JPH0681569B2 - 海苔摘み船における海苔網、吊り綱、親綱の自動通過装置 - Google Patents
海苔摘み船における海苔網、吊り綱、親綱の自動通過装置Info
- Publication number
- JPH0681569B2 JPH0681569B2 JP63278479A JP27847988A JPH0681569B2 JP H0681569 B2 JPH0681569 B2 JP H0681569B2 JP 63278479 A JP63278479 A JP 63278479A JP 27847988 A JP27847988 A JP 27847988A JP H0681569 B2 JPH0681569 B2 JP H0681569B2
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- nets
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- Cultivation Of Seaweed (AREA)
- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 海苔の養殖作業は、寒冷季に実施されることにより、海
苔原藻の摘採から海苔網の手入、海苔網の洗浄、流失物
の除去作業、消毒施肥作業は、季節風及び風波寒さなど
の障害によって著しく困難を伴い、作業能率を低下させ
るとともに、作業船には常に二人の作業員を必要とする
ことによって一人での作業を完全に不可能となし、従来
の海苔摘み船においては、常に、一つの目的の作業より
他に連続して作業を実施することが出来ない。しかも、
海苔摘み作業、海苔網の洗浄、消毒などの手入れ作業時
には、摘採船の進行に伴って移動する吊り網を作業者は
くぐり抜けるか、又は、跨ぎながら前記作業を実施して
いたものである、従って、作業は危険が伴うと同時に、
摘み船の進行方向の修正、流失物の除去などの諸作業を
不安定の状態において実施していたものである。
苔原藻の摘採から海苔網の手入、海苔網の洗浄、流失物
の除去作業、消毒施肥作業は、季節風及び風波寒さなど
の障害によって著しく困難を伴い、作業能率を低下させ
るとともに、作業船には常に二人の作業員を必要とする
ことによって一人での作業を完全に不可能となし、従来
の海苔摘み船においては、常に、一つの目的の作業より
他に連続して作業を実施することが出来ない。しかも、
海苔摘み作業、海苔網の洗浄、消毒などの手入れ作業時
には、摘採船の進行に伴って移動する吊り網を作業者は
くぐり抜けるか、又は、跨ぎながら前記作業を実施して
いたものである、従って、作業は危険が伴うと同時に、
摘み船の進行方向の修正、流失物の除去などの諸作業を
不安定の状態において実施していたものである。
本発明の装置は、上記諸欠点を解消する目的において、
作業台の下部を通過移動する海苔網、吊り網、浮竹を安
全で円滑になさしむるとともに、親綱とフロートを船体
の進行方向を誘導し、船体を正確になさしむるようにな
し、作業台の先端を球体面に形成し、海苔網、吊り網、
フロート、浮竹を所定方向へ正確に誘導し、危険な海で
の作業を安全になすとともに、海苔網の吊り網及び浮竹
の本数を増加し、海苔網の張度を強化し、病気の発生を
極減し、良質の生海苔を採収し得るようになしたことを
特徴とする装置の発明に依るものである。
作業台の下部を通過移動する海苔網、吊り網、浮竹を安
全で円滑になさしむるとともに、親綱とフロートを船体
の進行方向を誘導し、船体を正確になさしむるようにな
し、作業台の先端を球体面に形成し、海苔網、吊り網、
フロート、浮竹を所定方向へ正確に誘導し、危険な海で
の作業を安全になすとともに、海苔網の吊り網及び浮竹
の本数を増加し、海苔網の張度を強化し、病気の発生を
極減し、良質の生海苔を採収し得るようになしたことを
特徴とする装置の発明に依るものである。
以下、実施例図によって、本発明の構成を説明する。
本体船(1)の船首方向の両側壁(2)部にカム(3)
を構成したカム軸(4)を内装し、各カムの上部に球型
シリンダー(5)をそれぞれ遊装し、カム軸(4)
(4)に減速機(6)を介して動力を連動するようにな
し、各カムを支持体として上部に作業台(7)を構成
し、該作業台の両側基台(8)(8′)の先端部分に球
体(9)(9′)を形成し、作業台の下面と本体船
(1)の上面とに間隙(10)を形成させ、さらに、間隙
部分の外部を円弧状になして親網及びフロートが移動す
るように誘導部(11)(11)を構成し作業台の下面と本
体船との相対位置に磁石(A)(A)を付設して成るも
のである。
を構成したカム軸(4)を内装し、各カムの上部に球型
シリンダー(5)をそれぞれ遊装し、カム軸(4)
(4)に減速機(6)を介して動力を連動するようにな
し、各カムを支持体として上部に作業台(7)を構成
し、該作業台の両側基台(8)(8′)の先端部分に球
体(9)(9′)を形成し、作業台の下面と本体船
(1)の上面とに間隙(10)を形成させ、さらに、間隙
部分の外部を円弧状になして親網及びフロートが移動す
るように誘導部(11)(11)を構成し作業台の下面と本
体船との相対位置に磁石(A)(A)を付設して成るも
のである。
尚、図中、(12)は、海苔網、(13)は、吊り網、(1
4)は、支柱、(15)は、フロート(16)は、消毒槽(1
7)は、浮竹を示したものである。
4)は、支柱、(15)は、フロート(16)は、消毒槽(1
7)は、浮竹を示したものである。
つぎに、本発明の作用、効果を実施例図によって説明す
る。
る。
本発明の装置は、上記した様な構成から成るもので、海
苔養殖場において海苔摘み作業及び消毒施肥作業を実施
するときは、各支柱(14)の間に張り込みされた海苔網
(12)或いは、ベタ流し式の海苔網の一端に本体船
(1)を船首から接網させるとともに、動力によって適
速に前進させながら海苔網の一端を本体船に引き揚げる
ことにより、該海苔網は順次移動して本体船の上面と作
業台(7)の下面との間に介入しょうとするものである
が、作業台の両先端面に球体(9)(9′)を構成した
ことにより、海苔網及び浮竹(17)は球体の球面によっ
て誘導されながら内側へ正確に移動し、親網とフロート
(15)は本体船と作業台との間隙側面に位置し、船の進
行を両側位置で誘導し、吊り網(13)は作業台下面の間
隙(10)を順次後方へ移動するものであるが、減速機
(6)からの伝動で回転するカム軸(4)に固定した各
カム(3)の交互の回転によって各球型シリンダー
(5)を交互に上下動させることにより、各吊り網は円
滑に移動し、作業台の後方端で開放されるものであっ
て、海苔網は順次上記した様にして後方へ移動しながら
海苔摘み機によって海苔原藻は摘採され、さらに移動し
つつ消毒槽(16)内を通過しこの位置において海苔網は
消毒と施肥作用とを受けながら船尾から海面へ順次着水
するものである。
苔養殖場において海苔摘み作業及び消毒施肥作業を実施
するときは、各支柱(14)の間に張り込みされた海苔網
(12)或いは、ベタ流し式の海苔網の一端に本体船
(1)を船首から接網させるとともに、動力によって適
速に前進させながら海苔網の一端を本体船に引き揚げる
ことにより、該海苔網は順次移動して本体船の上面と作
業台(7)の下面との間に介入しょうとするものである
が、作業台の両先端面に球体(9)(9′)を構成した
ことにより、海苔網及び浮竹(17)は球体の球面によっ
て誘導されながら内側へ正確に移動し、親網とフロート
(15)は本体船と作業台との間隙側面に位置し、船の進
行を両側位置で誘導し、吊り網(13)は作業台下面の間
隙(10)を順次後方へ移動するものであるが、減速機
(6)からの伝動で回転するカム軸(4)に固定した各
カム(3)の交互の回転によって各球型シリンダー
(5)を交互に上下動させることにより、各吊り網は円
滑に移動し、作業台の後方端で開放されるものであっ
て、海苔網は順次上記した様にして後方へ移動しながら
海苔摘み機によって海苔原藻は摘採され、さらに移動し
つつ消毒槽(16)内を通過しこの位置において海苔網は
消毒と施肥作用とを受けながら船尾から海面へ順次着水
するものである。
上記した様に、作業台の先端面に球体(9)(9)を設
けたことによって、海苔網及び浮竹の誘導、吊り網、親
網、フロートの誘導を正確で円滑になさしむるととも
に、作業の省力化を実現し、作業者は作業台の上面に乗
りながら下方を移動する海苔網の手入れ作業、流失物の
除去作業、操船作業を至極簡易に行うことが出来、さら
に、本願によって支柱式は支柱及び吊り網、浮竹の数を
増加することが出来、海苔網の強度を増大し、浮竹の増
加により海苔網のたれ下がりを防止し、諸病気(白ぐさ
れ病、赤ぐされ病、その他の病気)の発生を著しく減少
させることが出来るとともに、海苔網の管理を効果的と
なし、常に良質の原藻を増産することが出来るもので、
本願の装置は、前途した様な顕著な諸効果を奏するもの
である。
けたことによって、海苔網及び浮竹の誘導、吊り網、親
網、フロートの誘導を正確で円滑になさしむるととも
に、作業の省力化を実現し、作業者は作業台の上面に乗
りながら下方を移動する海苔網の手入れ作業、流失物の
除去作業、操船作業を至極簡易に行うことが出来、さら
に、本願によって支柱式は支柱及び吊り網、浮竹の数を
増加することが出来、海苔網の強度を増大し、浮竹の増
加により海苔網のたれ下がりを防止し、諸病気(白ぐさ
れ病、赤ぐされ病、その他の病気)の発生を著しく減少
させることが出来るとともに、海苔網の管理を効果的と
なし、常に良質の原藻を増産することが出来るもので、
本願の装置は、前途した様な顕著な諸効果を奏するもの
である。
第1図は、本発明の実施例に依る海苔網、吊り網、親網
の自動通過装置を構成した海苔摘採船の側面図、第2図
は、縦断面図、第3図は、海苔摘採船の正面図にして、
第4図は、海苔原藻の摘採作業を例示した断面図であ
る。
の自動通過装置を構成した海苔摘採船の側面図、第2図
は、縦断面図、第3図は、海苔摘採船の正面図にして、
第4図は、海苔原藻の摘採作業を例示した断面図であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】本体船の船首方向の両側部カムを構成した
カム軸を内装し、各カムは一つおきに偏心位置が相異す
るように構成し、前記各カムの上方に開孔した筒状の孔
各々球型シリンダーを遊嵌し、各球型シリンダーの下端
面をカムの上面外周に載触させ、各カムの偏心回転によ
つて各球型シリンダーを上下作動させ、各球型シリンダ
ーの上下動により作業台を順次押し上げて支持するとと
もに、交互に上下動しながら作業台と本体船との間に隙
間を形成し、海苔網と吊り網を自動的に通過させるよう
になし、両カム軸へ減速機を経由して動力を連動するよ
うになし、各カムを支持体として上部に作業台を装設
し、該作業台の両側基台の先端部に球体を形成し、或い
は球体を回転自在に取り付けし、作業台の下面と本体船
の上面との間に間隙を形成せしめ、前記間隙部分の両側
に親網及びフロートが移動する誘導部を構成し、作業台
の下面と本体船との相対位置に磁石を付設し、各磁石の
吸引磁力によつて作業台の固定作用をなさしむるように
して成る海苔摘み船における海苔網、吊り網、親網の自
動通過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63278479A JPH0681569B2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 海苔摘み船における海苔網、吊り綱、親綱の自動通過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63278479A JPH0681569B2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 海苔摘み船における海苔網、吊り綱、親綱の自動通過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02124022A JPH02124022A (ja) | 1990-05-11 |
JPH0681569B2 true JPH0681569B2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=17597905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63278479A Expired - Fee Related JPH0681569B2 (ja) | 1988-11-01 | 1988-11-01 | 海苔摘み船における海苔網、吊り綱、親綱の自動通過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681569B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2527144B2 (ja) * | 1995-06-13 | 1996-08-21 | 鉄一 釘崎 | 海苔網の消毒方法 |
CN111527872B (zh) * | 2020-06-09 | 2021-06-15 | 山东省科学院海洋仪器仪表研究所 | 一种方便拨叉同时合拢并标正梗绳的自动化海带收割平台 |
CN112655366A (zh) * | 2020-12-06 | 2021-04-16 | 罗源县鉴江镇企业服务中心 | 一种具有消毒功能的紫菜收取装置及使用方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5955132A (ja) * | 1982-09-21 | 1984-03-30 | 鳴瀬 益幸 | 磁力および水圧等を利用して海苔収獲装置、洗浄消毒装置の網押え器を浮上させながら海苔網、吊り網等を通過させる方法並びに海苔網、吊り網等の通過装置 |
JPS60262525A (ja) * | 1984-06-08 | 1985-12-25 | 鳴瀬 益幸 | 養殖海苔等藻類の管理、採取船 |
-
1988
- 1988-11-01 JP JP63278479A patent/JPH0681569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02124022A (ja) | 1990-05-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |