JPH0680478U - パチンコ機の表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変表示器の表面を容易に掃除できるような
パチンコ機の表示装置を提供する。 【構成】 取付基板１０のほぼ中央部に窓孔１１を開設
し、取付基板１０の裏面側には窓孔１１の周縁を囲うよ
うに箱枠１２を設け、該箱枠１２の奥部に透明な保護板
１５を介して複数の数字，文字，図柄等を変動可能とし
た可変表示器１６を配設してなるパチンコ機の表示装置
１において、前記保護板を箱枠の前部側から着脱可能な
ように装着してなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、複数の数字，文字，図柄等の表示が変動可能な可変表示器を備え、 その表示の停止時の組合せによって遊技状態を遊技者にとって有利な大当り状態 に移行させるパチンコ機の表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のパチンコ機の表示装置は、前面が開口した奥行きを有する箱枠 を備え、その箱枠の奥部に可変表示器を設けている。そして、箱枠に飛び込むパ チンコ球が可変表示器に衝突して破損しないように該可変表示器の前部に透明な 保護板が設けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のパチンコ機の表示装置にあっては、静電気等により可変表示器の表面に 埃が付着して汚れ易く、短期間で表示が見にくくなるという問題点があった。

【０００４】 ところが、従来の表示装置は保護板が箱枠の奥部に固定的に設けられていて取 外すことができないため可変表示器の表面が汚れても現状では全く掃除をするこ とができなかった。

【０００５】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、可変表示器の表面を容易に掃除できるようなパチンコ 機の表示装置を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は、取付基板のほぼ中央部に窓孔を開設し 、取付基板の裏面側には窓孔の周縁を囲うように奥行きを有する箱枠を設け、そ の箱枠の奥部に透明な保護板を介して複数の数字，文字，図柄等を変動可能とし た可変表示器を配設してなるパチンコ機の表示装置において、前記保護板を箱枠 の前部側から着脱可能なように装着できるようにしたものである。

【０００７】

【作用】

箱枠の前部側から保護板を取外すことにより可変表示器の表面を容易に掃除す ることが可能となる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の一実施例について図面を参照して説明する。図１は本考案の一 実施例の表示装置の斜視図、図２は図１の正面図、図３は表示装置から保護板を 取外した状態の斜視図、図４は保護板の取付状態を示す断面図である。

【０００９】 表示装置１は、遊技盤の表面に取付ける取付基板１０を有する。取付基板１０ の中央部には窓孔１１が開設され、その窓孔１１の周縁を囲うように取付基板１ ０の裏側に奥行きを有する箱枠１２が形成されている。そして、その箱枠１２の 奥部に透明な保護板１３を介して可変表示器１４が配設されている。

【００１０】 前記可変表示器１４は、例えばＬＥＤ，ＬＣＤ等の発光素子を縦，横方向に多 数並べたドットマトリクス型のもので、発光の位置を変えることによって種々の 数字，文字，図柄等の表示記号を変動可能とした公知構造のものである。

【００１１】 しかして、本考案によれば、前記保護板１３を箱枠１２と別体に形成し、その 保護板１３を箱枠１２の前部側から着脱可能なように取付ける。

【００１２】 さらに詳しくは、図３に示すように前記箱枠１２の後端の開口周囲に内側に張 出す突縁１５を設け、その突縁１５の下辺の左右位置に切欠凹部１６，１６を設 けている。また箱枠１２の上壁１２ａ部分であり、かつ突縁１５に沿った中央位 置には長溝状の係止孔１７を設けている。そして、この係止孔１７が設けられた 上壁１２ａ部分を撓ませることができるように係止孔１７から両側方に延びる切 目１８，１８を設けている。

【００１３】 一方、保護板１３は、周縁から前面側に突出する補強用のリブ片１９を周設し て浅い皿状に形成されており、そのリブ片１９の下辺外側の左右位置と上辺の中 央位置に爪状の係止突起２０，２０および２１を突設している。また、保護板１ ３の上縁に沿って切目２２を設け、該切目２２によってリブ片１９の上辺部分１ ９ａが撓むことができるようにしている。なお、前記係止突起２１は中央部に切 欠部２３を形成して二股状に形成されており、その切欠部２３に合致するように 箱枠の上壁１２ａの内側中央位置に溝状の凹部２４を形成している。この切欠部 ２３と凹部２４は後述する細い金属棒等の治具２５を通すためのものである。な お、その他図中２６は取付基板１０の前面側であり、かつ窓孔１１の上辺部を囲 うように設けられた飾り部材、２７は可変表示器１６を収納した基板ボックスで ある。

【００１４】 前記保護板１３を箱枠１２に取付けるには、保護板１３の係止突起２０，２０ を切欠凹部１６，１６にそれぞれ挿入してから保護板１３の上部を押込めば係止 突起２１が箱枠１２の上壁１２ａ部分を撓ませながら係止孔１７に嵌入し、図４ 実線のように確固とした係止状態を得ることができる。そして、保護板１３を取 外すには図４鎖線のように治具２５を凹部２４から切欠部２３に差し込み、箱枠 １２の上壁１２ａを指で撓ませ治具２５で保護板１３のリブ片１９の上辺部分１ ９ａを押圧しながら前面側に引き出すようにして係止突起２１と係止孔１７との 係合状態を外すことにより簡単に行なわれる。

【００１５】

【考案の効果】

以上のように、本考案に係るパチンコ機の表示装置は、可変表示器の前部に設 けられる保護板を箱枠の前部側から着脱可能なように装着するようにしたので、 可変表示器の表面が汚れた場合には保護板を簡単に取外して拭き掃除ができる等 多大な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のパチンコ機の表示装置の斜
視図である。

【図２】図１の正面図である。

【図３】図１の表示装置から保護板を取外した状態の斜
視図である。

【図４】保護板の取付状態を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 表示装置 １０ 取付基板 １１ 窓孔 １２ 箱枠 １３ 保護板 １４ 可変表示器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 取付基板のほぼ中央部に窓孔を開設し、
   取付基板の裏面側には窓孔の周縁を囲うように奥行きを
   有する箱枠を設け、該箱枠の奥部に透明な保護板を介し
   て複数の数字，文字，図柄等を変動可能とした可変表示
   器を配設してなるパチンコ機の表示装置において、 前記保護板を箱枠の前部側から着脱可能なように装着し
   てなることを特徴とするパチンコ機の表示装置。