JPH0682368B2

JPH0682368B2 - 文書処理方法

Info

Publication number: JPH0682368B2
Application number: JP22664184A
Authority: JP
Inventors: 陽一坂本
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1984-10-30
Filing date: 1984-10-30
Publication date: 1994-10-19
Anticipated expiration: 2009-10-19
Also published as: JPS61105665A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は文書処理方法に関し、特に登録単語、登録外字
の如き操作者に固有な登録情報を使用して、操作者に固
有の文書処理を可能とする文書処理方法に関するもので
ある。

［従来の技術］従来、登録単語、外字の如き操作者に固有な登録情報を
フロツピーの如き外部記憶媒体から文書処理装置内に読
込む場合は、イニシヤル・プログラム・ロードの一環と
して、あるいは操作者の適時指示により行つていた。こ
の場合、特にイニシヤル・プログラム・ロード対象の記
憶媒体と登録情報の記憶媒体が異なつている場合や、RO
Mを使用しているためイニシヤル・プログラム・ロード
を行わないような場合には、操作者の指示により登録情
報の読込を行う必要があつた。このため操作が繁雑とな
り、また登録情報読取の指示を忘れることも多く、その
場合には操作者の意図と異なる結果、例えば外字が全て
スペースとして印刷されてしまう等のおそれがあった。

一方、記憶媒体の登録情報を主記憶メモリに転送せず、
文書処理の過程で登録情報が必要となつたときに、登録
情報の必要な部分のみを主記憶メモリに転送して処理を
行う方法も知られている。しかし一般に外部記憶装置は
主記憶装置に比べて著しく低速なので、この方法による
と操作性が低下し、円滑な文書処理を行うことができな
いという欠点がつた。

本発明は上記従来技術に鑑みなされたものであり、電源
を投入しただけで、文書の作成・編集を行うことができ
るのはもちろん、電源投入時に、操作者毎に異なる機能
拡張情報を記憶した記憶媒体を装填させておきさえすれ
ば、その機能拡張情報を装置に付加させた環境で文書の
作成・編集を行うことを可能にする文書処理方法を提供
しようとするものである。

［課題を解決するための手段及び作用］上記目的を達成するため、本発明の文書処理方法は、電
源投入後に、まず、着脱自在の記憶媒体の装着を識別す
る。そして、その記憶媒体が未装着であると識別された
場合には、装置本体に備えられた不揮発性メモリに記憶
した情報に従い文書の作成・編集を行う。また、記憶媒
体が装着されていると識別した場合には、その記憶媒体
に記憶されている拡張機能情報を書き込み可能なメモリ
にロードし、そのロードした情報と不揮発性メモリに記
憶されている情報を使用して文書の作成・編集を行うよ
うに動作する。

［実施例］以下、添付図面に従い本発明の一実施例を詳細に説明す
る。

第１図は実施例の文字処理装置を示すブロツク構成図で
ある。図において、１は装置主制御を掌るセントラルプ
ロセツシングユニツト（CPU）、２は第３図の処理プロ
グラム３及びかな−漢字変換に使用する「読み」と「漢
字」の標準辞書等を記憶しているROM、５は文書処理に
必要な情報を一時的に記憶するRAM、10は文字キー及び
かな−漢字変換に必要な機能キー、例えば区切りキー、
次候補キー、選択キーと、辞書登録に必要な機能キー、
例えば単語登録キーと、及びその他文字処理に必要なキ
ーを有するキーボード、11は文書処理に従つて文字表示
をする表示器、12はフレキシブル・デイスクを接続する
コントローラFDC、13は文書および登録辞書等を記憶し
ているフレキシブル・デイスクFDである。

RAM5は、文書データを記憶する文書メモリ６と、かな−
漢字変換に使用する「読み」と「漢字」の情報を操作者
が登録可能な登録辞書７と、該登録辞書７が変更された
か否かを記憶する登録辞書変更フラグ８と、その他の記
憶領域９を含んでいる。

第２図は本実施例の動作を説明する機能ブロツク図であ
る。図において、16は操作者に固有の登録情報を含み、
外部から着脱自在な記憶媒体であり、例えば第１図のフ
レキシブルデイスクFDに相当する。17はRAM5内に設けら
れ、上記登録情報を一時的に記憶する登録情報メモリで
あり、第１図の登録辞書７に相当する。18はライン100
を介して記憶媒体装填状態信号を受けとつたとき、ある
いはライン101を介してキーボード10から登録情報読取
指示があつたときに、ライン102を介して記憶媒体16の
読取を付勢し、登録メモリ17への登録データ転送を行う
登録情報読取手段である。19は文書作成や編集に際し、
キーボード10から登録文字等の「読み」が入力された場
合に、登録情報メモリ17をアクセスして対応漢字等を文
書メモリ６に出力する登録文字処理手段である。20は操
作者が新たな登録文字を登録メモリ17に登録するための
情報登録手段である。

以上の構成により、装置電源投入後に操作者が記憶媒体
16を装填すると、ライン100を介しての記憶媒体装填識
別により、該記憶媒体16に記憶されている登録情報を登
録情報メモリ17へ自動的に読み込み、該登録情報メモリ
17の登録情報を使用して固有の文書処理を確実、迅速に
行うことができる。

また、新たな固有情報を登録情報メモリ17に登録する情
報登録手段20を有し、装置電源投入後の記憶媒体装填を
識別する前に新たな固有情報の登録があると、その登録
情報を保持し、その登録情報による固有の文書処理を可
能とする。しかし情報登録手段20により新たな固有情報
を登録され前に記憶媒体装填を識別すると、記憶媒体16
に記憶されている登録情報を登録情報メモリ17へ自動的
に読み込み、該読み込んだ登録情報を使用して固有の文
書処理を確実、迅速に行うことができる。

第３図はROM2に記憶され、CPU1によつて実行される実施
例のプログラム３を示すフローチヤートである。電源が
投入されると、ステツプS1にてキー入力があるか否かを
判断し、キー入力がないと判断されたときは、ステツプ
S2に進み、登録辞書変更フラグ８がセツト状態であるか
否かを判断する。ここで、登録辞書変更フラグ18は電源
投入時にリセツト状態にされているとする。したがつて
次にステツプS3に進み、FD13が装着されたか否かを不図
示の検出手段の検出信号により判断し、装着されていな
いと判断した場合は再びステツプS1に戻り、上記の処理
を繰り返す。すなわち、キー入力またはFDの装着のいず
れかが発生するまで待機する。FD13が装着されると、ス
テツプS3からステツプS4に進み、FDC12を経由してFD13
から登録辞書７へ登録単語の転送を行い、ステツプS5に
て登録辞書変更フラグ18をセツト状態とし、ステツプS1
に戻る。次にステツプS1にてキー入力がないと判断され
たときは、ステツプS2に進み、登録辞書変更フラグ18が
セツト状態であるので、ステップS1に戻る。すなわち、
FD13が装着されていても何も処理を行わず、キー入力の
みを待機する。

一方、F13が装着される以前に単語登録キーが押下され
ると、ステップS1からステップS2の入力キー判断手順を
経てステツプS11に進み、単語登録処理、すなわち、読
み及び漢字の指定の入力を受付け、指定された読み及び
漢字を登録辞書７に記憶させる処理を行う。ステツプS1
2では、登録辞書変更フラグ８をセツト状態として、ス
テツプS1に戻る。次からは登録辞書変更フラグ８がセツ
ト状態なので、上記と同様にキー入力のみを待機し、FD
13が装着されても何も処理を行わない。例えば文字キー
が入力されると、ステツプS6を経てステツプS7へ進み、
文字入力処理、例えば入力された文字を「読み」として
記憶する如き処理を行い、ステツプS1に戻る。

区切りキーが入力されると、ステツプS6を経てステツプ
S8へ進み、区切り処理、例えば、入力された「読み」に
従つて、標準辞書４および登録辞書７を使用して、かな
−漢字変換処理を行い、同音異義語を作成する如き処理
を行い、ステツプS1に戻る。次候補キーが入力される
と、ステツプS6を経てステツプS9へ進み、次候補処理、
例えば、区切り処理によつて作成された同音異義語を、
キー押下に従つて順次表示する如き処理を行い、ステツ
プS1に戻る。選択キーが入力されると、ステツプS6を経
てステツプS10へ進み、選択処理、例えば、次候補処理
により表示されている同音異義語を文書メモリ６に格納
する如き処理を行い、ステツプS1に戻る。

なお、上述の実施例では、固有情報は登録単語であつた
が、これにかえて外字パターンとし、登録辞書、かな−
漢字変換処理，単語登録処理はそれぞれ外字パターンメ
モリ、外字入力・印刷処理、外字パターン登録処理とし
てもよい。あるいは登録単語にかえて、かな−漢字変換
の学習情報とし、登録辞書、単語登録処理はそれぞれ学
習メモリ、学習情報自動更新処理としてもよい。あるい
は登録単語にかえて、文字処理装置本体内部に実装され
ていない比較的使用頻度の低い文字、例えば、JIS−Ｃ
−6226に規定されている第２水準漢字のパターンとし、
登録辞書、かな−漢字変換処理、単語登録処理はそれぞ
れ第２水準漢字パターンメモリ、第２水準漢字入力・印
刷処理、第２水準パターン登録処理としてもよい。

また、上記にあげた固有情報のいくつかを組合わせたも
のとしてもよい。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、電源を投入しただ
けで、文書の作成・編集を行うことができるのはもちろ
ん、電源投入時に、操作者毎に異なる機能拡張情報を記
憶した記憶媒体を装填させておきさえすれば、その機能
拡張情報を装置に付加させた環境で文書の作成・編集を
行うことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の文字処理装置を示すブロツク構成図、第２図は実施例の動作を説明する機能ブロツク図、第３図はCPU1によつて実行される実施例のプログラムを
示すフローチヤートである。ここで、１……セントラルプロセツシングユニツト（CPU）、２
……ROM、３……プログラム、４……標準辞書、５……R
AM、６……文書メモリ、７……登録辞書、８……登録辞
書変更フラグ、９……その他の記憶領域、10……キーボ
ード、11……表示部、12……フレキシブル・デイスク・
コントローラFDC、13……フレキシブル・デイスクFDで
ある。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】文書作成及び編集機能を実現する所定の情
報を不揮発性メモリに記憶した文書処理装置の文書処理
方法であって、電源投入直後、着脱自在な記憶媒体の装填を識別する識
別工程と、該識別工程で前記記憶媒体が装着されていることを識別
した場合、前記記憶媒体に記憶されている操作者固有の
機能拡張情報を、所定の書き込み可能なメモリにロード
する工程と、前記識別工程で、前記記憶媒体の装填を識別できなかっ
た場合には、前記不揮発性メモリ内の情報を使用し、前記識別工程で、前記記憶媒体の装填を識別した場合に
は、前記書き込み可能なメモリにロードした操作者固有
の機能拡張情報と前記不揮発性メモリに記憶されている
情報を使用して、文書処理を行う制御工程とを備えることを特徴とする文書処理方法。
【請求項２】前記機能拡張情報には、仮名漢字変換によ
ってユーザが登録した登録単語、外字情報あるいは仮名
漢字変換の学習情報の少なくとも１つが含まれることを
特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の文書処理方
法。