JPS5824904Y2 - 粘着テ−プ用捲芯 - Google Patents

粘着テ−プ用捲芯

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Publication number
JPS5824904Y2
JPS5824904Y2 JP1977085195U JP8519577U JPS5824904Y2 JP S5824904 Y2 JPS5824904 Y2 JP S5824904Y2 JP 1977085195 U JP1977085195 U JP 1977085195U JP 8519577 U JP8519577 U JP 8519577U JP S5824904 Y2 JPS5824904 Y2 JP S5824904Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
core ring
winding
foam sheet
thermoplastic resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977085195U
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English (en)
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JPS5411949U (ja
Inventor
登 大西
Original Assignee
積水化成品工業株式会社
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Publication date
Application filed by 積水化成品工業株式会社 filed Critical 積水化成品工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は粘着テープ用捲重に関するものである。
セロファン、ポリ塩化ビニル等のフィルムに粘着剤を塗
布し捲重に招電せられた粘着テープは広く使用されてい
るが、ボール紙等をパイプ状にした芯環体に招電した粘
着テープは、招電に際して張力が加えられているので、
製品とした後、日時の経過により、温度、湿度その他の
影響によって粘着テープ層に内層に向って収縮力が作用
し、芯環体に圧力が加わり、粘着テープ層がタケノコ状
に一側面方向にずれて外観が極めて悪く、使用上も不便
であり、従って商品価値も低下せしめる欠点があった。
上記タケノコ現象を防止するために、既に多くの改良が
公表せられている。
例えば、実公昭30−16469号公報にはボール紙で
環状の芯環体を形成し、との芯環体の外側周に海綿状ゴ
ムフオームラバー等を捲縮被着して緩衝環体を設け、更
にこの外側周に粘着テープを幾層にも緊密に捲着した縮
圧防止環付粘着テープが示されている。
また、芯の外周に発泡ポリエチレン製などの帯板に斜設
した波形凹凸条面を囲繞接着せしめた捲重が実公昭45
−33893号公報に示されている。
これらの捲重は、フオームラバー等が軟質の場合には粘
着フィルムの招電に際し、フィルムの張力または圧縮力
によってその緩衝性が失われ、また硬質の場合には緩衝
効果が期待できない欠点がある。
一方、芯環体の外周にポリエチレン発泡シートの如き緩
衝体を介在させて、その外層に粘着テープを招電したと
き、粘着テープの張力、殊に捲重めに際して、緩衝体が
引張られて内側にV字状に陥没変形する、所謂落込現象
が現われる。
この落込現象を防止するためには、例えば、実公昭48
−3291号公報に、芯体の外周に捲回接着した合成樹
脂製柔軟弾性板の外周に、適度の硬度と腰の強さを備え
た肉薄紙板を捲着接着した粘着テープ用捲重が示されて
いる。
しかし、この弾性板が極めて薄い場合には落込現象を防
止し得るとしてもこれが厚い場合には防止することがで
きない欠点がある。
弾性板が極めて薄い場合には前記のタケノコ現象を防止
することができず、弾性板の弾力を高めてタケノコ現象
を防止しようとすれば落込現象が生じ、この両現象を同
時に解決することは極めて困難であった。
更に、粘着テープは一般に長尺のパイプ状捲重に広巾の
粘着フィルムを多重に招電した後、カッターで適当な巾
に切断して個々の粘着テープに製造される。
ところで、粘着テープの捲重は強度を得るためにボール
紙等を積層した芯材が多く使用されるが、粘着テープト
ホール紙を同時に切断すると、カッターの刃先が摩耗し
製造上の難点もあった。
即ち切断刃は極めて鋭利であり、スパイラル紙環に使用
されるボール紙等は砂等の無機粉末を含んでいるので、
この無機粉末を含んだボール紙等を切断すると、切断刃
の刃先が摩耗または破損し易く、それによって粘着テー
プの切断面に傷が入り、商品価値を低下することになる
従ってボール紙等の使用を少くすることが好ましいので
ある。
本考案者は、上記の欠点を改善し、良質の粘着テープ用
捲重を得るべく鋭意研究した結果、肉厚の紙からなる芯
環体と熱可塑性樹脂発泡シートからなる芯環体が交互に
多重に積層されることによって、上記の種々の欠点が改
善せられ、優れた粘着テープ用捲重となることを見出し
本考案を完成した。
即ち、本考案は肉厚の紙製の芯環体および熱可塑性樹脂
発泡シート製の芯環体が交互に多層に捲回積層されてな
ることを特徴とする粘着テープ用捲重な要旨とするもの
である。
図面によって詳述すれば、1は捲重の最内層を形成する
薄紙である。
2は肉厚の紙製の芯環体であり、1枚のボール紙または
積層したボール紙で構成せられ、その厚みは0.3−1
.511rInである。
肉厚の紙製の芯環体2はボール紙に限らずクラフト紙、
ハトロン紙等を積層したものでもよい。
3は熱可塑性樹脂発泡シート製の芯環体であり、0.3
−1.5mmの厚みを有する4−15倍発発泡ポリスチ
レン発泡シートが用いられるが、この他架橋ポリエチレ
ン発泡シートまたはポリプロピレン発泡シートでもよい
本考案の粘着テープ用捲重は、前記肉厚の紙製の芯環体
2と熱可塑性樹脂発泡シート製の芯環体3とが交互に多
重に捲回積層されて捲重が形成されている。
捲回積層の程度は肉厚の紙製の芯環体2および熱可塑性
樹脂発泡シート製の芯環体3の厚みによるものが、粘着
テープの大きさ、必要とされる捲重の強度に応じて適宜
選択される。
一般に肉厚の紙製の芯環体2および熱可塑性樹脂発泡シ
ート製の芯環体30合計した積層が3層以上、好ましく
は4−8層程度に捲回積層される。
肉厚の紙製芯環体2および熱可塑性樹脂発泡シート製の
芯環体3は互いに接着剤によって強固に接着せられてい
る。
4は捲重の最外周に貼着された薄紙であり、この外周に
粘着テープが幾重にも捲重されて粘着テープが形成され
る。
但し、薄紙4は捲初めの粘着テープを固定するものであ
って、熱可塑性樹脂発泡シート製の芯環体が粘着テープ
の粘着剤によって侵されない場合にはこの薄紙4は存在
しなくてもよい。
本考案の粘着テープ用捲重は上記の構成よりなり、ボー
ル紙等の肉厚の紙製の芯環体2と熱可塑性樹脂発泡シー
ト製の芯環体3とが交互に3重以上に積層されているの
で全体として適度の弾力性を有し、粘着テープを長期間
保存してもタケノコ現象を呈することがない。
また、多重に捲回積層されているので、表面層の熱可塑
性樹脂発泡シート製の芯環体3の厚みが極めて薄いもの
で充分であるから、粘着テープの捲初めの張力によって
生じる落込現象も現われず商品価値の高い粘着テープと
することができる。
本考案の捲重は肉厚の紙製の芯環体2と熱可塑性樹脂発
泡シート製の芯環体3が多重に積層されていて、捲重の
継ぎ目が分散されているので真円形が変形するおそれが
ない。
本考案の捲重は肉厚の紙製の芯環体2と熱可塑性樹脂発
泡シート製の芯環体3が交互に螺旋状に積層接着されて
容易に製造することができ、更に広巾のテープを幾重に
も捲重した後カッターで切断するとき、肉厚の紙製の芯
環体2と熱可塑性樹脂発泡シート製の芯環体3が交互に
積層されているため、一定の強度を得るのに肉厚の紙製
の芯環体2の厚みが少くされているので、肉厚の紙製の
芯環体2がボール紙で構成されていてもカッターの刃先
を損傷することが少なく、従って粘着テープの切断面も
美麗である効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の粘着テープ用捲重な例示するもので、第
1図は正面図である。 図面中の主な符号は次の通りである。 1・・・・・−薄紙、2・・・・・・肉厚の紙製の芯環
体、3・・・・・・熱可塑性樹脂発泡シートの芯環体、
4・・・・・・薄紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.肉厚の紙製の芯環体および熱可塑性樹脂発泡シート
    製の芯環体が交互に3層以上捲回積層されてなることを
    特徴とする粘着テープ用捲重。 2、層が4〜8層である実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の粘着テープ用捲重。 3、肉厚の紙製の芯環体および熱可塑性樹脂発泡シート
    製芯環体の厚みが、それぞれ0.3〜1.5閣である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の粘着テープ用捲重。
JP1977085195U 1977-06-28 1977-06-28 粘着テ−プ用捲芯 Expired JPS5824904Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5411949U JPS5411949U (ja) 1979-01-25
JPS5824904Y2 true JPS5824904Y2 (ja) 1983-05-28

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ID=29008595

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JP2008274268A (ja) * 2007-04-03 2008-11-13 Hitachi Chem Co Ltd 接着シート
JP2010106152A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Hitachi Chem Co Ltd 接着シート

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JPS5411949U (ja) 1979-01-25

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