JPH0679875B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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JPH0679875B2
JPH0679875B2 JP59179862A JP17986284A JPH0679875B2 JP H0679875 B2 JPH0679875 B2 JP H0679875B2 JP 59179862 A JP59179862 A JP 59179862A JP 17986284 A JP17986284 A JP 17986284A JP H0679875 B2 JPH0679875 B2 JP H0679875B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はインク層の熱溶融性を利用して転写紙上に印字
記録を行なうための熱転写記録媒体に関する。
従来技術 熱転写記録媒体(いわゆるインクリボン)としてポリエ
ステルフィルムのような耐熱性支持体上に螢光物質を含
有する熱溶融性インク層を設けたもの特開昭59−54598
号公報)が知られている。一般に螢光物質は着色力が小
さいため、インク層中に多量に添加しないと、満足な色
濃度及び螢光色が出ないため、この記録媒体の場合は螢
光物質をインク層に対し10〜60重量%使用している。し
かしこのように螢光物質を多量に用いると、今度は熱転
写特性及びインク層の接着強度が低下する。そこでこの
記録媒体の場合はホツトメルト接着剤を併用してこの問
題を解決している。
しかしこの熱転写記録媒体では螢光物質の多量の添加に
よつて良好な色濃度及び螢光色が得られる代りに、印字
品質が劣化する上、ホツトメルト接着剤の使用により、
印字記録時に転写紙とリボンとの剥離音が生じたり、積
重ねて保存した際、ブロツキングが発生する等の問題が
あつた。
目 的 本発明の目的は転写印字品質に優れ、転写画像における
色濃度が高いと共に、高強度の螢光色が得られ、且つ剥
離音やブロツキングの発生がない熱転写記録媒体を提供
することである。
構 成 本発明の熱転写記録媒体は、耐熱性支持体上に着色剤、
ワックス類および結着剤を主成分とする熱溶融性インク
層を設けた熱転写記録媒体において、インク層中に蛍光
染料のワックス状物質固溶体または樹脂固溶体を含有す
るものであって、該固溶体の濃度が該支持体近傍におい
てより高いことを特徴とするものである。
本発明者は熱転写印字品質を悪化することなく、印字画
像の色濃度、螢光強度を満足させるべく熱溶融性インク
層を有する熱転写記録媒体について鋭意研究を重ねた結
果、本発明を完成するに至つた。
螢光物質と着色剤とを混合使用した場合、着色剤が螢光
を吸収するような吸収帯を持つものであれば、この混合
物(固体状態)の螢光強度には体積内部方向の螢光物質
の関与が極めて小さい。これは着色剤のフイルター効果
及び螢光の再吸収によるものと考えられる。従つて印字
画像の表面近傍にいかに多くの螢光物質が存在するかに
よつてその螢光強度は決まるといつてよい。
本発明の熱転写記録媒体は支持体近傍に、より多くの蛍
光染料のワックス状物質固溶体又は樹脂固溶体(以下蛍
光物質という)を存在させることによつて、熱転写印字
画像の表面又はその近傍に、より多くの螢光物質を存在
させることができ、こうして高強度の螢光を発すること
が可能である。
本発明の熱転写記録媒体を図面によつて説明すると、第
1図においてこの記録媒体1は耐熱性支持体10上に熱溶
融性インク層11を設けてなり、前記インク層11は耐熱性
支持体10の近傍には螢光物質2を、また層表面近傍には
着色剤3を存在させたものである。螢光物質2及び着色
剤3はワツクス類及び結着剤4によつて固着されてい
る。第3図は本発明の熱転写記録媒体の他の例であり、
この記録媒体1は耐熱性支持体10上に螢光物質2を含有
する第一熱溶融性インク層13と着色剤3を含有する第二
熱溶融性インク層14を順次設けてなるものである。4は
ワツクス類及び結着剤である。
従つて例えば第1図のような熱転写記録体を用いて転写
紙に印字記録を行なえば、第2図に示すようにサーマル
ヘツド5のような印字手段によつて熱溶融性インク層11
は転写紙6上に溶融転写され、印字画像表面には螢光物
質2が、またその下には着色剤3が存在する、螢光強度
も色濃度も高い画像12が形成される。
本発明の熱転写記録媒体を作る方法としては(1)螢光
物質を含有する熱溶融性インクと、着色剤を含有する熱
溶融性インク(螢光物質は含有しない)とを別々に用意
し、耐熱性支持体上に螢光物質含有インク、着色剤含有
インクの順に塗布して2層型の熱溶融性インク層を形成
する方法、(2)螢光物質と着色剤との比重差を利用し
て螢光物質はより支持体側に、また着色剤をよりインク
層表面に存在するように、耐熱性支持体上に螢光物質及
び着色剤を含む熱溶融性インクを塗布して1層型の熱溶
融性インク層を形成する方法等があるが、(1)の方法
が有利である。(1)の方法について更に詳しく説明す
ると、耐熱性支持体上に螢光物質、ワツクス類及び結着
剤を含有する熱溶融性インク(以下、螢光インクとい
う)を溶融塗布して1〜4μ厚程度の第一熱溶融性イン
ク層を形成した後、その上に着色剤、ワツクス類及び結
着剤を含む熱溶融性インク(以下、着色インクという)
を溶融塗布して1〜4μ厚程度の第二熱溶融性インク層
を形成することにより、積層型の熱溶融性インク層を有
する熱転写記録媒体が得られる。但し熱溶融性インク層
全体の厚さは3〜6μ程度が好ましい。これらのインク
層中にはその他の成分として柔軟剤等の添加剤を添加す
ることができる。また(2)の方法でもこの種の添加剤
を使用することができる。いずれにしても(1)の方法
においては塗膜形成時に両インク層が熱拡散によつてな
るべく混和しないように、インクの塗布(及び必要あれ
ば乾燥)は速やかに行なう。また印字記録の条件によつ
ては螢光インクが完全に転写されず印字物に螢光ムラを
生じることがある。この場合は各インクに用いるワツク
ス類として転写性のすぐれているカルナバワツクス、水
添ヒマシ油硬化物、キヤンデリラワツクス等を用いる
か、或いは印字後のヘツドの剥離時期を通常よりも若干
遅らせると良好な結果が得られる。
以上のように熱溶融性インク層を2層として形成する場
合、或いは前記(1)の方法のように熱溶融性インク層
を1層として形成する場合のいずれにおいても、螢光物
質、着色剤、ワツクス類、及び結着剤の使用量は熱溶融
性インク層全体に対し夫々5〜40重量%、1〜30重量
%、40〜90重量%、2〜20重量%とするのが適当であ
り、特に10〜25重量%、3〜15重量%、75〜85重量%、
3〜15重量%とするのが好ましい。添加剤の使用量は通
常、熱溶融性インク層全体に対し2重量%以下である。
次に本発明で使用される各成分について説明する。
蛍光物質は、蛍光染料のワックス状物質固溶体又は樹脂
固溶体であり、チオフラビン(CI49005),ベーシック
イエローHG(CI46040),フルオレセイン(CI45350),
ローダミンB(CI45170),ローダミン6G(CI45160),
エオシン(CI15380),一般的な白色の蛍光増白剤、例
えばCIフルオレッセントブライテニングエージェント8
5,同166,同174等の蛍光染料ポリメタクリル酸エステル
固溶体、ポリ塩化ビニル固溶体、塩化ビニル〜酢酸ビニ
ル共重合体固溶体、アルキド樹脂固溶体、芳香族スルホ
ンアミド樹脂固溶体、ユリア樹脂固溶体、メラミン樹脂
固溶体、ベンゾグアナミン樹脂固溶体、及び以上の樹脂
原料の共縮合固溶体等が挙げられる。
次に本発明の螢光物質の螢光染料の樹脂固溶体の製造法
について説明する。この樹脂固溶体は塊状樹脂粉砕法、
乳化重合法、樹脂析出法等により製造できる。ここで塊
状樹脂粉砕法(英国特許第845462号)は樹脂及び螢光染
料を溶融混和後、冷却固化せしめ、得られた塊を粉砕す
るという方法であり、乳化重合法(英国特許第822709
号)は螢光染料の熱水溶液に、乳化重合による樹脂粉末
を加えて染料を樹脂粉末に吸尽せしめ、ついでこれを
過乾燥するという方法であり、また樹脂析出法は樹脂の
水溶性塩及び螢光染料を溶解した水溶液にAl2(SO4
・8H2Oのよりな水溶性金属塩の水溶液に加えて反応さ
せ、必要あれば液を酸性にして溶存する樹脂を、螢光染
料を付着したまま、金属塩として析出させ、ついでこれ
を過乾燥するという方法である。なお以上のようにし
て得られる螢光染料の樹脂固溶体中の螢光染料の割合は
0.1〜5.0重量%程度が適当である。次に前記各方法によ
る螢光染料の樹脂分散物の製造例を示す。
塊状樹脂粉砕法による例: (1)ベンジルスルホンアミドホルムアルデヒド樹脂36
0部 (2)B−状態の非変性メラミンホルムアルデヒド樹脂
78.4部 (3)ローダミンBエキストラ 4.02部 (4)ローダミン6GDNエキストラ 4.02部 (1)を125℃にて融解し、(2)を加えて溶解する。
樹脂が135℃にて透明になつたところで温度を170〜180
℃に上げる。(3),(4)を加えて溶解し、冷却して
固めた後、粉砕すると、青赤色の螢光を発する樹脂固溶
体が得られる。
乳化重合法による例: (1)3,6−ビスジエチルアミノ−9−(2′−カルボ
キシフエニル)キサンテニルクロリド 1部 (2)ジアセトンアルコール 3部 (3)水 300部 (4)蟻酸 0.1部 (5)入荷重合によるボリ塩化ビニル粉末 100部 (1)を(2)と(3)と(4)に溶解し、80〜100℃
に熱する。(5)を加えてかき混ぜながら80〜100℃に
保ち、染料を吸尽せしめる。水洗し、80〜120℃にて乾
燥すると赤色の螢光を発するマゼンタ色の樹脂固溶体が
得られる。
樹脂析出法による例: (1)安息香酸変性ペンタエリトリツト−無水フタル酸
アルキド(酸価91)27.5% 100部 (2)水酸化アンモニウム(28%NH3) 25部 (3)水 500部 (4)ローダミンB塩基 1.8部 (5)ローダミン6G 1部 (1)を(2)と(3)の混合液に溶かしてアンモニウ
ム塩をつくり(4),(5)をこのアンモニウム塩溶液
を溶かす。この溶液を水2100部で希釈し、硫酸アルミニ
ウム・オクタデカハイドレートの10%水溶液200部を撹
拌下に滴下反応させる。ここで析出した反応混合物がア
ルカリ性であれば、希薄酸、たとえば10%酢酸を加えて
わずかに酸性にしなければならない。ついで反応混合物
を50℃で1時間撹拌しながら加熱し、過後、真空乾燥
し、ついで粉砕して青赤色の螢光を発する樹脂(アルミ
ニウム塩)固溶体を得る。
着色剤として使用される染料又は顔料はこの分野で通常
使用されているものでよい。即ち染料としては油溶性染
料例えばスミカロンバイオレツトRS、ダイアニクスフア
ーストバイオレツト3R−FS、カヤロンポリオールブリリ
アントブルーN−BGM(以上はアントラキノン系染
料)、カヤロンポリオールブリリアントブルーBM、カヤ
ロンポリオールダークブルー2BM、スミカロンジアゾブ
ラツク5G、ミクタセルブラツク5GH(以上はアゾ系染
料)、ダイレクトダークグリーンB、ダイレクトブラウ
ンM、ダイレクトフアーストブラツクD(以上は直接染
料)、カヤノールシリングシアニン5R(酸性染料)、ス
ミカリルブルー6G、アイゼンマラカイトグリーン、ロー
ダミンB、ローダミン6G、ビクトリアブルー(以上は塩
基性染料)等が挙げられる。一方、顔料としてはビクト
リアブルーレーキ、無金属フタロシアニン、フタロシア
ニン、フアーストスカイブルー、パーマネントレツド4
R、ブリリアントフアーストスカーレツト、ブリリアン
トカーミンBS、パーマネントカーミンFB、リソールレツ
ド、パーマネントレツドF5R、ブリリアントカーミン6
B、ピグメントスカーレツト3B、ローダミンレーキB、
ローダミンレーキT、アリザリンレーキ、フアーストレ
ツド、ブライトレツトGトナー、リオノールレツドCP−
A、クロムイエロー(黄鉛)、ジンクイエロージンクク
ロメート(亜鉛黄)、レモンイエロー(クロム酸バリウ
ム)、カドミウムイエロー、ナフトールイエローB、ハ
ンザイエロー5G、バンザイエロー3G、ハンザイエロー
G、ハンザイエローA、ハンザイエローRN、ハンザイエ
ローR、ベンジジンイエロー、ベンジジンイエローG、
ベンジジンイエローGR、パーマネントイエローNCG、キ
ノリンイエローレーキ、フアーストイエロー等が挙げら
れる。なお本発明では耐光性、色移行性、耐溶解性等の
点から顔料が好ましい。
ワツクス類としてはカルナバワツクス、オーキユリーワ
ツクス、マイクロクリスタリンワツクス、パラフインワ
ツクス、セレシンワツクス、モンタンろう、キヤンデリ
ラワツクス、酸化ワツクス、ライスワツクス、水添ヒマ
シ油硬化物、セラツクろう、チユウハクろう、パームろ
う、密ろう、低分子量ポリエチレン、ポリステアリン酸
ビニル等の容易に熱溶融し得るワツクス又は樹脂が挙げ
られる。
結着剤としてはポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ
弗化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリス
チレン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリアミド、スチレン〜ブタジエン共重合体、アク
リロニトリル〜スチレン〜ブタジエン共重合体、アクリ
ル系樹脂、セルロースエステル類、セルロースエーテル
類、石油樹脂、ポリカプロラクトン等の容易に熱軟化又
は溶融し得る樹脂が挙げられる。
その他、添加成分である柔軟剤としては常温で油状のも
の、例えば流動パラフイン、鉱油、鯨油、菜種油等のブ
ロツキングを防止し得る物質が使用される。
以下に本発明の実施例を示す。なお部、%は全て重量部
である。
実施例1〜2 下記組成からなる両インクを夫々溶融分散して均一分散
体とした。
螢光インク(赤橙色螢光): FZ−3041レツドオレンジカラー(シンロイヒ(株)
製) 22.5部 カルナバワツクスNo.1 43.1部 キヤンデリラワツクス 28.8部 石油樹脂 4.7部 流動パラフイン 0.9部 ※ローダミンBエキストラ〜ローダミン 6GDN混合系(1:1重量比)のベンジルスルホンアミド・
ホルムアルデヒド樹脂固溶体。螢光染料量は全体の1.8
%、塊状樹脂粉砕法で製造。
着色インク(赤色): リノールレツドCP−A(東洋インキ社製) 10部 セイカフアーストイエロー2200M(大日精化社製) 5部 カルナバワツクスNo.1 39.5部 パラフイン(155゜F 39.5部 石油樹脂 5部 流動パラフイン 1部 次に6μ厚のポリエステルフイルム上に螢光インクを塗
膜厚が下記表−1に示す値となるように溶融塗布して第
一熱溶融性インク層(以下、螢光インク層という。)を
形成した後、その上に着色インクを塗膜厚が同表に示す
値となるように溶融塗布して第二熱溶融性インク層(以
下、着色インク層という。)を形成することにより、熱
転写記録媒体を作つた。
比較例1 実施例1で作つた両インクを螢光インク/着色インク=
3/2(重量)の比率で混合し、実施例1と同濃度の螢光
物質及び着色剤を含む混合インク(螢光物質13.5%、着
色剤6.0%)を調製し、これを6μ厚のポリエステルフ
イルム上に塗膜厚が5.0μとなるよう溶融塗布して熱溶
融性インク層が1層タイプの熱転写記録媒体を作つた。
比較例2 混合インクとして下記組成のもの(螢光及び着色インク
層全体に対し螢光物質25%、着色剤6%)を用いた他は
比較例1と同じ方法で熱溶融性インク層が1層タイプの
熱転写記録媒体を作成した。
混合インク: FZ3041レツドオレンジカラー 25部 リノールレツドCP−A 4部 セイカフアーストエロー2200M 2部 カルナバワツクス 35.1部 キヤンデリラワツクス 14.6部 パラフイン(155゜F 13.3部 石油樹脂 5部 流動パラフイン 1部 以上の記録媒体のインク層面に市販のPPC(普通紙複写
機)用転写紙を重ねたサーマルヘツドへの印加熱エネル
ギー0.50mJ/ドツト(8ドツト/mmヘツドにおいて)及び
押付け圧約500g/cm3の条件で記録媒体側からサーマルヘ
ツドを当て、その部分の各インク層を転写紙上に溶融転
写した後、100m sec後に記録媒体を転写紙面に対し鋭角
に引剥すことにより、印字記録を行なつた。その結果を
表−2に示した。
また以上の記録媒体及び印字物について螢光スペクトル
を測定し、表−2に示した。なお実施例1の記録媒体の
螢光スペクトルについては第5図にも示した。なお第5
図中、実線は指示体10側、破線は転写紙10′側を表わ
し、またAは励起スペクトル、Bは発光スペクトル、C
は支持体側と転写紙側との螢光強度の差を表わす。
この表から明らかなように同濃度の螢光物質を使用した
にも拘らず、本発明品は比較品に比べて高強度の螢光を
発している。比較品で実施例1と同強度の螢光を得るに
は比較例2のように螢光物質がインク層中に約25%必要
となり、その結果、特に印字の細線部にカスレが発生す
る。
効 果 以上の如く熱溶融性インク層中の螢光物質を支持体近傍
に含有させることにより、印字転写画像の色濃度及び螢
光色強度が高くなると共に、印字品質を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は本発明の熱転写記録媒体の断面図、
第2図はこの記録媒体を用いた印字記録法についての説
明図、第4図は実施例及び比較例で作つた熱転写記録媒
体の螢光スペクトルを測定するための説明図、第5図は
実施例1で作つた熱転写記録媒体の螢光スペクトルを示
す。 1……本発明の熱転写記録媒体 2……螢光物質、3……着色剤 4……ワツクス類及び結着剤 5……サーマルヘツド、6……転写紙 10,10′……耐熱性支持体(又は10は支持体側、10′は
転写紙側) 11……熱溶融性インク層、12……印字転写画像 13……第一熱溶融性インク層又は螢光インク層 14……第二熱溶融性インク層又は着色インク層 第5図の実線……支持体10側 第5図の破線……転写紙10′側 A……励起スペクトル、B……発光スペクトル C……支持体10側と転写紙10′側との螢光強度の差

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性支持体上に着色剤、ワックス類およ
    び結着剤を主成分とする熱溶融性インク層を設けた熱転
    写記録媒体において、インク層中に蛍光染料のワックス
    状物質固溶体または樹脂固溶体を含有するものであっ
    て、該固溶体の濃度が該支持体近傍においてより高いこ
    とを特徴とする熱転写記録媒体。
JP59179862A 1984-06-22 1984-08-29 熱転写記録媒体 Expired - Lifetime JPH0679875B2 (ja)

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