JPH0681608U - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JPH0681608U
JPH0681608U JP2326693U JP2326693U JPH0681608U JP H0681608 U JPH0681608 U JP H0681608U JP 2326693 U JP2326693 U JP 2326693U JP 2326693 U JP2326693 U JP 2326693U JP H0681608 U JPH0681608 U JP H0681608U
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JP
Japan
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inner cylinder
casing
peripheral wall
filtration device
water
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Application number
JP2326693U
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English (en)
Inventor
定男 牧野
Original Assignee
ローレル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部清掃の頻度が低くて済み、清掃の際に損
傷することの少ない濾過装置を提供する。 【構成】 流入口14と流出口15とを有する円筒形の
ケーシング11に、多孔周壁を有するとともにその上面
が開放した有底筒状の内筒21を収容する。内筒21は
その上端縁の高さが流入口側においては流入口14より
低く、流出口側においては流出口15より高くなるよう
形成する。内筒21にその外径がケーシング11の内径
より僅かに小さいフランジ22を設け、ケーシング11
との間に水などの流通用間隙Aを形成する。ケーシング
11に係合突条23を突設し、内筒21に係合突条23
と係合する係合凹部24を凹設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プールの水や浴場の温水などから毛髪などの夾雑物を除去するため の濾過装置に係り、特に密閉されたケーシングの側面に水などの流入口と流出口 とを略同一の高さに設けた濾過装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の濾過装置には、本出願人により既に提案されたものがある(実 開平3−119405号公報参照)。これを図6に基づき説明すると、濾過装置 10は円筒形のケーシング11,蓋12,ハンドル13aとツル13bとからな る固定具13を備える。ケーシング11の側面には流入管14aが接続された流 入口14と、流出管15aが接続された流出口15とが設けられている。ケーシ ング11の底部にはドレン弁(不図示)が設けられ、上部のフランジと蓋12と の間にはパッキンゴム16を挟装し、固定具13を装着してハンドル13aを回 すことによって締めつけ密閉して固定できるようになっている。蓋12にはエア 抜き弁(不図示)と把手(不図示)とハンドル13aの軸の先端が当接する凹部 が設けられている。流入管14aと流出管15aとには、配管接続用のフランジ が設けられている。
【0003】 さらに、ケーシング11内部の側面にはメッシュフィルタガイド17が、底面 および天井面にはメッシュフィルタガイド18が、それぞれ設けられ、これらの ガイドによりメッシュフィルタ19が支持されている。メッシュフィルタ19の 流入側の下部にはポケット20が形成されている。
【0004】 この濾過装置10においては、流入管14aと流出管15aとの高さ、すなわ ち両者の管芯が一致しているので、設備工事をする際に配管の高低差を考慮する 必要がなく、作業が容易である。また、使用中にメッシュフィルタ19によって 捕捉された夾雑物のうち大型のものや比重の大きいものが網面から脱落しても、 これらはポケット20の中に収容されるので、内部の清掃をする際に、ハンドル 13aを緩めて固定具13を外し、蓋12を開けてメッシュフィルタ19を取り 出すと、網面から脱落した夾雑物も同時に取り出されることになり、夾雑物がケ ーシング11の底に付着することがなく、清掃が容易である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の濾過装置10ではメッシュフィルタ19の濾過面積が小 さくて目詰まりを起こしやすく、このため高い頻度で清掃しなければならないと いう欠点があった。また、構造上、ポケット20のメッシュフィルタ19への取 り付け強度が低くならざるを得ないので、大型の夾雑物がポケット20に入った 状態でメッシュフィルタ19を取り出そうとして、夾雑物が流入口14に引っ掛 かったりすると、ポケット20が外れるなどの損傷を生じやすいという欠点もあ った。
【0006】 以上のような欠点を鑑み、本考案は密閉されたケーシングの側面に水などの流 入口と流出口とを略同一の高さに設けた濾過装置において、内部清掃の頻度が低 くて済み、しかも清掃の際に損傷することの少ない丈夫な構造の濾過装置を提供 することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る濾過装置は、ケーシングの上面に密閉 可能な蓋を設け、ケーシングの側面に水などの流入口と流出口とを略同一の高さ に設け、多孔周壁を有するとともにその上面が開放した有底筒状の内筒をケーシ ングの内部に設けた濾過装置であって、内筒をその上端縁の高さが流入口側にお いては流入口より低く、流出口側においては流出口より高くなるよう形成し、内 筒の上端部にその外径がケーシングの内径より僅かに小さいフランジを設け、ケ ーシングと内筒との間に水などの流通用間隙を形成するとともに、ケーシングと 内筒とに内筒の回動を防ぐ係合部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】 また、ケーシングの内部空間を流入口側と流出口側とに分ける多孔板を設け、 この多孔板の孔径を内筒の多孔周壁の孔径より大としてなるものである。
【0009】
【作用】
以上のように構成されているので、流入口からの水は内筒の上面から内部に入 り、多孔周壁を通過し流通用間隙を経て流出口から流出し、夾雑物は内筒の多孔 周壁に捕捉される。そして、多孔周壁の一部が目詰まりを起こすと、水は多孔周 壁の目詰まりを起こした部位に隣接する部位を通過する。このようにして、多孔 周壁の大部分が目詰まりするまで使用できることになる。
【0010】 また、内筒の多孔周壁により捕捉された夾雑物のうち、多孔周壁から脱落した ものは内筒の内部に収容されるが、本考案の濾過装置は従来のこの種の濾過装置 に比べて簡潔な構造なので、内部清掃の際、大型の夾雑物が収容された状態で内 筒を取り出しても、内筒が損傷することがない。
【0011】 なお、ケーシングの内部空間を流入口側と流出口側とに分ける多孔板を設け、 この多孔板の孔径を内筒の多孔周壁の孔径より大としてなるものでは、多孔板に より夾雑物のうち大型のものを捕捉することができるので、内筒の多孔周壁が目 詰まりを起こしにくくなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係る濾過装置の実施例を図面に基づき説明する。 (実施例1) 図1は実施例1の濾過装置の縦断面図、図2は濾過装置の蓋を外した状態にお ける平面図、図3は内筒の斜視図である。これらの図において、濾過装置1の1 7〜20以外の構成要素は従来例における濾過装置10と同様であるので説明を 省略する。
【0013】 本実施例の濾過装置1では、ケーシング11の内部に、多孔周壁を有するとと もに、その上面が開放した有底筒状の内筒21が設けられている。内筒21はそ の上端縁の高さが流入口側においては流入口14より低く、流出口側においては 流出口15より高くなるよう形成されているとともに、内筒21の上端部には、 その外径がケーシング11の内径より僅かに小さいフランジ22が設けられてい る。
【0014】 ケーシング11と内筒21との間には水などの流通用間隙Aが形成されている 。また、流出口15上方のケーシング11内壁面には係合突条23が突設され、 内筒21のフランジ22には、係合突条23と係合する係合凹部24が凹設され ている。なお、係合突条23および係合凹部24からなる構成が本考案における 係合部の一例である。また、内筒21の上部には取出杆25が横架されている。
【0015】 以上のように構成されているので、流入口14からの水は内筒21の上面から 内部に入り、多孔周壁を通過し流通用間隙Aを経て流出口から流出し、夾雑物は 内筒21の多孔周壁に捕捉される。そして、先ず流出口15近傍の多孔周壁が目 詰まりを起こすと、水は多孔周壁の目詰まりを起こした部位に隣接する部位を通 過する。このようにして水の通過する部位が順次移動していくので、最終的には 内筒21の多孔周壁の大部分が目詰まりするまで使用できることになる。
【0016】 また、内筒21の多孔周壁により捕捉された夾雑物のうち大型のものや比重の 大きいものが多孔周壁から脱落しても、これらは内筒21の内部に収容される。 したがって、内部清掃をするとき、ハンドル13aを緩めて固定具13を外して 蓋12を開け、取出杆25を持って内筒21を引き上げて取り出すと、多孔周壁 から脱落した夾雑物も同時に取り出されるので清掃が容易であり、しかも、従来 例におけるポケット20のような損傷しやすい部分のない簡潔な構造なので、大 型の夾雑物が内部に入った状態で内筒21を取り出しても、内筒21が損傷する ことがない。
【0017】 なお、フランジ22の外径はケーシング11の内径より僅かに小さいだけなの で、除去すべき夾雑物がケーシング11とフランジ22との間隙を通過すること がない。また、係合突条23と係合凹部24とが係合しているので、内筒21が ケーシング11の内部で回動することがない。さらに、係合突条23を上下方向 に長いものにしているので、図1に二点鎖線Bで示すような、サイズの異なる内 筒21を取り付けることもできて、夾雑物の混入率に応じた濾過面積の内筒21 を用いることが可能である。
【0018】 (実施例2) 図4は実施例2の濾過装置の縦断面図である。本実施例においては、実施例1 の係合突条23および係合凹部24に代わる係合部の一例として、ケーシング1 1に係合杆26が固設され、内筒21のフランジ22には係合孔27が穿設され ている。そして、内筒21をケーシング11に装着する際、係合杆26を係合孔 27に挿入することにより、内筒21が使用中に回動しないようにしている。な お、係合部の実施態様は任意であり、係合部を設ける場所も以上の実施例に限定 されるものではない。
【0019】 (実施例3) 図5は実施例3の濾過装置の縦断面図である。本実施例では、実施例1の構成 に追加して、ケーシング11の内部空間を流入口14側と流出口15側とに分け る多孔板28が設けられている。多孔板28は、内筒21に平行に2本設けられ た取出杆25の間に嵌挿することにより、水の流れ方向と直交する向きに保持さ れており、また、水圧によって傾いてしまうことがないよう、その両側端を内筒 21の最大径部に内接させて設けられている。なお、多孔板28の孔28aの径 は、内筒21の多孔周壁の孔21aの径よりも大きいものとし、例えば、孔21 aの径が3mmのとき、孔28aの径は5mmとする。
【0020】 この多孔板28により夾雑物のうち大型のものを捕捉できるので、内筒21の 多孔周壁が目詰まりを起こしにくくなって、内部清掃の頻度をさらに低くするこ とができる。また、清掃時には、多孔板28を上方へ引き抜くことにより容易に 取り出すことができる。
【0021】 なお、以上の実施例では内筒21の多孔周壁および多孔板28はパンチングメ タル状のものを図示したが、金網等によるメッシュフィルタを用いてもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る濾過装置においては、流入口からの水は内 筒の上面から内部に入り、多孔周壁を通過し流通用間隙を経て流出口から流出し 、夾雑物は内筒の多孔周壁に捕捉される。そして、多孔周壁の一部が目詰まりを 起こすと、水は多孔周壁の目詰まりを起こした部位に隣接する部位を通過する。 このようにして水の通過する部位が順次移動していくので、面積の広い多孔周壁 の大部分が目詰まりするまで使用できることになり、したがって、濾過装置内部 の清掃の頻度が低くて済み、清掃に係る労力を低減することが可能となる。
【0023】 また、内筒の多孔周壁により捕捉された夾雑物のうち、多孔周壁から脱落した ものは内筒の内部に収容され、内筒とともに取り出すことができるので内部清掃 が容易であり、しかも、本考案の濾過装置は従来のこの種の濾過装置に比べて簡 潔な構造なので、内部清掃の際、大型の夾雑物が収容された状態で内筒を取り出 しても、内筒が損傷することがなく、保守のための費用が節減される。
【0024】 なお、ケーシングの内部空間を流入口側と流出口側とに分ける多孔板を設け、 この多孔板の孔径を内筒の多孔周壁の孔径より大としてなるものでは、多孔板に より夾雑物のうち大型のものを捕捉することができるので、内筒の多孔周壁が目 詰まりを起こしにくくなって、内部清掃の頻度をさらに低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1に係る濾過装置の縦断面図で
ある。
【図2】実施例1の濾過装置の蓋を外した状態における
平面図である。
【図3】実施例1に係る内筒の斜視図である。
【図4】本考案の実施例2に係る濾過装置の縦断面図で
ある。
【図5】本考案の実施例3に係る濾過装置の縦断面図で
ある。
【図6】従来例に係る濾過装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 濾過装置 11 ケーシング 12 蓋 14 流入口 15 流出口 21 内筒 22 フランジ 23 係合突条(係合部の構成要素の一例) 24 係合凹部(係合部の構成要素の一例) 26 係合杆(係合部の構成要素の一例) 27 係合孔(係合部の構成要素の一例) 28 多孔板 A 流通用間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの上面に密閉可能な蓋を設
    け、ケーシングの側面に水などの流入口と流出口とを略
    同一の高さに設け、多孔周壁を有するとともにその上面
    が開放した有底筒状の内筒をケーシングの内部に設けた
    濾過装置であって、内筒をその上端縁の高さが流入口側
    においては流入口より低く、流出口側においては流出口
    より高くなるよう形成し、内筒の上端部にその外径がケ
    ーシングの内径より僅かに小さいフランジを設け、ケー
    シングと内筒との間に水などの流通用間隙を形成すると
    ともに、ケーシングと内筒とに内筒の回動を防ぐ係合部
    を設けたことを特徴とする濾過装置。
  2. 【請求項2】 ケーシングの内部空間を流入口側と流出
    口側とに分ける多孔板を設け、この多孔板の孔径を内筒
    の多孔周壁の孔径より大としてなる請求項1記載の濾過
    装置。
JP2326693U 1993-05-06 1993-05-06 濾過装置 Pending JPH0681608U (ja)

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JP2326693U JPH0681608U (ja) 1993-05-06 1993-05-06 濾過装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101140129B1 (ko) * 2011-03-17 2012-05-02 에스피엑스 플로우 테크놀로지 주식회사 압축공기용 필터
JP2016537191A (ja) * 2013-08-30 2016-12-01 ビーイー・エアロスペース・インコーポレーテッドB/E Aerospace, Inc. ギャレーのコンパクトな配管系統の排水用ストレーナ

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