵16が複製されるような不都合がなくなる。
は、外出しようとする入居者が鍵16を持出そうとしてい
ると判断し、ステツプ108へ移行する。ステツプ108では
作動信号を出力し、これに応じてステツプ110では表示
盤46で『鍵を戻して下さい』の表示がなされると共にス
ピーカ48から上記文字を音声信号で出力し、鍵16を持出
そうとしている入居者へ注意を促す。次のステツプ112
では作動信号によりドライバ58を介してソレノイド52へ
通電する。ソレノイド52へ通電されるとプランジャ54が
収容孔56へ収容され、ビル10の出入口のドアがロツクさ
れる。これにより、入居者はビル10外へは出ることがで
きなくなるので、鍵16をビル10外へ持出されることがな
く、鍵16が複製されるような不都合がなくなる。
次のステツプ114では作動信号が出力されてから所定時
間が経過したか否かが判断される。所定時間が経過した
場合は、ステツプ116へ移行して、表示盤46の表示とス
ピーカ48の出力のみを停止し、ビル10の出入口のドア32
のロツクは継続したまま、ステツプ100へ移行する。こ
こで、鍵16を持出そうとした入居者が鍵16を保管部18へ
保管し終っていれば、ステツプ102、ステツプ104及びス
テツプ106と移行して、ビル10の出入口のドア32のロツ
クを解除することができ、外出することができる。
間が経過したか否かが判断される。所定時間が経過した
場合は、ステツプ116へ移行して、表示盤46の表示とス
ピーカ48の出力のみを停止し、ビル10の出入口のドア32
のロツクは継続したまま、ステツプ100へ移行する。こ
こで、鍵16を持出そうとした入居者が鍵16を保管部18へ
保管し終っていれば、ステツプ102、ステツプ104及びス
テツプ106と移行して、ビル10の出入口のドア32のロツ
クを解除することができ、外出することができる。
ステツプ114で否定判定、すなわち、所定時間が経過し
ていない場合はステツプ118へ移行して、応答信号が依
然受信されているか否かが判断される。受信されている
場合はステツプ114へ移行して、以下ステツプ114とステ
ツプ118を繰り返す。ステツプ118で応答信号の受信がと
だえた場合、すなわち鍵16を保管部18へ保管し終えた場
合は、ステツプ120へ移行して、ビル10出入口のドア32
のロツク状態が解除され、次いでステツプ116へ移行し
て表示盤46及びスピーカ48への出力も解除されてステツ
プ100へ移行する。この場合は、既にビル10の出入口の
ドア32のロツクは解除されているので、入居者はビル10
から外出することができる。
ていない場合はステツプ118へ移行して、応答信号が依
然受信されているか否かが判断される。受信されている
場合はステツプ114へ移行して、以下ステツプ114とステ
ツプ118を繰り返す。ステツプ118で応答信号の受信がと
だえた場合、すなわち鍵16を保管部18へ保管し終えた場
合は、ステツプ120へ移行して、ビル10出入口のドア32
のロツク状態が解除され、次いでステツプ116へ移行し
て表示盤46及びスピーカ48への出力も解除されてステツ
プ100へ移行する。この場合は、既にビル10の出入口の
ドア32のロツクは解除されているので、入居者はビル10
から外出することができる。
なお、本第１実施例では鍵16に応答信号送信器40を設置
し、ビル10側の受信器44が応答信号を受信することによ
り、表示器40、スピーカ48を作動させるようにしたが、
鍵16にスピーカを取り付け、鍵16自身から警報音を生じ
させるようにしてもよい。この場合、スピーカ出力によ
っては、鍵16のタブレツト部36に前述の二次蓄電池を設
置する必要がある。
し、ビル10側の受信器44が応答信号を受信することによ
り、表示器40、スピーカ48を作動させるようにしたが、
鍵16にスピーカを取り付け、鍵16自身から警報音を生じ
させるようにしてもよい。この場合、スピーカ出力によ
っては、鍵16のタブレツト部36に前述の二次蓄電池を設
置する必要がある。
［第２実施例］ 以下に本発明の第２実施例について説明する。なお、第
１実施例と同一部品については同一符号を付してその構
成の説明は省略する。
１実施例と同一部品については同一符号を付してその構
成の説明は省略する。
第４図に示される如く、本第２実施例では、鍵16にビル
10からの特定信号を受信する受信器34と特定周波数の緊
急信号を送信する発振器62とが設けられ、受信器34によ
る前記特定信号の受信が途絶えた場合に緊急信号を送信
するようになっている。ビル側に設置された特定信号の
送信器の送信範囲はビル内部のみに限定されており、こ
れにより、緊急信号の送信時期は鍵がビル10外へ持出さ
れた時点となる。
10からの特定信号を受信する受信器34と特定周波数の緊
急信号を送信する発振器62とが設けられ、受信器34によ
る前記特定信号の受信が途絶えた場合に緊急信号を送信
するようになっている。ビル側に設置された特定信号の
送信器の送信範囲はビル内部のみに限定されており、こ
れにより、緊急信号の送信時期は鍵がビル10外へ持出さ
れた時点となる。
ビル10には緊急信号受信器64が設置され、保管室14の所
定の場所に載置されている。すなわち、鍵16がビル10外
へと持出された場合に、緊急信号受信器64によって緊急
信号の送信元である鍵の追跡を行なうことができるよう
になっている。
定の場所に載置されている。すなわち、鍵16がビル10外
へと持出された場合に、緊急信号受信器64によって緊急
信号の送信元である鍵の追跡を行なうことができるよう
になっている。
以下に本第２実施例の作用を説明する。
鍵16がビル10の内部にある場合は、鍵16の受信器34がビ
ル10からの特定信号を受信しているので、ビル10外へ持
出されることがないと判断でき、緊急信号は送信されな
い。
ル10からの特定信号を受信しているので、ビル10外へ持
出されることがないと判断でき、緊急信号は送信されな
い。
ここで、鍵16の持主がビル10の外へ出ようとするとき、
その持主がうっかりして鍵16を持ったままである場合
は、鍵16を所定の保管場所へ戻すことを促せばよいが、
鍵16の持主が故意に持出そうとする場合は、鍵16の持出
しを阻止することはできない。
その持主がうっかりして鍵16を持ったままである場合
は、鍵16を所定の保管場所へ戻すことを促せばよいが、
鍵16の持主が故意に持出そうとする場合は、鍵16の持出
しを阻止することはできない。
本第２実施例では鍵16がビル10の外へと持ち出される
と、ビル10からの特定信号の受信が途絶える。これによ
って、鍵16の発振器62からは緊急信号が送信されビル10
側の緊急信号受信器64によってこれを受信する。一般に
受信器による受信状態は送信器との距離が遠いほど悪く
なるため、本第２実施例ではこれを利用して緊急信号の
送信点を追跡調査する。特定信号領域をビル出入口近傍
のみに限定した方式では、特定信号（応答命令）を受信
した時、応答信号を出し続ける構成とし、収納BOXに納
められた事により、ニユートラルに戻る様にすれば良
い。また特定信号が途絶えてから、所定時間内に収納BO
Xに納められなかった時、出力を上げる事により、追跡
距離を延ばす事が出来る。これにより、鍵16の存在位置
をビル10の外であっても確認することができる。なお、
緊急信号受信器64に指向性の高い受信器を用いれば、方
向においても限定することができる。また、ホテル等従
業員が常時居る場合は、追跡用受信機を携帯して追跡
し、キーの返還を求める事も可能である。
と、ビル10からの特定信号の受信が途絶える。これによ
って、鍵16の発振器62からは緊急信号が送信されビル10
側の緊急信号受信器64によってこれを受信する。一般に
受信器による受信状態は送信器との距離が遠いほど悪く
なるため、本第２実施例ではこれを利用して緊急信号の
送信点を追跡調査する。特定信号領域をビル出入口近傍
のみに限定した方式では、特定信号（応答命令）を受信
した時、応答信号を出し続ける構成とし、収納BOXに納
められた事により、ニユートラルに戻る様にすれば良
い。また特定信号が途絶えてから、所定時間内に収納BO
Xに納められなかった時、出力を上げる事により、追跡
距離を延ばす事が出来る。これにより、鍵16の存在位置
をビル10の外であっても確認することができる。なお、
緊急信号受信器64に指向性の高い受信器を用いれば、方
向においても限定することができる。また、ホテル等従
業員が常時居る場合は、追跡用受信機を携帯して追跡
し、キーの返還を求める事も可能である。
このように、鍵16の持出しを厳重な管理のもとに防止す
ることにより、緊急事態に際し、マスターキー管理者の
到着を待たなければ、入室できないといった、問題点も
解消でき、同じテナントの入居者が入室できない等の不
便さも解消する。
ることにより、緊急事態に際し、マスターキー管理者の
到着を待たなければ、入室できないといった、問題点も
解消でき、同じテナントの入居者が入室できない等の不
便さも解消する。
また、鍵16を自由に持出すことができなくなることによ
り、テナントが変るたびそのテナントの錠と鍵16を交換
しなくてもよくなる。
り、テナントが変るたびそのテナントの錠と鍵16を交換
しなくてもよくなる。
なお、本実施例では、特定信号の送信エリアをビル10の
出入口近傍に限定したが、ビル10全体を送信エリアとし
てもよい。このようにすれば、鍵16の紛失時に容易に探
し出すことができる。
出入口近傍に限定したが、ビル10全体を送信エリアとし
てもよい。このようにすれば、鍵16の紛失時に容易に探
し出すことができる。
［発明の効果］ 以上説明した如く本発明に係る鍵管理設備は、鍵のビル
外への持出しを未然に防止することにより、鍵を必要と
する緊急事態にマスターキー管理者の到着を待つことな
く対処できるとともに、鍵管理に不都合となる鍵の複製
を防止することができる。
外への持出しを未然に防止することにより、鍵を必要と
する緊急事態にマスターキー管理者の到着を待つことな
く対処できるとともに、鍵管理に不都合となる鍵の複製
を防止することができる。
また、特定信号送信器がビル出入口近傍の所定エリアに
特定信号を送信し、鍵がそのエリア内にあって特定信号
受信器が特定信号を受信し、応答信号送信器が応答信号
を送信して応答信号が応答信号受信器で受信されること
により防止手段が作動するので、所定のエリア外では、
時間の制限を受けることなく、あるいは、鍵の保管場所
や特定信号送信器の配置位置からの距離の制限を受ける
ことなく自由に鍵の使用ができ、特定信号送信器が特定
信号を送信するエリアが、ビル出入口近傍に限定できる
ので、確実に防止手段を作動することができ、出力も小
さくて足る優れた効果を有する。
特定信号を送信し、鍵がそのエリア内にあって特定信号
受信器が特定信号を受信し、応答信号送信器が応答信号
を送信して応答信号が応答信号受信器で受信されること
により防止手段が作動するので、所定のエリア外では、
時間の制限を受けることなく、あるいは、鍵の保管場所
や特定信号送信器の配置位置からの距離の制限を受ける
ことなく自由に鍵の使用ができ、特定信号送信器が特定
信号を送信するエリアが、ビル出入口近傍に限定できる
ので、確実に防止手段を作動することができ、出力も小
さくて足る優れた効果を有する。
第１図は本発明の第１実施例に係る鍵管理設備が設置さ
れたビルの一部を示す概略図、第２図（Ａ）は保管部の
正面図、第２図（Ｂ）は鍵の正面図、第３図は第１実施
例に係る制御フローチヤート、第４図は本発明の第２実
施例に係るビルの一部を示す概略図である。 16……鍵、 26……LAN、 28……送信器、 34……受信器 38……コンデンサ、 40……応答信号送信器、 44……受信器、 46……表示盤、 48……スピーカ、 50……ロツク機構、 62……発振器。
れたビルの一部を示す概略図、第２図（Ａ）は保管部の
正面図、第２図（Ｂ）は鍵の正面図、第３図は第１実施
例に係る制御フローチヤート、第４図は本発明の第２実
施例に係るビルの一部を示す概略図である。 16……鍵、 26……LAN、 28……送信器、 34……受信器 38……コンデンサ、 40……応答信号送信器、 44……受信器、 46……表示盤、 48……スピーカ、 50……ロツク機構、 62……発振器。
Claims (4)
- 【請求項１】ビルに設けられ、ビル内のビル出入口近傍
の所定のエリアに特定信号を送信する特定信号送信器
と、 前記ビル内で使用される鍵に設けられ、特定信号を受信
する特定信号受信器と、 前記鍵に設けられ、特定信号受信器の特定信号の受信に
応じて応答信号を送信する応答信号送信器と、 前記ビルに設けられ、応答信号を受信する応答信号受信
器と、 この応答信号受信器が応答信号を受信することにより作
動し、鍵がビルから持ち出されることを防止する防止手
段と、 を有する鍵管理設備。 - 【請求項２】前記防止手段は、鍵を保管場所に収納する
ことを促す情報を報知する報知手段である特許請求の範
囲第（１）項記載の鍵管理設備。 - 【請求項３】前記防止手段は、ビル出入口のドアを施錠
するロツク手段である特許請求の範囲第（１）項記載の
鍵管理設備。 - 【請求項４】前記報知手段は、鍵に設けられる特許請求
の範囲第（２）項記載の鍵管理設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195814A JPH0682434B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 鍵管理設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62195814A JPH0682434B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 鍵管理設備 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6438900A JPS6438900A (en) | 1989-02-09 |
| JPH0682434B2 true JPH0682434B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=16347432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62195814A Expired - Fee Related JPH0682434B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | 鍵管理設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0682434B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03222305A (ja) * | 1990-01-29 | 1991-10-01 | Toshiba Corp | ヘリカルコイル |
| JP2002236986A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Sogo Keibi Hosho Co Ltd | 警備システム |
| JP4464178B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-05-19 | セコム株式会社 | 非常通報システム |
| JP4464197B2 (ja) * | 2004-05-25 | 2010-05-19 | セコム株式会社 | 非常通報システム |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029895A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-15 | 上野 明信 | 物品移動検知装置 |
| JPS60212574A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-24 | 日本電信電話株式会社 | キ−不正使用防止装置 |
| DE3446097A1 (de) * | 1984-05-12 | 1986-06-19 | Lorenz 4787 Gesecke Wieneke | Fahrradlenkerkopf mit im winkel verstellbaren lenkerarmen |
| JPS621097A (ja) * | 1985-06-07 | 1987-01-07 | 山田 倖三 | 万引防止装置 |
| JPS6296796U (ja) * | 1985-12-05 | 1987-06-20 |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP62195814A patent/JPH0682434B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6438900A (en) | 1989-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |