JPH0680235A

JPH0680235A - 多領域アンスクランブラ

Info

Publication number: JPH0680235A
Application number: JP5129896A
Authority: JP
Inventors: Curtis E Lemay; カーティス・エドワード・ルメイ; James F Hergenrother; ジェイムズ・エフ・ハーゲンローザー
Original assignee: Mannesmann AG
Current assignee: Vodafone GmbH
Priority date: 1992-05-01
Filing date: 1993-05-06
Publication date: 1994-03-22
Also published as: EP0568168A1; AU3700493A; US5240101A; CA2095289A1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】ユニットの長さを増すことなく、処理容量が
増したアンスクランブラを提供する。【構成】複数の個別経路を左右のフレーム部材内にお
さめて一つの物品搬送面を構成させて成るローラーコン
ベアユニットにおいて、ローラーコンベアユニットの部
品排出の向きより一側方に偏る向きに物品を送るように
一定速度で回転する平行な複数のローラ２０，２２，２
４，４０，４１で前記各個別経路を構成し、前記各個別
経路の物品搬送速度を、ローラーコンベアユニットの前
記偏る向きには等しく又は段階的に遅くし、ローラーコ
ンベアユニットの物品排出の向きには等しく又は段階的
に速くし、ローラーコンベアユニットの物品排出端部で
は最高かつ一定とし、前記物品搬送面の前記偏る向き側
の上方に、同面に接近して物品案内柵を、長い物品の向
きをそろえるように設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、装置の長さが短くなっ
て来たけれども、その単位時間当たりに更に多数の物品
を整列させること(aligning)のできるアンスクランブラ
(unscrambler) を提供するものである。又、その設計
は、同装置の全長を能動的な整列機構として利用する。
更に、同アンスクランブラは、物品が装置に入ったなら
ば直ちに、複数の、速度間の差により分離を開始する。
又、本発明は、組み立て、及び必要なときに保守を容易
にする、簡単化された構造を提供するものである。

【０００２】

【従来の技術】多くのコンベアシステム、特に、物品出
荷或は積み換えの大規模ターミナルにおけるコンベヤシ
ステムが存在する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記システムにおい
て、取り扱うべき物品の体積量は不断に増加しつつあ
る。これに対処するため、スペースを増大させ、機械化
を促進し、又個々の物品を処理する速度を増大させて来
ている。ターミナルの面積及び人員、従って、取り扱い
の単位コストを著しく増すことを要しないならば、その
増加した物品の体積量は、実質的に更に高速な運転が可
能な新型の装置により取り扱われなければならない。か
かる事態を回避するためには、各工程をより効率的に処
理することによって、取り扱い時間が増すことを回避し
なければならない。このためには、その体積量を取り扱
い得るように、物品の処理速度を加速することが必要で
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、処理容量が著
しく増した物品アンスクランブラを提供することによ
り、上記の課題を達成するものである。該アンスクラン
ブラは、ユニットの長さを増すことなく、実質的に更に
高い分当たり処理率で物品を一列に効率的に排出するこ
とのできる手段を備えており、又は、該アンスクランブ
ラは、実質的にユニット長さが短かくて、取り扱い可能
な体積量が幾分、低下する程度で作動させることができ
る。

【０００５】物品推進搬送面は、各々が異なる速度で別
々に駆動される、複数の並び合った通路に分割されてい
る。物品は、同ユニットに入ったならば直ちに、同ユニ
ットを通る移動速度に関して区分され、同ユニットの一
側部に隣接する最高速の通路に導入され、同ユニットの
残りの幅は、隣接する通路よりも遅い速度の通路、及び
同通路と前記一側部との間の速度よりも遅い通路とい
う、少なくとも二つの他の導入通路に分割されている。
全ての通路により取り扱われる物品は、排出端に近づく
につれて、物品の導入箇所における遅い方の通路の下流
の、ユニット側方に移動し、これら通路は、最終的に合
体する。物品は、排出端に接近するにつれて、全ての物
品が等速度で移動するように本装置によって取り扱われ
る。

【０００６】

【実施例】符号１０は、無作為の、且つ不規則な順序で
受け取る物品の姿勢や間隔をそろえ(unscrambling)、且
つ一列に配列するためにコンベヤシステム内に取り付け
得るようにしたコンベアを示す。該コンベア１０は、複
数のローラにより形成される、一つの物品支持搬送面１
１を備えている。この物品搬送面１１は、その各側部が
フレーム部材１２、１２ａにより支持されている。これ
らフレーム部材１２、１２ａは、交叉部材１３により適
当な間隔で接続された溝形材であり（図２）、これは、
コンベアで従来から採用されている構造である。該フレ
ーム部材１２、１２ａの各々は、ローラ中心軸締め付け
部材１８のフランジ１５の下方に配置された、内方に伸
長しているフランジ１４を備えている（図４）。適当な
軸受ブロック１６、１６ａが締め付け部材１８のフラン
ジ１５の間に取り付けられ、ローラを支持するシャフト
１７の両端を着座させ且つ支持している。

【０００７】アンスクランブラの物品搬送面を形成する
複数のローラは、各々、別個の動力源により異なる速度
で駆動される複数の群として配置される。図１及び図３
に図示するように、第一の群のローラ２０は、その一端
がフレーム部材１２により支持され、その他端が、制御
部分２１ａ、２１ｂ（図１及び図３）を含む第一の中間
ローラ支持フレーム２１により支持されている。このロ
ーラ群は、物品を第二のローラ群２２に排出する。第二
のローラ群２２上を通過した物品は、最終のローラ群２
４に入る。第一の群２０内の複数のローラは、物品を９
１．４４ｍ（３００フィート）／分で搬送し得る速度で
駆動される。又、第二の群２２の複数のローラは、物品
を９１．４４ｍ（３００フィート）／分で搬送し得る速
度で駆動され、群２４の複数のローラは、物品を１２
１．９２ｍ（４００フィート）／分で搬送し得る速度で
駆動される。上述の、これらの速度は、更に速くし、又
は更に遅くてもよいから、単に一例である。しかし、こ
れらローラ群間に速度の差を与えることは、本発明の基
本的な特徴である。

【０００８】第一のローラ群２０の複数のローラは、駆
動ベルト３０により駆動される。第二のローラ群２２の
複数のローラは、ベルト３１により駆動される。最終の
ローラ群２４の複数のローラは、ベルト３２により駆動
される（図３）。アンスクランブラのフレームにより支
持され且つ該フレームの下方にある別個の原動機によ
り、これらベルトの各々は駆動される。

【０００９】ローラ群２０が位置を占めていないコンベ
ア面の部分からアンスクランブラに入る物品は、異なる
速度で推進される。これらの複数のローラは、ローラ支
持フレーム２１、２１ａ、２１ｂによりローラ群２０内
の複数のローラから分離されている。

【００１０】ローラ群２０に入らなかった物品を受け取
る複数のローラ群は、二つの物品経路に分割され、同経
路の最初のローラは異なる速度で作動し、これらの速度
は、共に、ローラ群２０の速度よりも遅い。ローラ群２
０に隣接し、アンスクランブラの受け取り端にあるロー
ラ群４０の複数のローラは、ローラ２０の速度よりも遅
い速度でベルト３３により駆動される。これらの複数の
ローラは、物品が５４．８６４ｍ（１８０フィート）／
分で移動するように駆動される。そのためには、物品を
加速する必要がある。ローラ群４０上を通過する物品
は、ベルト３１により駆動される、第二の群２２の複数
のローラ上に排出される。

【００１１】ローラ群２０に入る物品から最も離れた物
品は、ベルト３４により駆動されるローラ群４１（即
ち、図３の左側）に入る。ベルトは、物品を２５．９０
８ｍ（８５フィート）／分まで加速し得るようにした速
度で群４１の複数のローラを駆動することが望ましく、
物品は、この速度にて、ローラ群４０の複数のローラ上
に排出される用意が為され、ベルト３３によって推進さ
れる物品と一緒になる。ベルト３３により駆動されるロ
ーラ上の物品と一緒になった後、同ローラ上の全ての物
品は、物品を９１．４４ｍ（３００フィート）／分に加
速するベルト３１により駆動される複数のローラ２２上
に約５４．８６４ｍ（約１８０フィート）／分の速度で
排出されるように加速される。

【００１２】群２２の複数のローラは、ローラ群２０に
より搬送された物品を搬送する距離は、短かい。しか
し、群２２の複数のローラは、ローラ群４０、４１から
受け取った物品の推進及び加速を更なる時間、継続し、
これら物品が、群２０のローラにより搬送された物品と
一緒になるのに必要な速度にする。これは、フレーム１
２ａと短かい副フレーム３９、３９ａとの間で伸長して
いるローラ群２２ａ、２２ｂにより、それぞれ行われ
る。副フレーム３９ａの端部にて、複数のローラ２２ｂ
上を搬送されて来た物品は、複数のローラ２４により形
成される最終搬送領域に入る。これらのローラ２４は、
駆動され、物品を１２１．９２ｍ（４００フィート）／
分に加速し、この速度にて物品はアンスクランブラから
排出される。

【００１３】このアンスクランブラの構造は、著しく異
なる範囲の速度で受け取った物品の速度を均一にする手
段を提供する。このような広範囲の速度で装置に入る、
寸法の異なる物品を所定間隔に整列させ且つ加速しよう
とするときに従来この型式の装置で経験された、物品の
損傷という問題点が、これによって解決された。又、こ
の問題を解決するのに、この構造は、内部の障壁(barri
ers)を使用せず、その代わり、複数の物品の速度がこれ
ら物品が一緒になるのを許容する迄、これら速度の異な
る複数の物品を分けておく形状及びパターンの複数の群
として複数のローラを配置することに完全に依存する。
これに関連して、支持フレーム２１、２１ａ、２１ｂ、
３７、３８、３９、３９ａの何れも、図６及び図７に図
示するように、アンスクランブラの搬送面１１を一緒に
形成する、ローラの頂部よりも上に出ないことが重要で
ある。

【００１４】漸進的に一緒になって行く複数の搬送路内
に複数のローラ群を配設することの利点の一つは、複数
の物品をコンベアの一側に沿って一列の並びに迅速且つ
確実に方向づけるのみならず、全ての物品をその長軸が
搬送方向に整合された状態に整理し得る点である。これ
は、ローラの、より高い表面速度による加速効果によっ
てのみならず、搬送面の全体において、コンベア面の横
断方向全体に亙って障害物がないということによっても
実現される。このように、まだ前記のようには整理され
ていない一物品の一端が、より遅い中間速度で駆動され
ている一又は複数のローラに接触したならば、同物品
は、直ちに回転させられ、その結果、その長い方の軸線
がアンスクランブラの表面上の移動方向に整合する。ロ
ーラの回転速度が高速であるため、この整合は、極めて
迅速に実現される。物品の迅速な整合は、ユニットの物
品搬送速度を増す能力の点で極めて重要なことである。

【００１５】いくつかの設置例において、二つのコンベ
アラインを設置することを不要にするため、物品は、中
央処理ステーションに搬入され、このステーションで、
物品は、スキッド又はパレット上に積載するために個々
の貨物場に搬送すべく識別され、次に、その物品を注文
した個々の顧客施設に輸送すべくトラックに積載され
る。いくつかの施設においては、識別された物品は、同
一のコンベアによって適当な貨物積載場までの距離の少
なくとも途中まで輸送される。いくつかの大型の倉庫施
設では物品が特定の時間の間に貯蔵所から搬出され、別
の時間にトラックに積載されるため、これは可能であ
る。このように、コンベアの方向を逆にすることによ
り、アンスクランブラを使用して、物品をトラック積載
ステーションへ移動させ、又はこの距離の少なくとも相
当部分に亙って移動させることができる。コンベアをこ
のように使用するとき、アンスクランブラのローラの回
転方向は、逆にされ、物品は、最初にローラ２４によっ
て受け取られる。この場合、ユニットは、物品整列装置
(singulator)としてのみ使用され、物品の加速及び整列
(singulating) の双方を行うユニットとしては使用しな
い。ユニットがこのように使用されるとき、ベルト３
０、３１、３２は、全て等速度で駆動され、物品は、側
部材１２寄りに移動させられ、整列される。物品がアン
スクランブラの面上を動く速度を著しく遅くせずに物品
の整列(singulation) を行うため、ベルト３０、３１、
３２により駆動される複数のローラに共通なコンベア面
の側部に沿って、たとえば８９．９１６ｍ（２９５フィ
ート）／分のような適当な速度で駆動されるベルト５０
（図１及び図１２）が設けられる。このベルトの面は鉛
直であり、物品とコンベア側部との接触を阻止するのに
十分なように、搬送ローラの表面の上方にある。同ベル
トの表面速度は、ローラの表面速度よりも僅かに遅いた
め、物品は、お互いに十分にぶつかり合いをさせられ、
ユニットから排出されるときまでに整列させられる。物
品がローラ２２のうちの最初のものに達するときまで
に、物品は、これらの群のローラとの接触を部分的に、
又は完全に回避するのに十分なほどに、側部材１２寄り
に変位させられる。しかし、このような変位が生じない
場合であっても、この領域内の全てのローラは、等速度
で駆動されており、物品を迅速に側部レール１２寄りに
十分に動かせて、物品が副フレーム３９、３９ａの反対
側のローラに接触しないようにするであろう。

【００１６】各種のローラ群は、その主たる目的のため
に、即ち、多領域の物品アンスクランブラとして使用さ
れるとき、異なる速度で駆動されるので、各ローラ群
は、適当な減速装置又は制御装置（図示せず）を介して
個別の原動機（図１）によって駆動される。従って、ロ
ーラ２０用のベルト３０は、原動機６０によって駆動さ
れる。原動機６１、６２は、ベルト３１、３２を駆動す
る。ベルト３３、３４は、それぞれ原動機５３、５４に
よって駆動される。ローラ２４は、ベルト３２によって
駆動される。前記ベルトの各々は、それ自体の原動機に
よって別個に駆動されるため、物品をアンスクランブラ
上で調和的に且つ効果的に動かすべくベルトの速度を調
節することは、比較的容易である。又、物品の移動方向
を逆にするときなど、ユニットの構成部品を使用しない
とき、ベルト３３、３４の駆動装置は作動させる必要が
ない。これら駆動装置は、その構造及び使用方法がコン
ベアの分野で周知であるため、その何れも図示し、又は
詳細に説明することはしない。

【００１７】ローラが物品を矢印Ａ（図１）の方向に移
動させるように駆動されたとき、全ての群のローラは、
物品をフレーム部材１２ａ側に片寄らせるので、アンス
クランブラには、斜めの柵セグメント７０が設けられて
いる。これら柵セグメント７０は、搬送面より上にあ
り、故に、側部レール１２ａに接近する全ての物品に係
合する。通常は、これら柵セグメントは、１９８１年８
月１８日付けでブロウワー(Brouwer) に付与された米国
特許第４，２８４，１８６号に開示されているように、
全て斜めに同一方向に向いており、その下流側端末が、
コンベアの表面上を移動する物品の経路内に更に伸長し
ている。しかし、本件の構造においては、これら柵セグ
メントのうちでいくつかのものは、反対方向に角度が付
けられている。反対方向の角度に向けられたこれらの柵
セグメント７１は、細長い部品の回転を促進し、その結
果、これら物品がアンスクランブラから排出されると
き、全ての物品の最大寸法部分が物品の移動方向に整合
させられるように設計されている。反対方向の角度に向
けられたこれらの柵セグメント７１は、物品の回転を促
進し得るように設計されており、物品がアンスクランブ
ラから離れるときに物品の軸線方向を等しくすることを
求める。このことは、このアンスクランブラの前進速度
が従来のユニットのそれよりも著しく高速であるため、
重要なことである。又、アンスクランブラの長さは、そ
の作動速度を考慮すれば著しく短かい。従って、充分に
加速された物品の流れに別の物品が接近し、その流れに
入るときに積極的に物品を迅速に整列させるための手段
を提供することが必要である。斜めの柵セグメント７１
が反対方向を向いていることが、この問題点を解決する
のに有効であることが判明した。

【００１８】騒音を軽減し且つ組み立て及び保守の双方
を容易にするために、従来の単一のシャフト取り付け具
に代えて、長いシャフト支持体が使用される（図８乃至
図１１）。騒音を軽減するためには、これらシャフト取
り付け具８０は、ナイロンのような適当なプラスチック
で成形される。その結果、単一ローラのシャフト、又は
軸心を共有する一対のローラの複数のシャフトの何れか
を着座させる複数のシャフト穴８２を有する長い成形片
８１が得られる。これら成形片８１は、適当な締結手段
により、コンベアフレームに固着される。ローラを配置
した後、キャップ片８３をかぶせ、次に該キャップ片
を、穴８５に取り付けた適当な締結具８４により固着す
ることによって当該シャフトはとりつけられる。図５か
ら理解されるように、ローラ同志は、物品と最大限、接
触可能であるように狭い離間状態にする。このことは、
ローラが物品を所望の速度にまで迅速に加速することを
可能にするために重要である。

【００１９】

【発明の効果】上記の説明から、本発明は、物品が排出
のために加速され且つ配列されるとき、物品同士が損傷
するように干渉することなく、大量の物品を取り扱うこ
とのできる、長さが短かく且つ高速度で作動する、物品
速度均一化及び整列装置を提供するものであることが理
解されよう。又、本発明の変形が可能であり、これら
は、明確に特許請求の範囲の文言によって除外されない
限り、特許請求の範囲に包含されるべきであることが理
解されよう。

【図面の簡単な説明】

【図１】物品搬送ローラの下方の駆動装置を破線で仮想
状態に示した、ローラを備えるアンスクランブラの平面
図である。

【図２】物品搬送ローラ及び駆動ベルトを省略した、前
記装置の物品受け取り端におけるローラ支持フレームの
部分拡大平面図である。

【図３】各速度変化領域の開始端及び最終端におけるロ
ーラのみを示す、図１と同様の図である。

【図４】図３の面ＩＶ−ＩＶに沿った部分側面断面図で
ある。

【図５】図３の面Ｖ−Ｖに沿った部分側面断面図であ
る。

【図６】アンスクランブラの一端におけるローラ支持体
の部分平面図である。

【図７】側部フレーム部材の一つにおける典型的なロー
ラ支持体の側面断面図である。

【図８】典型的なローラ支持体の底部側半分の平面図で
ある。

【図９】図８に示したローラ支持体半分の側面図であ
る。

【図１０】図８に示したローラ支持体の、キャップの平
面図である。

【図１１】図１０に示したキャップの側面図である。

【図１２】アンスクランブラ上の物品の移動方向を逆に
したときに使用される単一化ベルト(singulating belt)
の変形例の部分側面図である。

【符号の説明】

１０コンベア装置１１搬送面１２、１２ａフレーム部材２０第一の群のローラ２１ローラ支持用中間フレーム３０駆動ベルト３１、３２、３３、３４ベルト５０ベルト５３、５４原動機６０、６１、６２原動機７０、７１柵セグメントＡ矢印

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者ジェイムズ・エフ・ハーゲンローザーアメリカ合衆国、49341 ミシガン、ロックフォード、アロヨ・ヴィスタ・ドライヴ 6079

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】並列された供給源から不規則な順序及び
向きで受け取った物品の姿勢や間隔をそろえ、かつ、一
列に整列した状態で排出するコンベアであって、一対の
平行な側部フレーム部材と、中心軸線が平行であり且つ
前記側部フレーム部材に対し斜めになった互に平行状態
に配置されて物品搬送面を形成する複数のローラと、前
記側部フレーム部材から離れ且つ前記物品搬送面の長手
方向に伸びた複数のローラ支持用中間フレーム部材と、
前記中間フレーム部材各々の両側に設けられ軸心が一致
し、該中間フレーム部材の反対側のローラから分離し且
つ独立している複数の同心ローラとを備え、前記中間フ
レーム部材中のいくつかが前記側部フレーム部材に対し
平行であり、前記中間フレーム部材が前記コンベアの前
記物品搬送面を複数の物品搬送領域に分割し、前記コン
ベアの物品受け取り端における前記物品搬送領域の一つ
が、前記コンベアの全幅における更に小さな一部分であ
る幅を有し、更に、その横に位置する、物品搬送面の残
り部分を形成するローラの周速度よりも速い周速度で同
物品搬送領域の同一つにおける前記ローラを駆動する手
段を備えたことを特徴とするコンベア。
【請求項２】並列された供給源から不規則な順序及び
向きで受け取った物品の姿勢や間隔をそろえ、かつ、一
列に整列した状態で排出するコンベアであって、一対の
平行な側部フレーム部材と、中心軸線が前記側部フレー
ム部材の軸心に対し斜めになった互に平行状態に配置さ
れて物品搬送面を形成する複数のローラと、前記側部フ
レーム部材から離れ且つ前記物品搬送面の長手方向に伸
びた複数のローラ支持用中間フレーム部材と、前記中間
フレーム部材各々の両側に設けられ軸心が一致し、該中
間フレーム部材の反対側のローラから分離し且つ独立し
ている複数の同心ローラとを備え、前記中間フレーム部
材中のいくつかが前記側部フレーム部材に対し平行であ
り、前記中間フレーム部材が前記コンベアの前記物品搬
送面の物品受け取り端を複数の物品搬送領域に分割し、
前記コンベアの物品受け取り端における前記物品搬送領
域の一つが、前記コンベアの全幅における更に小さな一
部分である幅を有し、更に、その横に位置する、前記物
品搬送面の残り部分を形成するローラの周速度よりも速
い周速度で同物品搬送領域の同一つにおける前記ローラ
を駆動する手段を備えたことを特徴とするコンベア。
【請求項３】一中間フレームの一セグメントが該一中
間フレームの排出端に配置され、前記物品搬送領域の一
つから横方向反対側にある中間フレームの側方に位置す
るコンベア床の部分の前記複数のローラ上を通過した物
品から離れるように物品を案内するために該一中間フレ
ームのセグメントが複数のローラ軸線に交わり且つ前記
側部フレーム部材に対し平行であることを特徴とする請
求項２に記載のコンベア。
【請求項４】前記セグメントのうち複数のものが、前
記物品の搬送面の側部に沿って配設され、前記複数のロ
ーラの上流端を支持し、前記複数のセグメントの各々
が、前記コンベアの、隣接する側部部材により前記コン
ベア面に対し個々にとりつけられ且つ該コンベア面の上
方に支持され、前記複数のセグメントのいくつかが前記
物品搬送面の、隣接する側部に対し斜めになり、前記物
品搬送面上の物品移動方向の下流端が、その上流端より
も前記コンベアの、隣接する側部から更に離れるように
離間され、前記複数のセグメントの他の部分が前記コン
ベア面の、隣接する側部に対し斜めになり、同他の部分
の上流端が前記コンベアの、隣接する側から最も離れる
ようにしたことを特徴とする請求項２に記載のコンベ
ア。
【請求項５】前記側部部材から更に離された下流端を
有する前記複数のセグメントが、各々、前記複数のセグ
メントを有する複数の群として配置されたことを特徴と
する請求項４に記載のコンベア。
【請求項６】前記隣接する側部部材に近い方の下流端
を有する複数のセグメントが前記複数の群の間に配置さ
れたことを特徴とする請求項５に記載のコンベア。
【請求項７】物品の姿勢や間隔をそろえ、かつ、一列
に整列させる前記コンベアの排出端に近接する、前記複
数のセグメント中のものが、前記側部フレーム部材中の
隣接するものに対し平行であり且つ該隣接するものに着
座していることを特徴とする請求項４に記載のコンベ
ア。
【請求項８】前記ローラ支持用中間フレームの両側部
の各ローラ群を異なる速度で駆動するための、それぞれ
別個の手段が設けられ、物品を前記コンベアの長手方向
に互いに分離させるために前記各ローラ群の速度がその
直ぐ上流のローラ群の速度よりも大きいことを特徴とす
る請求項２に記載のコンベア。
【請求項９】前進運転時に物品を送り出す前記コンベ
アの側部に隣接する各一端を有する全てのローラが可逆
駆動手段を備え、同可逆駆動手段が、作動されたとき、
前記コンベアの上の物品をさもなければ物品の導入端と
なる、同コンベアの端部に向けて推進し、同コンベア上
の物品が、同物品自身を同コンベアの前記側部に沿って
整列させるようにしたことを特徴とする請求項２に記載
のコンベア。
【請求項１０】並列された供給源から不規則な順序及
び向きで受け取った物品の姿勢や間隔をそろえ、かつ、
横一列に整列した状態で排出するコンベアであって、一
対の平行な側部フレーム部材と、前記物品の移動を前記
コンベアの一側部寄りに横方向に片寄らせるために中心
軸線が前記側部フレーム部材に対し斜めになったすべて
互いに平行状態に配置されて物品搬送面を形成する複数
のローラと、前記コンベアの長手方向に伸びており且つ
前記コンベアの両側部から離間され、前記コンベアの両
側部の長手方向軸線に対し斜に位置し、更に、前記コン
ベアの物品受け取り端において、隣接する側部フレーム
部材に最も近接し、前記物品受け取り端から離れるにつ
れて漸進的に幅が増す物品搬送経路を形成するローラ支
持用中間フレームとを備え、前記物品搬送面上の物品の
移動の下流側に伸長した前記ローラ支持用中間フレーム
の一部が、前記物品搬送経路に沿って搬送される物品を
「前記ローラ支持用中間フレームと前記側部フレーム部
材中の反対側のものとの間になる、前記物品搬送面の部
分」の上を移動する物品の経路から横方向に離れる方向
に案内するために前記側部フレーム部材に対し略平行に
前記ローラ支持用中間フレームの受け取り端から伸長し
ていることを特徴とするコンベア。
【請求項１１】並列された供給源から不規則な順序及
び向きで一端部において受け取った物品の姿勢や間隔を
そろえ、かつ一列に整列した状態で排出するコンベアで
あって、一対の平行な側部フレーム部材と、中心軸線が
前記側部フレーム部材に対し斜めになった互に平行状態
に配置されて物品搬送面を形成する複数のローラと、前
記側部フレーム部材から離れ且つ前記物品搬送面の長手
方向に伸び、前記コンベアの前記物品搬送面を複数の物
品搬送領域に分割する複数のローラ支持用中間フレーム
部材と、前記中間フレーム部材各々の両側に設けられ軸
心が一致し、該中間フレーム部材の反対側のローラから
作用上、分離し且つ独立している複数の同心ローラと、
各物品搬送領域内のローラを他方の物品搬送領域内のロ
ーラの速度と異なる速度で駆動する複数の独立した駆動
手段とを備え、前記コンベアの物品受け取り端における
前記搬送領域の一つが、前記コンベアの全幅の僅かな一
部である幅を有し、同領域のローラが、その横方向に位
置して残った物品搬送面部分を形成するローラの周速度
よりも高い周速度で駆動されることを特徴とするコンベ
ア。
【請求項１２】不規則に受け取った物品の姿勢や間隔
をそろえ、かつ、一列に整列した状態で排出するコンベ
アであって、前記複数のローラが側部フレーム部材に対
し斜めにあることにより、搬送された物品を、より遅い
速度で移動する物品を最初に搬送するコンベア側部に片
寄らせ、更に、前記一つの搬送領域内の物品を片寄らせ
る手段であって、同心ローラの軸線上を移動させられる
全ての物品が略等しい前進運動に達するまで、前記中間
フレーム部材の一つの両側部における同心ローラ上を移
動させられる物品の経路が、より遅い速度で推進される
前記物品経路に入らないようにする手段を備えたことを
特徴とする請求項１１に記載のコンベア。
【請求項１３】その物品受け取り端にて前記ローラ支
持用中間フレームに最も近い前記コンベアの前記側部
が、長さの一部分を長手方向に伸長させる直立したベル
ト支持体と、前記一側部に隣接して物品支持床を形成す
る全てのローラの回転方向を逆にし、装置がアンスクラ
ンブラとして用いられるときとは反対方向に物品を搬送
する手段とを備えることを特徴とする請求項１０に記載
のコンベア。
【請求項１４】一端で受け取った物品の姿勢や間隔を
そろえ、かつ、一列に整列した状態で排出するコンベア
であって、前記中間フレーム部材の全てが、前記複数の
ローラの上面より下方に配置され、これにより、物品が
前記複数のローラの頂部により形成される搬送面の上を
横方向に動き得るようにしたことを特徴とする請求項１
１に記載のコンベア。
【請求項１５】複数の供給源から不規則な順序及び向
きで受け取った物品の姿勢や間隔をそろえ、かつ、一列
に整列した状態で排出するコンベアであって、一対の平
行な側部フレーム部材と、互いに平行状態に配置され且
つ前記側部フレーム部材に対し小さい角度を成すように
配置されて物品搬送面を形成する複数のローラと、前記
側部フレーム部材の双方から離間され且つ前記物品搬送
面に対し長手方向に伸びた複数のローラ支持用中間フレ
ームと、前記中間フレーム部材の各々の両側部に設けら
れて一側部側のものは他側部側のものと分離し且つ独立
した複数の同心ローラとを備え、前記中間フレーム部材
が、前記コンベアの物品搬送面を複数の物品搬送領域に
分割し、前記コンベア面の横方向の各領域内の複数のロ
ーラが異なる周速度で駆動され、前記コンベアの物品受
け取り端の前記物品搬送領域の一つが、前記コンベアの
全幅の小さな一部である幅を有し、更に、同物品搬送領
域のローラを同領域の横方向の物品搬送面の残り部分を
形成するローラの周速度よりも速い周速度で駆動する手
段を備えたことを特徴とするコンベア。
【請求項１６】複数の供給源から不規則な順序及び向
きで受け取った物品の姿勢や間隔をそろえ、かつ、一列
に整列した状態で排出するコンベアであって、前記複数
のローラの全てのローラの上縁が共通の一平面内にあ
り、前記ローラ支持用中間フレームの全てにおける頂部
が同共通の一平面の下方の一平面内にあることを特徴と
する請求項１５に記載のコンベア。
【請求項１７】複数の供給源から不規則な順序及び向
きで受け取った物品の姿勢や間隔をそろえ、かつ、一列
に整列した状態で排出するコンベアであって、前記複数
のローラの全てのローラによって搬送される物品が、前
記物品搬送面の排出端に達する前に、一列に整列させら
れることを特徴とする請求項１５に記載のコンベア。