JPH0679791A - 表皮材の貼着方法 - Google Patents

表皮材の貼着方法

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JPH0679791A
JPH0679791A JP23362292A JP23362292A JPH0679791A JP H0679791 A JPH0679791 A JP H0679791A JP 23362292 A JP23362292 A JP 23362292A JP 23362292 A JP23362292 A JP 23362292A JP H0679791 A JPH0679791 A JP H0679791A
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JP23362292A
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Koji Sugiyama
康二 杉山
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上面に上部開口部25を形成した箱状の芯材21
の表面部21a に、表皮材22を真空成形法により貼着す
る。上側から押込みプラグ65を下降して、刃物55により
表皮材22を切断して上部開口部25を開口する。この上部
開口部25から押込みプラグ65を芯材21の内側に押し込
む。押込む過程で弾性押圧部61が表皮材22の端末部22a
を芯材21の裏面側に巻き込む。当接体53を上昇して弾性
押圧部61を偏平に押し潰す。外側に突出した弾性押圧部
61にて表皮材22の端末部22a を芯材21の裏面部21b に押
圧して貼着する。当接体53を下降して弾性押圧部61の形
状を復元する。押込みプラグ65を上昇して芯材21から引
き抜く。 【効果】 表皮材22の端末部22a を芯材21の端縁部25a
に作業性良く強固に巻き込み貼着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯材の表面側に表皮材
を貼着するとともに、この表皮材を芯材の端縁部に巻き
込んで貼着する表皮材の貼着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3−153340号
公報に記載された表皮材の貼着方法が知られている。
【0003】この表皮材の貼着方法では、芯材の裏面側
を支持する受型と、この受型の所定位置に形成された空
間部と、この空間部に進退可能に設けられた押圧弁と、
受型の空間部に対向して設けられた上型とを用いてい
る。
【0004】そして、例えば開口部を形成した芯材の表
面側に表皮材を貼着する際には、まず、受型の空間部と
芯材の開口部とを位置合わせして受型上に芯材を支持
し、この芯材の表面上に表皮材を略平面状に貼着する。
この状態で、押圧弁を後退させて表皮材を吸引し、空間
部内に表皮材を引き伸ばしながら引き込むとともに、上
型を前進させて芯材の開口部を閉塞する。ついで、押圧
弁を反転させて前進させることにより、芯材の開口部の
端縁部近傍の裏面側に、引き込んだ表皮材を押圧して接
着する。そして、上型を後退させて芯材を受型から取外
した後、引き込んだ表皮材の不要部分を切除することに
より、表皮材の端末部が芯材の端縁部に巻き込んで貼着
した状態になり、芯材の端縁部や表皮材の端末部が外部
に露出しないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成によると、空間部内に表皮材を引き伸ばしなが
ら吸引して引き込む必要があるため、伸びにくい材質の
表皮材や、通気性のある材質の表皮材を用いることはで
きず、手作業による巻き込み作業が必要になるとの問題
を有している。また、伸長可能な材質の表皮材であって
も、引き伸ばした部分の厚さ寸法が極端に薄くなった
り、外観が悪化したりするおそれがあるとともに、引き
伸ばした部分に強い反発力(収縮力)が生じ、強固な接
着が困難になるとの問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、芯材の表面側に表皮材を貼着するとともに、この
表皮材を芯材の端縁部に巻き込んで貼着する表皮材の貼
着方法であって、外観を良好にできるとともに、種々の
材質の表皮材を芯材に作業性良く確実に貼着できる表皮
材の貼着方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表皮材の貼着方
法は、芯材の表面部に表皮材を貼着するとともに、この
表皮材を前記芯材の端縁部に巻き込んで貼着する表皮材
の貼着方法であって、弾性変形可能な弾性押圧部と、こ
の弾性押圧部を押圧して変形させこの弾性押圧部を外側
に突出させる当接部とを備えた押込みプラグを用い、前
記芯材の表面部に前記表皮材を貼着し、この芯材の端縁
部から前記表皮材の巻込み部を突出する状態とし、前記
押込みプラグの弾性押圧部を前記芯材の表面側から裏面
側へ移動させ、前記弾性押圧部が前記芯材の端縁部近傍
を通過する状態で、この弾性押圧部を前記表皮材の巻込
み部に当接してこの巻込み部を前記芯材の裏面側に折り
返し、前記弾性押圧部が前記芯材の裏面側に位置した状
態で、前記当接部を前記弾性押圧部に押圧して外側に突
出させ、この突出した弾性押圧部により前記表皮材の折
り返された巻込み部を前記芯材の裏面部に押圧して貼着
するものである。
【0008】
【作用】本発明の表皮材の貼着方法では、芯材の表面部
に表皮材を貼着し、この芯材の端縁部から表皮材の巻込
み部を突出する状態とする。そして、押込みプラグの弾
性押圧部を、芯材の端縁部近傍を通過する状態で表面側
から裏面側へ移動させると、この弾性押圧部が表皮材の
巻込み部に当接し、この巻込み部が芯材の裏面側に折り
返される。ついで、弾性押圧部が芯材の裏面側に位置し
た状態で、当接部を弾性押圧部に押圧させ、この弾性押
圧部を外側に突出させる。そして、この突出した弾性押
圧部により、表皮材の折り返された巻込み部を芯材の裏
面部に押圧して貼着する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の表皮材の貼着方法の一実施例
の構成を図面を参照して説明する。
【0010】図2ないし図3において、11は本実施例の
貼着方法を用いて構成された成形品としての自動車のコ
ンソールボックスで、このコンソールボックス11は、上
下を開口した略箱状をなす外箱体12の内側に、上面を開
口した略箱状をなす内箱体15をねじ16にて取付けて構成
されている。
【0011】そして、外箱体12は、合成樹脂などにて形
成された芯材21と、この芯材21の表面部21a に図示しな
い接着層を介して貼着された表皮材22とから構成されて
いる。また、芯材21には、上面の略中央部と下面の全面
とにそれぞれ平面略矩形状の上部開口部25および下部開
口部26が形成されており、表皮材22の内側に形成された
巻込み部としての端末部22a が、この上部開口部25の端
縁部25a にて折り返されて芯材21の裏面部21b に貼着さ
れ、表皮材22の外側の端末部22b が、下部開口部26の端
縁部26a にて折り返されて芯材21の裏面部21b に貼着さ
れている。
【0012】なお、この表皮材22は、起毛トリコット、
モケット、ジャージ、ポリ塩化ビニール(PVC)シー
ト、あるいは、これらに発泡体シートを積層したものな
どから構成されている。
【0013】また、上部開口部25の端縁部25a にて折り
返された端末部22a は、ねじ16により係着された状態
で、芯材21の裏面部21b と内箱体15との間に挾持されて
いる。
【0014】次に、図1および図4を参照して、本実施
例の表皮材の貼着方法に用いる貼着装置を説明する。
【0015】この貼着装置は、芯材21を支持する受治具
31と、この受治具31の上方に設けられた巻込み装置32
と、図示しない表皮材22の支持装置となどから構成され
ている。
【0016】そして、受治具31には、芯材21の裏面部21
b の下部に嵌合してこの芯材21を支持する嵌合部35と、
この嵌合部35の内側に設けられた空間部36と、図示しな
い吸引ポンプなどに接続され嵌合部35の内外側の複数箇
所に形成された吸引孔37となどが設けられている。
【0017】また、巻込み装置32は、図示しない制御手
段により自動的に制御され、受治具31の上方に水平状に
支持された第1プレート41と、この第1プレート41の下
側に接離可能に支持された第2プレート42とを備え、こ
れらのプレート41,42はそれぞれ空気圧あるいは油圧な
どにより駆動される第1および第2シリンダ41a ,42a
に接続されて、上下方向に進退するようになっている。
また、これらのプレート41,42は、これらのプレート4
1,42を挿通するボルト44、このボルト44の先端部に取
付けられたストッパプレート45、およびこのボルト44に
挿通されたスプリング体46などからなるストッパ装置47
により連結されており、これらのプレート41,42間の離
間寸法が制限されているとともに、これらのプレート4
1,42が常時互いに接近する方向へ付勢されている。
【0018】そして、第1プレート41からは、下方に向
かって矩形板状のプラグ本体51が一体に垂直状に突設さ
れ、このプラグ本体51の下端部には、垂直板状の接続部
52を介して略矩形板状の当接部としての当接板53が水平
状に取付けられている。
【0019】さらに、この当接板53の下面には、平面略
X字状の刃物55が取付けられている。この刃物55は下側
に鋭利な刃部55a を有しており、この刃部55a は、水平
方向の中央部から四隅の端部に向かうにしたがって下方
に傾斜しているとともに、この四隅の端部は鋭角状に形
成されており、表皮材22に略X字状の切り込みを形成で
きるようになっている。
【0020】また、第2プレート42の下部には、弾性変
形可能な弾性体57がボルトなどのつなぎ体58を介して取
付けられている。この弾性体57は、筒状をなし、プラグ
本体51を摺動可能に覆っているとともに、下端部に平面
細長楕円形状の中空状をなす弾性押圧部61が一体に形成
されている。また、この弾性押圧部61の下端部にはプラ
グ本体51の接続部52が挿通する通孔62が形成されている
とともに、この弾性押圧部61の内側部には、この弾性押
圧部61の弾性変形を容易にする溝部63が形成されてい
る。
【0021】なお、当接板53の平面形状は、芯材21の上
部開口部25の平面形状よりも若干小さく、弾性押圧部61
の平面形状は、芯材21の上部開口部25の平面形状よりも
若干大きく形成されている。また、第1および第2プレ
ート41,42が互いに当接した状態では、弾性押圧部61の
下端部と、プラグ本体51の下部に取付けられた当接板53
とは、所定の間隔をもって離間するようになっている。
【0022】そして、これらのプラグ本体51、当接板5
3、刃物55、および弾性押圧部61を形成した弾性体57な
どにより、押込みプラグ65が構成されている。
【0023】また、表皮材22の支持装置は、表皮材22を
水平に保持した状態で、表皮材22を加熱できるととも
に、この表皮材22を上下に移動できるようになってい
る。
【0024】次に、この貼着装置を用いた作業工程を説
明する。
【0025】まず、巻込み装置32の第1プレート41およ
び第2プレート42を上側に後退させる。
【0026】そして、受治具31の嵌合部35に、表面部21
a 、上下の開口部25,26の端縁部25a ,26a 、および上
部開口部25近傍の裏面部21b に接着剤を塗布して接着層
を形成した芯材21を嵌合支持するとともに、図1に2点
鎖線にて示すように、これらの受治具31と巻込み装置32
との間に表皮材22を表面を上側にして略水平状に保持す
る。
【0027】そして、表皮材22を加熱してこの表皮材22
に柔軟性を与えた状態で、表皮材22を下降させるととも
に、受治具31の吸引孔37から空気を吸引し、いわゆる真
空成形法による加飾法により、芯材21の表面部21a に表
皮材22を密着して貼着する。
【0028】なお、このように、芯材21の表面部21a に
表皮材22を貼着した後は、受治具31の吸引孔37から空気
を吸引する必要はない。
【0029】ついで、図5に示すように、第1シリンダ
41a を駆動して、第1プレート41を第2プレート42に当
接して一体的に下降させ、押込みプラグ65を下降させ
る。すると、この押込みプラグ65の下端部に取付けられ
た刃物55の刃部55a が、受治具31に支持された芯材21の
上部開口部25を覆う表皮材22に当接する。
【0030】そして、さらに第1プレート41および第2
プレート42を下降させると、この刃物55によって表皮材
22が切断されて芯材21の上部開口部25が開口され、表皮
材22の内側の端末部22a が形成されるとともに、この上
部開口部25を挿通して、押込みプラグ65が芯材21の内側
すなわち受治具31の空間部36に押し込まれる。
【0031】また、押込みプラグ65の弾性押圧部61の平
面形状は、芯材21の上部開口部25の平面形状よりも若干
大きいため、この弾性押圧部61が上部開口部25を通過す
る状態で、弾性押圧部61は内側に変形しながら表皮材22
の端末部22a を芯材21の上部開口部25の端縁部25a に折
り返しながら弾性的に押圧して貼着する。
【0032】さらに、図6に示すように、弾性押圧部61
が上部開口部25を通過した時点で、第1シリンダ41a の
駆動を停止して、押込みプラグ65を停止する。この状態
で、弾性押圧部61は外側に復帰変形し、表皮材22の端末
部22a は芯材21の裏面部21b側へと折り返される。
【0033】ついで、第2プレート42を固定した状態
で、第1シリンダ41a を駆動して、第1プレート41を上
昇させる。すると、第2プレート42に取付けられた弾性
体57の内部を、第1プレート41から突設されたプラグ本
体51が摺接しつつ上昇し、プラグ本体51の下部に取付け
た当接板53が弾性体57の下部に設けた弾性押圧部61の下
部に当接する。
【0034】そして、さらに第1プレート41を上昇させ
ると、当接板53が弾性押圧部61を押圧し、弾性押圧部61
の内部の中空部61a を縮小させつつ弾性押圧部61を偏平
状に弾性変形させる。
【0035】そして、図7に示すように、第1プレート
41の下側に位置する第2プレート42が、ストッパ装置47
のスプリング体46を介してストッパプレート45に当接し
た状態で、第1シリンダ41a の駆動を停止して第1プレ
ート41を停止させる。この状態で、弾性押圧部61の中空
部61a はほぼ完全に押し潰されて弾性押圧部61は略板状
になり、この弾性押圧部61の周辺部は外側に突出し、表
皮材22の端末部22a を芯材21の裏面部21b に弾性的に押
圧して貼着させる。
【0036】そして、このように弾性押圧部61により表
皮材22の端末部22a を芯材21の裏面部21b に弾性的に押
圧して加圧密着する状態で、第1プレート41および第2
プレート42を所定時間保持し、表皮材22の端末部22a を
芯材21の裏面部21b に強固かつ確実に貼着して剥がれを
防止する。
【0037】ついで、第2プレート42を固定した状態
で、第1シリンダ41a を駆動して第1プレート41を下降
させ、第2プレート42の上側に第1プレート41を当接す
る。この状態で、図8に示すように、第1プレート41か
ら突設されたプラグ本体51が下降して、このプラグ本体
51の下端部に設けた当接板53が弾性押圧部61から離間
し、弾性押圧部61が中空状の形状に復帰変形する。
【0038】そして、第2シリンダ42a を駆動して、第
2プレート42を第1プレート41に当接して一体的に上昇
させ、押込みプラグ65を上昇させる。すると、図8に2
点鎖線にて示すように、上部開口部25を挿通して押込み
プラグ65が芯材21の外側に引き抜かれ、芯材21の上部開
口部25の端縁部25a への表皮材22の端末部22a の巻き込
み、貼着作業が終了する。
【0039】そして、芯材21を受治具31の嵌合部35から
取外し、表皮材22の周辺部の不要部分を切除して表皮材
22の外側の端末部22b を形成するとともに、この端末部
22bを芯材21の下部開口部26の端縁部26a に手作業など
で巻き込み貼着する。
【0040】以上により、芯材21への表皮材22の貼着作
業を完了する。
【0041】そして、本実施例の表皮材の貼着方法によ
れば、芯材21の表面部21a に表皮材22を貼着するととも
に、外側に突出可能な弾性押圧部61を有した押込みプラ
グ65を用いて、表皮材22の内側の端末部22a を芯材21の
上部開口部25の端縁部25a に巻込んで作業性良く貼着で
き、芯材21の端縁部25a や表皮材22の端末部22a が外部
に露出することなく外観を良好にできる。
【0042】また、表皮材22の端末部22a を巻き込み貼
着する巻込み装置32は、第1シリンダ41a および第2シ
リンダ42a により上下方向のみに動作されるため、動作
速度を高めて加工時間を短縮できるとともに、貼着に用
いる装置を狭い空間に設置することができる。
【0043】そして、当接板53を弾性押圧部61に押圧し
てこの弾性押圧部61を外側に突出させ、この突出した弾
性押圧部61により、芯材21の裏面部21b に表皮材22の端
末部22a を弾性的に押圧して確実に貼着することができ
るとともに、弾性押圧部61の形状を芯材21の形状に合わ
せて形成することにより、より確実に貼着することがで
きる。
【0044】さらに、芯材21の端縁部25a に表皮材22の
端末部22a を貼着する作業工程では、この表皮材22の端
末部22a を引き伸ばし、あるいは吸引する必要がないた
め、種々の材質の表皮材22を用いることができるととも
に、この表皮材22の外観を良好に維持できる。また、表
皮材22を引き伸ばすことによる反発力(収縮力)などが
生じることがなく、表皮材22を確実に貼着することがで
きる。
【0045】なお、本実施例では、芯材21の受治具31を
固定するとともに、押込みプラグ65および表皮材22の支
持装置を上下動可能に設けたが、例えば、表皮材22の支
持装置を固定し、受治具31を上下動可能に設けることも
できる。
【0046】また、押込みプラグ65の弾性押圧部61な
ど、表皮材22に当接あるいは接近する治具類を加温する
ことにより、接着層を形成する接着剤の溶剤の飛散効果
を高め、表皮材22を短時間で確実に接着して、巻き込み
貼着後の表皮材22の剥がれなどを防止することができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明の表皮材の貼着方法によれば、芯
材の表面部に表皮材を貼着するとともに、この表皮材の
巻込み部を芯材の端縁部に折り返して作業性良く貼着で
き、芯材の端縁部や表皮材の端末部が外部に露出するこ
となく外観を良好にできる。また、当接部を弾性押圧部
に押圧してこの弾性押圧部を外側に突出させ、この突出
した弾性押圧部により、芯材の裏面部に表皮材の巻込み
部を弾性的に押圧して確実に貼着することができる。さ
らに、芯材に表皮材を貼着する際に、この表皮材を引き
伸ばし、あるいは吸引する必要がないため、種々の材質
の表皮材を用いることができ、この表皮材の外観を良好
に維持できるとともに、表皮材を引き伸ばすことによる
反発力(収縮力)などが生じることがなく、表皮材を確
実に貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表皮材の貼着方法の一実施例の作業工
程を示す断面図である。
【図2】本発明の適用対象となるコンソールボックスの
斜視図である。
【図3】同上コンソールボックスの断面図である。
【図4】本発明の表皮材の貼着方法に用いる押込みプラ
グを示す斜視図である。
【図5】図1に続く工程を示す断面図である。
【図6】図5に続く工程を示す断面図である。
【図7】図6に続く工程を示す断面図である。
【図8】図7に続く工程を示す断面図である。
【符号の説明】
21 芯材 21a 表面部 22 表皮材 22a 巻込み部としての端末部 25a 端縁部 53 当接部としての当接板 61 弾性押圧部 65 押込みプラグ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材の表面部に表皮材を貼着するととも
    に、この表皮材を前記芯材の端縁部に巻き込んで貼着す
    る表皮材の貼着方法であって、 弾性変形可能な弾性押圧部と、この弾性押圧部を押圧し
    て変形させこの弾性押圧部を外側に突出させる当接部と
    を備えた押込みプラグを用い、 前記芯材の表面部に前記表皮材を貼着し、この芯材の端
    縁部から前記表皮材の巻込み部を突出する状態とし、 前記押込みプラグの弾性押圧部を前記芯材の表面側から
    裏面側へ移動させ、 前記弾性押圧部が前記芯材の端縁部近傍を通過する状態
    で、この弾性押圧部を前記表皮材の巻込み部に当接して
    この巻込み部を前記芯材の裏面側に折り返し、 前記弾性押圧部が前記芯材の裏面側に位置した状態で、
    前記当接部を前記弾性押圧部に押圧して外側に突出さ
    せ、この突出した弾性押圧部により前記表皮材の折り返
    された巻込み部を前記芯材の裏面部に押圧して貼着する
    ことを特徴とする表皮材の貼着方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010274464A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Kasai Kogyo Co Ltd 合成樹脂成形品の表皮接合方法および表皮接合装置
JP2012218231A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Toyota Motor East Japan Inc 表皮材付き製品の製造方法

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