JPH068044Y2 - 液だれ防止用容器 - Google Patents

液だれ防止用容器

Info

Publication number
JPH068044Y2
JPH068044Y2 JP1987104959U JP10495987U JPH068044Y2 JP H068044 Y2 JPH068044 Y2 JP H068044Y2 JP 1987104959 U JP1987104959 U JP 1987104959U JP 10495987 U JP10495987 U JP 10495987U JP H068044 Y2 JPH068044 Y2 JP H068044Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
nozzle opening
container body
cap
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987104959U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6411971U (ja
Inventor
義祐 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP1987104959U priority Critical patent/JPH068044Y2/ja
Publication of JPS6411971U publication Critical patent/JPS6411971U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH068044Y2 publication Critical patent/JPH068044Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、洗浄液や薬液等の液体を計量してこれを小
口に注出するのに用いる液だれ防止用容器に関するもの
である。
(従来の技術) 一般にこの種の容器は、内溶液を小口に注出する際にお
けるキャップの着脱を容易確実にし、計量室を備え、使
用後、キャップを容器に螺着したときの容器外面の液だ
れを防止する。
従来技術による液だれ防止用容器として例えば第3図に
示す液だれ防止用容器100がある。
液だれ防止用容器100は、容器本体101と、容器本
体101に嵌合された中栓102とを備えている。中栓
102は容器本体101の頂部の凹所103に、フラン
ジ部104が嵌合されて固定されている。一方、液だれ
防止用容器100は、計量筒部105aを一体的に備えたキ
ャップ105を備えている。キャップ105は、外周部
に計量筒部105aより大径の環状の外壁106を有
し、該外壁106内周部に形成されたねじ部106aを容器
本体101の外周部に設けられたねじ部101aに螺合させ
ることによって、容器本体101に取り付けられる。ま
た外壁106の半径方向の壁部107内側には環状のパ
ッキン108が内嵌され、中栓102の頂部において、
中栓102の外周面109と、容器本体101の内周面
110の間を通って頂部で洩出した液体を密封するよう
になっている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、斯かる従来技術の場合には、中栓102
の外周面109と、容器本体101の内周面110との
間のシール性を高めるため、容器本体101の成形加工
時、内周面110を平滑に仕上げなければならない。そ
のため、容器本体101を、成形加工時、容器本体10
1の内周面110上に生じる段部111をドリル112
で切削する必要がある。この場合、内周面110の形状
に合わせた外面113を有するドリル112を使用しな
ければならず、ドリル112の位置決め及び操作を正確
に行なわないと、内周面110上の段部111を均一に
切削することができず、内周面110を平滑に仕上げる
ことが困難であり、時には、内周面110が傷がつくこ
とがあるとの問題があった。また容器本体101の内周
面110と中栓102の外周面109との間を伝わっ
て、容器100外へ洩出しようとする液体を完全に密封
するために、壁部107内側にパッキン108を嵌装し
なければならず、そのためパッキン108を付属品とし
て準備する必要があるとの問題点があった。さらに、容
器本体101の内周面110上を切削する際に、削り屑
が生じ、その処理が困難となっていた。
本考案は、上記諸問題点を解決するためになされたもの
でその目的とするところは、パッキン等の付属品を使用
せずに容器本体、中栓及びキャップの間のシールを確実
に行ない得、コスト低減を実現し得る液だれ防止用容器
を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案の液だれ防止用容
器は、容器本体のノズル開口部に、容器外上方へ突出す
る注ぎ口を備えた中栓を嵌着しかつ該容器本体には計量
筒部を一体的に備えたキャップを着脱自在に螺合し、前
記計量筒部の外周域に軸方向に延び、ノズル開口部の上
方内周部に摺接するインナーリブ及び、ノズル開口部の
上端部に摺接する当接部を設けた液だれ防止用容器であ
って、中栓とノズル開口部との嵌着部及びノズル開口部
とインナーリブとの摺接部の間に形成され、容器本体の
ノズル開口部の上方内周部の内径より大きい内径を有す
る凹部を備えている。
(作用) 而して、本考案の液だれ防止用容器によれば、インナー
リブと当接部と凹部とを有する。従って、摺接部、イン
ナーリブ及び当接部によって容器本体内部に収容された
液体が容器本体外部へ洩出することを防止し得、さら
に、容器本体開口部の内周部と摺接部との間に逃溝とし
ての凹部を設けたので、複雑な形状のドリルを必要とせ
ず、直線状のドリルで仕上げが可能となり、精密なリー
マー加工が行なわれ、面仕上げ精度が高められるため、
容器本体内周面と、中栓の外周面との間のシール性が向
上する。
従って、パッキンを用いる必要がないためコストの低減
が可能となり、生産性が向上する。
(実施例) 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
まず構成を説明すると、第1図に示すように、洗浄液や
薬液等を収容する容器本体10は、適度の硬さを持つ合
成樹脂材(例えばP,P樹脂材)等により成形されてい
て、この容器本体10の頂部には、外周にネジ部12を
備えたノズル開口部11が一体的に突設されている。
ノズル開口部11の頂部は、半径方向内方に縮径した摺
接部13が形成されている。また摺接部13と摺接する
外壁14を備えた中栓15がノズル開口部11に嵌着さ
れている。中栓15は、底面16から上方に向って伸
び、横断面形状が略二等辺三角形の形状を有する注ぎ口
17が設けられている。一方、容器本体10のノズル開
口部11の外周に設けられたネジ部12には、キャップ
18が螺合されている。キャップ18は、計量筒部19
をキャップ18の内側に備えており計量筒部19の内周
面には、複数の段部20,21が設けられ、容器本体1
0内に収容された液体を計量する際に目盛の機能を果た
すようになっている。計量筒部19の外周域、即ち、外
壁22の中段から半径方向外方に延びる側壁23の内周
部の上端にキャップ18をノズル開口部11に、螺合し
たとき、ノズル開口部11の頂部の全周にシール状に圧
接する環状の当接部24が突設されている。さらに当接
部24に隣接して、当接部24の半径方向内方に配置さ
れ、キャップ18の軸線方向に延びるインナーリブ25
が形成されている。インナーリブ25は、ノズル開口部
11の内周部26に摺接して圧入されるように形成され
る。なお、側壁23の下方端部内方には、ノズル開口部
11に設けられたネジ部12と螺合するネジ部27が設
けられている。中栓15とノズル開口部11との嵌着部
及びノズル開口部11とインナーリブ25と摺接部13
との間にノズル開口部11の内周部26の内径より大き
い内径を有するドリルの逃げ部すなわち凹部28が設け
られている。
第1図において、キャップ18及び容器本体11及び中
栓15が夫々互いに嵌合する嵌合部29を丸印にて示
す。尚30は、小口注出時、キャップ18に付着した液
体を溜める液溜部である。
前記の態様による容器本体10のノズル開口部11に
は、中栓15が嵌着され容器本体10には、キャップ1
8が、双方のネジ部12,27による螺合をもって着脱
自在に被着され、全体として一括体の液だれ防止用容器
に組成されている。
上記の構成による液だれ防止用容器の作用を説明する
と、容器本体10からキャップ18をネジの戻しで取り
外し、容器本体10の内容液をキャップ18の計量室3
1に注出して、この液を例えば洗浄等に使用するために
他に排出したのちに、このキャップ18を、再び容器本
体10の嵌合部29に螺合により被着したとき、この嵌
合部29、すなわち側壁23の内周部の上端に設けられ
た環状の当接部24が、ノズル開口部11の上端部に摺
接し、該当接部24に隣接して形成されたインナーリブ
25が、ノズル開口部11の上方内周部に全周的に圧接
され、これら相互間には完全なシールの状態が堅持され
ているため、例えば容器本体10が転倒したり、天地逆
位の姿勢になったりしても、この容器本体10の内容液
が外部へ液だれする等の不祥事を容易確実に防止するこ
とができる。
またこの考案による液だれ防止用容器は、摺接部13及
びノズル開口部11の内周部26との間に凹部26すな
わち逃げ部が設けられているため、切削表面が直線状の
ドリルを使用してノズル開口部11の内周部26と摺接
部13の仕上作業を行ない得、ノズル開口部11の内周
部26と摺接部13の面仕上精度が高まるためパッキン
等を用いずに液洩れを防止し得るので生産性が向上す
る。
(考案の効果) 本考案の液だれ防止用容器によれば、計量筒部の外周域
に軸方向に延び、ノズル開口部の上部内周部に摺接する
インナーリブと、ノズル開口部の上端部に摺接する当接
部とが夫々、ノズル開口部の上方内周部及びノズル開口
部の上端部に摺接して嵌合し、さらに容器本体開口部の
内周部と摺接部との間に逃溝としての凹部を設けたの
で、複雑な形状のドリルを必要とせず直線状のドリルで
仕上げが可能となり、精密なリーマー加工が行なわれ、
面仕上げ精度が高められる。このため複雑な仕上げ工程
や、或はパッキン等の特別の付属品を必要とせずに容器
中に収容される液体の液だれを完全に防止し得る。さら
に、容器本体の仕上工程で、表面が直線状のドリルを使
用し得るため、切削作業が簡単になり、コスト低減を実
現し得従って生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による液だれ防止用容器の要部を示す
縦断面図、第2図は、第1図のA部詳細図、第3図は従
来の液だれ防止用容器の縦断面図、第4図(a)は、従来
の液だれ防止用容器の要部縦断面図、第4図(b)は、従
来の液だれ防止用容器を製造するドリルの部分縦断面図
である。 符号の説明 10…容器本体、11…ノズル開口部 12…ネジ部、13…摺接部 14…外壁、15…中栓 16…底面、17…注ぎ口 18…キャップ、19…計量筒部 20,21…段部、22…外壁 23…側壁、24…当接部 25…インナーリブ、26…内周部 27…ネジ部、28…凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体のノズル開口部内周に、容器外上
    方へ突出する注ぎ口を備えた中栓を嵌着しかつ該ノズル
    外周には計量筒部を一体的に備えたキャップを着脱自在
    に螺合し、前記ノズルの軸方向に延び、前記ノズル開口
    部の上方内周部に摺接するインナーリブ及び、ノズル開
    口部の上端部に摺接する当接部をキャップに設けた液だ
    れ防止用容器であって、前記中栓とノズル開口部内周と
    の嵌着部及びノズル開口部とインナーリブとの摺接部の
    間に形成され、容器本体のノズル開口部の上方内周部の
    内径より大きい内径を有する凹部を備えていることを特
    徴とする液だれ防止用容器。
JP1987104959U 1987-07-08 1987-07-08 液だれ防止用容器 Expired - Lifetime JPH068044Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104959U JPH068044Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08 液だれ防止用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987104959U JPH068044Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08 液だれ防止用容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6411971U JPS6411971U (ja) 1989-01-23
JPH068044Y2 true JPH068044Y2 (ja) 1994-03-02

Family

ID=31337147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987104959U Expired - Lifetime JPH068044Y2 (ja) 1987-07-08 1987-07-08 液だれ防止用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH068044Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6966940B2 (en) 2002-04-04 2005-11-22 Donaldson Company, Inc. Air filter cartridge
CA2516007C (en) 2003-02-11 2014-09-02 Donaldson Company, Inc. Air cleaner arrangements; serviceable filter elements; and, methods
JP5593633B2 (ja) * 2009-04-30 2014-09-24 花王株式会社 液体容器キャップ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3626154A1 (de) * 1986-08-01 1988-02-04 Henkel Kgaa Messbecherverschluss und verfahren zum montieren des verschlusses

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6411971U (ja) 1989-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5108009A (en) Leak and drip resistant storage dispensing and measuring package
US4316560A (en) Paint can dispensing ring attachment
US4139311A (en) Dispensing cartridge having an improved automatic filler stick positioning mechanism
US3750722A (en) Funnel
US6112779A (en) Bottle stopper having a device for drawing up metered amounts of the liquid contained in said bottle
JP3255060B2 (ja) 塗布容器
JPH0243319Y2 (ja)
KR102569686B1 (ko) 계량용기
JPH068044Y2 (ja) 液だれ防止用容器
US4844302A (en) Two-part closure assembly
US4019646A (en) Cap with inside stopper for receptacle
KR870008629A (ko) 도포기 조립체
JP2019018859A (ja) 計量キャップ
US2834497A (en) Non-drip bottle insert
JPH09150855A (ja) ポンプディスペンサーのオーバーキャップ
JP6637728B2 (ja) 内容物を計量して塗布する塗布容器
JPH0237715Y2 (ja)
JPH078446Y2 (ja) 液体容器
JPH034352Y2 (ja)
JPH074812Y2 (ja) ノズル付きの薬液等びん
JPH0310999Y2 (ja)
JPS6335377Y2 (ja)
GB2109354A (en) Container closure and assembly
JPH0525719Y2 (ja)
CN211767698U (zh) 一种固液型保健品用瓶