JPH0682408B2 - 硬貨包装機 - Google Patents

硬貨包装機

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JPH0682408B2
JPH0682408B2 JP63226025A JP22602588A JPH0682408B2 JP H0682408 B2 JPH0682408 B2 JP H0682408B2 JP 63226025 A JP63226025 A JP 63226025A JP 22602588 A JP22602588 A JP 22602588A JP H0682408 B2 JPH0682408 B2 JP H0682408B2
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belt
conveyor
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英志 千徳
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、同一金種の硬貨を集積して包装する硬貨包
装機に関する技術である。
「従来の技術」 この種の硬貨包装機としては、実公昭61−1824号公報に
示されるものが従来から知られている。
この硬貨包装機は、機体の下部に設けられて処理すべき
硬貨が外部から投入される下部ホッパと、下部ホッパ内
の硬貨を上面に載置して、機体の上部に設けられた上部
ホッパ内に連続搬送する搬送ベルト(コンベア装置)と
を有するものであって、前記搬送ベルトには、硬貨を係
止して上方搬送させるための突起が一定間隔毎に設けら
れている。
そして、前記搬送ベルトの搬送によって上部ホッパ内に
投入された硬貨は、回転盤内に送られ、更に、該回転盤
の遠心力によって一枚ずつ選別通路に送り出され後、設
定金種毎に選別、集積、包装処理されるようになってい
る。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記のように構成された硬貨包装機では、搬
送ベルトが、下部ホッパ内の硬貨を一度に連続的に上部
ホッパに上方搬送させようとするために、該搬送ベルト
にかかる負荷が大きくなり、最悪の場合、例えば、多量
に搬送された硬貨が搬送ベルトと装置内壁との間に挟ま
ってしまい、該搬送ベルトの動作不良が発生するという
不具合があった。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、機体上部の回転盤に対して硬貨を少量ずつ搬送する
とともに、第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルトとの接
続箇所に積み上げられる硬貨を一定量として、第2の搬
送ベルトに掛かる負担を小とすることができ、また、硬
貨の詰まりによる第2の搬送ベルトの動作不良を防止で
きる硬貨包装機の提供を目的とする 「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するために、第1の発明では、機体の
下部に設けられて処理すべき硬貨が投入される下部ホッ
パと、下部ホッパ内の硬貨を上面に載置して、機体の上
部に設けられた回転盤に搬送するコンベア装置とを有
し、前記コンベア装置により回転盤内に投入された硬貨
を、該回転盤の遠心力により一枚ずつ送り出して、選
別、集積、包装処理させるようにした硬貨包装機におい
て、前記コンベア装置は、前記下部ホッパ内に投入され
た硬貨を水平搬送する第1の搬送ベルトと、この第1の
搬送ベルトの移動方向前方側に設けられて、該第1の搬
送ベルトによって水平搬送された硬貨を係止して上方搬
送する第2の搬送ベルトと、これら第1の搬送ベルト及
び第2の搬送ベルトをそれぞれ駆動する第1、第2の駆
動機構とから構成され、前記第1の搬送ベルト及び第2
の搬送ベルトの接続箇所上方位置には、硬貨が一定量積
み上げられたことを検知する硬貨検知センサが設けら
れ、前記第1の駆動機構には、該硬貨検知センサが硬貨
を検知したときに第1の搬送ベルトの駆動を停止させる
停止機構が設けられていることを特徴とする。
第2の発明では、前記第1の搬送ベルトは硬貨を搬送す
るベルト表面が平滑に形成され、前記第2の搬送ベルト
の硬貨を搬送するベルト表面には、該硬貨を係止する係
止部が多数設けられていることを特徴とする。
「作用」 第1の発明では、下部ホッパ内に投入された硬貨を水平
搬送する第1の搬送ベルトと、この第1の搬送ベルトの
移動方向前方側に設けられて、該第1の搬送ベルトによ
って水平搬送された硬貨を係止して上方搬送する第2の
搬送ベルトとを設け、これら第1、第2の搬送ベルトを
第1、第2の駆動機構によりそれぞれ個別に駆動するよ
うにしたので、これら各駆動機構により、第1の搬送ベ
ルトを第2の搬送ベルトに対して低速に駆動させる、あ
るいは間欠的に駆動させることができ、これにより第1
の搬送ベルトと第2の搬送ベルトとの接続箇所に多量の
硬貨が堆積されることが防止されて、第2の搬送ベルト
に硬貨を少量ずつ係止させてかき揚げさせることが可能
となる。その結果、第2の搬送ベルトにかかる負担を小
とし、かつ、硬貨の詰まりによる第2の搬送ベルトの動
作不能といった事態を防止できる。
また、第1の発明では、第1の搬送ベルトと第2の搬送
ベルトとの接続箇所に一定量以上の硬貨が積み上げられ
たことが硬貨検知センサにより検知された場合に、第1
の駆動機構による第1の搬送ベルトの駆動を停止させる
ようにしたので、第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルト
との接続箇所に一定量以上の硬貨が積み上げられること
が防止されるとともに、第1の搬送ベルトと第2の搬送
ベルトとの接続箇所に積み上げられた硬貨が、第1の搬
送ベルトの駆動によって、第2の搬送ベルトに押し付け
られることが防止され、その結果、第2の搬送ベルトに
かかる負担を低く押さえることができる。
一方、第2の発明では、第1の搬送ベルトのベルト表面
を平滑に形成したので、第1の搬送ベルトと第2の搬送
ベルトとの接続箇所に硬貨が積み上げられた状態で、こ
れら搬送ベルトを駆動させたとしても、第1の搬送ベル
トは積み上げられた硬貨に対して摺動して、第1の搬送
ベルトによる第2の搬送ベルト側への硬貨押し付け力は
小さいものとなり、この点においても、第2の搬送ベル
トにかかる負担を小さくできる。
また、第2の発明では、第2の搬送ベルトの硬貨を搬送
するベルト表面には、該硬貨を係止する係止部が多数設
けられていることから、この係止部によって硬貨が上方
搬送される際に脱落することが防止される。
「実施例」 以下、図面の第1図〜第3図を参照して本発明の一実施
例である硬貨包装機の構成を説明する。
これらの図は、硬貨を選別、計数して包装する処理(硬
貨包装処理)を行う機構、及び硬貨を計数して袋取り処
理(袋取り計数処理)を行う機構を示す正面図、左側面
図、平面図を示している。
まず、前者の硬貨包装処理を行うための概略構成をその
動作とともに説明する。
図中符号2・3は、機体1の上部及び下部にそれぞれ設
けられて、投入口2A・3Aから投入された硬貨が貯留され
る上部ホッパ、下部ホッパであり、これら上部ホッパ2
・3内の硬貨は、コンベア装置Mによって回転盤4に送
られる(これら上部ホッパ、下部ホッパ、コンベア装置
については後で詳細に説明する)。
前記回転盤4は、垂直な回転軸を中心に水平面内で回転
し、該回転盤4内に貯留された硬貨に遠心力を作用させ
て、該硬貨を選別部5に向けて1枚ずつ送り出すように
なっている。この選別部5は、前記回転盤4から放出さ
れた硬貨を、上方に配置された搬送ベルト6A・7Aに接触
させることよにりスライドさせる1次選別通路6、2次
選別通路7を有するものであり、これら選別通路6・7
には、硬貨の金種判別、計数を行うセンサ(ラインセン
サ、磁気センサ等)、大径硬貨の排除を行う大径硬貨排
除部8、小径硬貨の排除を行う小径硬貨排除部9、異金
種排除を行うための異金種検出センサ/ストッパ(共に
図示略)が、硬貨の移動方向に沿って順次設けられてい
る。
そして、前記選別部5では、第3図に示すように大径硬
貨排除部8において、設定金種より大きな大径硬貨(設
定金種以外の硬貨)を排除部材8Aに乗り上げさせて大径
排除孔8Bに落とし込んだ後、該硬貨を選別シュート10を
通じて選別ボックス11に送り込む。一方、この大径硬貨
排除部8で排除されることなく通過した硬貨は、その進
行方向が略90゜変換された後、次の小径硬貨排除部9に
送られる。
この小径硬貨排除部9では、設定金種より小さな小径硬
貨(設定金種以外の硬貨)を選別レール9A・9A間の小径
排除孔9Bに落とし込んだ後、該硬貨を選別シュート12を
通じて選別ボックス11に送り込む。
そして、これら大径硬貨排除部8、小径硬貨排除部9の
各大径排除孔8B、小径排除孔9Bにおいて排除されずに通
過した硬貨(設定金種硬貨)は、更に小径排除部9前方
の集積部13に送り込まれて、棒状に集積されるようにな
っている。
また、設定金種と同じ外径を持つ異金種(偽造硬貨、外
国硬貨など)が、小径硬貨排除孔9Bで排除されずをその
まま通過した場合には、小径硬貨排除孔9Bの下流側に位
置する異金種検出センサがこれを検出して、直ちにスト
ッパを動作させると同時に搬送ベルト6A・7Aの駆動を停
止させ、これによって、該異金種硬貨が集積部13内へ落
下することを防止している。また更に、前記ストッパに
よって異金種硬貨の移動が停止させられた後は、前記選
別レール9A・9Aの幅を広げるとともに前記搬送ベルト7A
を逆転させて、該異金種硬貨を小径排除孔9B、選別シュ
ート12を通じて選別ボックス11に隣接する異金種ボック
ス14に送り込む。なお、前記選別シュート12から異金種
ボックス14に異金種硬貨を排除する場合には、選別シュ
ート12の下部に軸15Aを中心として回転可能に設けられ
た振分ゲート15を、該異金種硬貨を受け取った時点で、
第2図に示す待機位置から反時計方向Aに回転させるよ
うにする。
また、選別シュート10・12を通じて送られた、異金種で
はない正常な硬貨を他方側の選別ボックス11に振り分け
る場合には、正常硬貨を受け取った時点で、前記振分ゲ
ート15を第2図の待機位置から時計方向Bに回転させる
ようにする。
一方、前記大径硬貨排除部8、小径硬貨排除部9を通過
して集積部13内に送られた設定金種硬貨は、金種に応じ
て相互間隔が設定された集積ドラム13A・13A内に所定枚
数の50枚集積された後、集積ドラム13A・13Aの直下に設
けられたシャッタ(図示略)上に載置される。そして、
このシャッタ上に載置された集積された硬貨は、その下
方に上下動可能に設けられた支承棒16に、シャッタ開状
態で受け渡された後、更に下方の包装部17に案内される
ようになっている。
この包装部17は、3つの包装ローラ17A・17A・17Aの間
に、前記支承棒16により案内された集積硬貨を位置させ
るものであって、包装ローラ17A・17A・17Aを回転駆動
させつつ、これら包装ローラ17A・17A・17Aと集積硬貨
との間に包装紙を送り込むことによって、集積硬貨の周
囲に包装紙を巻回するようになっている。
前記包装部17の下方に位置するロールシュート18には、
ゲート機構Gが設けられて、集積部13において枚数不足
となって排除された端数硬貨をクリアボックス19に、ま
た、包装部17において包装された包装硬貨をロールボッ
クス20にそれぞれ振り分けるようになっている。
前記ゲート機構Gは、第1図に示すように、軸21Aを中
心に回転可能に設けられて、前記ロールシュート18を通
じて供給された端数硬貨あるいは包装硬貨を受けて載置
する第1のゲート部材21と、軸22Aを中心に回転可能に
設けられて、ゲート部材21上に載置された硬貨の矢印C
方向への移動を規制する第2のゲート部材22とから構成
されたものであって、前記端数硬貨をクリアボックス19
側に案内する場合には、第1図に示す待機位置から第1
のゲート部材21のみを反時計方向Aに回転させ、一方、
前記包装硬貨をロールボックス20側に案内する場合に
は、第1図に示す待機位置から第2のゲート部材22のみ
を反時計方向Aに回転させるようにする。
そして、このゲート機構18によって振り分けられた包装
硬貨は、通路23を経由して該通路23の前端に配置された
バスケット24A上に載せられるようになっている。
そして、前記バスケット24A上に載せられた包装硬貨
は、該バスケット24Aを上昇させるリフト機構24によっ
て上昇させられて、機体1の上部に設けられたロールボ
ックス20内に投入されるようになっている。
なお、前記ゲート機構18の第2のゲート部材22を反時計
方向Aに回転させて、通路23に包装硬貨を送り出す場合
には、前記バスケット24Aを通路23の前端位置に予め待
機させるようにしておく。
次に、前述した上部ホッパ2、下部ホッパ3、コンベア
装置M、選別部5を利用して行われる硬貨の袋取り計数
処理に係る構成について説明する。
前記集積部13の集積ドラム13A・13Aの間には、第1図お
よび第2図に示すように、軸25Aを中心に回転する案内
シュート25が挿脱自在に設けられている。この案内シュ
ート25は、硬貨包装処理を行わせるモードから、袋取り
計数処理を行わせるモードに変更された場合に、間隔を
予め最大限に広げておいた集積ドラム13A・13A間に配置
されるものであって、前記選別部5を通過した設定金種
硬貨(選別部5において選別された硬貨)を集積部13に
おいて集積させることなく、集積ドラム13A・13A間から
排除するようになっている。
そして、前記集積部13から排除された硬貨は、案内シュ
ート25を経由して該案内シュート25の下端に接続された
計数シュート26に案内され、更に、該計数シュート26の
先端に取り付けられた図示しない袋体内に投入されるよ
うになっている。
次に、下部ホッパ3あるいは上部ホッパ2内の硬貨を回
転盤4に搬送するためのコンベア装置Mについて説明す
る。
このコンベア装置Mは、第2図に示すように、下部ホッ
パ3の内部に設けられて、該下部ホッパ3の底面を形成
する、表面が平滑な水平ベルト30(第1の搬送ベルト)
と、この水平ベルト30の移動方向前方側に設けられて、
前記水平ベルト30によって搬送された硬貨を係止する突
起31A・31A・・が一定間隔毎に配置された傾斜ベルト31
(第2の搬送ベルト)と、この傾斜ベルト31の終端部31
B下方に設けられて、前記傾斜ベルト31によって上昇さ
せられた後、落下した硬貨を受けて回転盤4い搬送する
受け渡しベルト32と、前記水平ベルト30と傾斜ベルト31
との接続箇所Zに設けられて、これらベルト30・31間で
受け渡された硬貨が機体1底面へ落下することを防止す
る接続部材33と、前記水平ベルト30を駆動する第1の駆
動機構(図示略)と、前記傾斜ベルト31、受け渡しベル
ト32を連動させて駆動する第2の駆動機構(図示略)と
から構成されている。
前記接続部材33の傾斜ベルト31側に臨む端部は、傾斜ベ
ルト31の突起31A・31A・・が通過する部分を切欠とする
櫛歯形状となっている。
そして、前記第1の駆動機構及び第2の駆動機構は、水
平ベルト30を傾斜ベルト31に対して間欠的に駆動させ、
あるいは相対的に低速となるように駆動させるように
し、これによって、前記水平ベルト30と傾斜ベルト31と
の接続箇所Zに、符号mで示すように、硬貨が過剰供給
されて、一定量以上積み上げられることを防止させるよ
うにしている。
また、前記下部ホッパ3内であり、かつ、前記水平ベル
ト30と傾斜ベルト31との接続箇所Z上方には、硬貨が一
定量積み上げられたことを検知する硬貨検知センサ34が
設けられ、また、前記第1、第2の駆動機構には、硬貨
検知センサ34が硬貨を検知したときに、水平ベルト30の
みの駆動を停止させる停止機構が設けられている。
一方、前記上部ホッパ2における傾斜ベルト31側に臨む
面は開口部2Bとなっており、この開口部2Bと傾斜ベルト
31の表面とは近接状態に配置されている。そして、前記
上部ホッパ2内に投入口2Aを通じて硬貨が投入されたな
らば、該硬貨がm′で示すように傾斜ベルト31に寄りか
かるように収納され、この状態で、傾斜ベルト31、受け
渡しベルト32を駆動することによって、該硬貨が傾斜ベ
ルト31の突起31A・31A・・によってかき揚げげられ、こ
れによって、上部ホッパ2内に収納された硬貨が回転盤
4に向けて順次搬送されることになる。なお、この上部
ホッパ2から回転盤4に硬貨を送り込む場合には、下部
ホッパ3には硬貨が入っていないものとする。
一方、下部ホッパ3の投入口3Aから硬貨が投入されて水
平ベルト30上に載置された場合には、該硬貨が傾斜ベル
ト31に受け渡されて、該傾斜ベルト31の突起31A・31A・
・に係止されつつ上方の回転盤4に向けて搬送される。
そして、この場合には、前記第1の駆動機構、第2の駆
動機構により、水平ベルト30が傾斜ベルト31に対して、
例えば間欠的に駆動される、また、低速に駆動されるよ
うになっているので、該硬貨を一定量ずつ水平ベルト30
を傾斜ベルト31との接続箇所Zに送ることができ、これ
によって、該接続箇所Zに一定量以上の硬貨が積み上げ
られることが防止される。そして、その結果、傾斜ベル
ト31の突起31A・31A・・に、前記硬貨を少量ずつ係止し
てかき揚げさせることができて、傾斜ベルト31にかかる
負担を小とし、かつ、硬貨の詰まりによる傾斜ベルト31
の動作不能といった事態を防止できるという効果があ
る。
また、仮に、前記水平ベルト30と傾斜搬送ベルト31との
接続箇所Zに一定量以上の硬貨が積み上げられた場合に
は、硬貨検知センサ34がこれを検知するとともに、該硬
貨検知センサ34がON状態となったことで、停止機構が第
1の駆動機構に対して水平ベルト30の駆動停止を行わせ
るようにしたので、接続箇所Zに積み上げられた硬貨が
水平ベルト30によって無駄に傾斜ベルト31側に押圧され
るといったことが防止され、この点においても、傾斜ベ
ルト31にかかる負担を低く押さえることができる。
なお、この下部ホッパ3内に投入された硬貨をコンベア
装置Mによって上方の回転盤4に送り込む場合には、前
記上部ホッパ2内には硬貨が入っていないものとする。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように第1の発明では、下部ホッパ
内に投入された硬貨を水平搬送する第1の搬送ベルト
と、この第1の搬送ベルトと移動方向前方側に設けられ
て、該第1の搬送ベルトによって水平搬送された硬貨を
防止して上方搬送する第2の搬送ベルトとを設け、これ
ら第1、第2の搬送ベルトを第1、第2の駆動機構によ
りそれぞれ個別に駆動するようにしたので、これら各駆
動機構により、第1の搬送ベルトを第2の搬送ベルトに
対して低速に駆動させる、あるいは間欠的に駆動させる
ことができ、これにより第1の搬送ベルトと第2の搬送
ベルトとの接続箇所に多量の硬貨が堆積されることが防
止されて、第2の搬送ベルトに硬貨を少量ずつ係止させ
てかき揚げさせることが可能となる。その結果、第2の
搬送ベルトにかかる負担を小とし、かつ、硬貨の詰まり
による第2の搬送ベルトの動作不能といった事態を防止
できる。
また、第1の発明では、第1の搬送ベルトと第2の搬送
ベルトとの接続箇所に一定量以上の硬貨が積み上げられ
たことが硬貨検知センサにより検知された場合に、第1
の駆動機構による第1の搬送ベルトの駆動を停止させる
ようにしたので、第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルト
との接続箇所に一定量以上の硬貨が積み上げられること
が防止されるとともに、第1の搬送ベルトと第2の搬送
ベルトとの接続箇所に積み上げられた硬貨が、第1の搬
送ベルトの駆動によって、第2の搬送ベルトに押し付け
られることが防止され、その結果、第2の搬送ベルトに
かかる負担を低く押さえることができる。
一方、第2の発明では、第1の搬送ベルトのベルト表面
を平滑に形成したので、第1の搬送ベルトと第2の搬送
ベルトとの接続箇所に硬貨が積み上げられた状態で、こ
れら搬送ベルトを駆動させたとしても、第1の搬送ベル
トは積み上げられた硬貨に対して摺動して、第1の搬送
ベルトによる第2の搬送ベルト側への硬貨押し付け力は
小さいものとなり、この点においても、第2の搬送ベル
トにかかる負担を小さくすることができる。
また、第2の発明では、第2の搬送ベルトの硬貨を搬送
するベルト表面には、該硬貨を係止する係止部が多数設
けられていることから、この係止部によって硬貨が上方
搬送される際に脱落することが確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例である硬貨包装機を
示す図であって、第1図はその正面図、第2図は第1図
の左側面図、第3図は平面図である。 1……機体、2……上部ホッパ、3……下部ホッパ、4
……回転盤、30……水平ベルト(第1の搬送ベルト)、
31……傾斜ベルト(第2の搬送ベルト)、31A……突起
(係止部)、34……硬貨検出センサ、M……コンベア装
置、Z……水平ベルト30と傾斜ベルト31との接続箇所
(第1の搬送ベルトと第2の搬送ベルトとの接続箇
所)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の下部に設けられて処理すべき硬貨が
    投入される下部ホッパと、下部ホッパ内の硬貨を上面に
    載置して、機体の上部に設けられた回転盤に搬送するコ
    ンベア装置とを有し、前記コンベア装置により回転盤内
    に投入された硬貨を、該回転盤の遠心力により一枚ずつ
    送り出して、選別、集積、包装処理させるようにした硬
    貨包装機において、 前記コンベア装置は、前記下部ホッパ内に投入された硬
    貨を水平搬送する第1の搬送ベルトと、この第1の搬送
    ベルトの移動方向前方側に設けられて、該第1の搬送ベ
    ルトによって水平搬送された硬貨を係止して上方搬送す
    る第2の搬送ベルトと、これら第1の搬送ベルト及び第
    2の搬送ベルトをそれぞれ駆動する第1、第2の駆動機
    構とから構成され、 前記第1の搬送ベルト及び第2の搬送ベルトの接続箇所
    上方位置には、硬貨が一定量積み上げられたことを検知
    する硬貨検知センサが設けられ、 前記第1の駆動機構には、該硬貨検知センサが硬貨を検
    知したときに第1の搬送ベルトの駆動を停止させる停止
    機構が設けられていることを特徴とする硬貨包装機。
  2. 【請求項2】前記第1の搬送ベルトは硬貨を搬送するベ
    ルト表面が平滑に形成され、前記第2の搬送ベルトの硬
    貨を搬送するベルト表面には、該硬貨を係止する係止部
    が多数設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    硬貨包装機。
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