JP3195028B2 - 金型自動交換装置のダイ交換ハンド - Google Patents

金型自動交換装置のダイ交換ハンド

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JP3195028B2
JP3195028B2 JP03754492A JP3754492A JP3195028B2 JP 3195028 B2 JP3195028 B2 JP 3195028B2 JP 03754492 A JP03754492 A JP 03754492A JP 3754492 A JP3754492 A JP 3754492A JP 3195028 B2 JP3195028 B2 JP 3195028B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金型自動交換装置の
ダイ交換ハンドに係り、更に詳細には、タレットパンチ
プレスの上、下部に装着されているパンチとダイを交換
するための金型自動交換装置におけるダイ交換ハンドの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスにおける金
型自動交換装置にては、タレットパンチプレスの上、下
部タレットの円周上に設けたパンチとダイを交換する
際、例えばツール収納部を有した金型アームでもって、
パンチ、ダイを装着したパンチホルダとダイホルダを一
緒に交換するものが知られている。また、パンチ、ダイ
のみを交換する金型自動交換装置も考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のタレットパンチプレスにおける金型自動交換装置で
は、パンチ、ダイを装着したパンチホルダとダイホルダ
を交換するには、パンチ径、ダイ径に応じた種々のホル
ダを用意する必要がある。また、パンチ、ダイのみを交
換する装置にしても、各種のパンチ径、ダイ径に対応す
るため、例えば2股状のアームを用いて2種類の異径の
パンチ、ダイを交換しているため、構造が複雑となりコ
ストUPになるという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ため、特に下部タレットに装着されたダイを交換する
際、複数のダイ径のものを交換可能とし、簡単な構造に
よるコストの低減と金型交換時間の短縮化を図った金型
自動交換装置のダイ交換ハンドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
等に鑑みて、本発明は、パンチプレスの金型交換位置と
交換用のパンチ、ダイを収納したストッカとの間に往復
動自在に設けられた金型自動交換装置のダイ交換バンド
において、上記金型自動交換装置のダイアームに備えた
ブラケットに、前記パンチプレスに支持されたダイホル
ダを出入自在のダイ出入装置を設け、上記ダイ出入装置
によって引き出されたダイホルダに保持されているダイ
を下方向へ押出し自在のダイ押えを上下動自在に備えた
押下げシリンダを前記ブラケットに設けると共に前記ダ
イ押えによって押出された前記ダイを保持するダイ収納
孔を備えたダイ保持部を前記ブラケットに設け、かつ上
記ダイ保持部の前記ダイ収納孔内の前記ダイを押上げ自
在の押上棒を前記ブラケットに上下動自在に設けた構成
である。
【0006】
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、タレットパンチプレスと交換用パ
ンチ、ダイを支承した複数の金型ホルダを収納したスト
ッカについては、既に公知の構成のものであるため詳細
な図示と説明を省略する。
【0008】図6を参照するに、タレットパンチプレス
1は、門型形状のフレーム3を備えており、このフレー
ム3には回転自在な上,下部タレット5,7が支承され
ている。この上,下部タレット5,7の円周上にはそれ
ぞれ相対応した位置にパンチP,ダイDが装着されてい
る。
【0009】前記上,下部タレット5,7には、加工位
置9と、パンチP,ダイDを交換する金型交換位置11
が設けられ、前記加工位置9の上方におけるフレーム3
には、パンチPを打撃するため図示省略のすでに公知の
駆動装置によりストライカが上下動自在に設けられてい
る。
【0010】前記上,下部タレット5,7を囲繞してセ
ンタテーブル13が固定して配置されていると共に、セ
ンタテーブル13の両側にはフロントサイドテーブル1
5、リヤサイドテーブル17がY軸方向(図6において
斜め前後方向)へ移動自在に配置されている。センタテ
ーブル13に跨がってフロント、リヤサイドテーブル1
5,17の左端にはX軸方向へ延伸したY軸方向へ移動
自在なキャレッジベース19が設けられている。
【0011】このキャレッジベース19にはX軸方向へ
移動自在なキャレッジ21が設けられており、このキャ
レッジ21にはワークWをクランプする複数のワークク
ランプ23が備えられている。なお、キャレッジベース
19およびキャレッジ21は、図示省略のすでに公知で
あるボールねじ、サーボモータなどによってY軸方向な
らびにX軸方向へ移動されるが詳細な構成の説明は省略
する。
【0012】上記構成により、キャレッジベース19を
フロント,リヤサイドテーブル15,17と一緒にY軸
方向へ、キャレッジ21をX軸方向へ移動せしめること
により、ワーククランプ23にクランプされたワークW
はX軸,Y軸方向へ移動し、ワークWの所望位置が加工
位置9に位置決めされる。ワークWの所望位置が加工位
置9に位置決めされると、上,下部タレット5,7が回
動して所望のパンチP,ダイDが加工位置9に割出され
て、ストライカの上下動によってパンチPとダイDとの
協働でワークWの所望位置にパンチング加工が行なわれ
ることになる。
【0013】前記タレットパンチプレス1におけるフレ
ーム3の近傍、例えば図6において左方には交換用パン
チ,ダイを支承した複数の金型ホルダ25を収納したス
トッカ27が配置されている。このストッカ27は、架
台29上に立設された支柱31にストッカベース33が
回転自在に装着され、ストッカベース33上に前記金型
ホルダ25が複数収納されている。
【0014】ストッカ27と前記タレットパンチプレス
1の金型交換位置11との間に、Y軸方向へ往復動自在
な金型自動交換装置35が設けられている。この金型自
動交換装置35の一部である走行装置37は、前記スト
ッカ27を装備したフレーム39の上下部にY軸方向へ
延伸した上部フレーム39Uと下部フレーム39Dとが
設けられている。
【0015】上、下部のフレーム39Uと39Dには、
走行ブロック(図示省略)がY軸方向へ移動自在に設け
られ、この走行ブロックに回転駆動軸(図示省略)を貫
通した支柱41が固着されている。
【0016】支柱41には、パンチ交換ハンド43とダ
イ交換ハンド45とが、回転と上下動自在に装着されて
いて、支柱41は内部を貫通した回転駆動軸の上下両端
に係止されたピニオン(図示省略)が、前記上、下部フ
レーム39U,39DにY軸方向へ水平に設けた上、下
部ラック47U、47Dに噛合されている。
【0017】上記構成により、図示を省略した電動機等
によりピニオンを回転させると、ピニオンはラック47
U、47Dに噛合しているのでY軸方向へ移動する。こ
の際、ピニオンは回転駆動軸の上下端に設けられている
ので、回転駆動軸は垂直状態で同調してY軸方向へ移動
することができる。すなわち、回転駆動軸が内蔵されて
いる支柱41がY軸方向へ円滑に移動されることにな
る。
【0018】前記支柱41の上下端には円盤49が設け
られていて、この円盤49に走行用ケーブル51と旋回
用ケーブル53と上下動用ケーブル55が装着されてい
て、前記パンチ交換ハンド43とダイ交換ハンド45に
設けた電気機器あるいは流体作動機器への配線、配管部
材が接続されている。
【0019】前記支柱41に回転と上下動自在に装着さ
れたパンチ交換ハンド43とダイ交換ハンド45につい
て、更に詳細に説明する。
【0020】図7を参照するに、支柱41には、スプラ
イン溝57と螺旋溝59とが形成されている。このスプ
ライン溝57と螺旋溝59とに、パンチ交換ハンド43
を構成するパンチアーム61を支承したブロック63が
係合すると共に、ダイ交換ハンド45を構成するダイア
ーム65を支承したブロック67が係合されている。こ
のブロック63,67には、それぞれ回転用電動機69
と昇降用電動機71が設けられ、例えば、ブロック63
の上側に回転用電動機69が装着され、下側に昇降用電
動機71が装着され、ブロック67の下側に昇降用電動
機71が上側に回転用電動機69が装着されている。
【0021】前記支柱41に設けたスプライン溝57と
螺旋溝59に係合するため、回転用電動機69と昇降用
電動機71の出力軸と支柱41間に回転伝達部材が設け
られている。この構成はすでに公知のものであり図示お
よび詳細な説明を省略する。例えば、回転用電動機69
により歯車部を介して支柱41のスプライン溝57に嵌
装された歯車を回すことにより、パンチ交換ハンド43
あるいはダイ交換ハンド45を旋回させることができ
る。また、昇降用電動機71より歯車部を介して支柱4
1の螺旋溝59に装着されたボールナットを回すことに
より、パンチ交換ハンド43あるいはダイ交換ハンド4
5を上下に移動自在となすことができる。
【0022】前記ブロック63にパンチアーム61を構
成する固定アーム73がボルト等により固着され、この
固定アーム73上に可動アーム75が支持部材77を介
して設けられ、可動アーム75は微細量移動自在となっ
ている。また、固定アーム73と可動アーム75を固定
するロック装置79が設けられている。
【0023】更に、可動アーム73の先端にはパンチP
を把持する把持爪81を備え、この把持爪81を把持状
態としたり開放状態とする駆動部材83が設けられ、こ
の駆動部材83の駆動源である流体圧作動のシリンダ8
5が前記固定アーム73上に設けられている。なお更
に、前記駆動部材83を遮蔽するカバー87の上面に支
持板89が固着され、この支持板89に振動伝達部材9
1と振動源93とで構成された例えば超音波振動機等の
ごとき振動発生装置95が、前記把持爪81にて把持さ
れたパンチPの中心線上に垂設されている。
【0024】上記構成により、パンチ交換ハンド43に
て、タレットパンチプレス1の上部タレット5に装着さ
れたパンチ、あるいはストッカ27に収納されているパ
ンチPを交換する場合は、ブロック63に設けた回転電
動機69と昇降用電動機71を駆動して、パンチアーム
61の先端の把持爪81を所望するパンチPが把持でき
る位置に位置決めする。そして、ストッカ35に収納さ
れた金型ホルダ25を後述するダイ交換ハンド45に設
けた出入装置により、図7にて2点鎖線で示されている
位置へ金型ホルダ25は引出されていて、シリンダ85
が作動すると、駆動部材83を介して把持爪81にてパ
ンチPを把持し、昇降用電動機71を駆動してパンチP
を上方向へ引き抜くが、この際、振動発生装置95を作
動させパンチPに振動を付与せしめることにより、スム
ーズに引き抜くことができる。なお、図7に2点鎖線で
示す位置は引抜き上昇限を示す。
【0025】パンチPを上部タレット5あるいはストッ
カ27に備えた金型ホルダ25に装着する場合は、パン
チアーム61の先端の把持爪81にて把持されたパンチ
Pを、所望するパンチ装着穴位置に回転用電動機69と
昇降用電動機71を駆動して位置決めする。そして、昇
降用電動機71を駆動してパンチアーム61を下降させ
るが、その際、振動発生装置95を作動させ、パンチP
に振動を付与することによりスムーズに装着することが
できる。
【0026】前記ブロック67にはダイアーム65を構
成する固定アーム97がボルト等により固定され、この
固定アーム97の下面に流体圧作動のシリンダ99によ
り前後進するスライダ101が装着されている。このス
ライダ101には、前記パンチアーム61に備えたもの
と同一部材である支持部材77が装着されていて、支持
部材77を介してダイホルダ103を出入自在のダイ出
入装置105のブラケット107が設けられている。ま
た、このブラケット107と前記スライダ101とを固
定するロック装置79が設けられている。
【0027】前記ダイ出入装置105は、ブラケット1
07に前後進と回動とを行なうスイングシリンダ109
が水平状態に装着されていて、スイングシリンダ109
のロッド先端にダイホルダ103と係合、離脱自在な係
止部材111が装着されている。更に、前記ブラケット
107には流体圧作動のシリンダ113が設けられ、こ
のシリンダ113により図面に対して鉛直方向へ移動自
在なダイサポート115がブラケット107に装着され
ている。
【0028】ダイサポート115には、複数(本実施例
では2個)の押下げシリンダ117が立設され、この押
下げシリンダ117の直下には、図4より明らかなよう
に、ダイDを保持するダイ収納孔を備えたダイ保持部1
19がダイサポート115に一体的に設けられ、ダイ保
持部119の下部に上記ダイ収納孔内のダイDを押上げ
る押上棒121が上下動自在に装着されている。
【0029】上記構成により、ダイ交換ハンド45に
て、タレットパンチプレス1の下部タレット7に装着さ
れたダイホルダ103に設けたダイD、あるいは、スト
ッカ27に収納されているダイDを交換する場合は、ブ
ロック67に設けた回転用電動機69と昇降用電動機7
1を駆動する。そして、ダイアーム65のスライダ10
1に設けたダイ出入装置105のスイングシリンダ10
9を、ダイホルダ103あるいはストッカ29に収納さ
れている金型ホルダ25の引出位置へ位置決めし、所定
量ダイ出入装置105のスイングシリンダ109を作動
せしめてダイホルダ103あるいは金型ホルダ23を引
出す。なお、引出し位置は図7の図中にて点鎖線で示す
位置である。
【0030】ダイホルダ103あるいは金型ホルダ2
を引出したら、シリンダ113を作動させてダイDの径
に合うダイ保持部119を割出し位置決めしてから、ダ
イ押下げシリンダ117を作動せしめてダイDをダイ保
持部119内へ押出してダイDの取出しが完了する。
【0031】ダイDをダイホルダ103あるいは金型ホ
ルダ23に装着する場合は、ダイ保持部119に収納さ
れたダイDの中心を、下部タレット7より引出されたダ
イホルダ103あるいはストッカベース33より引出さ
れた金型ホルダ25のダイDの装着穴へ、回転用電動機
69と昇降用電動機71を駆動して位置決めする。そし
て、ダイサポート115に設けたシリンダ(図示省略)
を作動せしめ押上棒11を上昇させ、ダイ保持部11
9内に収納されているダイDを、ダイホルダ103ある
いは金型ホルダ25側へ押上げて装着を完了する。
【0032】次に、前記ダイ交換ハンド45について更
に詳細に説明する。
【0033】図1乃至図5を参照するに、本図はタレッ
トパンチプレス1の下部タレット7に装着されたダイD
を交換する状態を示している。
【0034】ダイアーム65の固定アーム97の下面に
摺動部材123として例えばLMガイドが設けられてい
て、この摺動部材123にスライダ101が係合して前
後進(図1において左右方向)自在に装着されている。
そして、スライダ101の上面に設けたブラケット12
5に、固定アーム97の上面に装着された流体圧作動の
シリンダ99のピストンロッド127が係止されてい
る。なお、符号129a,129bはストッパ部材であ
る。
【0035】上記構成により、シリンダ99を作動せし
め、ピストンロッド127を前後進させることにより、
スライダ101は摺動部材123に案内されて前後進と
なる。
【0036】スライダ101には、支持部材77を介し
てダイ出入装置105を構成するブラケット107が装
着されているが、支持部材77の構成は、図3に詳細が
示されているように、複数本(本実施例では4本)の頭
付ピン131がスライダ101とブラケット107を貫
通して設けられている。この頭付ピン131の下端には
ナット133が螺合され位置調節自在に設けられてい
る。更に、スライダ101の上面と前記頭付ピン131
の鍔135との間と、スライダ101の下面とブラケッ
ト107の上面との間に、転動部材137として例えば
鋼球等が装着されている。
【0037】上記構成により、スライダ101に対して
ダイ出入装置105を備えたブラケット107は、頭付
ピン131を介して装着されているので、頭付ピン13
1とスライダ101,ブラケット107とのガタ、ある
いは、頭付ピン131と転動部材137とのガタを有し
ているため、このガタによりダイDを下部タレット7あ
るいはストッカ27に収納されたダイホルダ103、金
型ホルダ25より引抜く時に、眞直度のくるいが吸収で
き円滑に交換することができる。
【0038】前記スライダ101とブラケット107を
固定するロック装置79が設けられている。このロック
装置79は、スライダ101の上面に立設して流体圧作
動のシリンダ139が設けられ、シリンダ139のピス
トンロッド141の先端がブッシュ143に挿入されて
固定する構成となっている。
【0039】上記構成により、ロック装置79のシリン
ダ139を作動しピストンロッド141を突出させる
と、ブラケット107に設けたブッシュ143に嵌挿さ
れて、スライダ101に対してダイ出入装置105のブ
ラケット107はロックされる。なお、このロック装置
79を作動させる時は、ダイDをダイホルダ103ある
いは金型ホルダ25へ挿入する時であり、ガタなくロッ
クされているので正確な挿入が行なわれる。
【0040】ダイ出入装置105は、図1に詳細が示さ
れているように、前記ブラケット107にスイングシリ
ンダ109が水平状態に装着されている。このスイング
シリンダ109は、流体圧作動によりピストンロッド1
45が前後進と回動とを行なうもので、構成は既に公知
のものであり詳細な説明は省略する。
【0041】前記スイングシリンダ109のピストンロ
ッド145の先端には、係止部材111が装着されてい
て、係止部材111に軸芯に対して直交する方向にピン
147が突出して設けられている。一方、係止部材11
1が係合するダイホルダ103あるいは金型ホルダ25
側には、前記係止部材111の先端部が挿入される穴1
49とピン147が係合、離脱自在な溝151が設けら
れている。
【0042】上記構成により、スイングシリンダ109
を作動せしめ、ピストンロッド145を突出させ、ピス
トンロッド145の先端に装着した係止部材111を、
ダイホルダ103あるいは金型ホルダ25に設けた穴1
49内へ挿入する。ついで、スイングシリンダ109の
ピストンロッド145を回動し係止部材111を溝15
1内にて左右いずれかの方向へ90°回動させる。その
結果、係止部材111に設けたピン147は溝151に
係止され、この状態でスイングシリンダ109を作動さ
せ、ピストンロッド145を後退させると、ダイホルダ
103は所定量下部タレット7より引出される。
【0043】なお、ダイホルダ103を下部タレット7
へ挿入するには、上述した動作を逆に行なうことにより
可能となる。
【0044】前記ダイ出入装置105のブラケット10
7には、摺動部材153として例えばLMガイド等が設
けられ、この摺動部材153に係合し左右移動自在(図
1において図面に直交した方向、図2において上下方
向)なダイサポート115が設けられている。このダイ
サポート115は、図4に示されているように、片端に
ブラケット155が一体的にボルト等により装着され、
ブラケット155の他端は前記ブラケット107に固着
された流体圧作動のダイ選択用のシリンダ113のピス
トンロッド157に係止されている。なお、符号159
はストッパ部材である。(図2,図4参照) 更に、ダイサポート115には、図1および図5に詳細
が示されているように、上部に複数個(本実施例で2
個)のダイ押下げシリンダ117が立設されていて、ダ
イ押下げシリンダ117のピストンロッド161には、
ダイDの外径に応じた所定の大きさを有する大径ダイ用
のダイ押え163aと小径ダイ用のダイ押え163bが
装着されている。なお、本実施例ではダイDの小径が2
種類(例えば11/4 吋と 1/2 吋)としたが、この数の
種類を限定するものではない。
【0045】なお更に、ダイサポート115の下部に
は、前記ダイ押下げシリンダ117に対向してダイ保持
部119が設けられ、ダイ保持部119は大径のダイD
を収納する大径ダイ用のダイ保持部119aと小径のダ
イDを収納する小径ダイ用のダイ保持部119bとで構
成されている。そして、各ダイ保持部119a,119
bの下部には、収納保持されたダイDを押上げる大径ダ
イ用の押上棒121aと小径ダイ用の押上棒121bと
が、連結バー165を介して流体圧作動のシリンダ16
7のピストンロッド169に結合されている。なお、シ
リンダ167はダイサポート115に立設されている。
【0046】上記構成により、前述したダイ出入装置1
05のスイングシリンダ109を作動させると、タレッ
トパンチプレス1の下部タレット7に装着された交換す
べきダイDを備えたダイホルダ103が引出された後、
シリンダ113を作動させ、引出されたダイDの径に合
致するダイ保持部を選択割出し位置決めする。そして、
割出されたダイ押下げシリンダ117を作動させて、ダ
イホルダ103に装着されているダイDを押出して、ダ
イ保持部119内へ収納させる。この状態でダイ交換ハ
ンド45を回動し、ストッカ27側へ移行させて所望の
金型ホルダ25へダイDを収納する。
【0047】なお、ストッカ27の金型ホルダ25のダ
イDを装着するには、割出されたダイD側のシリンダ1
67を作動させ、押上棒121にてダイDをダイ保持部
119より押上げて金型ホルダ25内へ装着する。ま
た、下部タレット7のダイホルダ103ヘダイ保持部1
19に収納されたダイDを装着する場合、あるいは、ス
トッカ27の金型ホルダ25にダイDを装着する場合
は、前述した動作を逆に行なうことによりダイDの交換
が可能となる。
【0048】上述したごとき構成と作用により、下部タ
レット7に装着されているダイDを備えたダイホルダ1
03を出入れする位置に対して、ダイ保持部119を割
出し自在としたことにより、複数個のダイDを交換する
ことができ、簡単な構造でコンパクト化したことにより
コストの低減が図られると共に、複数のダイを交換でき
るので、金型交換時間の短縮化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明においては、金型自動交換装置35
は、パンチプレスに支持されたダイホルダ103を出入
自在のダイ出入装置105を備えると共に、上記ダイ出
入装置105によって引き出されたダイホルダ103に
保持されているダイDを下方向へ押し出し自在のダイ押
えを備え、さらに、上記ダイ押えによって下方向へ押出
されたダイDを保持するダイ収納孔を備えたダイ保持部
119を備えると共に上記ダイ収納孔内のダイDを押上
げ自在の押上棒121を備えた構成である。
【0050】すなわち本発明においては、ダイホルダに
対してダイを個々に着脱交換する構成であって、パンチ
プレスから引き出したダイホルダ103からダイDを下
方向へ押し出してダイホルダ103からダイDを下方向
へ取り外し、ダイ保持部119に保持されているダイD
を押上棒121によって押し上げることによって、ダイ
ホルダ103に対してダイDを装着する構成である。
【0051】したがって、パンチプレスにおいてパンチ
とダイとの間隙が狭い場合であってもダイDの着脱交換
が容易であると共に、ダイホルダ103に対して上下両
方から着脱交換を行う構成であることにより、着脱交換
時にはダイDを上下方向から押圧する動作のみとなり、
クランプ等によってダイを把持する必要がなく、簡単な
構成でもってダイの着脱交換を行い得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、ダイ交換ハンドの一
部断面を含む側面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線に沿った断面図であ
る。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図3における V−V 線に沿った拡大断面図であ
る。
【図6】この発明を実施する一実施例のタレットパンチ
プレスとストッカとの間に金型自動交換装置を往復動自
在に設けた斜視図である。
【図7】金型自動交換装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 35 金型自動交換装置 45 ダイ交換ハンド 65 ダイアーム(ダイ交換アーム) 101 スライダ 103 ダイホルダ 105 ダイ出入装置 115 タイサポート 119 ダイ保持部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレス(1)の金型交換位置と交
    換用のパンチ、ダイを収納したストッカ(27)との間
    に往復動自在に設けられた金型自動交換装置(35)の
    ダイ交換バンドにおいて、上記金型自動交換装置(3
    5)のダイアーム(65)に備えたブラケット(10
    7)に、前記パンチプレス(1)に支持されたダイホル
    ダ(103)を出入自在のダイ出入装置(105)を設
    け、上記ダイ出入装置(105)によって引き出された
    ダイホルダ(103)に保持されているダイ(D)を下
    方向へ押出し自在のダイ押え(163a,163b)を
    上下動自在に備えた押下げシリンダ(117)を前記ブ
    ラケット(107)に設けると共に前記ダイ押え(16
    3a,163b)によって押出された前記ダイ(D)を
    保持するダイ収納孔を備えたダイ保持部(119)を前
    記ブラケット(107)に設け、かつ上記ダイ保持部
    (119)の前記ダイ収納孔内の前記ダイ(D)を押上
    げ自在の押上棒(121)を前記ブラケット(107)
    に上下動自在に設けたことを特徴とする金型自動交換装
    置のダイ交換ハンド。
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