JPH0680107U - ポジションセンサ - Google Patents
ポジションセンサInfo
- Publication number
- JPH0680107U JPH0680107U JP2755093U JP2755093U JPH0680107U JP H0680107 U JPH0680107 U JP H0680107U JP 2755093 U JP2755093 U JP 2755093U JP 2755093 U JP2755093 U JP 2755093U JP H0680107 U JPH0680107 U JP H0680107U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- guide
- position sensor
- casing
- brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポジションセンサのスライダを、ガイドによ
って安定した状態で支持する。 【構成】 ポジションセンサは、被検出体に連動するス
ライダ11と、このスライダ11の移動を案内するガイ
ド17とを有する。スライダ11の上部に位置する摺動
部15’に形成された2つの外側摺動面15b,15c
は、ガイド17に形成された2つの内側案内面19b,
19cにより摺動自在に支持される。2つの外側摺動面
15b,15cの間隔は、ブラシ12からの付勢力Fの
方向に沿って徐々に狭くなっている。
って安定した状態で支持する。 【構成】 ポジションセンサは、被検出体に連動するス
ライダ11と、このスライダ11の移動を案内するガイ
ド17とを有する。スライダ11の上部に位置する摺動
部15’に形成された2つの外側摺動面15b,15c
は、ガイド17に形成された2つの内側案内面19b,
19cにより摺動自在に支持される。2つの外側摺動面
15b,15cの間隔は、ブラシ12からの付勢力Fの
方向に沿って徐々に狭くなっている。
Description
【0001】
本考案は、直線的に作動する被検出体の変位を検出するポジションセンサに関 する。
【0002】
従来、直線的に作動する被検出体の変位を検出する直動型ポジションセンサが 知られている。このポジションセンサは、通常、被検出体の変位に連動するスラ イダにプレートスプリングから成るブラシを固定し、このブラシをケーシングに 装着された抵抗体上で摺動させることにより被検出体の変位に応じた電圧を出力 するようになっている。
【0003】 図8はこのような従来のポジションセンサを示し、ケーシング内で直線的に作 動するスライダを、その移動方向から見た図である。この図に示されるように、 ブラシ30を介して抵抗体31上を摺動するスライダ32の側部にはフランジ3 3が設けられており、このフランジ33を介してガイド34がスライダ32の移 動を案内するようになっている。
【0004】
上述したポジションセンサの構造においては、部品間の寸法バラツキや温度変 化などの諸因子にも拘わらずスムーズにスライダが移動できるように、スライダ 32は、フランジ33とガイド34との間にある程度の微小間隙d,d’を残し て支持されるようになっている。
【0005】 しかしながら、このようにスライダ・ガイド間に間隙d,d’を設ける場合、 使用条件によってはスライダ32本体が図中、矢印x,y方向に振動したり、或 いはガイド34内で傾斜することがあり、このため、ブラシ30が異常摩耗した り摺動軌跡が安定せず、センサとしての検出精度を低下させてしまうという問題 がある。
【0006】 本考案は、このような問題点に鑑み、ガイド内でのスムーズなスライダ移動を 可能にしつつ、ガイド内でスライダが振動したり傾斜することのないようなポジ ションセンサを提供することを目的としている。
【0007】
本考案に係るポジションセンサは、抵抗体を内蔵するケーシングと、被検出体 の変位に連動してケーシング内で抵抗体の上を摺動可能に設置されるスライダと 、スライダに固定され抵抗体に弾力を有して接触するブラシと、ケーシング内に 設置されかつスライダの摺動を案内するガイドとを有し、スライダは、ブラシか らの付勢方向に沿って間隔が小さくなる2つの外側摺動面を備え、ガイドは、ス ライダの外側摺動面の各々を摺動自在に支持する2つの内側案内面を備えること を特徴とする。
【0008】
抵抗体に弾力をもって接触するブラシは、逆にスライダを抵抗体から離反させ る方向に付勢する。従って、この付勢方向に沿って2つのスライダ外側摺動面の 間隔を小さくするとともに、この外側摺動面をガイドが支持することにより、ス ライダとガイドの間に間隙を介在させない密着した支持状態を維持することがで きる。
【0009】
以下図示実施例により本考案を説明する。 図1は本考案の一実施例であるポジションセンサの縦断面を示しており、図2 は図1のII−II線に沿う断面図(但し、ケーシングを省く)である。
【0010】 ケーシング10は、図示しない被検出体側に開口するキャップ状に形成され、 被検出体に連動してケーシング10内を中心軸線A方向に沿って移動可能なスラ イダ11を内蔵する。スライダ11には、その側部に、並置された1組のプレー トスプリングから成るブラシ12が固定されており、スライダ11の移動に伴っ て、ケーシング10内に設置されるプレート状抵抗体13上を摺動し、これによ り被検出体の変位に応じた電圧が出力される。
【0011】 従って、ブラシ12はそのばね力を以て抵抗体13に弾力接触し、また逆にス ライダ11は、ブラシ12を介し抵抗体13からの抗力(反力)Fを受けている (図2参照)。
【0012】 図3は上述したスライダ11単体を示したものであってブラシ装着側から見た 外観を示し、図4は図3のIV−IV線に沿う断面を示している。これらの図か らも明らかなように、スライダ11は直線状に延びる円柱部分14と、その上方 に位置するスプリング収納部分15とによって構成され、前述したブラシ12は このスプリング収納部分15の一側面15aに取り付けられる。
【0013】 このスプリング収納部分15には、その長手軸線Bの方向に延びるスプリング 収納穴16が形成される。このスプリング収納穴16内には、組立て状態におい て図1に示すようにスライダ11をケーシング上壁面10aより離反させる方向 (図で下方)に付勢する圧縮スプリングSが収納される。
【0014】 スライダ11の中心軸線Aに沿う移動を案内するため、ケーシング10の内部 にはカップ状のガイド17が装着される。ガイド17は、図2に示すようにその 内側案内面19b,19cがブラシ12からの付勢力Fの方向に沿って徐々に間 隔を狭くするように形成され、その断面形状は略V字形になる。この内側案内面 19b,19cは、後出するスライダ摺動部15’を摺動自在に支持する。
【0015】 スライダ11のスプリング収納部分15の上部は、図2に示すようにその断面 形状が略三角形になるように形成された摺動部15’を構成する。摺動部15’ は、ブラシ12からの付勢力Fの方向に沿って徐々に間隔を狭くする2つの外側 摺動面15b,15cと、側面15aとは反対側に位置する小側面15dとから 成る。外側摺動面15b,15cは、付勢力Fの方向にほぼ同一の角度θで交わ る。
【0016】 図5はガイド17の上視図であり、図6は図5のVI−VI線に沿う縦断面を 示している。このガイド17は、スライダ円柱部分14(図3)を中心軸線Cに 沿って移動可能なように支持する底壁部分18を備えており、これより上側の周 壁部分19のほぼ中間位置に円盤状フランジ19aを備える。フランジ19aは 、図1に示すように、ケーシング10へのガイド組み付けの際に、ケーシング1 0の内側肩部10bに突き当てられて、ケーシング10とガイド17の一体化を 果たす。
【0017】 ガイド17の周壁部分19は、フランジ19aより上部側(反軸受部分側)に おいて、その横断面が略V字形となるように一方の側部が開口しており、この開 口部近傍には抵抗体13(図1)を挿入するための溝20がフランジ19aから 底壁部分18にかけて形成される。
【0018】 以上のように本実施例は、ブラシ12の弾性によるスライダ11への付勢力F に対し、この付勢方向に徐々に間隔を狭くする内側案内面19b,19cを持つ ガイド17でスライダ11を支えるように構成されている。したがって、図5に 示すように、この力Fをガイドの内側案内面19b,19cからの抗力P,P’ で釣り合わせることができ、ガイド内部でスライダ11がx,y方向に変位しな いような、間隙のない安定した支持状態が維持される。
【0019】 また、ポジションセンサの使用に伴ってスライダ11の摺動部(外側摺動面1 5b,15c)が摩耗したとしても、スライダ11はx方向(図2及び図5)に 若干変位するだけであって、y方向には変位しないため、ブラシ摺動軌跡は変化 せず、ポジションセンサとしての検出精度は何ら影響されない。
【0020】 以上、本考案のポジションセンサを、その横断面が略V字形の筒部分を持つガ イドによってスライダを支持するものに例をとり説明してきたが、スライダがブ ラシからの付勢力の方向に徐々に間隔を狭くする2つの外側摺動面を備え、かつ ガイドがこれらスライダ外側摺動面を摺動自在に支持する、2つの内側案内面を 備えるならば、いかなる形状のガイド、スライダでも本実施例と同等な効果を奏 することができる。また、上述した実施例ではガイド17を1つの部品として構 成したが、その変形例としては、図7に示すようにフランジ付円筒状カップ21 内に、その断面が略V字形なるガイド22を立てて固定することにより構成して もよい。
【0021】
以上のように本考案によれば、ガイド内でスライダが振動したり傾斜すること のないポジションセンサを提供することができ、その測定精度の信頼性を向上さ せることができる。
【図1】本考案の一実施例に係るポジションセンサを示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面を示し、ケーシ
ングを省略した図である。
ングを省略した図である。
【図3】図1に示すポジションセンサを構成するスライ
ダの正面図である。
ダの正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿ったスライダの断面図
である。
である。
【図5】図1に示すポジションセンサを構成するガイド
の上視図である。
の上視図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿ったガイドの断面図で
ある。
ある。
【図7】本考案の別実施例としての変形ガイドを示すガ
イドの外観斜視図である。
イドの外観斜視図である。
【図8】従来のポジションセンサ構造を示す上視図であ
る。
る。
10 ケーシング 11 スライダ 12 ブラシ 13 抵抗体 15b,15c 外側摺動面 17 ガイド 19b,19c 内側案内面
Claims (2)
- 【請求項1】 抵抗体を内蔵するケーシングと、被検出
体の変位に連動してケーシング内で上記抵抗体の上を摺
動可能に設置されるスライダと、該スライダに固定され
上記抵抗体に弾力を有して接触するブラシと、上記ケー
シング内に設置されかつ上記スライダの摺動を案内する
ガイドとを有し、上記スライダは、ブラシからの付勢方
向に沿って間隔が小さくなる2つの外側摺動面を備え、
上記ガイドは、スライダの外側摺動面の各々を摺動自在
に支持する2つの内側案内面を備えることを特徴とする
ポジションセンサ。 - 【請求項2】 上記スライダの各外側摺動面と上記付勢
方向とは、ほぼ同一角度で交差することを特徴とする請
求項1に記載のポジションセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2755093U JPH0680107U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | ポジションセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2755093U JPH0680107U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | ポジションセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680107U true JPH0680107U (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=12224182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2755093U Pending JPH0680107U (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | ポジションセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0680107U (ja) |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP2755093U patent/JPH0680107U/ja active Pending
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