JPH0681888B2 - ケ−シングの蒸気漏洩防止装置 - Google Patents
ケ−シングの蒸気漏洩防止装置Info
- Publication number
- JPH0681888B2 JPH0681888B2 JP26602785A JP26602785A JPH0681888B2 JP H0681888 B2 JPH0681888 B2 JP H0681888B2 JP 26602785 A JP26602785 A JP 26602785A JP 26602785 A JP26602785 A JP 26602785A JP H0681888 B2 JPH0681888 B2 JP H0681888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- key
- spigot
- pressure side
- casings
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蒸気タービンのケーシングに係り、特に上下２
分割式の外部ケーシングと、上下２分割式の内部ケーシ
ングとを同心状に配設すると共に、双方のケーシングに
囲まれた高圧側の部分と低圧側の部分との境界にインロ
ー形のシールを設けた蒸気タービンケーシングに関する
ものである。上記の高圧，低圧とは相対的な意味であつ
て、圧力差を有する双方の室の高圧側，低圧側をいう。
分割式の外部ケーシングと、上下２分割式の内部ケーシ
ングとを同心状に配設すると共に、双方のケーシングに
囲まれた高圧側の部分と低圧側の部分との境界にインロ
ー形のシールを設けた蒸気タービンケーシングに関する
ものである。上記の高圧，低圧とは相対的な意味であつ
て、圧力差を有する双方の室の高圧側，低圧側をいう。
第３図はこの種のタービンケースの代表的な一例を示
し、上半分を取り外して下半部を描いた平面図である。
1aは外部ケーシング下半部、2aは内部ケーシング下半部
である。現状の技術における大規模火力発電所のタービ
ンは、大半このような構造である（例えば四国電力坂出
火力発電所設置のタービン）。
し、上半分を取り外して下半部を描いた平面図である。
1aは外部ケーシング下半部、2aは内部ケーシング下半部
である。現状の技術における大規模火力発電所のタービ
ンは、大半このような構造である（例えば四国電力坂出
火力発電所設置のタービン）。
第４図は、上半部と下半部とを組み合わせた状態を示
し、第３図のＡ−Ａ面で切断して描いてある。1aは前述
の外部ケーシング下半部、1bは同じく上半部である。2a
は前述の内部ケーシング下半部、2bは同じく上半部であ
る。
し、第３図のＡ−Ａ面で切断して描いてある。1aは前述
の外部ケーシング下半部、1bは同じく上半部である。2a
は前述の内部ケーシング下半部、2bは同じく上半部であ
る。
第４図に示した３は上，下半部の水平接手面である。
第３図に示した４は高圧側蒸気室、５は低圧側であると
ころの、中圧蒸気室である。
ころの、中圧蒸気室である。
双方の蒸気室の境界部において、内部ケーシング上，下
半部2b,2aにはそれぞれリング溝状の雌インロー2a-1，2
b-1が設けられている。
半部2b,2aにはそれぞれリング溝状の雌インロー2a-1，2
b-1が設けられている。
一方、外部ケーシング上，下半部1b,1aにはそれぞれ内
フランジ状の雄インロー1b-1、1a-1が設けられ前記雄雌
のインローを嵌合せしめてインローシール部が形成され
ている。
フランジ状の雄インロー1b-1、1a-1が設けられ前記雄雌
のインローを嵌合せしめてインローシール部が形成され
ている。
前記の高圧部と中圧部との温度差が大きい場合、ケーシ
ングの熱歪が大きく、前記の水平接手面３が歪んでギヤ
ツプｇを生じる（ただし、第４図は読図の便宜上、ギヤ
ツプ寸法を拡大誇張して描いてある。
ングの熱歪が大きく、前記の水平接手面３が歪んでギヤ
ツプｇを生じる（ただし、第４図は読図の便宜上、ギヤ
ツプ寸法を拡大誇張して描いてある。
上記のギヤツプを生じるため、高圧側蒸気室４から中圧
側蒸気室５に蒸気の漏洩を生じる。
側蒸気室５に蒸気の漏洩を生じる。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、上下２分
割式の外部ケーシングと、上下２分割式の内部ケーシン
グとを同心状に配設すると共に、双方のケーシングに囲
まれた高圧側の部分と低圧側の部分との境界にインロー
形のシールを設けた蒸気タービンケーシングにおいて、
上記インローシール部における蒸気漏洩を防止し得る簡
単な装置を提供しようとするものである。
割式の外部ケーシングと、上下２分割式の内部ケーシン
グとを同心状に配設すると共に、双方のケーシングに囲
まれた高圧側の部分と低圧側の部分との境界にインロー
形のシールを設けた蒸気タービンケーシングにおいて、
上記インローシール部における蒸気漏洩を防止し得る簡
単な装置を提供しようとするものである。
上記の目的を達成するため、本発明の蒸気漏洩防止装置
は、前記インローシール部の水平接手面にキー溝を設け
て、前記ケーシング構成材料よりも熱膨脹係数の大なる
金属製の置きキーを嵌合し、かつ、上記のキーは外部ケ
ーシングと内部ケーシングとの間に架け渡して配設した
ものであることを特徴とする。
は、前記インローシール部の水平接手面にキー溝を設け
て、前記ケーシング構成材料よりも熱膨脹係数の大なる
金属製の置きキーを嵌合し、かつ、上記のキーは外部ケ
ーシングと内部ケーシングとの間に架け渡して配設した
ものであることを特徴とする。
以上のように構成すると、タービンケーシングが昇温し
たとき、前記のキーも昇温し、該キーの熱膨脹関係が大
きいのでキー溝に密着する。そして、このキーは内，外
部ケーシングに架け渡してあるため高圧側と低圧側との
シール効果を補完する。
たとき、前記のキーも昇温し、該キーの熱膨脹関係が大
きいのでキー溝に密着する。そして、このキーは内，外
部ケーシングに架け渡してあるため高圧側と低圧側との
シール効果を補完する。
第１図及び第２図は本発明の一実施例を示す。本実施例
は前述の公知例（第３図，第４図）に本発明を適用して
改良した一例であつて、本実施例における第１図は前記
公知例における第３図に対応する平面図である。また，
本実施例における第２図は前記公知例における第４図に
対応するＡ−Ａ断面図である。
は前述の公知例（第３図，第４図）に本発明を適用して
改良した一例であつて、本実施例における第１図は前記
公知例における第３図に対応する平面図である。また，
本実施例における第２図は前記公知例における第４図に
対応するＡ−Ａ断面図である。
本実施例（第１図，第２図）において第３図，第４図と
同一の図面参照番号を付した部材は、前記公知例におけ
ると同様、乃至は類似の構成部材である。
同一の図面参照番号を付した部材は、前記公知例におけ
ると同様、乃至は類似の構成部材である。
次に、本実施例（第１図，第２図）が前記公知例（第３
図，第４図）と異なる点について説明する。
図，第４図）と異なる点について説明する。
内，外ケーシングに架け渡して置きキー形のキー６を配
設する。７は取付ボルトである。
設する。７は取付ボルトである。
1a-2は外部ケーシング下半部1aに設けたキー溝、1b-2は
外部ケーシング上半部1bに設けたキー溝、2a-2は内部ケ
ーシング下半部2aに設けたキー溝、2b-2は内部ケーシン
グ上半部2bに設けたキー溝である。
外部ケーシング上半部1bに設けたキー溝、2a-2は内部ケ
ーシング下半部2aに設けたキー溝、2b-2は内部ケーシン
グ上半部2bに設けたキー溝である。
前記のキー６は、内，外ケーシング上，下半部に比して
熱膨脹係数の大きい金属材料で構成する。
熱膨脹係数の大きい金属材料で構成する。
以上のようにキー６を設けると、内，外ケーシングが昇
温したとき、該キー６も一緒に昇温し、その熱膨脹関係
が大きいためキー溝の内面に密着する。第２図から容易
に理解できるように、水平接手面３に歪みを生じてギヤ
ツプｇが出来ても、キー６を設けてあり、このキー６が
内，外ケーシング上，下半部2b,2a,1b,1aに対してそれ
ぞれ密着しているので、前記のギヤツプｇから蒸気が漏
洩する虞れが無い。
温したとき、該キー６も一緒に昇温し、その熱膨脹関係
が大きいためキー溝の内面に密着する。第２図から容易
に理解できるように、水平接手面３に歪みを生じてギヤ
ツプｇが出来ても、キー６を設けてあり、このキー６が
内，外ケーシング上，下半部2b,2a,1b,1aに対してそれ
ぞれ密着しているので、前記のギヤツプｇから蒸気が漏
洩する虞れが無い。
以上詳述したように、本発明を適用すると上下２分割式
の内部ケーシングと、上下２分割式の内部ケーシングと
を同心状に配設すると共に、双方のケーシングに囲まれ
た高圧側の部分と低圧側の部分との境界にインロー形の
シールを設けた蒸気タービンケーシングにおいて、上記
インローシール部の蒸気漏洩を防止することができると
いう優れた実用的効果を奏し、蒸気タービンの熱効率向
上及び信頼性向上に貢献するところ多大である。
の内部ケーシングと、上下２分割式の内部ケーシングと
を同心状に配設すると共に、双方のケーシングに囲まれ
た高圧側の部分と低圧側の部分との境界にインロー形の
シールを設けた蒸気タービンケーシングにおいて、上記
インローシール部の蒸気漏洩を防止することができると
いう優れた実用的効果を奏し、蒸気タービンの熱効率向
上及び信頼性向上に貢献するところ多大である。
第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
タービンケーシングの上半部を取り外した状態を描いた
平面図である。第２図は第１図のA-A断面図である。 第３図及び第４図は従来のタービンケーシングの一例を
示し、第３図はタービンケーシングの上半部を取り外し
て描いた平面図、第４図は第３図のA-A断面図である。 1a…外部ケーシング下半部、1a-1…雄インロー、1a-2…
キー溝、1b…外部ケーシング上半部、1b-1…雄インロ
ー、1b-2…キー溝、2a…内部ケーシング下半部、2a-1…
雌インロー、2a-2…キー溝、2b…内部ケーシング上半
部、2b-1…雌インロー、2b-2…キー溝、３…上，下水平
接手面、４…高圧蒸気室、５…中圧蒸気室、６…キー、
７…キー取付ボルト。
タービンケーシングの上半部を取り外した状態を描いた
平面図である。第２図は第１図のA-A断面図である。 第３図及び第４図は従来のタービンケーシングの一例を
示し、第３図はタービンケーシングの上半部を取り外し
て描いた平面図、第４図は第３図のA-A断面図である。 1a…外部ケーシング下半部、1a-1…雄インロー、1a-2…
キー溝、1b…外部ケーシング上半部、1b-1…雄インロ
ー、1b-2…キー溝、2a…内部ケーシング下半部、2a-1…
雌インロー、2a-2…キー溝、2b…内部ケーシング上半
部、2b-1…雌インロー、2b-2…キー溝、３…上，下水平
接手面、４…高圧蒸気室、５…中圧蒸気室、６…キー、
７…キー取付ボルト。
Claims (1)
- 【請求項１】上下２分割式の外部ケーシングと、上下２
分割式の内部ケーシングとを同心状に配設すると共に、
双方のケーシングに囲まれた高圧側の部分と低圧側の部
分との境界にインロー形のシールを設けた蒸気タービン
ケーシングにおいて、上記インローシール部の水平接手
面にキー溝を設けて、前記のケーシング構成材料よりも
熱膨脹係数の大なる金属製の置きキーを嵌合し、かつ、
上記のキーは外部ケーシングと内部ケーシングとの間に
架け渡して配設したものであることを特徴とする、蒸気
タービンの蒸気漏洩防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26602785A JPH0681888B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | ケ−シングの蒸気漏洩防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26602785A JPH0681888B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | ケ−シングの蒸気漏洩防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62126210A JPS62126210A (ja) | 1987-06-08 |
| JPH0681888B2 true JPH0681888B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=17425368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26602785A Expired - Lifetime JPH0681888B2 (ja) | 1985-11-28 | 1985-11-28 | ケ−シングの蒸気漏洩防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0681888B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5037269A (en) * | 1990-01-26 | 1991-08-06 | Westinghouse Electric Corp. | Self-locking nozzle blocks for steam turbines |
| JP5030480B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2012-09-19 | 三菱重工業株式会社 | 車室構造 |
| CN103362576B (zh) * | 2013-07-30 | 2015-04-22 | 东方电气集团东方汽轮机有限公司 | 一种汽缸中分面密封方法 |
-
1985
- 1985-11-28 JP JP26602785A patent/JPH0681888B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62126210A (ja) | 1987-06-08 |
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