JPH0679930B2 - 物品の搬送方法 - Google Patents

物品の搬送方法

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JPH0679930B2
JPH0679930B2 JP1113250A JP11325089A JPH0679930B2 JP H0679930 B2 JPH0679930 B2 JP H0679930B2 JP 1113250 A JP1113250 A JP 1113250A JP 11325089 A JP11325089 A JP 11325089A JP H0679930 B2 JPH0679930 B2 JP H0679930B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、物品の大きさに応じた仮想空間に物品を合流
する物品の搬送方法に関するものである。
(従来の技術) 物品の搬送方法に関する従来の技術としては、特公昭51
−32035号公報に記載のもの等が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について説明する
と、特公昭51−32035号公報には、一定の間隔をもって
縦割ブロックに分割された複数段の保管ラックに荷を保
管し、該荷の搬送時ブロック内で荷が上下に重ならない
よう各ブロック毎に一個の荷を保管ラックの各段前側に
設けた搬送コンベヤ上に順次載せ、次いで該搬送コンベ
ヤ上より、該搬送コンベヤの輸送速度に該搬送コンベヤ
の輸送方向の速度成分を等しくさせた速度を持つ合流コ
ンベヤ上に移送し、該合流コンベヤにより荷を連続的に
搬出するコンベヤシステムにおける荷物輸送方法が記載
されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来の技術は以下のような問題点
を有していた。
即ち、特公昭51−32035号公報に記載されているコンベ
ヤシステムにおける荷物輸送方法は、搬送される荷(物
品)の大きさに拘らず一定の間隔、即ち縦割ブロックの
間隔で合流させるようになしてあるので、小さな物品は
必要以上の余裕空間をその前後に有して合流されること
になり、物品の合流能力を高くできない。
従って、本発明の目的は、物品の大きさに応じた仮想空
間に物品を合流することによって、合流後の物品の搬送
間隔をできるだけ狭くし、物品の合流能力を高くした物
品の搬送方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、複数の支流ラインから本流ラインに物品を合
流する物品の搬送方法において、上記本流ラインに、上
記物品の合流順序及び上記物品の大きさに応じた仮想空
間を予め連続的に設定し、所定の仮想空間が合流される
べき物品に対向する位置に到達したとき、上記物品を上
記本流ラインに合流させることを特徴とする物品の搬送
方法を提供することによって上記の目的を達成したもの
である。
尚、仮想空間が、物品の長さ寸法に一定の余裕空間を加
算した空間であることが好ましい。
(作用) 本発明の物品の搬送方法は、合流後の物品の搬送間隔を
狭く、更には物品と物品との間に設けられている余裕空
間を一定にするように演算し、物品の搬送密度を高くす
ることによって、物品の合流能力を高くする。
(実施例) 以下、本発明の物品の搬送方法の実施に好適な物品の搬
送装置の一実施例について説明する。
第1図は物品の搬送装置の一実施例を示す斜視図、第2
図はその支流ラインの先端部を拡大して示す側面図、第
3図は第2図の平面図で、これらの図面において、
(1)は先端側を低く傾斜させたグラビティローラコン
ベヤからなる支流ラインで、本流ライン(2)に沿った
方向に5列、上下方向に2段の支流ライン(1)が配設
され、合計10個の支流ライン(1),(1),‥‥によ
って流動棚(F)が構成されている。また、それぞれの
支流ライン(1)の先端部には、物品取り出し装置
(3)が設けられている。また、本流ライン(2)は物
品取り出し装置(3),(3),‥‥を繋ぐように配設
された駆動ローラコンベヤで、上下方向に2段設けられ
ている。
上記実施例における各部について説明すると、支流ライ
ン(1)は、複数個のローラ(11),(11),‥‥を備
える一対のレールフレーム(12),(12)を傾斜状に配
設したもので、支流ライン(1)上に供給された図外の
物品(G)はローラ(11),(11),‥‥上をその自重
により自走して、ストレージされた後、物品取り出し装
置(3)により本流ライン(2)に取り出される。尚、
(1a),(1b),(1c),(1d),(1e)は下段側に配
設された支流ライン、(1f),(1g),(1h),(1
i),(1j)は上段側に配設された支流ラインである。
また、物品取り出し装置(3)は、軸(33),(34)を
支点としてエアーシリンダ(35)及びレバー(36)によ
って上下に揺動される、複数個のローラ(31),(3
1),‥‥を備える一対のレールフレーム(32),(3
2)と、傾斜方向に自走してくる図外の物品(G)を係
止するストッパ(37)とを備えており、エアーシリンダ
(35)が下降端にあるとき、レールフレーム(32)の傾
斜がレールフレーム(12)の傾斜と略一致していると共
に、ストッパ(37)の上端がローラ(31)の上面より突
出するように構成されている。而して、物品取り出し指
令があると、エアーシリンダ(35)を作動することによ
って、ストッパ(37)の上端をローラ(31)の上面より
下降すると共に、レールフレーム(32)の傾斜をレール
フレーム(12)の傾斜より大きくし、ストッパ(37)で
係止された先端の物品(G)を取り出す。そのとき、レ
ールフレーム(32)の後端はレールフレーム(12)のロ
ーラ(11)面より高くなっているので、後続の物品
(G)はレールフレーム(32)の後端で係止され、支流
ライン(1)上に載置された物品(G)を本流ライン
(2)に1個だけ取り出すことができる。尚、ストッパ
(37)とレールフレーム(32)の後端との距離は支流ラ
イン(1)上に載置される物品(G)の幅寸法、即ち支
流ライン方向の寸法より小さく設定することが好まし
い。また、取り出された物品(G)はホイールレール
(38)によって本流ライン(2)に合流される。
また、本流ライン(2)は、並設された支流ライン
(1),(1),‥‥の先端部に設けられた物品取り出
し装置(3),(3),‥‥を繋ぐように配設された搬
送速度が16m/分(266.7mm/秒)の駆動ローラコンベヤ
で、支流ライン(1)に略直交するように上下方向に2
段設けられており、図外のラインシャフト(22)と図外
のローラ(21)との間に8の字状に掛張した図外の輪ゴ
ムによって、ラインシャフト(22)の回転をローラ(2
1),(21),‥‥に伝達するように構成されている。
また、それぞれの本流ライン(2),(2)毎に設けら
れたラインシャフト(22),(22)が互いチェーンで連
結され同一のモータによって駆動されるようになってい
る。尚、何れかのラインシャフト(22)にはパルスエン
コーダーが取付けられている。
また、本流ライン(2)の下流には、搬送速度が30m/分
の第1搬送コンベヤ(4)が設けられており、更にその
下流には、搬送速度60m/分の第2搬送コンベヤ(5)が
設けられている。尚、下段側の本流ライン(2)の下流
側の第2搬送コンベヤ(5)が上段側の本流ライン
(2)の下流側の第2搬送コンベヤ(5)へ合流される
ようになしてある。
次に、上述の物品の搬送装置を用いた本発明の物品の搬
送方法の一実施態様を説明する。
本流ライン(2),(2)に沿ってそれぞれの段に並設
された5個の支流ライン(1),(1),‥‥の配設間
隔を70mmとした場合には、最上流の支流ライン(1e),
(1j)との距離、即ちオフセット値(α)は、支流ライ
ン(1e),(1j)に隣接する支流ライン(1d),(1i)
が700mm、支流ライン(1d),(1i)に隣接する支流ラ
イン(1c),(1h)が1400mm、支流ライン(1c),(1
h)に隣接する支流ライン(1b),(1g)が2100mm、支
流ライン(1b),(1g)に隣接する支流ライン(1a),
(1f)が2800mmである。
また、支流ライン(1)にはそれぞれ異なった大きさの
物品(G)が載置されている。即ち、支流ライン(1a)
には長さ寸法、即ち本流ライン方向の寸法が430mmの物
品(Ga)が、支流ライン(1b)には長さ寸法が530mmの
物品(Gb)が、支流ライン(1c)には長さ寸法が380mm
の物品(Gc)が、支流ライン(1d)には長さ寸法が280m
mの物品(Gd)が、支流ライン(1e)には長さ寸法が250
mmの物品(Ge)が、支流ライン(1f)には長さ寸法が43
0mmの物品(Gf)が、支流ライン(1g)には長さ寸法が3
80mmの物品(Gg)が、支持ライン(1h)には長さ寸法が
590mmの物品(Gh)が、支流ライン(1i)には長さ寸法
が280mmの物品(Gi)が、支流ライン(1j)には長さ寸
法が250mmの物品(Gj)がそれぞれ複数個ずつ収納され
ている(第4図参照)。
而して、第2搬送コンベヤ(5),(5)の最終端にお
いて、例えば、10個の物品(G)が次の順序、即ち物品
(Ga),(Gg),(Gj),(Gj),(Gd),(Gi),
(Gi),(Gh),(Gj),(Gd)で取り出されるように
荷揃え指令があると、以下のように演算及び制御が行わ
れ、所定の物品(G)が荷揃えされる。
即ち、第2搬送コンベヤ(5),(5)の最終端に最初
に取り出される物品(Ga)は支流ライン(1a)から取り
出されるが、支流ライン(1a)はそのオフセット値αが
2800mmの最下流に位置しているので、荷揃え開始から、
オフセット値(α)分遅らせて物品(Ga)が取り出され
る。即ち、荷揃え開始から2800(mm)/266.7(mm/秒)
=10.5(秒)後に支流ライン(1a)から物品(Ga)を本
流ライン(2)に取り出すように物品取り出し指令が支
流ライン(1a)の先端部に設けられた物品取り出し装置
(3)に与えられる。
物品(Ga)の次に、第2搬送コンベヤ(5),(5)の
最終端に取り出される物品(Ga)は物品(Ga)と異なる
上段側の支流ライン(1)に収納されているので、下段
側の支流ライン(1)から合流される物品(G)と衝突
しないように2秒の位相差を設けて合流されるようにな
してあると共に、支流ライン(1g)のオフセット値
(α)分2100mm、即ち2100(mm)/266.7(mm/秒)=7.9
(秒)を加えた9.9秒後に支流ライン(1g)から物品(G
g)を本流ライン(2)に取り出すように物品取り出し
指令が支流ライン(1g)の先端部に設けられた物品取り
出し装置(3)に与えられる。
物品(Gg)の次に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最
終端に取り出される物品(Gj)は物品(Gg)と同一段側
の支流ライン(1)に収納されている場合であり、この
ように同一段側の支流ライン(1)に収納された物品
(G)が連続的に本流ライン(2)に合流される場合に
は、本流ライン(2)に物品(G)の合流順序及び物品
(G)の長さ寸法に応じた仮想空間(β)、即ち物品
(G)の長さ寸法に一定の余裕空間を加算した空間を連
続的に設定し、所定の仮想空間(β)が合流されるべき
物品(G)に対向する位置に到達したとき、物品(G)
を本流ライン(2)に取り出すように物品取り出し指令
が支流ライン(1)の先端部に設けられた物品取り出し
装置(3)に与えられるようになしてあるので、先に第
2搬送コンベヤ(5),(5)の最終端に取り出される
物品(Gg)のオフセット値(α)分を除いた本流ライン
(2)への取り出し時間、即ち2秒後に、物品(Ga)の
長さ寸法380mmに余裕空間400mmを加算した物品(Ga)の
仮想空間(βg)、即ち380mm+400mm=730mmを設定
し、本流ライン(2)に設定された仮想空間(βg)が
移動するのに要する時間、即ち730(mm)/266.7(mm/
秒)=2.9(秒)を加えた4.9秒後に支流ライン(1j)か
ら物品(Gj)を本流ライン(2)に設定された仮想空間
(βj)に取り出すように物品取り出し指令が支流ライ
ン(1j)の先端部に設けられた物品取り出し装置(3)
に与えられる。尚、支流ライン(1j)のオフセット値
(α)は0mmであるので、オフセット値(α)分を上記
の時間に加算する必要はない。
物品(Gj)の次も物品(Gj)が連続的に取り出されるの
で、上述の取り出し時間、即ち4.9秒後に物品(Gj)の
長さ寸法250mmに余裕空間400mmを加算した物品(Gj)の
仮想空間(βj)、即ち250mm+400mm=650mmを設定
し、本流ライン(2)に設定された仮想空間(βj)が
移動するのに要する時間、即ち650(mm)/266.7(mm/
秒)=2.4(秒)を加えた7.3秒後に支流ライン(1j)か
ら物品(Gj)を本流ライン(2)に設定された仮想空間
(βj)に取り出すように物品取り出し指令が支流ライ
ン(1j)の先端部に設けられた物品取り出し装置(3)
に与えられる。尚、支流ライン(1j)のオフセット値
(α)は0mmであるので、オフセット値(α)分を上記
の時間に加算する必要はない。
物品(Gj)の次に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最
終端に取り出される物品(Gd)は物品(Gj)と異なる下
段側の支流ライン(1)に収納されているので、上述の
取り出し時間、即ち7.3秒後に位相差2秒を加えた9.3秒
後に、支流ライン(1d)のオフセット値(α)分700m
m、即ち700(mm)/266.7(mm/秒)=2.6(秒)を加えた
11.9秒後に支流ライン(1d)から物品(Gd)を本流ライ
ン(2)に取り出すように物品取り出し指令が支流ライ
ン(1d)の先端部に設けられた物品取り出し装置(3)
に与えられる。尚、下段側の本流ライン(2)に充分な
余裕空間が取れているか否かを確認するために、以下の
ような演算もされる。即ち、下流側の本流ライン(2)
の下流端に物品(Gd)が取り出される前に取り出される
物品(Ga)のオフセット値(α)分を除いた本流ライン
(2)への取り出し時間、即ち0秒後に、物品(Ga)の
長さ寸法430mmに余裕空間400mmを加算した物品(Ga)の
仮想空間(βa)、即ち430mm+400mm=830mmを設定
し、本流ライン(2)に設定された仮想空間(βa)が
移動するのに要する時間、830(mm)/266.7(mm/秒)=
3.1(秒)を加えた値は3.1秒後であり、この値と上述の
取り出し時間、即ち9.3秒後とを比較すると、上述の9.3
秒後の方が遅いので、下段側の本流ライン(2)に必要
な余裕空間が取れていることが確認できる。もし、下段
側の本流ライン(2)に充分な余裕空間が取れてない場
合には、上述の取り出し時間、即ち12.0秒後に更に必要
な余裕空間を確保するための時間を加算するように制御
される。
物品(Gd)の次に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最
終端に最初に取り出される物品(Gi)は物品(Gd)と異
なる上段側の支流ライン(1)に収納されているので、
先に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最終端に取り出
される物品(Gd)のオフセット値(α)分を除いた本流
ライン(2)への取り出し時間、即ち9.3秒後に位相差
2秒を加えた11.3秒後に、支流ライン(1i)のオフセッ
ト値(α)分700mm、即ち700(mm)/266.7(mm/秒)=
2.6(秒)を加えた13.9秒後に支流ライン(1i)から物
品(Gi)を本流ライン(2)に取り出すように物品取り
出し指令が支流ライン(1i)の先端部に設けられた物品
取り出し装置(3)に与えられる。尚、上段側の本流ラ
イン(2)に充分な余裕空間が取れているか否かを確認
するために、以下のような演算もされる。即ち、上段側
の本流ライン(2)の下流端に物品(Gi)が取り出され
る前に取り出される物品(Gj)のオフセット値(α)分
を除いた本流ライン(2)への取り出し時間、即ち7.3
秒後に、物品(Gj)の長さ寸法250mmに余裕空間400mmを
加算した物品(Gj)の仮想空間(βj)、即ち250mm+4
00mm=650mmを設定し、本流ライン(2)に設定された
仮想空間(βj)が移動するのに要する時間、即ち650
(mm)/266.7(mm/秒)=2.4(秒)を加えた値は9.7秒
後であり、この値と上述の物品(Gi)のオフセット値
(α)分を加算する前の取り出し時間、即ち11.3秒後と
を比較すると、上述の11.3秒後の方が遅いので、上段側
の本流ライン(2)に充分な余裕空間が取れていること
が確認できる。
物品(Gi)の次も物品(Gi)が連続的に取り出されるの
で、先に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最終端に取
り出される物品(Gi)のオフセット値(α)分を除いた
本流ライン(2)への取り出し時間、即ち11.3秒後に物
品(Gi)の長さ寸法280mmに余裕空間400mmを加算した物
品(Gi)の仮想空間(βi)、即ち280mm+400mm=680m
mを設定し、本流ライン(2)に設定された仮想空間
(βi)が移動するのに要する時間、即ち680(mm)/26
6.7(mm/秒)=2.5(秒)を加えた13.8秒後に、支流ラ
イン(1i)のオフセット値(α)分700mm、即ち700(m
m)/266.7(mm/秒)=2.6(秒)を加えた16.4秒後に支
流ライン(1i)から物品(Gi)を本流ライン(2)に設
定された仮想空間(βi)に取り出すように物品取り出
し指令が支流ライン(1i)の先端部に設けられた物品取
り出し装置(3)に与えられる。
物品(Gi)の次に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最
終端に取り出される物品(Gh)は物品(Gi)と同一段側
の支流ライン(1)に収納されているので、先に第2搬
送コンベヤ(5),(5)の最終端に取り出される物品
(Gi)のオフセット値(α)分を除いた本流ライン
(2)への取り出し時間、即ち13.8秒後に、物品(Gi)
の長さ寸法280mmに余裕空間400mmを加算した物品(Gi)
の仮想空間(βi)、即ち280mm+400mm=680mmを設定
し、本流ライン(2)に設定された仮想空間(βi)が
移動するのに要する時間、即ち680(mm)/266.7(mm/
秒)=2.5(秒)を加えた16.3秒後に、支流ライン(1
h)のオフセット値(α)分1400mm、即ち1400(mm)/26
6.7(mm/秒)=5.2(秒)を加えた21.5秒後に支流ライ
ン(1h)から物品(Gh)を本流ライン(2)に設定され
た仮想空間(βh)に取り出すように物品取り出し指令
が支流ライン(1h)の先端部に設けられた物品取り出し
装置(3)に与えられる。
物品(Gh)の次に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最
終端に取り出される物品(Gj)は物品(Gh)と同一段側
の支流ライン(1)に収納されているので、先に第2搬
送コンベヤ(5),(5)の最終端に取り出される物品
(Gh)のオフセット値(α)分を除いた本流ライン
(2)への取り出し時間、即ち16.3秒後に、物品(Gh)
の長さ寸法590mmに余裕空間400mmを加算した物品(Gh)
の仮想空間(βh)、即ち590mm+400mm=990mmを設定
し、本流ライン(2)に設定された仮想空間(βh)が
移動するのに要する時間、即ち990(mm)/266.7(mm/
秒)=3.7(秒)を加えた20.0秒後に、支流ライン(1
j)から物品(Gj)を本流ライン(2)に設定された仮
想空間(βj)に取り出すように物品取り出し指令が支
流ライン(1j)の先端部に設けられた物品取り出し装置
(3)に与えられる。尚、支流ライン(1j)のオフセッ
ト値(α)は0mmであるので、オフセット値(α)分を
上記の時間に加算する必要はない。
物品(Gj)の次に第2搬送コンベヤ(5),(5)の最
終端に取り出される物品(Gd)は物品(Gj)と異なる下
段側の支流ライン(1)に収納されているので、先に第
2搬送コンベヤ(5),(5)の最終端に取り出される
物品(Gj)のオフセット値(α)分を除いた本流ライン
(2)への取り出し時間、即ち20.0秒後に位相差2秒を
加えた22.0秒後に、支流ライン(1d)のオフセット値
(α)分700mm、即ち700(mm)/266.7(mm/秒)=2.6
(秒)を加えた24.6秒後に支流ライン(1d)から物品
(Gd)を本流ライン(2)に取り出すように物品取り出
し指令が支流ライン(1d)の先端部に設けられた物品取
り出し装置(3)に与えられる。尚、上段側の本流ライ
ン(2)に充分な余裕空間が取れているか否かを確認す
るために、以下のような演算もされる。即ち、下段側の
本流ライン(2)の下流端に物品(Gd)が取り出される
前に取り出される物品(Gd)のオフセット値(α)分を
除いた本流ライン(2)への取り出し時間、即ち9.3秒
後に、物品(Gd)の長さ寸法280mmに余裕空間400mmを加
算した物品(Gd)の仮想空間(βd)、即ち280mm+400
mm=680mmを設定し、本流ライン(2)に設定された仮
想空間(βd)が移動するのに要する時間、即ち680(m
m)/266.7(mm/秒)=2.5(秒)を加えた値は11.8秒後
であり、この値と上述の物品(Gd)のオフセット値
(α)分を加算する前の取り出し時間、即ち22.0秒後と
を比較すると、上述の22.0秒後の方が遅いので、下段側
の本流ライン(2)に充分な余裕空間が取れていること
が確認できる。
以上の如くして図外のコンピュータで演算された、荷揃
え開始からそれぞれの物品(G),(G),‥‥が取り
出されるまでの時間に、本流ライン(2)の搬送速度26
6.7mm/秒を乗じた値は、荷揃え開始からそれぞれの物品
(G),(G),‥‥が取り出されるまでのそれぞれ仮
想空間(β),(β),‥‥の搬送距離となる。
従って、本流ライン(2)のラインシャフト(22)に取
り付けられたパルスエンコーダーの1パルスの間の仮想
空間(β),(β),‥‥の搬送距離で、荷揃え開始か
らそれぞれの物品(G),(G),‥‥が取り出される
までの仮想空間(β),(β),‥‥の搬送距離を除し
た値は、それぞれの物品(G),(G),‥‥が取り出
されるべき荷揃え開始からのパルス値となる。而して、
上記コンピュータは上記荷揃え開始からのパルス値とそ
れぞれの物品(G),(G),‥‥が取り出されるべき
支流ライン(1),(1),‥‥の番号とを図外のシー
ケンサーに送信する。上記データを受信したシーケンサ
ーは上記荷揃え開始からのパルス値と物品(G),
(G),‥‥が取り出されるべき支流ライン(1),
(1),‥‥の番号とを記憶しておき、荷揃え開始と同
時に上記パルスエンコーダーのパルスをカウント開始し
て指令されたパルス値と一致した支流ライン(1)の先
端部に設けられた物品取り出し装置(3)のエアーシリ
ンダ(35)を作動させ、所定の物品(G)を本流ライン
(2)へ取り出すように制御する。従って、それぞれの
本流ライン(2),(2)に取り出された物品(G),
(G),‥‥は、第2搬送コンベヤ(5),(5)の最
終端に物品(Ga),(Gg),(Gj),(Gj),(Gd),
(Gi),(Gi),(Gh),(Gj),(Gd)の順序で荷揃
えされる。
以上、本発明の物品の搬送方法の一実施態様について説
明したが、これらに制限されるものではない。例えば、
物品(G)の長さ寸法に一定の余裕空間を加算して仮想
空間(β)を設定する代わりに、物品(G)の幅寸法に
応じた支流ライン(1)から本流ライン(2)への乗り
移り時間を考慮して余裕空間を演算し、仮想空間(β)
を設定するようにしてもよい。即ち、(物品(G)の長
さ寸法)+(物品(G)の幅寸法)×(本流ライン
(2)の搬送速度)/(支流ライン(1)からの物品
(G)の払い出し速度)+100mmとしてもよい。こうす
れば、第2搬送コンベヤ(5),(5)で合流される物
品(G),(G)間の余裕空間を物品(G)の幅寸法に
応じて略一定にできると共に、余裕空間を小さくでき
る。
また、異なる段から取り出される物品(G),(G)間
が、一定の位相差となるように演算する代わりに、物品
(G)の長さ寸法に応じた位相差を演算し、物品
(G),(G)間の余裕空間を略一定にするようにして
もよい。即ち、例えば物品(Ga)の次の物品(Gg)の位
相差は物品(Ga)の長さ寸法430(mm)+余裕空間1200
(mm)/第2搬送コンベヤ(5)の搬送速度1000(mm/
秒)=1.63(秒)、また物品(Gj)の次の物品(Gd)の
位相差は物品(Gj)の長さ寸法250(mm)+余裕空間120
0(mm)/第2搬送コンベヤ(5)の搬送速度1000(mm/
秒)=1.45(秒)の如くしてもよい。
また、下段側の本流ライン(2)から第2搬送コンベヤ
(5),(5)の合流点までの搬送時間と、上段側の本
流ライン(2)から第2搬送コンベヤ(5),(5)の
合流点までの搬送時間が異なる場合には、荷揃え開始か
らそれぞれの物品(G),(G),‥‥が取り出される
までの時間に補正時間を加える。即ち上段側の本流ライ
ン(2)から第2搬送コンベヤ(5),(5)の合流点
までの搬送時間が2.5秒速い場合には、物品取り出し指
令が上段側の支流ライン(1),(1),‥‥の先端部
に設けられた物品取り出し装置(3)に与えられる時間
に2.5秒の補正時間を加え、上段側の支流ライン
(1),(1),‥‥から物品(G),(G),‥‥が
取り出される時間を2.5秒遅くする。
また、物品(G),(G),‥‥が本流ライン(2)上
を搬送される時に生じるスリップ等を考慮して、本流ラ
イン(2)の駆動速度に代えて物品(G),(G),‥
‥毎のスリップ等を含む実際の搬送速度を予め登録し、
登録された搬送速度に基づいてオフセット値(α)を演
算するようにしてもよい。
また、支流ライン(1),(1),‥‥及び本流ライン
(2),(2),‥‥を1段だけ設けたり、3段以上設
けてもよいことは云うまでもない。
また、それぞれの支流ライン(1),(1),‥‥に大
きさの異なる複数種類の物品(G),(G),‥‥が載
置されている場合にも、本発明の物品の搬送方法が適用
され得ることも云うまでもない。
(発明の効果) 本発明の物品の搬送方法は、上述の如く本流ラインに連
続的に設定される仮想空間の大きさが、物品の大きさに
応じて、更には物品と物品との間に設けられる余裕空間
の大きさを一定にするようにして演算されているので、
合流後の物品の搬送間隔を物品の大きさに応じて狭く、
即ち物品の搬送密度を高くでき、物品の合流能力を高く
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の物品の搬送方法の実施に好適な物品の
搬送装置の一実施例を示す斜視図、第2図はその支流ラ
インの先端部を拡大して示す側面図、第3図は第2図の
平面図、第4図は本発明の物品の搬送方法の一実施態様
を説明するための説明図である。 (1):支流ライン、(2):本流ライン (G):物品、(β):仮想空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の支流ラインから本流ラインに物品を
    合流する物品の搬送方法において、上記本流ラインに、
    上記物品の合流順序及び上記物品の大きさに応じた仮想
    空間を予め連続的に設定し、所定の仮想空間が合流され
    るべき物品に対向する位置に到達したとき、上記物品を
    上記本流ラインに合流させることを特徴とする物品の搬
    送方法。
  2. 【請求項2】仮想空間が、物品の長さ寸法に一定の余裕
    空間を加算した空間である、請求項1記載の物品の搬送
    方法。
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