JPH0680932A - 艶だし処理方法 - Google Patents
艶だし処理方法Info
- Publication number
- JPH0680932A JPH0680932A JP27070292A JP27070292A JPH0680932A JP H0680932 A JPH0680932 A JP H0680932A JP 27070292 A JP27070292 A JP 27070292A JP 27070292 A JP27070292 A JP 27070292A JP H0680932 A JPH0680932 A JP H0680932A
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- JP
- Japan
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- silicone oil
- tire
- automobile
- bumper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業性が良く、作業者にとって楽で、且つ、
処理面を充分に洗浄でき艶の持続性も良い、自動車のタ
イヤやバンパー表面に対する艶だし処理方法を提供す
る。 【構成】 シリコーンオイルを含有する艶だし剤を、自
動車のタイヤやバンパー表面へ噴霧又は塗布し、拭き取
り作業を行わずに、そのまま洗車機で水や洗剤などを用
いて洗車することを特徴とする。
処理面を充分に洗浄でき艶の持続性も良い、自動車のタ
イヤやバンパー表面に対する艶だし処理方法を提供す
る。 【構成】 シリコーンオイルを含有する艶だし剤を、自
動車のタイヤやバンパー表面へ噴霧又は塗布し、拭き取
り作業を行わずに、そのまま洗車機で水や洗剤などを用
いて洗車することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンスタンドやサ
ービスステーション(以下、SSという)などにおい
て、自動車を洗車機で洗車する際に行う、タイヤやバン
パーへの艶だし処理方法に関するものである。
ービスステーション(以下、SSという)などにおい
て、自動車を洗車機で洗車する際に行う、タイヤやバン
パーへの艶だし処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、SS等において行われる自動車の
タイヤやバンパーの艶だし処理方法としては、艶だし剤
をタイヤやバンパー表面に噴霧又は塗布し、その後布な
どで余分な艶だし剤を拭き取りつつ、該表面にむらなく
塗りのばすという方法があった(以下、拭き取り法とい
う)。尚、この際用いられる艶だし剤としては、シリコ
ーンオイルを石油系溶剤、塩素系溶剤などに溶解させた
溶剤タイプのものや、シリコーンオイルと水を乳化させ
たエマルションタイプのものが知られている。又、その
他にエアゾールタイプのエマルション艶だし洗浄剤を、
タイヤやバンパー表面に吹き付けそのまま流下させる艶
だし方法もあった(以下、流下法という)。
タイヤやバンパーの艶だし処理方法としては、艶だし剤
をタイヤやバンパー表面に噴霧又は塗布し、その後布な
どで余分な艶だし剤を拭き取りつつ、該表面にむらなく
塗りのばすという方法があった(以下、拭き取り法とい
う)。尚、この際用いられる艶だし剤としては、シリコ
ーンオイルを石油系溶剤、塩素系溶剤などに溶解させた
溶剤タイプのものや、シリコーンオイルと水を乳化させ
たエマルションタイプのものが知られている。又、その
他にエアゾールタイプのエマルション艶だし洗浄剤を、
タイヤやバンパー表面に吹き付けそのまま流下させる艶
だし方法もあった(以下、流下法という)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】拭き取り法による艶だ
し処理方法は、作業者が腰をかがめて拭き取り作業を行
わなければならないという、作業性の悪さや肉体的苦痛
があった。特に、SSなどで業務としてこのような作業
を繰り返し行っている者にとっては、このことは大きな
欠点である。又、流下法による処理方法は作業が楽な反
面、タイヤやバンパー表面の汚れの除去が不完全な上、
処理後該表面がべとつき汚れやほこりが付着し易く、効
果が長続きしないという欠点があった。本発明は、これ
らの欠点を除くためになされたものである。
し処理方法は、作業者が腰をかがめて拭き取り作業を行
わなければならないという、作業性の悪さや肉体的苦痛
があった。特に、SSなどで業務としてこのような作業
を繰り返し行っている者にとっては、このことは大きな
欠点である。又、流下法による処理方法は作業が楽な反
面、タイヤやバンパー表面の汚れの除去が不完全な上、
処理後該表面がべとつき汚れやほこりが付着し易く、効
果が長続きしないという欠点があった。本発明は、これ
らの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】シリコーンオイルを含有
する艶だし剤を、自動車のタイヤやバンパー表面へ噴霧
又は塗布し、布などで拭き取らずに、そのままSSなど
に備え付けてある洗車機で水や洗剤を用いて洗車するこ
とにより艶だし処理を行う方法を提供する。この時に、
拭き取り作業を行わずにそのまま洗車機で洗車するとい
う点が本発明の主眼である。
する艶だし剤を、自動車のタイヤやバンパー表面へ噴霧
又は塗布し、布などで拭き取らずに、そのままSSなど
に備え付けてある洗車機で水や洗剤を用いて洗車するこ
とにより艶だし処理を行う方法を提供する。この時に、
拭き取り作業を行わずにそのまま洗車機で洗車するとい
う点が本発明の主眼である。
【0005】本発明において使用される洗車機の種類と
しては、現在SSなどに通常備え付けられている門型洗
車機のように、タイヤやバンパーをブラシにより自動的
にブラッシング洗浄するタイプのものが最も良いが、コ
イン洗車場などに備え付けられているスチーム洗車機の
ように、圧力水で洗浄するタイプのものでも良い。又、
その他タイヤやバンパーを自動的、又は機械的に洗浄で
きる機構の洗車機であれば差し支えない。
しては、現在SSなどに通常備え付けられている門型洗
車機のように、タイヤやバンパーをブラシにより自動的
にブラッシング洗浄するタイプのものが最も良いが、コ
イン洗車場などに備え付けられているスチーム洗車機の
ように、圧力水で洗浄するタイプのものでも良い。又、
その他タイヤやバンパーを自動的、又は機械的に洗浄で
きる機構の洗車機であれば差し支えない。
【0006】次に、本発明における艶だし剤に含まれる
シリコーンオイルの種類は、ジメチルシリコーンオイ
ル、フェニルメチルシリコーンオイル、アルキル変性シ
リコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキ
シ変性シリコーンオイルなどの艶だし性能を有するもの
であれば良いが、粘度が低すぎると艶だし性能が悪くな
り、粘度が高すぎると洗車機の洗車ブラシを汚してしま
うおそれがあるので、艶の持続性なども含めて考慮する
と、ジメチルシリコーンオイルの100〜1000セン
チストークス程度のものが好ましい。尚、艶だし剤にワ
ックス(ろう)状の固形物や、高粘着油状のものを用い
ると、やはり洗車ブラシを汚すおそれがある。
シリコーンオイルの種類は、ジメチルシリコーンオイ
ル、フェニルメチルシリコーンオイル、アルキル変性シ
リコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、エポキ
シ変性シリコーンオイルなどの艶だし性能を有するもの
であれば良いが、粘度が低すぎると艶だし性能が悪くな
り、粘度が高すぎると洗車機の洗車ブラシを汚してしま
うおそれがあるので、艶の持続性なども含めて考慮する
と、ジメチルシリコーンオイルの100〜1000セン
チストークス程度のものが好ましい。尚、艶だし剤にワ
ックス(ろう)状の固形物や、高粘着油状のものを用い
ると、やはり洗車ブラシを汚すおそれがある。
【0007】又、艶だし剤の液形態としては、油性溶剤
タイプ、水溶性溶剤タイプ、水性タイプ、エマルション
タイプなど色々と考えられ、いずれでも差し支えない。
但し、洗車機で水や洗剤により洗浄されるため、その際
容易に洗い流されるようなタイプは適当でない。従っ
て、油性溶剤タイプ、W/Oエマルションタイプ、不安
定なO/Wエマルションタイプ、マイクロカプセル化タ
イプなどが好ましい。
タイプ、水溶性溶剤タイプ、水性タイプ、エマルション
タイプなど色々と考えられ、いずれでも差し支えない。
但し、洗車機で水や洗剤により洗浄されるため、その際
容易に洗い流されるようなタイプは適当でない。従っ
て、油性溶剤タイプ、W/Oエマルションタイプ、不安
定なO/Wエマルションタイプ、マイクロカプセル化タ
イプなどが好ましい。
【0008】
【作用】本発明における処理方法の手順とその時の作用
を説明する。 (イ)自動車のタイヤやバンパー表面に、艶だし剤を噴
霧又は塗布する。この時必ずしも艶だし剤を、むらなく
均一につける必要はない。単に、艶だし剤が適度に広が
って該表面に乗っていれば良く、均一にのばすことは次
の洗車工程で同時に行われる。
を説明する。 (イ)自動車のタイヤやバンパー表面に、艶だし剤を噴
霧又は塗布する。この時必ずしも艶だし剤を、むらなく
均一につける必要はない。単に、艶だし剤が適度に広が
って該表面に乗っていれば良く、均一にのばすことは次
の洗車工程で同時に行われる。
【0009】(ロ)拭き取らずにそのまま洗車機で水や
洗剤を用いて洗車をする。この時に洗車機のブラシや高
圧水の力によりタイヤやバンパーが洗浄されると同時
に、余分な艶だし剤が除去されつつ均一にのばされる。
このことにより、タイヤやバンパー表面をべとつかせる
ことがないため、汚れやほこりを付着させにくく、艶を
長期に渡り維持することができる。
洗剤を用いて洗車をする。この時に洗車機のブラシや高
圧水の力によりタイヤやバンパーが洗浄されると同時
に、余分な艶だし剤が除去されつつ均一にのばされる。
このことにより、タイヤやバンパー表面をべとつかせる
ことがないため、汚れやほこりを付着させにくく、艶を
長期に渡り維持することができる。
【0010】従って本発明による処理方法によれば、拭
き取り作業を行うことなく、タイヤやバンパー表面の汚
れを充分きれいに洗浄でき、更に処理面をべとつかせず
に長続きする自然な艶を得ることができる。
き取り作業を行うことなく、タイヤやバンパー表面の汚
れを充分きれいに洗浄でき、更に処理面をべとつかせず
に長続きする自然な艶を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例と比較例を示す。いず
れの例においても、自動車のタイヤに艶だし剤を適量噴
霧した後、それぞれの方法に従って処理をした。尚、評
価方法及び結果は後にまとめて記す。
れの例においても、自動車のタイヤに艶だし剤を適量噴
霧した後、それぞれの方法に従って処理をした。尚、評
価方法及び結果は後にまとめて記す。
【0012】実施例1 処理方法:本発明法 液形態 :油性溶剤タイプ 液組成 :ジメチルシリコーンオイル 350cs 20.0wt% 脂肪族炭化水素溶剤 80.0 〃
【0013】実施例2 処理方法:本発明法 液形態 :O/Wエマルションタイプ 液組成 :ジメチルシリコーンオイル 1000cs 20.0wt% 界面活性剤(乳化剤) 1.5 〃 エチレングリコール 3.0 〃 消泡剤 0.2 〃 精製水 残
【0014】比較例1 処理方法:拭き取り法 液形態 :油性溶剤タイプ 液組成 :ジメチルシリコーンオイル 1000cs 20.0wt% 脂肪族炭化水素溶剤 80.0 〃
【0015】比較例2 処理方法:流下法 液形態 :O/Wエマルションタイプ(エアゾール型) 液組成 :ジメチルシリコーンオイル 1000cs 20.0wt% 界面活性剤(乳化剤) 1.5 〃 消泡剤 0.9 〃 精製水 残 LPG(噴射剤) 30.0wt%
【0016】以上の実施例、比較例について下記の項目
について評価し、その結果を表1に示す。
について評価し、その結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】評価方法 作業性:拭き取り作業の必要がないものを○、必要があ
るものを×とする。 洗浄性:処理後すぐ、タイヤを指でこすってみて、汚れ
が指につかないものを○、汚れにより指が黒くなるもの
を×とする。 べとつき:処理後すぐ、タイヤを指で触ってみて、べと
つかないものを○、べとつくものを×とする。 艶の持続性:処理後一週間してから、タイヤの艶の状態
を目視で観察する。処理直後の艶を維持しているものを
○、処理前の状態になっているものを×、中間の状態の
ものを△とする。
るものを×とする。 洗浄性:処理後すぐ、タイヤを指でこすってみて、汚れ
が指につかないものを○、汚れにより指が黒くなるもの
を×とする。 べとつき:処理後すぐ、タイヤを指で触ってみて、べと
つかないものを○、べとつくものを×とする。 艶の持続性:処理後一週間してから、タイヤの艶の状態
を目視で観察する。処理直後の艶を維持しているものを
○、処理前の状態になっているものを×、中間の状態の
ものを△とする。
【0019】表1から明らかなように、本発明による艶
だし処理方法ではほとんどの評価項目に対し良好な結果
が得られたが、拭き取り法では作業性が悪く、流下法で
は洗浄性やべとつきで特に悪い結果となった。
だし処理方法ではほとんどの評価項目に対し良好な結果
が得られたが、拭き取り法では作業性が悪く、流下法で
は洗浄性やべとつきで特に悪い結果となった。
【0020】
【発明の効果】本発明による艶だし処理方法によると、
拭き取り作業を必要とせず、艶だし剤を自動車のタイヤ
やバンパーに噴霧又は塗布し、そのまま洗車機で洗車す
るだけでよいので作業性が良く、作業者にも苦痛を与え
ない。さらに、洗浄性も良く、処理面をべとつかせるこ
ともないので、艶の持続性においてもすぐれた効果を得
ることができる。
拭き取り作業を必要とせず、艶だし剤を自動車のタイヤ
やバンパーに噴霧又は塗布し、そのまま洗車機で洗車す
るだけでよいので作業性が良く、作業者にも苦痛を与え
ない。さらに、洗浄性も良く、処理面をべとつかせるこ
ともないので、艶の持続性においてもすぐれた効果を得
ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコーンオイルを含有する艶だし剤
を、自動車のタイヤやバンパー表面へ噴霧又は塗布し、
拭き取り作業を行わずに、そのまま洗車機で水や洗剤な
どを用いて洗車することを特徴とする自動車のタイヤや
バンパーに対する艶だし処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27070292A JPH0680932A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 艶だし処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27070292A JPH0680932A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 艶だし処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680932A true JPH0680932A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17489774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27070292A Pending JPH0680932A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 艶だし処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680932A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6949271B2 (en) * | 2002-03-07 | 2005-09-27 | Petroferm, Inc. | Dust repellant compositions |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP27070292A patent/JPH0680932A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6949271B2 (en) * | 2002-03-07 | 2005-09-27 | Petroferm, Inc. | Dust repellant compositions |
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