JPH0680570A - 骨代謝改善剤 - Google Patents

骨代謝改善剤

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JPH0680570A
JPH0680570A JP26078692A JP26078692A JPH0680570A JP H0680570 A JPH0680570 A JP H0680570A JP 26078692 A JP26078692 A JP 26078692A JP 26078692 A JP26078692 A JP 26078692A JP H0680570 A JPH0680570 A JP H0680570A
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JP
Japan
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pyrazolo
pyrazine
bis
group
bone metabolism
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JP26078692A
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Kazuo Imaizumi
一生 今泉
Tetsuya Sado
哲也 佐道
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 骨代謝改善剤の有効成分として下記一般式
(1)で示される1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジ
ン誘導体を配合する。 【化1】 〔式中R1は水素原子、ビニル基又は−CH2CH24
(ここでR4は水酸基、アセチルオキシ基、サクシニル
オキシ基又はハロゲン原子)を示し、R2,R3はそれぞ
れ水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の低級
アルキル基又は低級アルコキシ基を示す。〕 【効果】 上記骨代謝改善剤は、骨代謝異常の改善効果
に優れている上、副作用がほとんどなく、しかも投与方
法の制限もないので、骨代謝異常症、例えばヒト副甲状
腺ホルモン異常による骨粗鬆症、ヒト副甲状腺ホルモン
関連タンパク質による高カルシウム血症、歯周病原性細
菌の内毒素による歯槽骨吸収及びペーチェット病、リウ
マチ性関節炎に対し優れた予防、改善効果を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨代謝異常症の予防、
治療剤として好適な1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラ
ジン誘導体を有効成分とする骨代謝改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】骨代謝
異常症とは、骨粗鬆症、歯周病にともなう歯槽骨の吸
収、高カルシウム血症、ペーチェット病、リウマチ性関
節炎等の総称であり、全身的に、または限局的に骨の質
量、組成、形態が病的に変化した状態をいう。
【0003】骨代謝異常症の治療法としては、タンパク
同化ステロイド、カルシトニン、エストロゲン、活性型
ビタミンD3、ビスホスホネイト等の薬剤が経口、経
皮、外用、注射で全身的または局所的に投与されてい
る。
【0004】しかし、タンパク同化ホルモンやエストロ
ゲンは副作用が強く、カルシトニンは薬剤の耐性が出現
しやすく、ビスホスホネイトは骨形成を阻害してしまう
という欠点があった。また、活性型ビタミンD3は局所
投与では骨吸収作用を示すため経皮、外用での投与が難
しく、投与方法に注意を要するものであった。
【0005】それ故、上述した欠点がない骨代謝異常改
善効果に優れた新規な骨代謝改善剤の開発が要望されて
いた。
【0006】本発明は上記要望に応えるためなされたも
ので、優れた骨代謝異常改善効果を有する上、副作用が
ほとんどなく、しかも種々の方法で投与可能であり、骨
代謝異常症の予防、治療剤として有用な骨代謝改善剤を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、下記一般
式(1)で示される1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラ
ジン誘導体を有効成分として配合することにより、骨吸
収阻止効果等の骨代謝異常改善効果に優れている上、重
篤な副作用がなく、かつ経口投与、静注、塗布、さらに
は各種口腔用組成物中に配合適用するなど、いずれの投
与方法によっても上述した効果が満足に発揮され、様々
な投与方法で適用可能な骨代謝改善剤が得られることを
知見した。
【0008】
【化2】 〔式中R1は水素原子、ビニル基又は−CH2CH24
(ここでR4は水酸基、アセチルオキシ基、サクシニル
オキシ基又はハロゲン原子)を示し、R2,R3はそれぞ
れ水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の低級
アルキル基又は低級アルコキシ基を示す。〕
【0009】即ち、上記式(1)の1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピラジン誘導体は安全性に富み、血小板
凝集作用や皮膚の美白作用を有する化合物として特開平
2−101078号、同3−287513号公報等に記
載されているが、本発明者は上記1H−ピラゾロ〔3,
4−b〕ピラジン誘導体が意外にも優れた骨代謝改善効
果を有し、骨代謝改善剤の有効成分として好適であるこ
とを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0010】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の骨代謝改善剤は、下記一般式(1)で示される1H
−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン誘導体を有効成分と
して含有するものである。
【0011】
【化3】 〔式中R1は水素原子、ビニル基又は−CH2CH24
(ここでR4は水酸基、アセチルオキシ基、サクシニル
オキシ基又はハロゲン原子)を示し、R2,R3はそれぞ
れ水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の低級
アルキル基又は低級アルコキシ基を示す。〕
【0012】ここで、上記式(1)中のR1としては、
例えば水素原子、ビニル基又は−CH2CH2OH、−C
2CH2OCOCH2CH2COOH、−CH2CH2Cl
などが挙げられる。R2,R3はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子、フッ素原子)、
置換もしくは非置換の低級アルキル基(一般式−Cn
2n+1(n=1〜4))、低級アルコキシ基(一般式−O
n2n+1(n=1〜4))である。なお、R2及びR3
が同一基であることが好ましい。
【0013】このような式(1)の1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピラジン誘導体として具体的には、下記
化合物が例示される。
【0014】5,6−ビス(p−クロロフェニル)−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−クロロフェニル)−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−ク
ロロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジ
ン 5,6−ビス(p−フルオロフェニル)−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−フルオロフェニル)−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−フ
ルオロフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラ
ジン 5,6−ビス(p−メチルフェニル)−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−メチルフェニル)−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メ
チルフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジ
ン 5,6−ビス(p−エチルフェニル)−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−エチルフェニル)−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−エ
チルフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジ
ン 5,6−ビス(p−ブチルフェニル)−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−ブチルフェニル)−1
H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−ブ
チルフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジ
ン 5,6−ビス(p−メトキシフェニル)−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−メトキシフェニル)−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メ
トキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラ
ジン 1−(2−クロロエチル)−5,6−ビス(p−メトキ
シフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−アセトキシエチル)−5,6−ビス(p−メ
トキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラ
ジン 1−(2−サクシニルオキシエチル)−5,6−ビス
(p−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピラジン 5,6−ビス(p−エトキシフェニル)−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−エトキシフェニル)−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−エ
トキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラ
ジン 1−(2−クロロエチル)−5,6−ビス(p−エトキ
シフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−アセトキシエチル)−5,6−ビス(p−エ
トキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラ
ジン 1−(2−サクシニルオキシエチル)−5,6−ビス
(p−エトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピラジン 5,6−ビス(p−プロポキシフェニル)−1H−ピラ
ゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−ビニル−5,6−ビス(p−プロポキシフェニル)
−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−プ
ロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
ラジン 1−(2−クロロエチル)−5,6−ビス(p−プロポ
キシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジ
ン 1−(2−アセトキシエチル)−5,6−ビス(p−プ
ロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
ラジン 1−(2−サクシニルオキシエチル)−5,6−ビス
(p−プロポキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピラジン
【0015】上記式(1)の1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピラジン誘導体の配合量は、製剤全体の0.001
〜80%(重量%、以下同様)、特に0.01〜60%
とすることが適当であり、0.001%に満たないと薬
効が十分に発揮されない場合があり、80%を超えると
製剤上溶解性に問題のある場合がある。
【0016】また、式(1)の1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピラジン誘導体の投与量は1〜6000mg、特
に10〜3000mgの範囲であることが好ましく、こ
の範囲内で患部への1日当り1回〜数回投与し得るよう
に製剤化することが好ましい。投与量が1mgに満たな
いと薬効が十分に発揮されないが場合があり、6000
mgを越えると製剤上溶解性に問題のある場合がある。
【0017】本発明の骨代謝改善剤は、上記有効成分以
外に製剤調製時に繁用されている賦形剤又は補助剤等の
添加剤を加えて適当な剤型、例えば圧縮錠剤、被覆錠
剤、硬又は軟弾性ゼラチンカプセル、エタノール溶液、
油性又は水溶液又は懸濁液、塗布剤、注射剤等として調
製することができる。この場合、その他の添加剤として
は、例えば製剤化(安定化)のためにグリセリン、ソル
ビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、デキストラン、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチ
ン、アルギン酸塩、トラガントガム、ペクチン、アラビ
アゴム、可溶性デンプン等を添加することができる。
【0018】更に本発明の骨代謝改善剤は、例えば歯周
ポケット挿入剤、口腔用パスタ、マッサージクリーム、
練歯磨、水歯磨等の歯磨類その他の口腔用組成物の剤型
に調製することも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の骨代謝改善剤は、骨代謝異常の
改善効果に優れている上、副作用がほとんどなく、しか
も投与方法の制限もないので、骨異常症、例えばヒト副
甲状腺ホルモン異常による骨粗鬆症、ヒト副甲状腺ホル
モン関連タンパク質による高カルシウム血症、歯周病原
性細菌の内毒素による歯槽骨吸収及びペーチェット病、
リウマチ性関節炎などの予防、治療剤として有効であ
る。
【0020】
【実施例】以下、実験例と実施例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【0021】〔実験例1〕BALB/cマウスの新生仔
(5−6日齢)の頭蓋骨を摘出し、これを2分割し、そ
れぞれ3ml中のα−MEM培地中で24時間CO2
ンキュベータ内において前培養した。その後、分割した
1方の頭蓋骨にはポルフィロモナス・ジンジバリス(P
orphyromonas gingivalis)3
81株,又はアクチノバチルス・アクチノミセテムコミ
タンス(Actinovacillus actino
mycetemconitans)Y4から分離調製し
た内毒素(LPS、各1μg/ml)、他方の頭蓋骨に
は同量の内毒素と被験薬剤を所定の濃度となるように添
加し、48時間CO2インキュベータ内で培養した。各
培地中に遊離してきたCa++をチバ・コーニング550
で測定した。結果を表1に示す。なお、結果は、マウス
頭蓋骨をLPSで刺激したときに遊離したCa量を示
す。
【0022】
【表1】 コントロールa:薬剤無添加でLPSのみ添加 コントロールb:薬剤無添加でLPS無添加 化合物A:1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビ
ス(p−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピラジン 化合物B:1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ジ
フェニル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン
【0023】〔実験例2〕BALB/cマウスの新生仔
(5−6日齢)の頭蓋骨を摘出し、これを2分割し、そ
れぞれ3ml中のα−MEM培地中で24時間CO2
ンキュベータ内において前培養した。その後、分割した
1方の頭蓋骨には、ヒト副甲状腺ホルモン1−34(P
arathyroid Hormone 1−34)1
0nMと10U/mlのへパリン又はヒト副甲状腺ホル
モン関連タンパク質1−34(Parathyroid
Hormone−related Protein
1−34)10nMと10U/mlのへパリンを加え、
他方の頭蓋骨には同量のPTH1−34とヘパリン、又
は、PTHrP1−34とヘパリンと1−(2−ヒドロ
キシエチル)−5,6−ビス(p−メトキシフェニル)
−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジンを所定の濃度
となるように添加し、10%非働化済牛胎仔血清(FB
S)加α−MEM培地中で72時間CO2インキュベー
タ内で培養した。各培地中に遊離してきたCa++をチバ
・コーニング550で測定した。結果を表2に示す。な
お結果は、マウス頭蓋骨をPTH1−34又はPTHr
P1−34で刺激したときに遊離したCa量を示す。
【0024】
【表2】 *1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−
メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
ラジン コントロールa:薬剤無添加で刺激剤のみ添加 コントロールb:薬剤無添加で刺激剤無添加
【0025】表1,2の結果に示されるように、試験に
供した1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン誘導体
は、非常に低濃度で歯周病原性細菌のLPSやPTH、
PTHrP刺激による骨吸収活性を強く抑制した。
【0026】〔実験例3〕マウス急性毒性試験を行っ
た。ddy系雄マウス(5週齢、体重約20g)及び雌
マウス(5週齢、体重18g)を各々5匹ずつ用い、一
晩絶食させた後、1−(2−ヒドロキシエチル)−5,
6−ビス(p−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピラジン2000mg/kgを一回経口
投与した。なお、被験薬は、5%アラビアゴム懸濁液と
して0.25ml/10g体重を投与し、2週間の死亡
数を測定した。結果を表3に示す
【0027】
【表3】
【0028】表3からも明らかなように、1−(2−ヒ
ドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メトキシフェニ
ル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジンでは、死
亡例はなく、また遅延毒性も認められなかった。一般症
状として顕著なものは認められなかった。
【0029】〔実施例1〕カプセル剤 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メト キシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 200g トウモロコシデンプン 150g タルク 80g ステアリン酸マグネシウム 30g 以上を十分混和し、60メッシュの金網を通過させて粒
度を調整した後、1000個のゼラチンカプセルに充填
する。これは、1日当り1〜3カプセルを経口投与す
る。
【0030】〔実施例2〕カプセル剤 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メト キシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 180g 無水ケイ酸 150g ステアリン酸マグネシウム 5g 1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン誘導体をアセト
ンに溶解し、無水ケイ酸を加えて分散した後、アセトン
を留去し、粒状化する。この粒子を60メッシュの金網
を通過させて粒度を調整した後、ステアリン酸マグネシ
ウムを加えて混合してなめらかにし、これを1000個
のゼラチンカプセルに充填する。
【0031】〔実施例3〕錠剤 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ジフェニル− 1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 200g 乳糖 50g トウモロコシデンプン 30g ステアリン酸マグネシウム 5g 上記各成分を混和し、60メッシュの金網を通過させて
粒度を調整した後、打錠機を用いて1000個の錠剤を
製造する。これは1日当り1〜3錠を経口投与する。
【0032】〔実施例4〕注射剤 1−ビニル−5,6−ビス(p−フルオロフェニル)− 1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 400mg ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 500mg 注射用蒸留水 全量 10ml 上記の処方に従い、常法により注射剤を調製し、1アン
プル2mlずつ充填する。
【0033】〔実施例5〕注射剤 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ジフェニル− 1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 50mg N−エトキシメチル−5−フルオロウラシル 500mg トリスアミノメタン 800mg 注射用蒸留水 全量 10ml 上記の処方に従い、常法により注射剤を調製し、1アン
プル5mlずつ充填する。
【0034】〔実施例6〕歯周ポケット挿入剤 1−(2−クロロエチル)−5,6−ビス(p−エトキシ フェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 10重量% ポリビニルアルコール 50 アルギン酸ナトリウム 15 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 10 コラーゲン 5プロピレングリコール 10 計 計 100.0%
【0035】〔実施例7〕口腔用パスタ 5,6−ビス(p−メトキシフェニル)−1H−ピラゾロ 〔3,4−b〕ピラジン 1.0重量% セタノール 10.0 スクワラン 20.0 沈降性シリカ 5.0 ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 0.1 ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.2 β−グリチルレチン酸 0.1 サッカリンナトリウム 0.6 オイゲノール 0.1 香料 0.6水 残 計 計 100.0%
【0036】〔実施例8〕トローチ 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メト キシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 5重量% アラビアゴム 20 フルクトース 20 グルコース 20 マルトース 30水 残 計 計 100.0%
【0037】〔実施例9〕口腔用マッサージクリーム 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メト キシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1重量% 白色ワセリン 10 ステアリルアルコール 10 プロピレングリコール 4 ポリエチレングリコール#4000 25 ポリエチレングリコール#400 40エタノール 10 計 計 100.0%
【0038】〔実施例10〕練歯磨 1−(2−ヒドロキシエチル)−5,6−ビス(p−メト キシフェニル)−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピラジン 1重量% リン酸カルシウム 50 キサンタンガム 1 ソルビット 20 プロピレングリコール 5 アルキル硫酸ナトリウム 2 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート 0.3 β−グリチルレチン酸 0.01 塩化ナトリウム 5 塩化カリウム 5 黄蓮エキス 0.05 エチルパラベン 0.1 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.0精製水 残 計 計 100.0%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07D 487/04 141 7019−4C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される1H−ピラ
    ゾロ〔3,4−b〕ピラジン誘導体を含有してなること
    を特徴とする骨代謝改善剤。 【化1】 〔式中R1は水素原子、ビニル基又は−CH2CH24
    (ここでR4は水酸基、アセチルオキシ基、サクシニル
    オキシ基又はハロゲン原子)を示し、R2,R3はそれぞ
    れ水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の低級
    アルキル基又は低級アルコキシ基を示す。〕
  2. 【請求項2】 歯磨等の口腔用組成物の形態を有する請
    求項1記載の骨代謝改善剤。
JP26078692A 1992-09-03 1992-09-03 骨代謝改善剤 Pending JPH0680570A (ja)

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