JPH0680077U - 制御弁 - Google Patents

制御弁

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JPH0680077U
JPH0680077U JP2586393U JP2586393U JPH0680077U JP H0680077 U JPH0680077 U JP H0680077U JP 2586393 U JP2586393 U JP 2586393U JP 2586393 U JP2586393 U JP 2586393U JP H0680077 U JPH0680077 U JP H0680077U
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JP
Japan
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valve
valve seat
port
solenoid
valve body
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JP2586393U
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重夫 若松
卓也 工藤
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スペースの縮小及びコストの低減を図る。 【構成】 弁座5に複数の流路開口部14,16を設
け、該複数の流路開口部14,16を一つの弁体7の異
なる部分71,72にて開閉することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば各種油空圧制御に用いられる制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の制御弁としては、たとえば図5に示すようなものがある。すな わち、この制御弁はソレノイドバルブであり、このソレノイドバルブ100は、 筒状のソレノイド本体101と、そのソレノイド本体101の一方の開口部内周 に同軸的に挿入固定されている弁本体102と、ソレノイド本体101の他方の 開口部内周に固定される磁性体のセンタポスト103と、そのセンタポスト10 3と対向して弁本体102に設けられる弁座104と、その弁座104とセンタ ポスト103間に往復動自在に挿入される弁体としての磁性体のプランジャ10 5と、そのプランジャ105の先端に設けられる鋼球106とから構成されてい る。
【0003】 そして、ソレノイド本体101を通電、非通電することによって、プランジャ 105の先端に設けた鋼球106を、弁座104の弁座面107に対して接離し て、弁座面107に開口する流路開口部としてのAポート108を開閉するもの で、鋼球106が弁座面107から離間時、Aポート108からの流体を弁本体 102に設けたBポート109に流すようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術の場合では、図6に示すような回路図を構成 する際、すなわちAポート108からの流体をBポート109及びCポートの複 数のポートに流す際、Cポートを備えた他のソレノイドバルブ100が必要とな り、2個使用することになり、スペースやコストが2倍かかってしまう。
【0005】 本考案は上記した従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的 とするところは、スペースの縮小及びコストの低減を図り得る制御弁を提供する ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案にあっては、弁体を、弁本体に設けた弁座 に接離して、該弁座に開口する流路開口部を開閉する制御弁において、前記弁座 に複数の流路開口部を設け、該複数の流路開口部を一つの弁体の異なる部分にて 開閉することを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成の制御弁にあっては、弁座に設けた複数の流路開口部を一つの弁体の 異なる部分にて開閉することから、一つの制御弁で複数ポートの開閉制御が可能 となる。
【0008】
【実施例】
以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明する。本考案の一実施例に係るソ レノイドを示す図1において、1は制御弁としてのソレノイドバルブを示してお り、概略、略筒状のソレノイド本体2と、そのソレノイド本体2の一方の開口部 内周に同軸的に固定されている弁本体3と、ソレノイド本体2の他方の開口部内 周に固定される磁性体のセンタポスト4と、そのセンタポスト4と対向して弁本 体3に設けられる弁座であるバルブシート5と、そのバルブシート5とセンタポ スト4間に往復動自在に挿入される弁体としての磁性体のプランジャ6と、その プランジャ6の先端に設けられる鋼球7とから構成されている。
【0009】 ソレノイド本体2は、有底円筒状のケース8内周に収納される筒状のコイル9 と、ケース8の開口端部を閉塞すると共にケース8からの磁路をセンタポスト4 に案内する環状のヨーク部材10とから構成されている。
【0010】 そして、コイル9及びヨーク部材10の内周に円柱状のセンタポスト4が挿入 固定されている。また、センタポスト4の軸方向内部は小径となっており、その 小径部41の外周及びその外周部との段差部42と、ケース8の底部81の孔8 2に形成された段部83とにそれぞれ当接するスリーブ11によって位置決めし ている。
【0011】 また、ケース8の底部81には、ケース8と同軸的に突出する環状の突部84 を形成しており、その内周に略円筒状の弁本体3を螺合固定している。この弁本 体3の内周は段付で、ケース8から離れる方向に順に大径部31、中径部32、 小径部33となっており、中径部32内周に上記センタポスト4と対向してバル ブシート5が設けられている。また、大径部31の径は、スリーブ11の径とほ ぼ同一となっている。
【0012】 そして、センタポスト4とバルブシート5間で、弁本体3の大径部31とスリ ーブ11の内周にプランジャ6が往復動自在に挿入されている。このプランジャ 6は略円柱状となっており、両端にはそれぞれ開口溝を設けている。センタポス ト4側の開口溝は凹溝61で、この凹溝61内にスプリング12が設けられてい る。このスプリング12は、一端が凹溝61の底面に当接し、他端がセンタポス ト4の端面に当接してプランジャ6をバルブシート5側に付勢している。一方バ ルブシート5側の開口溝は、底が円錐状の円錐状溝62で、この円錐状溝62内 に鋼球7が円錐状の底面に当接して挿入され、円錐状溝62の鋼球7の球面に沿 って伸びる円周部63によって固定されている。
【0013】 また、弁本体3の中径部32の内周に設けられるバルブシート5は、プランジ ャ6の中心軸線上部分に設けられる第1バルブシート51と、その外周部に設け られる第2バルブシート52とから構成されている。
【0014】 第1バルブシート51は断面略T字状で、弁本体3の中径部32に臨んで小径 部31の内周面に嵌合固定されている。そして、その先端は、鋼球7のプランジ ャ6の中心軸線上部分における第1球面71と接離する第1弁座面13で、その 弁座面13に開口する流路開口部としての第1流路14が第1バルブシート51 を軸方向に貫通して形成されている。この第1流路14は、後に示すAポート3 4と連通するようになっている。
【0015】 そして、第1弁座面13と接触する鋼球7の第1球面71と異なる位置、すな わち半径方向の外側の球面、第2球面72に接離する他の弁座面としての第2弁 座面15が、第1バルブシート51の外周部に設けられる第2バルブシート52 に形成されている。この第2バルブシート52は、環状部材で弁本体3の中径部 32の内周面に嵌合固定されている。また、第2バルブシート52に形成される 第2弁座面15は、半径方向外側に拡径となるテーパ面となっており、その第2 弁座面15に開口する流路開口部としての第2流路16が上記第1流路14に対 して径方向両側に軸方向に貫通して形成されている。この第2流路16は、後に 示すBポート35及びCポート36に連通するようになっている。
【0016】 また、鋼球7が第1,第2弁座面13,15に接触した際の第1,第2シール 面17,18は、元は平面であり、これに鋼球7で圧痕を形成してポペット弁状 態としている。
【0017】 一方、弁本体3にはA,B及びCポート34,35,36が設けられている。 Aポート34は弁本体3の端部に上記第1バルブシート51の第1流路14と同 軸上に設けられ、Bポート35は弁本体3の小径部33の内周面に対して開口す るように弁本体3を径方向に貫通して設けられ、Cポート36は弁本体3の大径 部31の内周面に対して開口するように弁本体3を径方向に貫通して設けられて いる。
【0018】 次に、ソレノイドバルブ1の作用について説明する。ソレノイド本体2の非通 電時は、プランジャ6の凹溝61内に装着されているスプリング12のスプリン グ力によってプランジャ6がバルブシート5側に移動する。このことにより、プ ランジャ6の先端に設けられる鋼球7の第1,第2球面71,72がバルブシー ト5の第1,第2弁座面13,15に接触してシールされ第1,第2流路14, 16を閉じて、Aポート34からの流体をBポート35及びCポート36に流す のを止めている。
【0019】 一方、ソレノイド本体2の通電時は、センタポスト4の電磁吸引力によってス プリング12のスプリング力に抗してプランジャ6がセンタポスト4側に吸引さ れる。このことにより、プランジャ6の先端に設けられる鋼球7が第1,第2弁 座面13,15から離間して第1,第2流路14,16を開口して、Aポート3 4からの流体が第1流路14を通り、第2流路16を介してBポート35及びC ポート36に流れる。
【0020】 このように、Aポート34からの流体をBポート35及びCポート36に流す 3ポート弁となっており、図2に示す回路図の構成となっている。
【0021】 上記構成の制御弁にあっては、プランジャ6の先端に設けた鋼球7が第1弁座 面13に接離時、この鋼球7の第1弁座面13との接触面である第1球面71と 異なる部分の第2球面72に第2弁座面15に接離することになることから、第 1弁座面13に開口する第1流路14が開閉時、第2弁座面15に開口する第2 流路16も開閉することになる。したがって、一つの鋼球7によって第1,第2 流路14,16の複数の流路開口部の開閉ができ、1つの制御弁で複数ポートの 開閉制御が可能となるので、スペースの縮小及びコストの低減が図れる。
【0022】 また、第1,第2シール面17,18は、鋼球7で圧痕を形成することにより ポペット弁状態としていることから、非通電時において鋼球7が第1,第2弁座 面13,15に接触時には、Aポート34←→Bポート35またはCポート36 への漏れ量が少なくて済む。
【0023】 さらに、バルブシート5に第1,第2流路14,16が形成されているので、 通電時において鋼球7のわずかなストロークで流体が流れる。スプール弁で同様 の機能を果たす場合に比べてクリアランスや漏れ等の点で有利である。
【0024】 図3には、本考案の第2実施例が示されている。上記実施例ではバルブシート 5を第1,第2バルブシート51,52の別体構造としたが、この実施例では第 1,第2バルブシート51,52を一体成形したもので、これに際して弁本体3 の小径部33の部分を中径部32としているものである。その他の構成及び作用 については第1実施例と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付 して、その説明は省略する。
【0025】 尚、上記各実施例の場合、第1,第2シール面17,18を鋼球7に対する接 面(90°)になるよう配置しているため、圧痕付をする際に圧痕荷重に対し第 1,第2シール面17,18(圧痕部)の変形量が小さくなり、シール性が安定 しないという不具合がある。
【0026】 また、第1,第2シール面17,18に同時に圧痕付を行なうために、大きな 変形量が必要となる半径方向外側圧痕部である第2シール面18で圧痕時の弾性 変形分の戻りがより多く発生するため、半径方向内側圧痕部である第1シール面 17のシール性が損なわれるという問題もある。
【0027】 そこで、上記問題点を解消すべく第3実施例として図4に示すように、第1, 第2バルブシート51,52の第1,第2シール面17,18の角度X,Yを鋼 球7の第1,第2接面73,74(90°)より大きく配置する。
【0028】 このような構成とすることにより、圧痕付による第1,第2シール面17,1 8形成時に第1,第2シール面17,18の変形分が逃げる第1,第2逃げスペ ース19,20を作ることができ、圧痕時の変形量を安定させ、シール性を向上 させることができる。また、第1,第2逃げスペース19,20を作ったことに より、圧痕時の荷重は小さくでき、上記弾性変形分の戻りによる半径方向内側部 である第1シール面17のシール性の悪化を改善できる。さらに、第1,第2シ ール面17,18と鋼球7との第1,第2接面73,74のシール径が小さくな るため、差圧が小さくなり制御弁の作動力が小さくなる。その他の構成及び作用 については上記各実施例と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を 付して、その説明は省略する。
【0029】 尚、上記各実施例では、弁体としてのプランジャ6の弁座であるバルブシート 5との接離面を球面状としたものを例にとって説明したが、平面であってもよい 。このとき弁座の弁座面も平面となる。また弁体の駆動手段としてソレノイド本 体2を用いたものを例にとって説明したが、弁体を駆動する手段としてはソレノ イドに限るものではなく、その他油圧等の流体圧を利用するものについても同様 に適用することができる。
【0030】
【考案の効果】
本考案は、以上の構成および作用を有するもので、弁座に設けた複数の流路開 口部を一つの弁体の異なる部分にて開閉するので、一つの制御弁で複数ポートの 開閉制御が可能となり、スペースの縮小及びコストの低減が図れる。
【提出日】平成6年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 そして、第1弁座面13と接触する鋼球7の第1球面71と異なる位置、すな わち半径方向の外側の球面、第2球面72に接離する他の弁座面としての第2弁 座面15が、第1バルブシート51の外周部に設けられる第2バルブシート52 に形成されている。この第2バルブシート52は、環状部材で弁本体3の中径部 32の内周面に嵌合固定されている。また、第2バルブシート52に形成される 第2弁座面15は、半径方向外側に拡径となるテーパ面となっており、その第2 弁座面15に開口する流路開口部としての第2流路16が上記第1流路14に対 して径方向両側に軸方向に貫通して形成されている。この第2流路16は、後に 示すBポート35に連通するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案の一実施例に係る制御弁と
してのソレノイドバルブの縦断面図であり、同図(b)
は同図(a)のバルブシート部の拡大縦断面図である。
【図2】図2は図1のソレノイドバルブの回路図であ
る。
【図3】図3は本考案の第2実施例に係る制御弁として
のソレノイドバルブの縦断面図である。
【図4】図4は本考案の第3実施例に係る制御弁として
のソレノイドバルブのバルブシート部の縦断面図であ
る。
【図5】図5は従来の制御弁としてのソレノイドバルブ
の縦断面図である。
【図6】図6は図5のソレノイドバルブにおいて3ポー
ト弁とする場合の回路図である。
【符号の説明】
1 ソレノイドバルブ(制御弁) 2 ソレノイド本体 3 弁本体 31 大径部 32 中径部 33 小径部 34 Aポート 35 Bポート 36 Cポート 4 センタポスト 41 小径部 42 段差部 5 バルブシート(弁座) 51 第1バルブシート 52 第2バルブシート 6 プランジャ(弁体) 61 凹溝 62 円錐溝 63 円周部 7 鋼球 71 第1球面 72 第2球面 73 第1接面 74 第2接面 8 ケース 81 底部 82 孔 83 段部 84 突部 9 コイル 10 ヨーク部材 11 スリーブ 12 スプリング 13 第1弁座面 14 第1流路(流路開口部) 15 第2弁座面 16 第2流路(流路開口部) 17 第1シール面 18 第2シール面 19 第1逃げスペース 20 第2逃げスペース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体を、弁本体に設けた弁座に接離し
    て、該弁座に開口する流路開口部を開閉する制御弁にお
    いて、 前記弁座に複数の流路開口部を設け、該複数の流路開口
    部を一つの弁体の異なる部分にて開閉することを特徴と
    する制御弁。
JP2586393U 1993-04-20 1993-04-20 制御弁 Withdrawn JPH0680077U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2586393U JPH0680077U (ja) 1993-04-20 1993-04-20 制御弁

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JP2586393U JPH0680077U (ja) 1993-04-20 1993-04-20 制御弁

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JPH0680077U true JPH0680077U (ja) 1994-11-08

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ID=12177647

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JP2586393U Withdrawn JPH0680077U (ja) 1993-04-20 1993-04-20 制御弁

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703