JPH0681902U - 粘質物の包装装置 - Google Patents

粘質物の包装装置

Info

Publication number
JPH0681902U
JPH0681902U JP2252091U JP2252091U JPH0681902U JP H0681902 U JPH0681902 U JP H0681902U JP 2252091 U JP2252091 U JP 2252091U JP 2252091 U JP2252091 U JP 2252091U JP H0681902 U JPH0681902 U JP H0681902U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wrapping paper
guides
viscous material
transfer
sides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2252091U
Other languages
English (en)
Inventor
卓 中崎
Original Assignee
卓 中崎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 卓 中崎 filed Critical 卓 中崎
Priority to JP2252091U priority Critical patent/JPH0681902U/ja
Publication of JPH0681902U publication Critical patent/JPH0681902U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一枚の包装紙を折り込むことにより、一挙に粘
質物の上下及び両側面を包装することを可能とする。 【構成】 ガイド3,3は、移送手段1の移送面10よ
りも高い台状に形成されると共に移送区間の適宜位置に
おいて移送手段1の両脇に設けられている。更にガイド
3,3は、ガイド3,3間を通過する粘質物に敷かれた
包装紙の両側の下に潜ることによって包装紙の両側を持
ち上げるものである。上記折り込み手段4は、ガイド
3,3間を通過する粘質物上方において、上記持ち上げ
られた包装紙の少なくとも一端を押圧し、粘質物上へ折
り返すものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粘質物の包装装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バター、マーガリン、その他の食品等或いは石鹸等の粘質物にあって、個々の 粘質物の包装には、粘質物の上面と下面に別々の包装紙が当てがわれていた。 これら粘質物は、最終的な製品として成形される前一旦厚みの薄い板状に形成 される。このときに行われる仮包装では、上述のように上下に包装紙を当てるだ けで目的を達成することが出来た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、仮包装とはいえ、厚みのある板状に成形された粘質物を包装する場合 や、最終製品の包装を行う場合は、上面と下面のみならず粘質物側面も覆う必要 がある。 特に一枚の包装紙を折り込むことによってなされた包装に比して、粘質物の各 位置へ別々の包装紙を当てることによってなされた包装とでは、粘質物を覆う精 度、仕上がりの綺麗さの面で格段に劣るものである。 他方上記のように粘質物上下夫々別々に包装紙を当てがうのは、製造のライン 上下に別々に包装紙供給の手段を要することとなり、装置の肥大化、工程の複雑 化という点で好ましくない。 上述の点で上記のような包装を避けようとすれば、人手によって、包装をなす こととなる。 結局現状では、自動生産化、生産能率の向上の面で、上記従来の包装方法に頼 らざるを得ないのである。 本願考案は、上記課題の解決を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本願考案は、包装を予定する粘質物を移送するコンベア等の移送手段1と、粘 質物を包装する包装手段2とを備えてなるものであり、各部材は、下記の構成を 採る。 上記移送手段1は、粘質物を夫々の包装紙のほぼ中央に載せた状態で移送する ものであり、上記包装手段2は、上記移送手段1の適宜移送区間において移送手 段1の両脇に設けられたガイド3,3と、折り込み手段4とを有するものである 。このガイド3,3は、移送手段1の移送面10よりも高い台状に形成されると 共に移送区間の適宜位置において移送手段1の両脇に設けられている。更にガイ ド3,3は、ガイド3,3間を通過する粘質物に敷かれた包装紙の両側の下に潜 ることによって包装紙の両側を持ち上げるものである。上記折り込み手段4は、 ガイド3,3間を通過する粘質物上方において、上記持ち上げられた包装紙の少 なくとも一端を押圧し、粘質物上へ折り返す押圧部材を有するものである。
【0005】
【作用】
折り込み手段4が、ガイド3,3によって持ち上げた包装紙の少なくとも片側 を押圧することにより、摺動方向へ折り込むことが可能である。
【0006】
【実施例】
以下、図面を基に本願考案の実施例を具体的に説明する。 図1は、バターの製造装置に本願考案を実施したものである。各構成部材につ いて順に説明する。尚図1の右側から左側に向かって粘質物が送られる。
【0007】 移送手段1は、ベルトコンベアが適当である。この図1の実施例において、移 送手段1は、右から順に、第1ベルトコンベア11、第2ベルトコンベア12及 び第3ベルトコンベア13とによって構成されている。この移送手段1は、粘質 物Aを夫々の包装紙Bのほぼ中央に載せた状態で移送するものである(図3)。 上記第1ベルトコンベア11の右側に、シートバターノズル14が設けられてい る。
【0008】 粘質物Aを包装する包装手段2は、上記移送手段1の適宜移送区間において移 送手段1の両脇に設けられたガイド3,3と、折り込み手段4とを有する。
【0009】 上記ガイド3,3は、移送手段1の移送面10よりも高い台状に形成されてい る。ガイド3,3は、粘質物Aの移送区間の適当な位置において移送手段1の両 脇に設けられている。
【0010】 このガイド3,3の図1中右側の部分には、左側へ行くに従って高さを徐々に 増す傾斜面31が設けられている(図2)。 このような傾斜面31の左側は、高さが一定な頂部30が設けられている。 図1へ示すように、ガイド3,3の傾斜面31、31が設けられた部分は、ガ イド3,3同士が互いに右側へ略ハの字形に広がった状態に形成されている。
【0011】 そしてガイド3,3の左側即ち図中、頂部30,30のある部分は、互いに平 行になるように形成されている。ガイド3,3の上記頂部30,30が設けられ た部分の互いの間隔は、粘質物Aの幅とぼぼ等しく設定されているが、この間隔 は、粘質物Aを通過させることが可能であり且つ包装紙Bの両側を後述するよう に持ち上げることが可能な幅であれば適宜変更できる。 尚ガイド3,3の傾斜面31、31が設けられた部分は、ガイド3,3の頂部 30,30のある部分と同様に、互いに平行に形成して実施することも可能であ る。
【0012】 又ガイド3,3は、図7、図8、図9へ示すように、移送手段1上において、 移送面と接触しないように支持部材32,32によって支持されている。 尚、支持部材32,32を摺動可能なものとすることによって、ガイド3の位 置を調整できるようにしておくことも好ましい。又、移送手段1の移送面の幅を 移送する粘質物Aの幅程度とすれば、ガイド3,3は、移送面の上に配置する必 要がなく、移送手段1を左右から挟む状態に配位するものとすれば、実施可能で ある。
【0013】 上述のような構成を採ることによって、ガイド3,3は、ガイド3,3間を通 過する粘質物に敷かれた包装紙の両側の下に潜り込み、包装紙の両側を持ち上げ る。この持ち上げの動作については、折り込み手段4の動作と共に後述する。
【0014】 上記折り込み手段4は、ガイド3,3間を通過する粘質物上方において、上記 ガイド3,3の頂部30,30付近に設けられた押圧部材である。この押圧部材 は、板状をなし、アクチェーター40,40の先端に支持され、一方の頂部30 から他方の頂部30方向へ向かって摺動する。
【0015】 以下包装の工程を順に説明する。 まず、図1のシートバターノズル14から、バター等の粘質物Aが、第1ベル トコンベア11上に、連続して吐出される。この第1ベルトコンベア11ベルト の上面には、連続した包装紙Bが供給され、この包装紙Bは第1ベルトコンベア 11ベルトと略同速度で送られている。従って正確には、バター等の粘質物Aは 、第1ベルトコンベア11上の包装紙B上に吐出され、包装紙B上に載置された 状態で移送される。移送された粘質物Aは、第1ベルトコンベア11上の切断位 置15において、切断刃(図示せず)によって、包装紙Bと共に所定寸法に切断 される。
【0016】 切断された粘質物Aは、第1ベルトコンベア11から、第2ベルトコンベア1 2へ送られる。このとき、第2ベルトコンベア12の移送速度を、第1ベルトコ ンベア11の移送速度よりも速くすることにより、切断された粘質物Aは、適宜 間隔をおいて移送される。そして、第2ベルトコンベア12上にて、ガイド3, 3の傾斜面31,31に導かれることにより、粘質物Aに敷かれた包装紙Bの両 側が、徐々に持ち上げられる。粘質物Aが図1のX−X位置へ来たときの断面視 した状態を図7へ示す。
【0017】 粘質物Aが、第3ベルトコンベア13の上に運ばれ、頂部30,30によって 包装紙Bの両側が最大に持ち上げられたとき(図8)、アクチェーター40,4 0の付勢を受けて折り込み手段4が摺動する。これによって、折り込み手段4に 押圧され包装紙Bの両側は、粘質物上部中央へ折り込まれる(図9)。尚、自動 化に際しては、図示は略するが、適宜センサにより粘質物Aを位置を検知させ、 そのセンサからの確認信号に基づき、アクチェーター40,40を始動させれば よい。
【0018】 この図9においては、図4へ示すように包装紙Bの両側を重ねる場合を例に上 げている。この場合、包装紙Bが重なる部分を有するため、両方の折り込み手段 4の摺動範囲は重なる部分が必要となる。そこで、この場合片方の折り込み手段 4が折り込んだ後もう一方の折り込み手段4が折り込むように設定する。この図 9では、左方の折り込み手段4が、右方の折り込み手段4に先行して折り込みを 行った状態を示してある。
【0019】 尚、この折り込みの手順は適宜変更可能であり、例えば粘質物Aの包装の仕方 が図5へ示すような場合は、左右の折り込み手段4,4は、互いに相手の摺動範 囲に入らなくてよいため、同時に摺動するものとして実施することができる。 又、図6に示すように包装する場合は、折り込み手段4は片側だけ設けて実施 すれば足りる(但しこのときは、摺動範囲を図5の一方の折り込み手段4よりも 大きくする必要がある)。 さらに又、折り込み手段4は、略水平に摺動するものとすればよいが、包装紙 Bの折り込みが可能で、且つ、粘質物を傷つけないかぎり、その方向は適宜変更 し得る。
【0020】 折り込み後は、粘質物Aは、図10の状態に包装が完了する。最終的に、適宜 梱包手段を用いて、図11へ示すように複数の粘質物Aが重ねられ、或いは集積 されて梱包が行われる。Cは、梱包紙を示す。
【0021】 上述してきた実施例において、折り込み手段4,4は、摺動によって折り込み を行うものであったが、他の方法で折り込みを行うことも可能である。 例えば、図12に示す実施例では、折り込み手段4,4は摺動せず、移送手段 1の移送力を利用して包装紙Bの折り込みを行う。 詳述すると、ガイド3,3の頂部30,30の後方(図2の左方向)に移送手 段1の上方中央に水平に伸びる突出片41,41を形成する。そして、この突出 片41,41の前面(図2の右方向を臨む面)42,42を移送手段1の中央に 行くに従って漸次後退する傾斜面として形成する。これにより、突出片41,4 1の下を粘質物Aが潜るとき、この前面42,42が送られてくる粘質物Aの包 装紙Bの両側を漸次規制して、これを折り込むことができる。 尚、この図12の実施例の場合は、両突出片41,41は、互いに繋がった状 態に形成されていても実施可能である。
【考案の効果】
【0023】 1回のライン工程において、一枚の包装紙を折り込むことにより、一挙に粘質 物の上下及び両側面を覆うことが可能となった。 これによって包装の精度の向上、粘質物上面に当てがう包装紙供給手段の排除 による省スペース、必要包装紙の枚数を低減することによる省コストが実現可能 となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体平面図である。
【図2】本考案の一実施例の要部正面図である。
【図3】包装前の粘質物Aの状態を示す略正面図であ
る。
【図4】包装後の粘質物Aの状態を示す略正面図であ
る。
【図5】包装後の粘質物Aの状態を示す略正面図であ
る。
【図6】包装前の粘質物Aの状態を示す略正面図であ
る。
【図7】図1のX−X線における略断面図である。
【図8】図1のY−Y線における略断面図である。
【図9】粘質物Aの包装動作を示す図1のY−Y線略断
面図である。
【図10】包装後の粘質物Aの移送状態を示す略斜視図
である。
【図11】粘質物Aの梱包状態を示す略断面図である。
【図12】折り込み手段4の他の実施例を示す要部斜視
図である。
【符号の説明】
1 移送手段 2 包装手段 3 ガイド 4 折り込み手段 10 移送面 11 第1ベルトコンベア 12 第2ベルトコンベア 13 第3ベルトコンベア 14 シートバターノズル 30 頂部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装を予定する粘質物を移送するコンベア
    等の移送手段と、粘質物を包装する包装手段とを備えて
    なり、 上記移送手段は、粘質物を夫々の包装紙のほぼ中央に載
    せた状態で移送するものであり、 上記包装手段は、上記移送手段の適宜移送区間において
    移送手段の両脇に設けられたガイドと、折り込み手段と
    を有するものであり、 上記ガイドは、移送手段の移送面よりも高い台状に形成
    されると共に移送区間の適宜位置において移送手段の両
    脇に設けられ、更にガイドは、ガイド間を通過する粘質
    物に敷かれた包装紙の両側の下に潜ることによって包装
    紙の両側を持ち上げるものであり、 上記折り込み手段は、カイド間を通過する粘質物上方に
    おいて、上記持ち上げられた包装紙の少なくとも一端を
    粘質物上部へ折り返すことが可能な押圧部材を有するも
    のであることを特徴とする粘質物の包装装置。
JP2252091U 1991-03-13 1991-03-13 粘質物の包装装置 Pending JPH0681902U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2252091U JPH0681902U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 粘質物の包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2252091U JPH0681902U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 粘質物の包装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0681902U true JPH0681902U (ja) 1994-11-25

Family

ID=12085052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2252091U Pending JPH0681902U (ja) 1991-03-13 1991-03-13 粘質物の包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0681902U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099337A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Taku Nakasaki 梱包方法及びその梱包装置
WO2012128237A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 株式会社明治 包装装置及び包装方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416290A (en) * 1977-07-06 1979-02-06 Chiyoda Shikogyosho Kk Method and device for wrapping
JPH0356206A (ja) * 1989-07-17 1991-03-11 Yamagata Gravure:Kk 自動包装方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416290A (en) * 1977-07-06 1979-02-06 Chiyoda Shikogyosho Kk Method and device for wrapping
JPH0356206A (ja) * 1989-07-17 1991-03-11 Yamagata Gravure:Kk 自動包装方法及び装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099337A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Taku Nakasaki 梱包方法及びその梱包装置
JP4701058B2 (ja) * 2005-10-04 2011-06-15 卓 中崎 梱包方法及びその梱包装置
WO2012128237A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 株式会社明治 包装装置及び包装方法
JP5053469B1 (ja) * 2011-03-23 2012-10-17 株式会社明治 包装装置及び包装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0273240A2 (en) Apparatus for folding and closing a blank of wrapping material around an article to be packaged
CN104093646B (zh) 在包装生产线中的用于加工板状组件的单元的批量输送单元
EP1248728B1 (en) Continuous apparatus in distribution equipment
US5674542A (en) Apparatus for the production of blanks for collars in hinge-lid packs with rounded or polygonal longitudinal edges
US3402524A (en) Apparatus for packaging articles
US4710256A (en) Apparatus for attaching flap-over covers to stacks of paper sheets or the like
CN108687932B (zh) 一种自动开褶封边的木皮接料装置
JP3803896B2 (ja) 包装装置
JPH1066793A (ja) 詰物を製造するための方法と装置およびこれによって製作された詰物
CN116529164A (zh) 打包机器
JPH0681902U (ja) 粘質物の包装装置
EP0161542B1 (en) Reciprocating folder for packaging machines
JPS5912585B2 (ja) 布帛を接着する装置
US6186935B1 (en) Method and apparatus for producing folders
US5268188A (en) Process and device for folding dough sheets
US7407355B2 (en) Method and device for automatically binding book blocks by machine in a working cycle
FI83498C (fi) Foerfarande och anordning foer framstaellning av kompakta foerpackningar foer spridbara produkter.
US20030024217A1 (en) Strapping machine for strapping a stack of products
CA1239045A (en) Apparatus for making slip cases
US4213362A (en) Cutting apparatus for separating cigarette wrapper blanks from web
GB2157272A (en) Interrupting flow of sheets to a stack
CA1209606A (en) Apparatus for folding paper sacks to z-shape
EP1175996A2 (en) A machine for shaping boxes from a heat-weldable material
JP3733603B2 (ja) ストレッチ包装機
KR100215250B1 (ko) 제품운반용 골판지 용기의 자동성형장치