JPH0679559A - パンチ、レーザ複合加工機 - Google Patents
パンチ、レーザ複合加工機Info
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- JPH0679559A JPH0679559A JP3345354A JP34535491A JPH0679559A JP H0679559 A JPH0679559 A JP H0679559A JP 3345354 A JP3345354 A JP 3345354A JP 34535491 A JP34535491 A JP 34535491A JP H0679559 A JPH0679559 A JP H0679559A
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- punch
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- laser processing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置全体を小型化して省スペース化すると共
に両面方向に成形ができ、且つキズや騒音を発生させな
いパンチ、レーザ複合加工機を提供する。 【構成】 キャレッジ(ワーク保持装置)17がワーク
Wを垂直状態で保持するため、パンチ、レーザ複合加工
機1全体の占める面積が縮小される。そして、垂直に保
持されたワークWの両面側に設けられている油圧パンチ
ヘッド45が加工を施すので、どちら側に対するパンチ
ング加工も可能である。さらに、油圧パンチヘッド45
の少なくとも一方にはレーザ加工ヘッド53を装備して
いるので、垂直状態のワークWに対してレーザ加工を施
すことができる。また、キャレッジ17は、所定間隔で
立設された二枚の本体板(板状部材)5の間に出し入れ
自在となっているので、ワークWをセットするとき及び
取り出すときは本体板5の外部で行うことができ、作業
性がよい。
に両面方向に成形ができ、且つキズや騒音を発生させな
いパンチ、レーザ複合加工機を提供する。 【構成】 キャレッジ(ワーク保持装置)17がワーク
Wを垂直状態で保持するため、パンチ、レーザ複合加工
機1全体の占める面積が縮小される。そして、垂直に保
持されたワークWの両面側に設けられている油圧パンチ
ヘッド45が加工を施すので、どちら側に対するパンチ
ング加工も可能である。さらに、油圧パンチヘッド45
の少なくとも一方にはレーザ加工ヘッド53を装備して
いるので、垂直状態のワークWに対してレーザ加工を施
すことができる。また、キャレッジ17は、所定間隔で
立設された二枚の本体板(板状部材)5の間に出し入れ
自在となっているので、ワークWをセットするとき及び
取り出すときは本体板5の外部で行うことができ、作業
性がよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパンチ、レーザ複合加
工機に係り、さらに詳しくは、ワークを立てた状態で加
工を行うパンチ、レーザ複合加工機に関するものであ
る。
工機に係り、さらに詳しくは、ワークを立てた状態で加
工を行うパンチ、レーザ複合加工機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパンチ、レーザ複合加工機では、
タレットパンチプレス機とレーザ加工機を結合させた形
式のものが多かった。
タレットパンチプレス機とレーザ加工機を結合させた形
式のものが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、以下に示すような問題点が
あった。すなわち、 (1)ワークを水平状態で加工するため、必然的に機械
の大きさが大きくなる。 (2)ワークが水平状態なので、下面方向の成形加工が
できない。
うな従来の技術にあっては、以下に示すような問題点が
あった。すなわち、 (1)ワークを水平状態で加工するため、必然的に機械
の大きさが大きくなる。 (2)ワークが水平状態なので、下面方向の成形加工が
できない。
【0004】(3)ワークを支持しているフリーベアリ
ング等によりキズがワーク下面につく。
ング等によりキズがワーク下面につく。
【0005】(4)ワーク移動時にフリーベアリング等
による騒音が発生する。
による騒音が発生する。
【0006】(5)レーザ加工時に発生するダストの回
収が困難である。
収が困難である。
【0007】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、装置全体を小型化して
省スペース化すると共にワークの両面方向に成形がで
き、且つキズや騒音を発生させないパンチ、レーザ複合
加工機を提供することにある。
に着目してなされたものであり、装置全体を小型化して
省スペース化すると共にワークの両面方向に成形がで
き、且つキズや騒音を発生させないパンチ、レーザ複合
加工機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパンチ、
レーザ複合加工機は、上記目的を達成するために、所定
間隔で立設された二枚の板状部材と、ワークを垂直状態
で保持すると共に前記板状部材間へ出し入れ自在に設け
られたワーク保持装置と、前記板状部材内側面に沿って
移動・位置決め自在に設けられてワークの両面からパン
チング加工を施す一対のパンチング加工ヘッドと、この
パンチング加工ヘッドの少なくとも一方へ一体的に設け
られてワークにレーザ加工を施すレーザ加工ヘッドと、
を備えたものである。
レーザ複合加工機は、上記目的を達成するために、所定
間隔で立設された二枚の板状部材と、ワークを垂直状態
で保持すると共に前記板状部材間へ出し入れ自在に設け
られたワーク保持装置と、前記板状部材内側面に沿って
移動・位置決め自在に設けられてワークの両面からパン
チング加工を施す一対のパンチング加工ヘッドと、この
パンチング加工ヘッドの少なくとも一方へ一体的に設け
られてワークにレーザ加工を施すレーザ加工ヘッドと、
を備えたものである。
【0009】
【作用】この発明に係るパンチ、レーザ複合加工機によ
れば、ワーク保持装置がワークを垂直状態で保持するた
め、従来のような水平状態に保持された場合に比して装
置全体の占める面積が縮小される。そして、垂直に保持
されたワークの両面側に設けられているパンチング加工
ヘッドにより加工を施すので、どちら側に対するパンチ
ング加工も可能である。さらに、パンチング加工ヘッド
の少なくとも一方にはレーザ加工ヘッドを装備している
ので、垂直状態のワークに対してレーザ加工を施すこと
ができる。また、ワーク保持装置は、所定間隔で立設さ
れた二枚の板状部材の間に出し入れ自在となっているの
で、ワークをセットするとき及び取り出すときは板状部
材の外部で行うことができる。そして、加工は板状部材
の間で行われるので、パンチング加工時の騒音が外部に
漏れにくく、レーザ加工の際のダストの回収が容易にな
る。
れば、ワーク保持装置がワークを垂直状態で保持するた
め、従来のような水平状態に保持された場合に比して装
置全体の占める面積が縮小される。そして、垂直に保持
されたワークの両面側に設けられているパンチング加工
ヘッドにより加工を施すので、どちら側に対するパンチ
ング加工も可能である。さらに、パンチング加工ヘッド
の少なくとも一方にはレーザ加工ヘッドを装備している
ので、垂直状態のワークに対してレーザ加工を施すこと
ができる。また、ワーク保持装置は、所定間隔で立設さ
れた二枚の板状部材の間に出し入れ自在となっているの
で、ワークをセットするとき及び取り出すときは板状部
材の外部で行うことができる。そして、加工は板状部材
の間で行われるので、パンチング加工時の騒音が外部に
漏れにくく、レーザ加工の際のダストの回収が容易にな
る。
【0010】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図面に基づ
いて説明する。図1にはパンチ、レーザ複合加工機1全
体を示している。
いて説明する。図1にはパンチ、レーザ複合加工機1全
体を示している。
【0011】ベース3上には、所定間隔をおいて左右
(図中A方向)に二枚の板状部材としての本体板5R、
5Lが垂直に立設されている。この本体板5R、5L
は、その外面を多数の補強リブ7により補強された板材
9と、この外面を覆うカバー11からなっている。従っ
て、二枚の本体板5R、5Lは非常に剛度の高い部材と
なっている。そして、タイロッド13により所定間隔を
保った状態で連結されており、本体板5R、5Lの上端
部付近には、天板15により蓋された状態となってい
る。
(図中A方向)に二枚の板状部材としての本体板5R、
5Lが垂直に立設されている。この本体板5R、5L
は、その外面を多数の補強リブ7により補強された板材
9と、この外面を覆うカバー11からなっている。従っ
て、二枚の本体板5R、5Lは非常に剛度の高い部材と
なっている。そして、タイロッド13により所定間隔を
保った状態で連結されており、本体板5R、5Lの上端
部付近には、天板15により蓋された状態となってい
る。
【0012】二枚の本体板5R、5Lの間には、ワーク
Wを垂直に保持するワーク保持装置としてのキャレッジ
17が、前後方向(図中Y軸方向)へ出し入れ自在に装
備されている。このキャレッジ17は、前後間隔が調整
できる一対の柱19を有し、この柱19間をその上端部
及び下端部において連結するガイド21、21が水平に
設けられている。このガイド21のうち、上側のガイド
21は、図示しないがワークWの幅に応じて上下移動自
在となっている。これら柱19及びガイド21には、ワ
ークWを保持するためのクランプ23が多数装備されて
いる。そして、キャレッジ17の底部には、加工により
発生したスクラップを搬出するスクラップコンベア25
が装備されている。また、キャレッジ17を本体板5
R、5Lの間にセットすると、本体板5R、5L間の内
部空間は、キャレッジ17の柱19及び天板15に囲ま
れて略密閉状態となる。
Wを垂直に保持するワーク保持装置としてのキャレッジ
17が、前後方向(図中Y軸方向)へ出し入れ自在に装
備されている。このキャレッジ17は、前後間隔が調整
できる一対の柱19を有し、この柱19間をその上端部
及び下端部において連結するガイド21、21が水平に
設けられている。このガイド21のうち、上側のガイド
21は、図示しないがワークWの幅に応じて上下移動自
在となっている。これら柱19及びガイド21には、ワ
ークWを保持するためのクランプ23が多数装備されて
いる。そして、キャレッジ17の底部には、加工により
発生したスクラップを搬出するスクラップコンベア25
が装備されている。また、キャレッジ17を本体板5
R、5Lの間にセットすると、本体板5R、5L間の内
部空間は、キャレッジ17の柱19及び天板15に囲ま
れて略密閉状態となる。
【0013】キャレッジ17を本体板5R、5L間から
引き出した位置の近傍には、先端に吸着パッド27を備
えた多関節ロボット29が配設されており、自動的にス
トックされているワークWをキャレッジ17へ供給でき
るようになっている。
引き出した位置の近傍には、先端に吸着パッド27を備
えた多関節ロボット29が配設されており、自動的にス
トックされているワークWをキャレッジ17へ供給でき
るようになっている。
【0014】一方、二枚の本体板5R、5Lの間の空間
には、各々の本体板5R、5Lの内側面に沿って下端部
及び上端部付近にY軸方向にY軸ボールネジ31U、3
1Lが設けられている。この内、上端部付近の一対のY
軸ボールネジ31Uは、各々後側に設けられているY軸
モータ33により回転駆動されるようになっている。ま
た、下端部付近に設けられている一対のY軸ボールネジ
31Lは回転自在に支持されており、上側のY軸ボール
ネジ31Uとベルト35により連結されて同期して回転
するようになっている。
には、各々の本体板5R、5Lの内側面に沿って下端部
及び上端部付近にY軸方向にY軸ボールネジ31U、3
1Lが設けられている。この内、上端部付近の一対のY
軸ボールネジ31Uは、各々後側に設けられているY軸
モータ33により回転駆動されるようになっている。ま
た、下端部付近に設けられている一対のY軸ボールネジ
31Lは回転自在に支持されており、上側のY軸ボール
ネジ31Uとベルト35により連結されて同期して回転
するようになっている。
【0015】そして、前記各Y軸ボールネジ31U、3
1Lには、これらY軸ボールネジ31U、31Lに螺合
し、且つ、Y軸ボールネジ31U、31Lの回転に従っ
てY軸方向に移動するナット部37U、37Lが、Y軸
方向の同じ位置に装備されている。これら上下に対応す
るナット部37U、37L間には、各々X軸ボールネジ
スプライン39が固定状態で設けられている。従って、
ナット部37U、37LがY軸方向に移動しても各X軸
ボールネジスプライン39は常に鉛直状態を保ったまま
移動することになる。
1Lには、これらY軸ボールネジ31U、31Lに螺合
し、且つ、Y軸ボールネジ31U、31Lの回転に従っ
てY軸方向に移動するナット部37U、37Lが、Y軸
方向の同じ位置に装備されている。これら上下に対応す
るナット部37U、37L間には、各々X軸ボールネジ
スプライン39が固定状態で設けられている。従って、
ナット部37U、37LがY軸方向に移動しても各X軸
ボールネジスプライン39は常に鉛直状態を保ったまま
移動することになる。
【0016】図3を合わせて参照するに、各X軸ボール
ネジスプライン39には、ボールネジ用ナット41及び
ボールスプライン用ナット43を装備したパンチング加
工ヘッドとしての油圧パンチヘッド45が装備されてお
り、X軸モータ47がボールネジ用ナット41を回転駆
動させることにより油圧パンチヘッド45をX軸方向へ
移動・位置決めするようになっている。この時、ボール
スプライン用ナット43の働きにより、油圧パンチヘッ
ド45はX軸ボールネジスプライン39に対して回転す
ることはない。また、図2を合わせて参照するに、左右
の油圧パンチヘッド45は、左右の本体板5R、5L内
側面と僅かな間隔Dを保った状態でX軸方向に移動自在
となっているので、パンチング加工時には油圧パンチヘ
ッド45の背面が本体板5R、5Lに当接し、本体板5
R、5Lがパンチング加工時の反力を負担することにな
る。
ネジスプライン39には、ボールネジ用ナット41及び
ボールスプライン用ナット43を装備したパンチング加
工ヘッドとしての油圧パンチヘッド45が装備されてお
り、X軸モータ47がボールネジ用ナット41を回転駆
動させることにより油圧パンチヘッド45をX軸方向へ
移動・位置決めするようになっている。この時、ボール
スプライン用ナット43の働きにより、油圧パンチヘッ
ド45はX軸ボールネジスプライン39に対して回転す
ることはない。また、図2を合わせて参照するに、左右
の油圧パンチヘッド45は、左右の本体板5R、5L内
側面と僅かな間隔Dを保った状態でX軸方向に移動自在
となっているので、パンチング加工時には油圧パンチヘ
ッド45の背面が本体板5R、5Lに当接し、本体板5
R、5Lがパンチング加工時の反力を負担することにな
る。
【0017】図1に戻って、左右の油圧パンチヘッド4
5は、各々本体板5R、5Lの後方に配設されている自
動工具交換装置(ATC)49によって、ツールマガジ
ン51に保管されている任意の金型を装着できるように
なっている。そして、各油圧パンチヘッド45に装備さ
れている図示しない油圧シリンダーにより金型を駆動し
てパンチング加工を行う。また、右側の油圧パンチヘッ
ド45の側面には、後述するレーザ加工ヘッド53が一
体的に装備されている(図3参照)。
5は、各々本体板5R、5Lの後方に配設されている自
動工具交換装置(ATC)49によって、ツールマガジ
ン51に保管されている任意の金型を装着できるように
なっている。そして、各油圧パンチヘッド45に装備さ
れている図示しない油圧シリンダーにより金型を駆動し
てパンチング加工を行う。また、右側の油圧パンチヘッ
ド45の側面には、後述するレーザ加工ヘッド53が一
体的に装備されている(図3参照)。
【0018】以上のような構成により、各Y軸モータ3
3及びX軸モータ47を制御することによって、各油圧
パンチヘッド45をワークWに正対した状態でX軸及び
Y軸方向へ移動・位置決めすることができるので、ワー
クWの両側面からパンチング加工を施すことができる。
3及びX軸モータ47を制御することによって、各油圧
パンチヘッド45をワークWに正対した状態でX軸及び
Y軸方向へ移動・位置決めすることができるので、ワー
クWの両側面からパンチング加工を施すことができる。
【0019】一方、本体板5R、5Lの後方左側には、
レーザ発振器55が配設されている。このレーザ発振器
55から左右方向導波管57が設けられており、右側の
本体板5R内側に位置する先端にはベンドミラー59を
介して伸縮自在なY軸方向導波管61が右側の本体板5
Rに沿って設けられている。さらに、Y軸方向導波管6
1の先端にはベンドミラー63を介して伸縮自在なX軸
方向導波管65が設けられており、その先端が前述のレ
ーザ加工ヘッド53に接続されている。レーザ加工ヘッ
ド53の先端はワークWに正対しているノズル53aが
取付けられている。
レーザ発振器55が配設されている。このレーザ発振器
55から左右方向導波管57が設けられており、右側の
本体板5R内側に位置する先端にはベンドミラー59を
介して伸縮自在なY軸方向導波管61が右側の本体板5
Rに沿って設けられている。さらに、Y軸方向導波管6
1の先端にはベンドミラー63を介して伸縮自在なX軸
方向導波管65が設けられており、その先端が前述のレ
ーザ加工ヘッド53に接続されている。レーザ加工ヘッ
ド53の先端はワークWに正対しているノズル53aが
取付けられている。
【0020】従って、レーザ発振器55から右方向へ発
せられたレーザ光LBは、左右方向導波管57を経てベ
ンドミラー59によりY軸方向へ向きを変え、Y軸方向
導波管61を通ってベンドミラー63によってX軸方向
下向きに変換され、X軸方向導波管65を通ってレーザ
加工ヘッド53に至り、先端に装備されているノズル5
3aからレーザ光LBを照射してレーザ加工を行う。
せられたレーザ光LBは、左右方向導波管57を経てベ
ンドミラー59によりY軸方向へ向きを変え、Y軸方向
導波管61を通ってベンドミラー63によってX軸方向
下向きに変換され、X軸方向導波管65を通ってレーザ
加工ヘッド53に至り、先端に装備されているノズル5
3aからレーザ光LBを照射してレーザ加工を行う。
【0021】図3〜図5に示すように、レーザ加工ヘッ
ド53は、弾性体67を介して右側の油圧パンチヘッド
45の側面に取付けられている。そして、油圧パンチヘ
ッド45内側に設けられているエアーシリンダー69
は、配管71によりエアー源に連結されて駆動制御され
ている。このエアーシリンダー69のピストン73の先
端はT字形状をしており、レーザ加工ヘッド53の側面
に形成されているTスロット部75に嵌合している。
ド53は、弾性体67を介して右側の油圧パンチヘッド
45の側面に取付けられている。そして、油圧パンチヘ
ッド45内側に設けられているエアーシリンダー69
は、配管71によりエアー源に連結されて駆動制御され
ている。このエアーシリンダー69のピストン73の先
端はT字形状をしており、レーザ加工ヘッド53の側面
に形成されているTスロット部75に嵌合している。
【0022】従って、レーザ加工時には、エアーシリン
ダー69のピストン73を引き込むことによりレーザ加
工ヘッド53を油圧パンチヘッド45側に引きつけて、
パンチセンタPCとレーザセンタLCとのオフセット量
Bを正確に保つことができる。そして、パンチング時に
は、ピストン73を押し出してレーザ加工ヘッド53を
解放するので、レーザ加工ヘッド53は弾性体67のみ
によって油圧パンチヘッド45に支持されることにな
る。このため、パンチング加工による振動がレーザ加工
ヘッド53に伝わるのを防止することができる。
ダー69のピストン73を引き込むことによりレーザ加
工ヘッド53を油圧パンチヘッド45側に引きつけて、
パンチセンタPCとレーザセンタLCとのオフセット量
Bを正確に保つことができる。そして、パンチング時に
は、ピストン73を押し出してレーザ加工ヘッド53を
解放するので、レーザ加工ヘッド53は弾性体67のみ
によって油圧パンチヘッド45に支持されることにな
る。このため、パンチング加工による振動がレーザ加工
ヘッド53に伝わるのを防止することができる。
【0023】次に、全体の動作を説明する。
【0024】先ず、多関節ロボット29が先端の吸着パ
ッド27によってワークWを持ち上げ、引き出されてい
るキャレッジ17に供給する。キャレッジ17は、その
クランプ23によりワークWを垂直状態で保持する。キ
ャレッジ17を本体板5R、5L間に押し込んでセット
する。
ッド27によってワークWを持ち上げ、引き出されてい
るキャレッジ17に供給する。キャレッジ17は、その
クランプ23によりワークWを垂直状態で保持する。キ
ャレッジ17を本体板5R、5L間に押し込んでセット
する。
【0025】パンチング加工を行う場合には、Y軸モー
タ33を回転駆動してY軸ボールネジ31U、31Lを
回転させ、ナット部37をY軸方向へ移動位置決めす
る。そして、X軸モータ47を回転駆動させ、ボールネ
ジ用ナット41を回転させて油圧パンチヘッド45をX
軸ボールネジスプライン39に沿って移動位置決めす
る。これによりパンチセンタPCを所望の位置に位置決
めすることができるので、油圧シリンダーを駆動してパ
ンチング加工を行う。
タ33を回転駆動してY軸ボールネジ31U、31Lを
回転させ、ナット部37をY軸方向へ移動位置決めす
る。そして、X軸モータ47を回転駆動させ、ボールネ
ジ用ナット41を回転させて油圧パンチヘッド45をX
軸ボールネジスプライン39に沿って移動位置決めす
る。これによりパンチセンタPCを所望の位置に位置決
めすることができるので、油圧シリンダーを駆動してパ
ンチング加工を行う。
【0026】一方、レーザ加工を行う場合には、パンチ
ング加工の場合と同様にして油圧パンチヘッド45の位
置決めを行う。この際、パンチセンタPCとレーザセン
タLCとの間には一定のオフセットBがあるので、これ
を考慮してレーザセンタLCを所望の位置に位置決めす
る。そして、レーザ加工を行う。なお、油圧パンチヘッ
ド45の位置決めは、右側の油圧パンチヘッド45につ
いてのみ位置決めを行ってもよい。
ング加工の場合と同様にして油圧パンチヘッド45の位
置決めを行う。この際、パンチセンタPCとレーザセン
タLCとの間には一定のオフセットBがあるので、これ
を考慮してレーザセンタLCを所望の位置に位置決めす
る。そして、レーザ加工を行う。なお、油圧パンチヘッ
ド45の位置決めは、右側の油圧パンチヘッド45につ
いてのみ位置決めを行ってもよい。
【0027】このように、キャレッジ17にワークWを
垂直状態で保持するため、従来のタレットパンチプレス
機を使用している場合のように、ワークWを水平状態に
保持する場合に比してパンチ、レーザ複合加工機1全体
の占める面積が縮小される。また、ワークWは周辺部に
おいてクランプされているため、従来のようにフリーベ
アリング等により下面を支持する必要がなく、ワークW
を傷付けたり、騒音の発生がない。
垂直状態で保持するため、従来のタレットパンチプレス
機を使用している場合のように、ワークWを水平状態に
保持する場合に比してパンチ、レーザ複合加工機1全体
の占める面積が縮小される。また、ワークWは周辺部に
おいてクランプされているため、従来のようにフリーベ
アリング等により下面を支持する必要がなく、ワークW
を傷付けたり、騒音の発生がない。
【0028】そして、垂直に保持されたワークWの両面
側に設けられている油圧パンチヘッド45が加工を施す
ので、どちら側に対するパンチング加工も可能である。
さらに、油圧パンチヘッド45の少なくとも一方にはレ
ーザ加工ヘッド53を装備しているので、垂直状態のワ
ークWに対してレーザ加工を施すことができる。
側に設けられている油圧パンチヘッド45が加工を施す
ので、どちら側に対するパンチング加工も可能である。
さらに、油圧パンチヘッド45の少なくとも一方にはレ
ーザ加工ヘッド53を装備しているので、垂直状態のワ
ークWに対してレーザ加工を施すことができる。
【0029】また、キャレッジ17は、所定間隔で立設
された二枚の本体板5R、5Lの間に出し入れ自在であ
り、多関節ロボット29によってワークWを供給するこ
とができるので、装置の自動化が図れる。そして、加工
は本体板5R、5Lの間で行われるので、パンチング加
工時の騒音が外部に漏れにくく、レーザ加工時に発生す
るダストの回収が容易である。
された二枚の本体板5R、5Lの間に出し入れ自在であ
り、多関節ロボット29によってワークWを供給するこ
とができるので、装置の自動化が図れる。そして、加工
は本体板5R、5Lの間で行われるので、パンチング加
工時の騒音が外部に漏れにくく、レーザ加工時に発生す
るダストの回収が容易である。
【0030】尚、上記実施例においては、右側の油圧パ
ンチヘッド45にレーザ加工ヘッド53を装備したが、
本発明はこれに限らず、左側の油圧パンチヘッド45に
装備してもよいし、両方の油圧パンチヘッド45に装備
してもよい。
ンチヘッド45にレーザ加工ヘッド53を装備したが、
本発明はこれに限らず、左側の油圧パンチヘッド45に
装備してもよいし、両方の油圧パンチヘッド45に装備
してもよい。
【0031】
【発明の効果】この発明に係るパンチ、レーザ複合加工
機は以上説明したような構成のものであり、ワーク保持
装置がワークを垂直状態で保持するため、従来のような
水平状態に保持された場合に比して装置全体の占める面
積が縮小される。そして、垂直に保持されたワークの両
面側に設けられているパンチング加工ヘッドが加工を施
すので、どちら側に対するパンチング加工も可能であ
る。さらに、パンチング加工ヘッドの少なくとも一方に
はレーザ加工ヘッドを装備しているので、垂直状態のワ
ークに対してレーザ加工を施すことができる。また、ワ
ーク保持装置は、所定間隔で立設された二枚の板状部材
の間に出し入れ自在となっているので、ワークをセット
するとき及び取り出すときは板状部材の外部で行うこと
ができる。そして、加工は板状部材間の空間で行われる
ので、パンチング加工時の騒音が外部に漏れにくく、レ
ーザ加工の際のダストの回収が容易になる。
機は以上説明したような構成のものであり、ワーク保持
装置がワークを垂直状態で保持するため、従来のような
水平状態に保持された場合に比して装置全体の占める面
積が縮小される。そして、垂直に保持されたワークの両
面側に設けられているパンチング加工ヘッドが加工を施
すので、どちら側に対するパンチング加工も可能であ
る。さらに、パンチング加工ヘッドの少なくとも一方に
はレーザ加工ヘッドを装備しているので、垂直状態のワ
ークに対してレーザ加工を施すことができる。また、ワ
ーク保持装置は、所定間隔で立設された二枚の板状部材
の間に出し入れ自在となっているので、ワークをセット
するとき及び取り出すときは板状部材の外部で行うこと
ができる。そして、加工は板状部材間の空間で行われる
ので、パンチング加工時の騒音が外部に漏れにくく、レ
ーザ加工の際のダストの回収が容易になる。
【図1】この発明に係るパンチ、レーザ複合加工機の全
体を示す一部破断の斜視図である。
体を示す一部破断の斜視図である。
【図2】図1中II−II線に沿った断面図である。
【図3】油圧パンチヘッドを示し、図2中III −III 方
向から見た正面図である。
向から見た正面図である。
【図4】図3中矢視IV方向から見た側面図である。
【図5】図3中V部分の拡大断面図である。
1 パンチ、レーザ複合加工機 5R、5L 本体板(板状部材) 17 キャレッジ(ワーク保持装置) 45 油圧パンチヘッド(パンチング加工ヘッド) 51 レーザ加工ヘッド W ワーク
Claims (1)
- 【請求項1】 所定間隔で立設された二枚の板状部材
と、ワークを垂直状態で保持すると共に前記板状部材間
へ出し入れ自在に設けられたワーク保持装置と、前記板
状部材内側面に沿って移動・位置決め自在に設けられて
ワークの両面からパンチング加工を施す一対のパンチン
グ加工ヘッドと、このパンチング加工ヘッドの少なくと
も一方へ一体的に設けられてワークにレーザ加工を施す
レーザ加工ヘッドと、を備えてなるパンチ、レーザ複合
加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345354A JPH0679559A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | パンチ、レーザ複合加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345354A JPH0679559A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | パンチ、レーザ複合加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679559A true JPH0679559A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=18376033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3345354A Pending JPH0679559A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | パンチ、レーザ複合加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679559A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014117767A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 複合加工方法および複合加工装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3345354A patent/JPH0679559A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014117767A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 複合加工方法および複合加工装置 |
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