JPH0680762U - 繊維巻取り体の搬送装置 - Google Patents

繊維巻取り体の搬送装置

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JPH0680762U
JPH0680762U JP2782693U JP2782693U JPH0680762U JP H0680762 U JPH0680762 U JP H0680762U JP 2782693 U JP2782693 U JP 2782693U JP 2782693 U JP2782693 U JP 2782693U JP H0680762 U JPH0680762 U JP H0680762U
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JP
Japan
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winding body
inner peripheral
winding
cakes
collet
Prior art date
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Pending
Application number
JP2782693U
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English (en)
Inventor
敬祐 河西
好司 仲澤
康司 桜内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Shimadzu Corp
Nitto Boseki Co Ltd
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  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 上下方向に駆動される第1搬送部材62と、
横方向に駆動される第2搬送部材66は、それぞれ筒状
の繊維巻取り体5、8をこの巻取り体5の内周面を介し
支持可能とされ、巻取り体5の内周孔に挿入された第1
搬送部材62はその内周孔に挿入された第2搬送部材6
6に干渉することなく下降可能である。 【効果】 巻取り体が搬送途中に落下するのを防止で
き、構造が複雑化することはない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、繊維を巻き取った筒状の巻取り体を搬送するのに適した搬送装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばガラス繊維巻取り機にあっては、回転駆動されるコレットに嵌合された チューブにガラス繊維を巻取り、巻取りの完了後にコレットからガラス繊維を巻 き取ったチューブ(以下、ガラス繊維を巻き取ったチューブをケーキという)を 引き抜き、そのケーキを次工程に搬送することが行なわれている。
【0003】 そのケーキを搬送するため、そのケーキを下方から支持する受け部材を設け、 その受け部材によりケーキを搬送することが行なわれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、そのような受け部材によるケーキの下方からの支持は不安定なもので あるため、搬送距離が長い場合は受部材からケーキが落下するおそれがあり、特 に、搬送方向を変化させるため受部材を回転させる場合はケーキが落下するおそ れは大きくなる。
【0005】 また、複数のガラス繊維巻取り機が設置される工場においては、ケーキを各巻 取り機から一か所の作業場に集めて選別等の作業がなされる。この場合、各ガラ ス繊維巻取り機から作業場までケーキを搬送する搬送部材を設けることで、搬送 の自動化を図ることが要望されている。しかし、上記のような受部材によるケー キの支持位置は、ケーキの径が変化するため、そのような搬送部材に受部材から ケーキを移載する際、繊維巻取り径に応じて受部材と搬送部材との上下位置関係 を調節しなければならなくなり、構成が複雑化する。
【0006】 上記のような問題はガラス繊維以外の繊維を巻き取った筒状の巻取り体を搬送 する場合にも同様に問題になる。
【0007】 本考案は、上記従来技術の課題を解決することのできる繊維巻取り体の搬送装 置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴とするところは、上下方向に駆動される第1搬送部材と、横方向 に駆動される第2搬送部材とを備え、各搬送部材はそれぞれ筒状の繊維巻取り体 をこの巻取り体の内周面を介し支持可能とされ、各搬送部材は巻取り体の内周孔 に同時に挿入可能とされ、その巻取り体の内周孔に挿入された第1搬送部材は巻 取り体の内周孔に挿入された第2搬送部材に干渉することなく下降可能とされて いる点にある。
【0009】
【作用】
本考案の構成により繊維巻取り体を搬送するには、まず、第1搬送部材を巻取 り体の内周孔に挿入して上昇させる。これにより、第1搬送部材により巻取り体 をこの巻取り体の内周面を介し支持すると共に上方に搬送する。次に、その第1 搬送部材に支持された巻取り体の内周孔に第2搬送部材を挿入する。この際、第 2搬送部材と巻取り体の内周面との間には上下に隙間を有するものとする。なお 、巻取り体の外周に巻き取られる繊維の径に拘らず、第1搬送部材による巻取り 体の支持位置は一定なので、その第2搬送部材を第1搬送部材に支持された巻取 り体の内周孔に挿入する際、両搬送部材の相対位置関係は一定になる。次に、第 1搬送部材を第2搬送部材に干渉することなく下降させる。これにより、第2搬 送部材は巻取り体をこの巻取り体の内周面を介し支持することができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1に示すガラス繊維巻取り機1は、本体2にタレット盤3が取り付けられ、 このタレット盤3に一対のコレット4が取り付けられている。各コレット4にガ ラス繊維巻取り用チューブ5が嵌合される。そのタレット盤3が回転駆動される ことによって、コレット4は図中右方の巻取り位置と左方の玉揚げ位置とに位置 変更される。
【0012】 その巻取り位置で回転駆動されるコレット4に保持されたチューブ5に、上方 の溶融槽6から紡出される多数のガラス繊維フィラメント7を集束したガラス繊 維ストランド8が巻取られる。そのフィラメント7には塗布装置の塗布ローラ9 を介してバインダーが塗布され、集束ローラ10を介してストランド8に集束さ れる。そのチューブ5に巻き取られるストランド8を回転軸12の軸方向に往復 移動させてトラバース運動をさせるためのトラバース装置11が設けられている 。なお、チューブ5へのストランド8の巻き付け量は、巻き付け時間を予め設定 することで設定される。
【0013】 そのチューブ5へのストランド8の巻取りが完了するとタレット盤3が回転し 、ストランド8を巻き取ったチューブ5は巻取り位置から玉揚げ位置に位置変更 すると共に玉揚げ位置の空チューブ5は巻取り位置に位置変更する。
【0014】 その玉揚げ位置に位置するストランド8を巻き取ったチューブ5すなわちケー キ(繊維巻取り体)5、8をコレット4から取り外す手段が設けられている。す なわち、図3に示すように、流体圧シリンダ等によりコレット4の軸方向に駆動 される受部材30が、玉揚げ位置のコレット4に嵌合されたケーキ5、8の直下 と、そのコレット4の軸方向外方位置とに位置決め可能に設けられている。その 受部材30をケーキ5、8の直下に位置させ、そのケーキ5、8を支持した受部 材30がコレット4の軸方向外方に移動することで、ケーキ5、8はコレット4 から引き抜かれる。
【0015】 そのケーキ5、8は、受部材30によりコレット4から引き抜かれた後に、搬 送装置により図外選別場所まで搬送される。すなわち、玉揚げ位置のコレット4 の軸方向外方に昇降部材(第1搬送部材)62が配置されている。その昇降部材 62は、図2、図5にも示すように、一対のプレート62a′、62a″を連結 することで構成された支持アーム62aと、この支持アーム62aが取り付けら れた支持ブラケット62bとを有する。その支持ブラケット62bは、支持アー ム62aから下方に延出する部分62b′と、この部分62b′から側方に延出 する部分62b″を有し、その延出端にボールナット64が取り付けられ、この ボールナット64のハウジングは支柱70に取り付けられたガイドロッド63に 昇降可能に支持されている。また、その支持ブラケット62bに取り付けられた ボールナット64は、縦軸中心に回転駆動されるボールスクリュー65にねじ合 わされている。そのボールスクリュー65の軸心を中心に、前記支柱70を図2 において矢印Aで示すように90°の範囲で回転駆動する駆動装置71が設けら れている。その支柱70を回転させて支持アーム62aの長手方向をコレット4 の軸方向に一致させ、且つ、支持アーム62a上面高さを玉揚げ位置のコレット 4の上面よりも僅かに下方に位置させることで、その支持アーム62aはコレッ ト4から引き抜かれたケーキ5、8の内周孔に挿入される。しかる後に、そのボ ールスクリュー65が回転駆動されることで、その支持アーム62aはケーキ5 、8を内周面5aを介し支持すると共に上方に搬送する。
【0016】 図4に示すように、その昇降部材62の上方にレール40が設けられ、このレ ール40に移動部材(第2搬送部材)66がローラ67を介し支持され、モータ 等の駆動装置(図示省略)によりそのローラ67が回転駆動されることで移動部 材66は横方向に移動可能とされている。本実施例では、その移動部材66の移 動方向はコレット4の軸方向に直角とされている。この移動部材66は、二股部 66aと、この二股部66aが取り付けられた支持部材66bとを有し、図5に 示すように、その二股部66aの上面はケーキ5、8の内周面に沿う曲面とされ 、その支持部材66bに前記ローラ67が取り付けられている。これにより、前 記支柱70を回転させて昇降部材62の支持アーム62aの長手方向をコレット 4の軸方向に直角とすることで、コレット4の軸方向に関しては、その二股部6 6aの間に支持アーム62aが配置される。また、図6に示すように、昇降部材 62が最も上昇した状態において、二股部66aを支持アーム62aに支持され たケーキ5、8の内周孔に挿入することができるように、支持アーム62aの幅 Wは二股部66aの二股間隔W′よりも小さくされている。その二股部66aを 支持アーム62aに支持されたケーキ5、8の内周孔に挿入した状態において、 二股部66aの上面とケーキ5、8の内周面5aとの上下間には20mm程度の 隙間ができるものとされている。これにより、その二股部66aをケーキ5、8 の内周孔に挿入した後に、昇降部材62を二股部66aに干渉することなく下降 させることができ、この昇降部材62の下降により、図7に示すように、移動部 材66はケーキ5、8をその内周面5aを介し支持することができる。その後に 、図4において2点鎖線で示すように、移動部材66を前進させることでケーキ 5、8を図外選別場所に搬送させることができる。そのケーキ5、8の前方移動 によりケーキ5、8の内周孔から引き抜かれた昇降部材62は、元の位置に復帰 するため下降する。
【0017】 上記構成によれば昇降部材62および移動部材66は、ケーキ5、8をこのケ ーキ5、8の内周面5aを介し支持するので、その支持は安定したものになり、 ケーキ5、8が搬送途中に落下するのを防止できる。また、昇降部材62から移 動部材66へのケーキ5、8の移載を行なう際、ケーキ5、8の径に拘らず昇降 部材62によるケーキ5、8の支持位置は一定なので、昇降部材62と移動部材 66との相対位置関係を一定にでき、構造が複雑化することはない。また、昇降 部材62はケーキ5、8を内周面5aを介し安定して支持するので、その回転動 作中にケーキ5、8が落下するようなことはない。
【0018】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、ガラス繊維以 外の繊維を巻き取った筒状巻取り体の搬送にも本考案の搬送装置を用いることが できる。また、第1搬送部材として示す昇降部材62や第2搬送部材として示す 移動部材66の形状は、巻取り体の内周孔内において第1搬送部材が第2搬送部 材に干渉することなく下降可能であれば特に限定されず、例えば、上記実施例で は昇降部材62をアーム状として移動部材66を二股状としたが、図8に示すよ うに、移動部材36をアーム状として昇降部材32を2本のロッド32aを有す るフォーク状とし、そのロッド32aを支持するブラケット32bに切欠32b ′を設け、両部材32、36の干渉を防止するようにしてもよい。また、チュー ブ5の材質は特に限定されず、紙やプラスッチク等を用いることができるが、プ ラスチックのように剛性のあるものを用いる場合は、チューブ5の端面をコレッ ト4の軸方向外方に押すことのできるプッシャーを本体2に設けることで、上記 のような受部材30を設けることなくケーキ5、8をコレット4から引き抜き、 そのケーキ5、8に昇降部材を直接に挿入することができる。また、受部材30 によりケーキ5、8を支持する場合は、そのケーキ5、8の径に応じ受け部材3 0を上下動させる必要があるが、そのように受部材30を不要とすることで構造 を簡単化できる。また、上記実施例の昇降部材32にロードセル等の計量装置を 組み込み、ケーキ5、8の重量を計量するようにし、その計量値を制御用コンピ ュータ(図示省略)に送り、その計量値に基づいてコレット4の適正回転速度と 適正巻取り時間とを演算するようにしてもよい。すなわち、溶融槽6から紡出さ れるガラス繊維の温度は厳密に管理するのが困難なことから変動を生じ、温度が 上昇すると単位時間当たりの紡出量が増加するため、単位時間当たりのチューブ 5によるストランド8の巻取り量が増大すると共にストランド8の径は太くなり 、一方、温度が下降すると単位時間当たりの紡出量が減少するため、単位時間当 たりのチューブ5によるストランド8の巻取り量が減少すると共にストランド8 の径は細くなる。そこで、チューブ5によるストランド8の巻取り重量が予め定 めた設定値よりも大きくなると、コレット4の回転速度の増大、ガラス繊維の紡 糸温度の低下等によりストランド8の径を細くすると共に巻取り時間を減少させ て巻取り量を減少させ、巻取り重量が予め定めた設定値よりも小さくなると、コ レット4の回転速度の減少、ガラス繊維の紡糸温度の上昇等によりストランド8 の径を太くすると共に巻取り時間を増加させて巻取り量を増加させ、ストランド 8の品質の一定化を図ることができるように、そのコレット4の回転速度と巻取 り時間とを演算する。
【0019】
【考案の効果】
本考案の搬送装置によれば、各搬送部材は巻取り体をこの巻取り体の内周面を 介し支持するので、その支持は安定したものになり、巻取り体が搬送途中に落下 するのを防止できる。また、第1搬送部材から第2搬送部材への巻取り体の移載 を行なう際、両搬送部材の相対位置関係を一定にできるので、構造が複雑化する ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のガラス繊維巻取り機の正面図
【図2】本考案の実施例の搬送装置の要部の平面図
【図3】本考案の実施例の搬送装置の要部の下方側の側
面図
【図4】本考案の実施例の搬送装置の要部の上方側の側
面図
【図5】本考案の実施例の第1搬送部材と第2搬送部材
の要部の背面図
【図6】本考案の実施例の第1搬送部材と第2搬送部材
の要部の平面図
【図7】本考案の実施例の第1搬送部材と第2搬送部材
の要部の側面図
【図8】本考案の変形例の第1搬送部材と第2搬送部材
の要部の背面図
【符号の説明】
5、8 ケーキ(繊維巻取り体) 32、62 昇降部材(第1搬送部材) 36、66 移動部材(第2搬送部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に駆動される第1搬送部材と、
    横方向に駆動される第2搬送部材とを備え、各搬送部材
    はそれぞれ筒状の繊維巻取り体をこの巻取り体の内周面
    を介し支持可能とされ、各搬送部材は巻取り体の内周孔
    に同時に挿入可能とされ、その巻取り体の内周孔に挿入
    された第1搬送部材は巻取り体の内周孔に挿入された第
    2搬送部材に干渉することなく下降可能とされている繊
    維巻取り体の搬送装置。
JP2782693U 1993-04-28 1993-04-28 繊維巻取り体の搬送装置 Pending JPH0680762U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50154537A (ja) * 1974-05-30 1975-12-12
JPS6393425A (ja) * 1986-10-09 1988-04-23 Kawasaki Steel Corp スリツトコイルの分離・仕分け方法およびその装置
JPH03259865A (ja) * 1990-03-08 1991-11-19 Howa Mach Ltd ガラス繊維ケーキ搬送方法

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