JPH0680764U - 粘着テープ用巻芯 - Google Patents

粘着テープ用巻芯

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JPH0680764U
JPH0680764U JP2107493U JP2107493U JPH0680764U JP H0680764 U JPH0680764 U JP H0680764U JP 2107493 U JP2107493 U JP 2107493U JP 2107493 U JP2107493 U JP 2107493U JP H0680764 U JPH0680764 U JP H0680764U
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JP
Japan
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adhesive tape
core
wound
winding
outer periphery
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Application number
JP2107493U
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English (en)
Inventor
満 小笹
昌克 田上
祐明 小松
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高厚みの粘着テープにおいても巻巣が発生
しない、粘着テープ用巻芯を提供する。 【構成】 粘着テープをその外周に巻回する粘着テー
プ用巻芯1であって、外周に巻芯の幅方向に沿って切欠
部2が設けられ、この切欠部2により外周に段差3が付
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、粘着テープをその外周に巻回する粘着テープ用巻芯に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粘着テープをその外周に巻回する粘着テープ用巻芯としては、例えば、 図7に示すように、紙又は合成樹脂からなる巻芯本体35に、独立発泡ポリエチ レン製の比較的肉厚の波形凹凸条36、37を多数備えた伸縮板38を巻回固定 させた粘着テープ用巻芯39が知られている(実公昭44−2718号公報参照 )。
【0003】 又、図8に示すように、紙管40の外周に無延伸合成樹脂シート41を成層し た粘着テープ用巻芯42が知られている(実開平2−38446号公報参照)。
【0004】 又、図9に示すように、硬質の巻芯本体45の外周に合成樹脂製柔軟弾性体4 6を成層し、更にその表面に薄肉の上紙47を巻回した粘着テープ用巻芯48が 知られている(実公昭48−32941号公報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記いずれの粘着テープ用巻芯39、42、48においても、例え ば、図10に示すように、粘着テープ50を粘着テープ用巻芯48に巻回すると きに、粘着テープ50の始端部51において粘着テープ50の始端部51と次に 巻回される粘着テープ50との間に段差52が生じる。 このため、粘着テープ50の巻回時に粘着テープ50の始端部51に巻巣53 が生じ、この巻巣53の跡型が粘着テープ50の巻回につれて外周側に移動し、 粘着テープ50捲重体の外観が損なわれるという問題があった。 そして、この巻巣は、高厚み(総厚み100μm以上)の粘着テープにおいて 特に顕著に発生し易い。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、高厚みの粘着テープにおいても 巻巣が発生しない、粘着テープ用巻芯を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本考案粘着テープ用巻芯は、粘着テープをその外周に巻回する 粘着テープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って切欠部が設けられ、こ の切欠部により外周に段差が付けられていることを特徴とするものである。
【0008】 請求項2記載の本考案粘着テープ用巻芯は、粘着テープをその外周に巻回する 粘着テープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って凹部が設けられ、この 凹部に弾性体が接着され、この弾性体の表面が巻芯の外周面と略面一にされてい ることを特徴とするものである。
【0009】 請求項1及び請求項2記載の本考案粘着テープ用巻芯において,巻芯の材質と しては、現在使用されている巻芯の材質、例えば、紙、プラスチック、アルミ、 その他管状に加工可能な全ての金属又はこれらを複合化したもの等は全て使用可 能であり材質は特に問わないが、製造のし易さ等からABS、塩化ビニル等のプ ラスチック又はアルミを用いるのが望ましい。
【0010】 又、請求項1記載の本考案粘着テープ用巻芯において,外周に付けられる段差 の大きさとしては、粘着テープを巻芯に巻回するとき、粘着テープの始端部が切 欠部内に収納されて粘着テープの始端部と次に巻回される粘着テープとの間に段 差が生じないように、段差を巻回する粘着テープの厚みと略同寸法程度に形成す るのが望ましい。
【0011】 又、請求項2記載の本考案粘着テープ用巻芯において,巻芯の幅方向にわたり 設けられる凹部の大きさとしては、その円周方向の幅は、凹部の外周上の両端部 と巻芯の中心点とのなす角度が5〜15度程度となる幅、その深さは巻芯の肉厚 の1/4〜1/2程度の深さとするのが強度、効果等の観点から望ましい。
【0012】 又、巻芯の肉厚としては、巻芯の肉厚の1/4〜1/2程度の深さの凹部が設 けられても巻芯としての強度が損なわれない肉厚とする。例えば、巻芯の材質が ABS、塩化ビニル等のプラスチックである場合にはその肉厚を4〜10mm程 度とすることができる。
【0013】
【作用】
請求項1記載の本考案粘着テープ用巻芯においては、粘着テープをその外周に 巻回する粘着テープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って切欠部が設け られ、この切欠部により外周に段差が付けられているので、粘着テープを巻芯に 巻回するとき、粘着テープの始端部が切欠部内に収納され、粘着テープの始端部 と次に巻回される粘着テープとの間に段差を生じることなく粘着テープが巻芯に 巻回される。 このため、粘着テープの始端部において巻回時に巻巣が発生せず、巻芯に巻回 された粘着テープ捲重体の外観が損なわれない。
【0014】 又、請求項2記載の本考案粘着テープ用巻芯においては、粘着テープをその外 周に巻回する粘着テープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って凹部が設 けられ、この凹部に弾性体が接着され、この弾性体の表面が巻芯の外周面と略面 一にされているので、粘着テープの始端部が巻回時に巻回される粘着テープによ り弾性体内に押圧され、粘着テープの始端部と次に巻回される粘着テープとの間 に生じる段差が緩和されて粘着テープが巻芯に巻回される。 このため、粘着テープの始端部において巻回時に巻巣が発生せず、巻芯に巻回 された粘着テープ捲重体の外観が損なわれない。
【0015】
【実施例】
本考案粘着テープ用巻芯の実施例を図を参照して説明する。 図1〜図3は請求項1記載の本考案粘着テープ用巻芯の一例を示した図であり 、図1はその断面図、図2は図1に示した粘着テープ用巻芯のA部の拡大断面図 、図3は図1に示した粘着テープ用巻芯の使用態様を示した断面図である。 図1において、1はプラスチック製の粘着テープ用巻芯、2は巻芯1の外周に 巻芯1の幅方向に沿って設けられた切欠部、3は切欠部2により外周に付けられ た段差である。
【0016】 図2において、Hは段差3の高さであり、この高さHは巻芯1に巻回される粘 着テープの厚みと同寸法に形成されている。 4は外周に段差3が付けられていないときの巻芯1の外周を示した外周想像線 、5は切欠部2の底面であり、底面5と外周想像線4との距離は段差3の高さH から0へと順次漸減し、この外周想像線4と底面5とで囲まれた部分が切欠かれ て切欠部2が形成されている。
【0017】 図3において、6は巻芯1に巻回された粘着テープ、7は粘着テープ6の始端 部であり、粘着テープ6はその始端部7が切欠部2内に収納されて巻始められ、 巻芯1に順次巻回される。 これにより、粘着テープ6の始端部7において、粘着テープ6の始端部7と次 に巻回される粘着テープ6との間に段差が生ぜず、粘着テープ6の始端部7にお いて巻巣が発生しない。
【0018】 尚、上記の図1に示した本考案巻芯1をプラスチック成形加工して製作し、こ の巻芯1に基材厚25μm、糊厚125μmの粘着テープを巻付け、50m巻き 粘着テープ捲重体としたところ、粘着テープの1周目と2周目の巻回時に全く段 差が発生せず、巻巣も発生しなかった。
【0019】 図4〜図6は請求項2記載の本考案粘着テープ用巻芯の一例を示した図であり 、図4はその断面図、図5は図4に示した粘着テープ用巻芯のB部の拡大断面図 、図6は図4に示した粘着テープ用巻芯の使用態様を示したB部の拡大断面図で ある。 図4において、10はプラスチック製の粘着テープ用巻芯、11は巻芯10の 外周に巻芯10の幅方向に沿って設けられた凹部、12は凹部11に接着された 弾性体であり、弾性体12はその表面が巻芯10の外周面と面一にされている。 E、Eは凹部11の外周上の両端部、θは巻芯10の中心点Oと両端部E、Eと のなす角度であり、角度θは10度に設定されている。
【0020】 図5において、Lは凹部11の幅、hは凹部11の深さ、Tは巻芯10の厚み であり、幅Lは前記した角度θで決まる値であり、深さhは厚みTの1/2に設 定されている。
【0021】 図6において、15は巻芯10の外周に巻回される粘着テープ、16は粘着テ ープ15の始端部であり、粘着テープ15はその始端部16が弾性体12上に位 置するようにして巻始められ、順次巻芯10に巻回される。 このため、弾性体12上に位置された粘着テープ15の始端部16が、図6に 示すように、次に巻回される粘着テープ15により弾性体12内に押圧され、粘 着テープ15の始端部16と次に巻回される粘着テープ15との間に生じる段差 が緩和される。これにより、粘着テープ15の始端部16において巻巣の発生が 防止される。
【0022】 次に、上記の図4に示した本考案巻芯と従来の巻芯を用いた場合の巻巣の発生 状態を調査した一試験結果を記す。 実施例は図4に示した本考案巻芯、比較例は図10に示した従来の巻芯を用い た結果であり、巻芯は外径は3インチ、肉厚は4mmのものを用いている。尚、 本考案巻芯は、凹部の深さh=2mm、角度θ=10度である。 粘着テープは、基材厚30μm、糊厚130μmの粘着テープを使用し、50 ℃、Dryの条件で巻巣の発生数の経時変化を目視で測定した。結果を次に示す 。本考案巻芯では従来の巻芯に対し、巻巣の発生は大幅に減少した。
【0023】
【0024】
【考案の効果】
請求項1記載の本考案粘着テープ用巻芯においては、粘着テープをその外周に 巻回する粘着テープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って切欠部が設け られ、この切欠部により外周に段差が付けられているので、粘着テープを巻芯に 巻回するとき、粘着テープの始端部が切欠部内に収納され、粘着テープの始端部 と次に巻回される粘着テープとの間に段差を生じることなく粘着テープが巻芯に 巻回される。 これにより、粘着テープの始端部において巻回時に巻巣の発生が防止され、巻 芯に巻回された粘着テープ捲重体の外観を向上させることができる。
【0025】 又、請求項2記載の本考案粘着テープ用巻芯においては、粘着テープをその外 周に巻回する粘着テープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って凹部が設 けられ、この凹部に弾性体が接着され、この弾性体の表面が巻芯の外周面と略面 一にされているので、粘着テープの始端部が巻回時に巻回される粘着テープによ り弾性体内に押圧され、粘着テープの始端部と次に巻回される粘着テープとの間 に生じる段差が緩和されて粘着テープが巻芯に巻回される。 これにより、粘着テープの始端部において巻回時に巻巣の発生が防止され、巻 芯に巻回された粘着テープ捲重体の外観を向上させることができる。
【0026】 尚、請求項1及び請求項2記載の本考案粘着テープ用巻芯は、プラスチック等 により一体成形品で製作することができるので、一体成形品で製作すれば、高厚 みの粘着テープ等において特に顕著に発生し易い内部応力による層間剥離等の問 題も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案粘着テープ用巻芯の一例を示した断面
図。
【図2】図1に示した粘着テープ用巻芯のA部の拡大断
面図。
【図3】図1に示した粘着テープ用巻芯の使用態様を示
した断面図。
【図4】本考案粘着テープ用巻芯の他の例を示した断面
図。
【図5】図4に示した粘着テープ用巻芯のB部の拡大断
面図。
【図6】図4に示した粘着テープ用巻芯の使用態様を示
したB部の拡大断面図。
【図7】従来の粘着テープ用巻芯を示した断面図。
【図8】従来の粘着テープ用巻芯の他の例を示した斜視
図。
【図9】従来の粘着テープ用巻芯の更に他の例を示した
斜視図。
【図10】従来の粘着テープ用巻芯の使用時の不良状態
を示した断面図。
【符号の説明】
1、10 粘着テープ用巻芯 2 切欠部 3 段差 6、15 粘着テープ 7、16 始端部 11 凹部 12 弾性体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープをその外周に巻回する粘着テ
    ープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って切欠
    部が設けられ、この切欠部により外周に段差が付けられ
    ていることを特徴とする粘着テープ用巻芯。
  2. 【請求項2】 粘着テープをその外周に巻回する粘着テ
    ープ用巻芯であって、外周に巻芯の幅方向に沿って凹部
    が設けられ、この凹部に弾性体が接着され、この弾性体
    の表面が巻芯の外周面と略面一にされていることを特徴
    とする粘着テープ用巻芯。
JP2107493U 1993-04-22 1993-04-22 粘着テープ用巻芯 Pending JPH0680764U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007246192A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Showa Marutsutsu Co Ltd 巻芯
JP5033260B1 (ja) * 2011-12-26 2012-09-26 エーアールシー株式会社 ラベルロール体

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