JPS5850141Y2 - ピストンリング装置 - Google Patents

ピストンリング装置

Info

Publication number
JPS5850141Y2
JPS5850141Y2 JP1978058646U JP5864678U JPS5850141Y2 JP S5850141 Y2 JPS5850141 Y2 JP S5850141Y2 JP 1978058646 U JP1978058646 U JP 1978058646U JP 5864678 U JP5864678 U JP 5864678U JP S5850141 Y2 JPS5850141 Y2 JP S5850141Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
piston
groove
piston ring
end ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978058646U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54161448U (ja
Inventor
昭義 西原
陽一 塚原
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP1978058646U priority Critical patent/JPS5850141Y2/ja
Publication of JPS54161448U publication Critical patent/JPS54161448U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5850141Y2 publication Critical patent/JPS5850141Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は樹脂系のエンドレスリングに釦けるエンドレス
リングとピストンリング溝側のシール性を向上せしめる
と共に、高温膨張時の摺動損失増加を無くするような構
造を有するピストンリング装置に関するものである。
一般にコンプレッサー等のピストンリング溝に嵌着され
たガスシールリングにおいては、取扱うガスの洩れやす
いものには、そのガスがガスシールリングの背面から洩
れることも防止しなければならなへ そのため、従来第1図に示すように、ピストン3のピス
トンリング溝5内にOリング2と樹脂系のエンドレスリ
ング1を組合せて嵌着しているものもあるが、この場合
、ピストン3の温度上昇時におけるOリング2とエンド
レスリング1の温度膨張率が大きいため、その寸法及び
形状はそのピストン3の高温作動時に合せて設計されて
いるため、常温時においてはライナー4等との隙間が大
きくなり、スタート時のシール性が問題となる。
特に樹脂系のエンドレスリング1をスターリング機関等
の原動機に使用した場合には、始動時のシール性の悪さ
はコンプレッサー等に使用される場合とはことなり、始
動困難という事態を発生する。
そこで、樹脂系のエンドレスリング10寸法及び形状は
高温作動時に合せて設計し、常温作動時のシール性を良
くするためにはカットリングを組合せて使用して、その
カットリングのシール性に頼っているものが従来知られ
ている。
しかしながら、このカットリングは水素、ヘリウム等の
非常に洩れやすいガスに対しては、エンドレスリング1
のシール性に比較して非常に劣るという欠点があり、特
に前記Vスターリング機関等の原動機用としては、その
始動性に非常に問題がある。
一方、エンドレスリング1により常温でシールしようと
すると、高温時、温度上昇による膨張でエンドレスリン
グ1のライナー4に対する摺動抵抗が大となり、摩耗し
たり、変形するので、その後一度温度が低くなると、そ
の後は常温でのシールができなくなるという欠点がある
そこで本考案は前記従来の欠点を解消するため。
樹脂系のエンドレスリングが常温及び高温のどちらでも
そのシール性を発揮できるようにし、且つエンドレスリ
ングの背面からのガス洩れを防止すると共に、その高温
膨張時における摺動損失の増加をもなくすることを目的
としたものである。
即ち、本考案のピストンリング装置は、ピストン3のピ
ストンリング溝5に樹脂系力エンドレスリング1を嵌着
したピストンリング装置において、エンドレスリング1
とピストンリング溝5とのピストン3の摺動力向の接当
面部に開口する凹状の周溝6を、ピストンリング溝5の
外周縁部よりも内方でかつエンドレスリング1の内周縁
部よりも外方の(Slfiであって、エンドレスリング
1側又はピストンリング溝5側に設け、該周溝6にOリ
ング2′を、その外周面が周溝6の両側面、エンドレス
リング1及びピストンリング溝5に夫々接当するように
装着せしめると共に、該エンドレスリング1の内周面と
これに対向するピストンリング溝5の底面との間に、エ
ンドレスリング1の温度膨張代Aを設けることにより構
成される。
以下本考案のピストンリンク装置の実施例を第2図及び
第3図を参照して説明するが、第1図に示す従来例と同
じ部品は同じ部品番号で示している。
まず第2図に示す実施例1においては、樹脂系のエンド
レスリング1を常温時もシール可能面圧となる寸法とし
、かつその内周面とこれに対向するピストンリング溝5
の底面との間に、該エンドレスリング1の温度膨張時の
膨張代Aを設けておく。
次にOリング2′を、エンドレスリング1とピストンリ
ング溝5とのピストン3の摺動力向の接当面部に開口す
る凹状の周溝6に挿入できるようにし、Oリング2′の
つぶし代でエンドレスリング1の上下面のシール性を確
保するようにしている。
このようにエンドレスリング1とOリング2′を配設す
ることにより、樹脂系のエンドレスリング1の背面から
のガスの逃げをピストンリング溝5の中でピストン3と
エンドレスリング1とが上下方向に接当する部分に嵌着
したOリング2′により防止することができる。
更にエンドレスリング1には温度膨張時の逃げ代として
膨張代Aを設けであるので、高温作動時のエンドレスリ
ング1の膨張による張りの増加のために発生する摺動損
失を無くすることができ、筐た常温時においてもエンド
レスリング1のシール性を保つ事が出来る。
なお、第2図においてOリング2′を装着する周溝6は
ピストンリング溝5の下側に設けているが、この周溝6
を上側に設けても同様な効果が得られ、また第3図の実
施例2において示すように、エンドレスリング1側に0
リング2′を装着する周溝6を設け、Oリング2′を装
着しても前記と同様に有効である。
このように、本考案によれば、エンドレスリング1とピ
ストンリング溝5とのピストン3の摺動力向の接当面部
に開口する凹状の周溝6を、ピストンリング溝5の外周
縁部よりも内方でかつエンドレスリング1の内周縁部よ
りも外方の位置であって、エンドレスリング1側又はピ
ストンリング溝5側に設け、該周溝6にOリング2′を
、その外周面が周溝6の両側面、エンドレスリング1及
びピストンリング溝5に夫々接当するように装着してい
るので、該周溝6へのOリング2′の装着が容易で、か
つOリング2′の位置固定を確実なものとすることがで
きる。
従って、エンドレスリング1のピストンリング溝5への
嵌着時やエンドレスリング1の膨張時などエンドレスリ
ング1とOリング2′との接触面に摺擦力が作用しても
0リング2′が位置ずれを起すおそれは全くなく。
またOリング2′がガスで冒されるおそれもなく、Oリ
ング2′のつぶし代でエンドレスリング1の上下面のシ
ール性を常に確保することができ、エンドレスリング1
の背面からのガスの逃げを完全に防止することができる
捷た、このように0リング2′を装着したことにより、
高温時におけるエンドレスリング1の上下方向への伸び
をも吸収することができる。
また、エンドレスリング1の内周面とこれに対向するピ
ストンリング溝5の底面との間に、エンドレスリング1
の温度膨張時の逃げ代として膨張代Aを設けであるので
、高温作動時のエンドレスリング1の膨張による張りの
増加のために発生する摺動損失を無くすることができ、
また常温時においてもエンドレスリング1のシール性を
保つことができる。
更に本考案のピストンリング装置は、上記のごとく、O
リング2′を装着し、かつエンドレスリング1の温度膨
張代を設けるだけでよいので、安いコストで所期の効果
をあげることができる。
従って、本考案のピストンリング装置を装着したピスト
ンにかいては、常温、高温のどちらにおいても、ピスト
ンリングのシール性を充分に発揮できるという効果があ
り、ピストンリングの背面からガス洩れすることもなく
なり、特にスターリング機関等の原動機のピストンリン
グとしてそのシール性及び始動性の改善が可能となる。
また、エンドレスリング1の高温膨張時の摺動損失増加
をなくする上でも有効であり、更に高温膨張時のリング
の摩耗及び変形をも防止するととができる。
なお、本考案は、コンプレッサー及びスターリング機関
、其の他におけるピストン、ライナーリングの組合せに
よる摺動面のシール構造として有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例におけるピストンリングの要部側断面図
、第2図及び第3図はそれぞれ本考案の実施例1及び実
施例2におけるピストンリング装置の要部側断面図であ
る。 1・・・・・・エンドレスリング、2,2′・・・・・
・01)7グ、3・・・・・・ピストン、4・・・・・
・ライナー% 5・・・・・・ピストンリング溝、6・
・・・・・周溝、A・・・・・・膨張代。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストン3のピストンリング溝5に樹脂系のエンドレス
    リング1を嵌着したピストンリング装置に釦いて、エン
    ドレスリング1とピストンリング溝5とのピストン3の
    摺動力向の接当面部に開口する凹状の周溝6を、ピスト
    ンリング溝5の外周縁部よりも内方でかつエンドレスリ
    ング1の内周縁部よりも外方の位置であって、エンドレ
    スリング1側又はピストンリング溝5側に設け、該周溝
    6にOリング2′を、その外周面が周溝6の両側面、エ
    ンドレスリング1及びピストンリング溝5に夫々接嶋す
    るように装着せしめると共に、該エンドレスリング1の
    内周面とこれに対向するピストンリング溝5の底面との
    間に、エンドレスリング1の温度膨張代Aを設けてなる
    ピストンリング装置。
JP1978058646U 1978-04-28 1978-04-28 ピストンリング装置 Expired JPS5850141Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978058646U JPS5850141Y2 (ja) 1978-04-28 1978-04-28 ピストンリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978058646U JPS5850141Y2 (ja) 1978-04-28 1978-04-28 ピストンリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54161448U JPS54161448U (ja) 1979-11-12
JPS5850141Y2 true JPS5850141Y2 (ja) 1983-11-15

Family

ID=28957647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978058646U Expired JPS5850141Y2 (ja) 1978-04-28 1978-04-28 ピストンリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5850141Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813795U (ja) * 1971-06-26 1973-02-15
JPS4947940A (ja) * 1972-09-13 1974-05-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4813795U (ja) * 1971-06-26 1973-02-15
JPS4947940A (ja) * 1972-09-13 1974-05-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54161448U (ja) 1979-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100718377B1 (ko) 밀봉부
US4222575A (en) Shaft seal device
US5700017A (en) Flanged rubber combustion seal
JPS59173517A (ja) 合成ガスケツト及びその製造方法
JPS5850141Y2 (ja) ピストンリング装置
JPH03107537A (ja) 囲いリング
US20210003098A1 (en) Outer shroud of an intermediate casing for a dual flow turbine engine for an aircraft, comprising improved air-sealing and fire-resistance devices
US2017196A (en) Valve port sealing device
JPH0433364Y2 (ja)
JPH0415953Y2 (ja)
JP2597905Y2 (ja) ラバーパツキン構造
EP0919701A4 (en) SEALING STRUCTURE FOR JOINED SURFACES OF GAS TURBINE CHEEKS
JPS59183003A (ja) 流体機械における静翼部のシ−ル装置
JPS6141955Y2 (ja)
KR0184708B1 (ko) 열 차단부를 구비한 금속적층형 실린더 헤드 가스켓
JPS6137765Y2 (ja)
CN219655389U (zh) 一种具有加热功能的气体阀门
JPS61197856A (ja) シ−ルリング
JPS6321705Y2 (ja)
JPH057923U (ja) 排気マニホールドのシール装置
CN210890094U (zh) 一种多唇支撑动密封装置
JPS5810048Y2 (ja) 軸封装置
JPS6010226B2 (ja) メカニカルシ−ル
JPH04134962U (ja) リツプ型シール
JPH0227252Y2 (ja)