JPH0681707B2 - 積層紙及びその製造方法 - Google Patents

積層紙及びその製造方法

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JPH0681707B2
JPH0681707B2 JP1122897A JP12289789A JPH0681707B2 JP H0681707 B2 JPH0681707 B2 JP H0681707B2 JP 1122897 A JP1122897 A JP 1122897A JP 12289789 A JP12289789 A JP 12289789A JP H0681707 B2 JPH0681707 B2 JP H0681707B2
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JP
Japan
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paper
pests
papers
laminated paper
adhesive
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JP1122897A
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晧雄 藤守
貴久 須賀
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Nisshinbo Holdings Inc
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Nisshin Spinning Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は積層紙と、その積層紙の製造技術に関する。
<本発明の目的> 本発明は、衛生害虫、不快害虫の生息を阻害し、あるい
はそれらが忌避する機能を持った積層紙と、その製造方
法を提供することを目的とする。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
<イ>製造原理 本発明は、二枚の積層紙を積層する前に、各紙の全面に
亘って凹凸加工(エンボス加工)を施した後、各紙の凸
部の突端部のみに、衛生害虫、不快害虫の生息を阻害
し、あるいはそれらが忌避する薬品を混合した接着剤を
塗布し、これらの紙を接着して製造する、積層紙及びそ
の製造方法に関する。
<ロ>製造装置 第1図に積層紙を製造するための装置の一例を示す。
10、11は、ロール状に巻き取られた連続紙であり、図示
しない張力調整機構により同速度で引き出される。
引き出された各連続紙10、11は、夫々周面に多数の硬質
凹凸群を有するエンボスロール40、41と、周面に弾性材
を被覆した弾性ロール50、51の間に供給されて、凹凸状
の成形加工(エンボス加工)が施される。
各組のエンボスロール40、41は、周面の一部が接触する
位置にあり、特に両エンボスロール40、41の各凸部の先
端同士が接触し合うように配置してある。
60は下記に説明する混合接着剤を塗布するための複数組
みのローラよりなる塗布ローラであり、例えば一方のエ
ンボスロール40の近傍に配設する。
そして混合接着剤が、連続紙10の凸部の先端のみに接触
するように配置する。
前記した一対のエンボスロール40、41は、各連続紙10、
11にエンボス加工を施す成形用のロールであると共に混
合接着剤の塗布を終えた連続紙10、11を圧着するための
貼着ドラムとしても機能する。
<ハ>混合接着剤 本発明では混合接着剤によって二枚の連続紙10、11を接
着して積層する。
混合接着剤としては、次の(a)と(b)を混合したも
のを使用できる。
(a)接着剤 紙(セルロース)を接着する機能があるものならばすべ
ての接着剤を使用できる。
(b)衛生害虫、不快害虫の生息を阻害し、あるいは忌
避する薬品 殺虫剤:例えばピレトリン 忌避剤:例えばジエチルトルオキシド <製造方法> 次に第1図を基に積層紙の製造方法について説明する。
<イ>エンポス加工 ロールから同速度で引き出された連続紙10は、エンボス
ロール40と弾性ロール50の周面間に供給されて、全面に
亘って多数の凹凸群が成形される。
同様に他方の連続紙11も、エンボスロール41と弾性ロー
ル51の周面間で成形されて、多数の凹凸群を有するエン
ボス加工が施される。
<ロ>混合接着剤の塗布 エンボス加工の施された連続紙10が、エンボスロール40
の周面に巻き付いて移動する途中において、その凸部の
突端のみに、塗布ロール60から前記した混合接着剤70を
塗布する。
<ハ>接着工程 各組のエンボスロール40、41によって移動を続ける両連
続紙10、11の各凸部は、その突端同士が出合って接着さ
れる結果、積層紙80が製作される。
<接着後の機能>(第2図) 二枚の連続紙10、11の間で、混合接着剤が塗布されてい
ない部分は、エンボス加工の凹部の内面によって包囲さ
れ、空気交換室90を形成する。
この空気交換室90は、衛生害虫、不快害虫の生息を阻害
し、あるいはそれらが忌避する薬品が蒸発し、滞留する
空間である。
しかしもし単に蒸発して滞留するだけでは薬品は機能し
ない。
しかし、空気交換室90を包囲する紙は、多数の微少な気
孔が開口されたままである。
したがって、混合接着剤70中の衛生害虫、不快害虫の生
息を阻害し、あるいはそれらが忌避する薬品の成分は空
気交換室90内に蒸発したのち、気孔を通して徐々に外部
に揮発する。
その結果、殺虫、忌避菌の効果が長期間にわたって永続
的に発揮される。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるから次の効果が得られ
る。
<イ>積層紙に衛生害虫、不快害虫の生息を阻害し、あ
るいはそれらが忌避する機能を持たせることができる。
したがってハエ、ゴキブリなどが集まりやすい生鮮物を
この積層紙で包装すれば、そうした不衛生な状況の発生
を未然に防止することができる。
また食器、鍋などをこの積層紙の上に置いておけばハ
エ、ゴキブリなどの接近を阻止することができる。
<ロ>混合接着剤の塗布されていない部分には空気交換
室が形成されている。
この空気交換室は、混合接着剤に含まれる成分の蒸発と
滞留の空間となる。
そして紙は多孔質であり、かつ孔の直径は小さいから、
空気交換室内に滞留した薬品は孔から外気にきわめて徐
々に発散してゆき、その機能を長期的にかつ永続的に維
持することができる。
<ハ>本発明の積層紙は、大きい空間を有する空気交換
室を設けたため、薬品の揮発面積が従来の段ボール紙よ
り大きく、揮発機能をより発揮できる。
<ニ>連続紙にはエンボス加工がしてある。
そのために、上記のような機能を有する薬品の塗布部分
の周囲はエンボスの凸部によって包囲されて保護されて
いることになる。
したがってこの積層紙を多少乱雑な手段で使用しても、
薬品塗布部分がすぐに外部に晒されて破壊されてしまう
ようなことがなく、長く機能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図:本発明に係る積層紙の製造装置を説明するため
の概念図 第2図:完成した積層紙の断面図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の紙を、衛生害虫や不快害虫の生息を
    阻害しあるいはそれらの害虫が忌避する薬品を混合した
    接着剤により接着してなる積層紙において、 前記二枚の紙には多数の凹凸群を設け、 両紙の凸部先端同士を前記接着剤により接着して、 この接着箇所と、両紙の凹部内面で包囲した空気交換室
    とを交互に形成したことを特徴とする、 積層紙。
  2. 【請求項2】二枚の紙を、衛生害虫や不快害虫の生息を
    阻害しあるいはそれらの害虫が忌避する薬品を混合した
    接着剤により接着してなる積層紙の製造方法において、 前記二枚の紙に多数の凹凸群を設ける工程と、 両紙の凸部先端同士を前記接着剤により接着し、この接
    着箇所と、両紙の凹部内面で包囲した空気交換室とを交
    互に形成する工程とよりなることを特徴とした、 積層紙の製造方法。
JP1122897A 1989-05-18 1989-05-18 積層紙及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0681707B2 (ja)

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JP7126294B1 (ja) * 2021-10-04 2022-08-26 株式会社恵葉&菜健康野菜 イチゴ苗の生育方法

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