JPH068086Y2 - 回転式コンテナ - Google Patents

回転式コンテナ

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JPH068086Y2
JPH068086Y2 JP1990043946U JP4394690U JPH068086Y2 JP H068086 Y2 JPH068086 Y2 JP H068086Y2 JP 1990043946 U JP1990043946 U JP 1990043946U JP 4394690 U JP4394690 U JP 4394690U JP H068086 Y2 JPH068086 Y2 JP H068086Y2
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滋信 斉藤
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば、工場その他の場所で不要となった
物、或いはその他の物品、液体等の流体物を収容し、そ
の内容物を他の場所に移動したり、搬送したり、車両等
に積み込んだりする際に使用される回転式コンテナに関
するものである。
[従来の技術] 従来、例えば、機械工場等に配置されて、金属等の切削
加工により発生する切粉等を収容し、或いは屋外等に配
置されて集められたごみ等を収容して、搬出用のトラッ
クに積み込むために用いられる収納容器は、通常上部だ
けが開口した箱形をしていた。このため、この収納容器
からその内容物をトラックの荷台等に移動する場合は、
何等かの手段で容器を高く持ち上げて、荷台上で開口部
が下になるように反転させる必要があった。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の収納容器は、その内容物をトラック等の荷台に移
し変える場合に、収納容器をリフト等を使用して荷台の
上方へ持ち上げた後、容器の底を持ち上げることにより
容器を反転させて内容物を排出しなければならなかっ
た。即ち、収納容器を上昇させる機能と、それを反転さ
せる機能を必要としていた。
これを考慮した考案には、実公昭63−23361号公
報に掲載の技術がある。
即ち、フォークリフトのフォーク上をコンテナ本体を摺
動させ、その重心点がフォークリフトのフォーク先端を
通過したとき、コンテナ本体を転倒させ、そのコンテナ
本体に収容されている内容物を排出するものである。
しかし、このコンテナ本体の転倒は、フォークリフトの
フォーク上をコンテナ本体が相対移動する必要があり、
そのためには、フォークの傾度を大きくする必要があ
り、また、コンテナ本体の内容物の荷重によっては、そ
の両側で一点支持されている支点に大きなトルクが働き
支点が破損する可能性が高い。
そこで、この考案は、安全に収容容器を反転でき、内容
物の荷重が大きくても支点が破損することのなく、ま
た、内容物を容易に落下できる回転式コンテナの提供を
目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 前述の目的を達成するため、この考案の回転式コンテナ
においては、後板と下部が後方及び上部が前方に傾斜し
た前板と前記後板及び前板と接続された一対の側板とそ
れらの底面に設けた底板とを有し、上部開口面積が前記
底板の面積より大に形成した収納容器と、前記収納容器
の下部に配設され、前記収納容器の転動移動方向を規制
する支持枠と、前記収納容器に対して一体に形成され、
前記支持枠と所定のピッチで係合しながら転動移動する
円弧状面を有する容器ガイド部材と、前記収納容器の係
止により前記支持枠と係合する前記容器ガイド部材が転
動移動するのを規制し、また、その解除により前記容器
ガイド部材が前記支持枠に対して転動移動自在とする回
動規制手段とから構成したものである。
[作用] 本考案においては、回転式コンテナの収納容器内に収容
された収容物を排出する場合には、回動規制手段を係止
状態としたまま、所定の位置に運ぶ。そこで、回動規制
手段を解除状態とし、収納容器の容器ガイド部材によっ
て支持枠を転動させて収納容器の開口部を前下がりと
し、その内容物を排出する。そして、内容物の落下が終
了し、収納容器の重心移動が行なわれると、収納容器の
円弧状面を有する容器ガイド部材により後方に転動し、
収納容器の底板が支持枠に当接して停止する。この状態
で回動規制手段により支持枠と係合する容器ガイド部材
が転動移動するのを規制すると、回転式コンテナはその
収納容器に対して収容可能な状態になる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例の回転式コンテナの側面
図、第2図は第1図の背面図、第3図は第1図の正面図
である。また、第4図は同様に回転式コンテナの収納容
器が積み込み位置まで傾斜させた状態を示す側面図、第
5図は同様に回転式コンテナの収納容器が排出位置まで
回動した状態を示す側面図である。そして、第6図は第
5図の背面図、第7図は同様に回転式コンテナの収納容
器を第1図の状態に戻すため支持枠の前部を持ち上げた
状態を示す側面図である。
第1図、第2図において、収納容器1には所定の間隔を
おいて平行に配設された一対の側板2,2がある。この
側板2は上辺2aと、この上辺2aの後端に接続して上
辺2aと直角な後辺2bと、この後辺2bの下端に接続
して上辺2aと平行な下辺2cがあり、下辺2cの長さ
は上辺2aの長さの1/2より短くなっている。そし
て、下辺2cの前端と上辺2aの前端とは前辺2dによ
り連結されている。
上記のように形成された両側板2,2は、その両後辺2
b,2bが後板3により、また両下辺2c,2cが底板
4により、さらに両前辺2d,2dが前板5により結合
されているので、収納容器1は前板5の下方が後方に傾
斜し、かつ上面が開口した箱になっている。
即ち、本実施例の収納容器1は、後板3と、下部が後方
及び上部が前方に傾斜した前板5と、前記後板3及び前
板5と接続された一対の側板2,2と、それらの底面に
設けた底板4とを有し、上部開口面積が底板4の面積よ
り大に形成したものである。
この収納容器1を支持する支持枠6には、開放部を外向
きにしたチャンネル材からなる一対の縦部材7,7が、
収納容器1の両側板2,2の外側面の距離より僅かに広
い間隔で平行に配置されている。そして、両縦部材7,
7は下向きに開口したチャンネル材からなる3個の横部
材8により結合されている。この3個の横部材8の中で
最前部にあるものは縦部材7の長手方向の中心より多少
前方(第1図で右側)に位置している。
そして、この複数の横部材8の下面には、フォークリフ
ト(図示せず)の腕を挿入するための腕挿入部材9が、
その開口9aを後端の横部材8部に位置させ、かつ後方
に向けて一対固着されている。この腕挿入部材9の前端
部はチャンネル状の結合部材10により蓋されている。
所定の厚さを有する上,下2個のスペーサ13,14を
介して両側板2,2の下部に固着された容器ガイド部材
11は、円弧状の下面11aを有する板状の部材であ
り、その中央部は前板5の下面から突出している。容器
ガイド部材11の下面11aには、半径方向に切り欠か
れた嵌合溝12が所定のピッチで適数設けられている。
この収納容器1がその後板3を支持枠6の後端に位置さ
せるとともに、両側板2,2を両側の縦部材7,7の間
に位置させて支持枠6上に載置されると、両側の容器ガ
イド部材11の下面11aが両側の縦部材7,7により
それぞれ支持され、かつ、その最下部(左端)の嵌合溝
12が縦部材7の上部に固着された最後部の係合棒15
に係合する(第1図参照)。
係合棒15は丸棒状の部材であり、その一端は収納容器
1の側板2と容器ガイド部材11との間において下部を
支持枠6の上面に固着された板状のガイドバー16に固
定されている。この係合棒15は嵌合溝12と同数設け
られており、容器ガイド部材11が縦部材7上を転がる
際に上部に位置した嵌合溝12が順次縦部材7に近接す
るにしたがい係合棒15に係合するようになっている。
両縦部材7,7の前端には、各縦部材7に対して直角
に、チャンネル状の受け部材17がそれぞれ固着されて
おり、その下端は結合部材19の下端より僅かに下方に
位置している。この受け部材17の上部には、後方にな
るに従い下方に傾斜した係止面18aを有するストッパ
ー18が設けられている。
また、両縦部材7,7の後端には、端部がこの縦部材
7,7の側部を貫通して所定長さ突出するとともに、貫
通部において縦部材7,7に固着されたパイプ19があ
り、このパイプ19内にはレバー軸20が回動自在に設
けられている。このレバー軸20のパイプ19から突出
した両端には、一対の係止レバー21の下端がそれぞれ
固定されている。各係止レバー21に設けられた係合爪
22は、係止レバー21が第1図で時計方向に回転させ
られると、側板2に固着された係合部材23に係止して
収納容器1を支持枠6に固定する。
24はガイドレバー16の後方において縦部材7に固着
された後ストッパーであり、上面が前下がりの傾斜面に
なっている。
第5図の示すチェーン25は、一端が収納容器1の底板
4に、他端が中央部の横部材8に固定されており、収納
容器1が支持枠6に対して時計方向に回動する際、その
回動端を前ストッパー18とともに規制するもので左右
一対設けられている。
即ち、本実施例の支持枠6は、収納容器1の下部に配設
され、収納容器1の転動移動方向を規制するものであ
り、また、本実施例の容器ガイド部材11は、収納容器
1が前記支持枠6と所定のピッチで係合しながら転動移
動するものである。そして、本実施例の係止レバー21
及び係止爪22からなる回動規制手段は、収納容器1の
係止により前記支持枠6と係合する前記容器ガイド部材
11が転動移動するのを規制し、また、その解除により
前記容器ガイド部材11が前記支持枠6に対して転動移
動自在とするものである。
上記のように形成された収納容器1と支持枠6は、次の
ようにして組付けられる。
まず、支持枠6の両腕挿入部材9,9の下部に所定高さ
のブロック(図示せず)を配置して支持枠6の両縦部材
7,7の上面を略水平にする。ついて、支持枠6の係止
レバー21を縦部材7の後方に倒した状態で、収納容器
1の後板3を両縦部材7,7の後端側に位置させて、そ
の両側の容器ガイド部材11の最下部の嵌合溝12を支
持枠6の最後部の係合棒15にそれぞれ係合させて、支
持枠6の上部に収納容器1を載置すると自己回動式コン
テナ26が組み付けられる。
上記のように形成された回転式コンテナ26において
は、収納容器1の両側の容器ガイド部材11,11の下
面が支持枠6の両縦部材7,7により支承され、かつ収
納容器1の両側板2,2は両縦部材7,7の間に位置し
ている。
ついで、後方に位置させていた係止レバー21の一つを
前方へ回動すると、他方の係止レバー21もレバー軸2
0により連結されているので同方向へ回動して、各係止
レバー21の係止爪22が収納容器1の係合部材23に
それぞれ係合するので、収納容器1は支持枠6に固定さ
れる。
この状態で、例えば、機械工場で金属等の切削時に発生
する切粉(図示せず)を収納容器1内に投入する。この
ように、切粉等の内容物を収納した収納容器1は、その
重心が第1図において、最後部の係合棒15の中心を通
り縦部材7の上面に垂直な垂線Pより僅かに後方に位置
するように形成されている。
この状態で、フォークリフト(図示せず)の腕を支持枠
6の両腕挿入部材9,9の開口9a,9aに挿入した
後、支持枠6をその水平を維持して所定の高さに持ち上
げて回転式コンテナ26をトラック等の積み込み位置に
移動して係止レバー21を後方に倒し、この係止爪22
と係合部材23との係合を解く。ついで、フォークリフ
トのマストを僅かに後方へ倒して収納容器1の重心を垂
線Pの後方に移動した後、さらに回転式コンテナ26を
トラックの荷台より高く持ち上げて、フォークリフトの
マストをその傾斜可能な範囲の角度α(約5度)前方へ
倒す(第4図参照)。
第4図から明らかなように、第1図に示した係合棒15
の中心を通る垂線Pは、この図において係合棒15の中
心を通る鉛直線P1に対して角度αだけ前方に傾斜す
る。この結果、収納容器1の重心が、その内容物の移動
を含み、鉛直線P1の前方に移動することになり、収納
容器1は両側の係合棒15を軸として前方に傾斜する。
この時、両側の容器ガイド部材11は両側のガイドバー
16にそれぞれガイドされつつ縦部材7上を転がる。容
器ガイド部材11が縦部材7上を転がる際、容器ガイド
部材11の各嵌合溝12が順次前方の係合棒15と係合
するので、容器ガイド部材11は縦部材7に対して滑り
を起すことなく転がる。そして、容器ガイド部材11の
最前部の嵌合溝12が最前部の係合棒15と係合した時
には、容器ガイド部材11の上部前端が前ストッパー1
8の係上面18aに当接するとともに、一対のチェーン
25は最も延びた状態になるので、収納容器1の回転は
止まる(第5図参照)。この時、収納容器1の側板2の
上面が略垂直になるとともに、その前板5は前下がりの
傾斜面となるので、収納容器1内の内容物は前板5の内
面に沿って滑り落ちトラックの荷台に収容される。
収納容器1内の全ての内容物が落下し終るとフォークリ
フトのマストを垂直にするか、又は前と逆方向に角αの
範囲で傾斜させる(第7図参照)。これにより、収納容
器1の底板4は最前部の係合棒15の中心を通る鉛直線
P2に対して角αまでの範囲で後方に傾斜する。この場
合、空になった収納容器1はその重心が鉛直線P2より
前方にあるために、第7図に示すように、前板5の上端
側が支持枠6より下がった状態を維持する。
ついで、フォークリフトの腕を所要の高さまで上昇させ
て前板5の下降端をトラックの荷台より高くしてフォー
クリフトを移動することにより回転式コンテナ26をト
ラックの荷台の外に移動する。
回転式コンテナ26を当所の位置に移動してフォークリ
フトの腕を下ろすと、収納容器1の前板5の下端が床面
(図示せず)に当接した後床面により押し上げられるの
で、収納容器1は縦部材7の最前部の係合棒15を軸と
して第7図の矢印A方向に回動する。そして、この回動
により収納容器1の重心は鉛直線P2より後方に移動す
るので、収納容器1の容器ガイド部材11は前とは逆の
方向に回動し、最後部の係合棒15に容器ガイド部材1
1の最後部の嵌合溝12が係合すると同時にその後端1
1cが後ストッパー24に当接する。その時、収納容器
1の底板4が後部の横部材8に当接するので収納容器1
の回動は止まり、第1図に示す始めの状態に戻る。
このように、本実施例の回転式コンテナは、後板3と、
下部が後方及び上部が前方に傾斜した前板5と、前記後
板3及び前板5と接続された一対の側板2,2と、それ
らの底面に設けた底板4とを有し、上部開口面積が底板
4の面積より大に形成した収納容器1と、収納容器1の
下部に配設され、収納容器1の転動移動方向を規制する
支持枠6と、収納容器1が前記支持枠6と所定のピッチ
で係合しながら転動移動する円弧状の下面11aを有す
る容器ガイド部材11と、収納容器1の係止によって前
記支持枠6と係合する前記容器ガイド部材11が転動移
動するのを規制し、また、その解除により前記容器ガイ
ド部材11が前記支持枠6に対して転動移動自在とする
係止レバー21及び係止爪22からなる回動規制手段と
を具備するものである。
したがって、回転式コンテナの収納容器内に収容された
収容物は、係止レバー21及び係止爪22からなる回動
規制手段を係止状態としたまま、その支持枠6により全
体をフォークリフト等で上方に持ち上げ、その状態で係
止レバー21及び係止爪22からなる回動規制手段を解
除状態とし、支持枠6を傾けて収納容器1及び収容物の
重心をその回動軸より前方とする。その重心の移動によ
り、収納容器1の容器ガイド部材11が支持枠6を転動
するので、収納容器1の開口部は前下がりとなり、その
内容物が落下する。そして、内容物の落下が終了する
と、支持枠6を傾けて収納容器1自体の重心をその回動
軸の後方とし、収納容器1の容器ガイド部材11を後方
に転動させ、収納容器1の底板4が支持枠6に当接し、
収納容器1が支持枠6により支持され、この状態で係止
レバー21及び係止爪22からなる回動規制手段により
内容物の荷重によって支持枠6と係合する容器ガイド部
材11が転動移動するのを規制する。これにより、回転
式コンテナはその収納容器1に対して再度収容可能な状
態になる。
したがって、本実施例の回転式コナテナは、収納容器1
内に収容物が収容された状態で移動され、収納容器1の
両側の容器ガイド部材11が支持枠6上を転動し、収納
容器1の開口が前下がりに傾斜して収納容器1内の収容
物が外部へ排出されるので、収納容器1内の収納物の排
出を簡単な操作で行うことができ、収納物の排出に要す
る作業を従来より大幅に節減することができる。また、
収納容器1内の収容物を排出した後についても、簡単に
元の位置に戻すことができるのでその取り扱いを従来よ
り大幅に簡素化することができる。
この際、収納容器1は容器ガイド部材11の円弧状の周
面により、回動移動するものであるから、収納容器1の
回動を停止する力が小さくても可能となり、収納容器1
の一部に集中して荷重が加わることがない。
また、本実施例においては、収納容器1内に物が収容さ
れる位置と、収納容器1内に収容した物を排出する位置
とを異にすることができるから、収納容器1内に収容し
た物を取出して、積替え等の際には、その積替えが容易
になる。
ところで、上記実施例では、フォークリフトのフォーク
先端の上下によって収納容器1の重心をその回動軸の前
方にしたり後方にしたりしているが、本考案を実施する
場合には、収納容器1の上部開口面積が底板4の面積よ
り大に形成したものであり、特に、収納容器1の収容物
がその容積の70〜90%になったとき、収納容器1の
重心がその回動軸の前方になるように設定しておけば、
収納容器1はフォークリフトの力を借りることなく、そ
の荷重で回動移動することができる。また、このとき、
収容している収容物が排出されることにより、元の位置
に容器ガイド部材11が転動移動することになる。
また、上記実施例の収納容器1では、下部が後方及び上
部が前方に傾斜した前板5と、前記後板3及び前板5と
接続された一対の側板2,2と、それらの底面に設けた
底板4とを有するものであるが、本考案を実施する場合
には、上部開口面積が底板4の面積より大に形成した収
納容器1を有するものであればよく、後板3、前板5、
一対の側板2,2の形状は必ずしも平板に特定されるも
のではない。
そして、上記実施例の支持枠6は、フォークリフトで使
用されることを前提としたものであるが、本考案を実施
する場合には、収納容器1の下部に配設され、収納容器
1の転動移動方向を規制するものであればよい。
更に、上記実施例の容器ガイド部材11は、嵌合孔12
を形成した円弧状の下面11aを有する板状部材を収納
容器1の両側に接合したものであるが、前記嵌合孔12
のような係合部は支持枠6側の構造との関係で決定され
るものであるから、本考案を実施する場合には、収納容
器1が前記支持枠6と所定のピッチで係合しながら転動
移動する円弧状の下面11aを有するものであればよ
く、また、正確に円弧を描く必要性はない。
更にまた、上記実施例の回動規制手段は、係止レバー2
1及び係止爪22からなるものであるが、本考案を実施
する場合には、係止レバー21及び係止爪22の構造に
限定されるものではなく、収納容器1の係止によって前
記支持枠6と係合する前記容器ガイド部材11が転動移
動するのを規制し、また、その解除により前記容器ガイ
ド部材11が前記支持枠6に対して転動移動自在とする
構成であればよい。
なお、上記実施例では、フォークリフトで使用されるこ
とを前提としたものであるが、本考案を実施する場合に
は、物流の搬送手段一般に使用できるものである。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の回転式コンテナは、収納
容器内に収容物が収容された状態で回動移動され、収納
容器の両側の容器ガイド部材の円弧状の周面が支持枠上
を転動し、収納容器の開口が前下がりとなり収納容器内
の収容物が外部に排出されるので、収納容器内の収納物
の排出を簡単な操作で行うことができ、収納物の排出に
要する作業を従来より大幅に節減することができる。ま
た、収容物の排出後についても、簡単に元の位置に戻す
ことができるのでその取り扱いを従来より大幅に簡素化
することができる。特に、この際、収納容器は容器ガイ
ド部材の円弧状の周面により、回動移動するものである
から、収納容器の回動を停止する力が小さくても可能と
なり、収納容器の一部に集中して荷重が加わることがな
くなり、安全である。また、収納容器内に収容物が収容
される位置と、収納容器内に収容した収容物を排出する
位置とを異にすることができるから、収納容器内に収容
した収容物を取出して、積替え等の際には、その積替え
が容易になる。
故に、安全に収容容器を反転でき、内容物の荷重が大き
くても支点が破損することのなく、また、内容物を容易
に落下できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の回転式コナテナの側面
図、第2図は第1図の背面図、第3図は第1図の正面
図、第4図はこの考案の一実施例の回転式コンテナの収
納容器が積み込み位置まで傾斜させた状態を示す側面
図、第5図はこの考案の一実施例の回転式コンテナの収
納容器が排出位置まで回動した状態を示す側面図、第6
図は第5図の背面図、第7図はこの考案の一実施例の回
転式コンテナの収納容器を第1図の状態に戻すため支持
枠の前部を持ち上げた状態を示す側面図である。 図において、 1:収納容器、2:側板 3:後板、4:底板 5:前板、6:支持枠 7:縦部材、8:横部材 9:腕挿入部材、9a:開口 11:容器ガイド部材、12:嵌合溝 15:係合棒 26:回転式コンテナ である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一又は相当部分
を示すものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後板と、下部が後方及び上部が前方に傾斜
    した前板と、前記後板及び前板と接続された一対の側板
    と、それらの底面に設けた底板とを有し、上部開口面積
    が前記底板の面積より大に形成した収納容器と、 前記収納容器の下部に配設され、前記収納容器の転動移
    動を規制する支持枠と、 前記収納容器に対して一体に形成され、前記支持枠と所
    定のピッチで係合しながら転動移動する円弧状面を有す
    る容器ガイド部材と、 前記収納容器の係止により前記容器ガイド部材が転動移
    動するのを規制し、また、その解除により前記容器ガイ
    ド部材が前記支持枠に対して転動移動自在とする回動規
    制手段と を具備することを特徴とする回転式コンテナ。
JP1990043946U 1990-04-23 1990-04-23 回転式コンテナ Expired - Lifetime JPH068086Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323361U (ja) * 1986-07-28 1988-02-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323361U (ja) * 1986-07-28 1988-02-16

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