JPH0681224A - 色繊維検出分離装置 - Google Patents

色繊維検出分離装置

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JPH0681224A
JPH0681224A JP23068392A JP23068392A JPH0681224A JP H0681224 A JPH0681224 A JP H0681224A JP 23068392 A JP23068392 A JP 23068392A JP 23068392 A JP23068392 A JP 23068392A JP H0681224 A JPH0681224 A JP H0681224A
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JP
Japan
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fiber
transportation
fibers
speed
color
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Application number
JP23068392A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Maeda
克典 前田
Takahiro Minami
隆弘 南
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Ohara Tekkosho Ltd
Original Assignee
Ohara Tekkosho Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維の供給に支障をきたさないで通常のカメ
ラにより色違い繊維の検出分離を高精度に実施できる色
繊維検出分離装置を提供すること。 【構成】一部に透明部(1a)を有する繊維輸送路(1)
と、繊維輸送路(1)の透明部(1a)に設置され、繊維
の輸送速度、方向と同調して同速度、同方向に回転可能
とされ、当該回転方向に等間隔に設置され、輸送中の繊
維を連続した静止画像として切り替え撮影する複数個の
CCDカメラ(2)と、複数個のCCDカメラ(2)の
連続した静止画像を分析し、色違い繊維の混入を検出し
て除去信号を出す画像分析器(3)と、画像分析器
(3)の除去信号により繊維輸送路(1)から色違い繊
維を除去する手段(4)とで色繊維検出分離装置を構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色繊維検出分離装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】原料繊維を開繊し、精紡工程等へ供給す
るに当り、色違いの繊維が混入している場合がある。金
属等の異物は、金属検知器によって検出され、除去され
ているが、色違い繊維については、従来、作業者の目視
検査で行なっていた。なお、色違い繊維が混入したまま
で精紡工程等へ供給すると、製造される糸の一部に汚点
ができることになり、また、織物にされた際にも汚点と
なるため、必ず除去するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の色違い繊維の検
出は、作業者の目視検査に依存していたため、作業者の
確保が困難化の傾向にある情勢から自動化省人化の要請
が高まっている。
【0004】色違い繊維を識別させる手段として、カメ
ラの画像を分析し、明暗の変化、例えば、白色繊維中に
他の有色繊維(例えば、赤、黒、青、茶等)が混入して
いる場合、画像の明暗の度合いが変化し、この変化を画
像分析により検出して報知することが考えられ、実際に
本発明者等によって研究されたが、開繊後の繊維は、直
ちに次の機械へ空気輸送方式やコンベア輸送方式で高速
で供給されており、上記カメラによる画像分析速度は、
通常のカメラの場合、繊維の供給速度より遅く、高精度
の識別が困難であり、高速度分析の可能な高級カメラを
使用すれば、この問題は解決するが、装置価格が著しく
高価となり、従来の作業者に代えて採用するには経済的
負担が過大であり、低コスト化が要望されている。
【0005】本発明は、従来技術の上記要望に鑑みて研
究開発されたもので、その目的とするところは、繊維の
供給に支障をきたさないで通常のカメラにより色違い繊
維の識別を高精度に実施できる色繊維検出分離装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、一部に透明部を有する繊維輸送路と、繊
維輸送路の透明部に設置され、繊維の輸送速度、方向と
同調して同速度、同方向に回転可能とされ、当該回転方
向に等間隔に設置され、輸送中の繊維を連続した静止画
像として切り替え撮影する複数個のCCDカメラと、複
数個のCCDカメラの連続した静止画像を分析し、色違
い繊維の混入を検出して除去信号を出す画像分析器と、
画像分析器の除去信号により繊維輸送路から色違い繊維
を除去する手段とで色繊維検出分離装置を構成したもの
である。
【0007】また、本発明は、上記繊維輸送路を垂直方
向に配置したり、或いは、水平又は傾斜状に配置して実
施してもよい。
【0008】さらに、本発明は、繊維輸送路を垂直又は
傾斜状に配置した場合、繊維輸送路の透明部に繊維の輸
送方向と逆方向の気流を発生させて繊維の輸送速度を減
速制御する繊維速度制御手段を付加して実施してもよ
い。
【0009】
【作用】複数個のCCDカメラを、繊維の輸送方向に同
速度で回転させることにより、輸送中の繊維とCCDカ
メラとの間の相対的な速度差をなくすことができ、画像
分析に必要な時間に相当する静止画像を連続的に切り替
え撮影させることができる。
【0010】従って、画像分析器は、色違い繊維の混入
を高精度に確実に検出する。これにより、色違い繊維除
去手段で繊維輸送路から色違い繊維を確実かつ自動的に
除去させることができる。
【0011】繊維輸送路を垂直方向に配置すると、繊維
の輸送に繊維自体の自重落下作用を利用することができ
る。
【0012】繊維輸送路を水平方向に配置する場合は、
繊維の輸送を空気輸送方式とするか又は、コンベア方式
とする。この場合の速度制御は、輸送手段自体で調整可
能である。
【0013】繊維輸送路を垂直又は傾斜状に配置する場
合は、繊維速度制御手段によって繊維の自重落下速度を
適宜制御して画像分析を可能とすることができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の概略構成を示す
側面図、図2は第1実施例の概略斜視図であって、これ
らの図において、(1)は繊維輸送路、(2)はCCD
カメラ、(3)は画像分析器、(4)は色違い繊維除去
手段、(5)は繊維速度制御手段を示している。
【0015】繊維輸送路(1)は、一部に透明部(1a)
を有するダクト形状をなし、第1実施例では垂直方向に
配置している。繊維輸送路(1)の上部にはホッパー
(1b)が設置してあり、このホッパー(1b)の下部に
は、繊維のタフト(塊)を細かくして定量づつ送出する
供給ローラー機構(1c)が設置され、さらに、ホッパー
(1b)の上部には、図2に示すように、ケージコンデン
サ等の繊維供給手段(1d)を配置し、ホッパー(1b)内
が所定レベル以下になると、ホッパー(1b)内に設置し
たレベルセンサ(1e)によって繊維供給手段(1d)よ
り、開繊後の繊維を自動的に補給させるようにしてい
る。
【0016】CCDカメラ(2)は、繊維輸送路(1)
の透明部(1a)の表裏両面に設置され、回転板(2a)を
介して繊維の輸送速度、方向と同調して同速度、同方向
に回転可能とされ、当該回転方向に等間隔に複数個設置
され、輸送中の繊維を連続した静止画像として切り替え
撮影し得るように構成されるものである。回転板(2a)
は、回転軸(2b)を介して支持体(2c)に支持され、適
宜の回転駆動手段(図示省略)により、繊維輸送路
(1)の透明部(1a)の繊維輸送速度に同調して回転駆
動されるものである。
【0017】画像分析器(3)は、複数個のCCDカメ
ラ(2)の連続した静止画像を分析し、色違い繊維の混
入を検出して除去信号を出すものであって、分析原理
は、例えば、明暗の変化を検出する等公知のものと同一
である。
【0018】色違い繊維除去手段(4)は、画像分析器
(3)の除去信号により繊維輸送路(1)から色違い繊
維を除去するものであって、図の実施例では、繊維輸送
路(1)の一部に吸口(4a)を設け、この吸口(4a)に
所定時、吸気を作用させて吸引除去させるようにした場
合を例示している。この吸引除去方式の場合、吸口(4
a)にダンパーを取り付けて、上記吸口(4a)には常時
吸引力を作用させておき、所定時、このダンパーを開閉
させることにより、色違い繊維を吸引除去させてもよ
い。また、色違い繊維除去手段(4)は、機械的除去方
式としてもよい。
【0019】色違い繊維除去手段(4)の設置位置は、
CCDカメラ(2)の設置位置よりも後の適当な位置と
され、動作のタイミングは、繊維の輸送速度と、CCD
カメラ(2)の設置位置からの距離とを考慮して設定さ
れる。
【0020】繊維速度制御手段(5)は、繊維輸送路
(1)の透明部(1a)に繊維の輸送方向と逆方向の気流
を発生させて繊維の輸送速度を減速制御させるためのも
のであって、繊維輸送路(1)内を自重落下する繊維の
落下速度を適正な範囲に制御してCCDカメラ(2)及
び画像分析器(3)による分析精度を高精度に維持させ
るものである。図の実施例は、透明部(1a)の上方の繊
維輸送路(1)の側面に吸引口(5a)を開口させ、この
吸引口(5a)に吸引ファン(5b)を接続し、この吸引フ
ァン(5b)の速度を制御して下方からの空気の吸い込み
量を調節することにより、繊維の落下速度を制御させる
ようにした場合を例示している。この場合、吸引口(5
a)には金網等のフィルタ(5c)を設置しておくもので
ある。なお、繊維速度制御手段(5)は、送風ファンに
よる下からの空気吹き上げ方式であってもよい。
【0021】繊維輸送路(1)の下端は、開放部(1f)
を介して水平方向の繊維輸送路(1g)に接続してあり、
この水平方向の繊維輸送路(1g)は、空気輸送方式或い
はコンベア方式のいずれでもよい。また、CCDカメラ
(2)の設置部には、繊維輸送路(1)の透明部(1a)
内の輸送繊維を照らす照明灯(6)が設置してある。
【0022】本発明の第1実施例は、以上の構成からな
り、次にその動作を説明する。
【0023】先ず、始動に当たって、供給ローラー機構
(1c)を駆動し、CCDカメラ(2)の回転及び撮影を
開始させる。この時、画像分析器(3)による画像分析
が可能となるように、繊維の落下速度を繊維速度制御手
段(5)の吸引ファン(5b)の回転数の制御により制御
し、CCDカメラ(2)の回転速度も同調させる。これ
により、色違い繊維の混入の自動検出準備が完了する。
続いて、自動運転に入り、ホッパー(1b)内の繊維を供
給ローラー機構(1c)によりタフトを細かくしてCCD
カメラ(2)による色違い繊維の検出を容易化しつつ定
量づつ送出し、繊維速度制御手段(5)で制御された落
下速度で落下させる。
【0024】落下途中で繊維は、透明部(1a)を通過
し、この時、照明灯(6)で照明され、CCDカメラ
(2)によって表裏両面から連続的に撮影される。この
撮影は、複数個のCCDカメラ(2)を、繊維の輸送方
向に同速度で回転させることにより、輸送中の繊維とC
CDカメラ(2)との間の相対的な速度差をなくすこと
ができ、画像分析に必要な時間に相当する静止画像を連
続的に切り替え撮影させることができる。撮影された画
像は、画像分析器(3)により分析され、色違い繊維が
混入している場合は、除去信号が出される。除去信号が
出されると、色違い繊維除去手段(4)が動作して検出
された色違い繊維を繊維輸送路(1)から自動的に吸引
除去する。この色違い繊維除去手段(4)の動作時間
は、タイマー等で設定される。通常の繊維は、後続の機
械へ供給される。
【0025】図3は本発明の第2実施例を示す概略側面
図であって、この第2実施例は、繊維輸送路(1)を水
平に配置している。そして、繊維輸送路(1)の始端側
には、ホッパー(1b)、供給ローラー機構(1c)、繊維
供給手段(1d)などが設置され、また、途中の透明部
(1a)には、複数個のCCDカメラ(2)が第1実施例
と同様に回転可能に設置されている。繊維輸送路(1)
の終端側には、ケージコンデンサ等の空気輸送方式の繊
維輸送手段(1h)が設置され、この繊維輸送手段(1h)
の吸引空気流によって、ホッパー(1b)から供給ローラ
ー機構(1c)を経て供給される繊維を繊維輸送路(1)
に沿って水平に輸送させるものである。色違い繊維除去
手段(4)は、CCDカメラ(2)の設置位置より下流
で繊維輸送手段(1h)より上流の位置に設置される。こ
の第2実施例においては、繊維輸送手段(1h)の吸引フ
ァンの回転数を制御することにより、繊維輸送路(1)
内の繊維の輸送速度を制御することができる。また、繊
維輸送路(1)内における繊維は、小さな繊維玉状とな
って転がりながら移動するため、CCDカメラ(2)
は、繊維輸送路(1)の上下いずれか一方にだけ設置す
るようにしてもよい。
【0026】第2実施例は、以上の構成からなり、その
動作については、第1実施例の場合と同様であるため、
説明を省略する。
【0027】本発明は、第1及び第2実施例に示した態
様で実施し得るのみならず、他の態様でも実施可能であ
り、例えば、繊維輸送路(1)は傾斜状としてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、画像分析速度
が通常のCCDカメラを用いて輸送中の繊維に混入する
色違い繊維の検出分離を自動的に行なわせることがで
き、この種作業の自動化を安価に達成できる利点があ
る。
【0029】請求項2の発明によれば、繊維の輸送に繊
維自体の自重落下作用を利用することができる。
【0030】請求項3の発明によれば、繊維輸送路の垂
直配置が制約された場所での実施に好適であり、かつ、
繊維の輸送速度の制御を、繊維輸送手段の輸送速度の制
御によって行なわせることができ、しかも、条件次第で
は、CCDカメラを繊維輸送路の片側だけに設置するよ
うにすることもできる。
【0031】請求項4の発明によれば、垂直又は傾斜状
に配置された繊維輸送路内の繊維の輸送速度を適正なも
のに制御させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す側面図。
【図2】図1の第1実施例の要部概略斜視図。
【図3】本発明の第2実施例の概略構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 繊維輸送路 1a 透明部 2 CCDカメラ 3 画像分析器 4 色違い繊維除去手段 5 繊維速度制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部に透明部を有する繊維輸送路と、 繊維輸送路の透明部に設置され、繊維の輸送速度、方向
    と同調して同速度、同方向に回転可能とされ、当該回転
    方向に等間隔に設置され、輸送中の繊維を連続した静止
    画像として切り替え撮影する複数個のCCDカメラと、 複数個のCCDカメラの連続した静止画像を分析し、色
    違い繊維の混入を検出して除去信号を出す画像分析器
    と、 画像分析器の除去信号により繊維輸送路から色違い繊維
    を除去する手段とを具備したことを特徴とする色繊維検
    出分離装置。
  2. 【請求項2】 繊維輸送路が垂直方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の色繊維検出分離装
    置。
  3. 【請求項3】 繊維輸送路が水平又は傾斜状に配置され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の色繊維検出分
    離装置。
  4. 【請求項4】 繊維輸送路が垂直又は傾斜状に配置さ
    れ、繊維輸送路の透明部に繊維の輸送方向と逆方向の気
    流を発生させて繊維の輸送速度を減速制御する繊維速度
    制御手段が付加されていることを特徴とする請求項1に
    記載の色繊維検出分離装置。
JP23068392A 1992-08-31 1992-08-31 色繊維検出分離装置 Pending JPH0681224A (ja)

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