JPH0679506U - 塗装膜剥離装置 - Google Patents

塗装膜剥離装置

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JPH0679506U
JPH0679506U JP2037193U JP2037193U JPH0679506U JP H0679506 U JPH0679506 U JP H0679506U JP 2037193 U JP2037193 U JP 2037193U JP 2037193 U JP2037193 U JP 2037193U JP H0679506 U JPH0679506 U JP H0679506U
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JP
Japan
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nozzle
coating film
bracket
film peeling
air cylinder
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Application number
JP2037193U
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English (en)
Inventor
道明 山本
博司 細山
Original Assignee
株式会社日本製鋼所
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は塗装膜剥離装置に関し、特に、自動
車バンパー等の塗装膜を自動的に剥離することを特徴と
する。 【構成】 本考案による塗装膜装置は、旋回装置(1)の
アーム(2)に接続されたブラケット(6A)に設けられたノ
ズル(8)と、このブラケット(6A)に設けられた距離測定
用エアシリンダ(9)と、前記アーム(2)に接続され前記ブ
ラケット(6A)を移動させるためのサーボモータ又はステ
ッピングモータ(5)とを備え、前記サーボモータ又はス
テッピングモータ(5)によってノズル(8)を出入移動させ
て曲折した対象物(13)の形状に沿って距離を一定に保ち
つつ水を噴射し、ノズル角度調整用電動シリンダ(11)に
よってノズル(8)の角度を変えることができ、種々の形
状の対象物(13)の塗装膜をプログラム等を必要とせずに
自動的に剥離できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塗装膜剥離装置に関し、特に、自動車バンパー等の塗装膜を高圧水 にて自動的に剥離するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塗装プラスチックバンパーは、一般的に、塗装膜を剥離することなく、 そのまま破砕機で破砕し、それを押出成形機やプレス成形機等によって再生製品 に成形して利用することが行われていた。 そのため、再生プラスチックに塗料片が混入するため、物性的な品質低下と製 品表面の肌荒れなども生じ、バンパーには再生できず、物流用の通い箱や、パレ ットなどに再生して用いられていた。 また、塗装膜を剥離除去してから再利用を図ることが研究され、その一例とし て、バンパーの塗装膜面に高圧噴流水を吹き付けて剥離する方法が考えられてい るが、具体的に自動化された塗装膜剥離装置は、未だ実用化されていない。その ため、現状では、試験的に手動で剥離されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のプラスチックバンパーの塗装膜を剥離する方法は、以上のように行われ ていたため、次のような課題が存在していた。 すなわち、手動による方法では、剥離条件を一定に保つことができず、また、 大量に塗膜を剥離するには能率が悪くなっていた。 また、塗装ロボットのような多関節ロボットを使用しても、剥離は可能である が一般的に多用途に使用できるようにつくられているため、価格も高価である。 また、バンパー形状毎にプログラムをティーチングする必要があり、このティー チングには、専門的な知識と技術および経験を必要とするため、市販用としては 適していなかった。
【0004】 本考案は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、自動車 用バンパーの塗装膜面に沿って一定の距離を保ちつつ高圧噴流水を噴射するノズ ルの位置制御を容易にし、かつ均一な剥離を行わせることにより、生産性を向上 させ、プラスチックの再生利用を実用化するようにした塗装膜剥離装置を提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、塗装膜剥離装置は、旋回装置のアームと共に移動するブラケットに 設けられたノズルと、前記ブラケットに設けられ第1ローラを有する距離測定用 エアシリンダと、前記アームに軸受を介して接続され前記ブラケットを直動させ るためのサーボモータ又はステッピングモータとを備え、前記距離測定用エアシ リンダ及びサーボモータ又はステッピングモータによりノズルを移動するように した構成である。
【0006】 さらに詳細には、前記ブラケットには、第2ローラを有する第2ロッドを備え たノズル角度調整用電動シリンダが設けられ、前記第2ロッドの出入により前記 ノズルの傾斜を変えるようにした構成である。
【0007】 さらに詳細には、前記ノズルは、並設された複数のブロックに複数設けられ、 各ノズルを介して高圧水を噴射できるようにした構成である。
【0008】 さらに詳細には、前記距離測定用エアシリンダにカウンタを介して接続された 制御用シーケンサを有する構成である。
【0009】 さらに詳細には、前記旋回装置に設けられ前記制御用シーケンサに接続された エンコーダ及びタコジェネレータと、前記エンコーダ及びタコジェネレータに接 続され前記旋回装置のアームを旋回させるためのサーボモータとを備えた構成で ある。
【0010】
【作用】
本考案による塗装膜剥離装置においては、旋回装置のアームに設けられた軸に サーボモータ又はステッピングモータが設けられ、このサーボモータ又はステッ ピングモータにより直動するブラケットにノズル、距離測定用エアシリンダ及び ノズル角度調整用電動シリンダが設けられているため、この距離測定用エアシリ ンダで検出された状態に応じてサーボモータ又はステッピングモータを駆動する ことによりノズルと対象物の面間の距離を常に一定とすることができる。 また、ノズル角度調整用電動シリンダのロッドの出入れを行うことにより軸を 介してブラケットが回転し、ノズルの傾斜角度を変えることができ、常に最適な 噴射角度を選択することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面と共に本考案による塗装膜剥離装置の好適な実施例について詳細に 説明する。 図1は、本発明による塗膜剥離装置を示す外観図、図2は、ブロック構成図、 図3は動作状態を示すブロック構成図である。 図1において符号1で示されるものは、対象物であるバンパー13の中心に対 応して位置しているサーボモータ又はサーボモータ(図示せず)により回転駆動 される垂直状の旋回装置であり、この旋回装置1のアーム2の先端には軸受3を 介して軸4が設けられ、この軸4にはサーボモータ又はステッピングモータ5が 取付けられていると共に、このサーボモータ又はステッピングモータ5には、ピ ニオン(図示せず)を介してラック6が出入自在に直動するように設けられてい る。このラック6に設けられ矢印B方向に直動するブラケット6Aには、ノズル 8が設けられていると共に距離測定用エアシリンダ9の第1ロッド10が設けら れ、この距離測定用エアシリンダ9の第1ロッド10先端の第1ローラ10aは 、圧縮エア源36から精密減圧弁40及びソレノイドバルブ35を介して供給さ れる駆動力により、バンパー13の面13aに接触するように構成されている。 前記距離測定用エアシリンダ9には、磁気センサー(図示せず)が設けられてお り、カウンタ34でブラケット6Aとバンパー13間の距離を測定できるように 構成されている。
【0012】 前記ブラケット6Aに設けられたノズル角度調整用電動シリンダ11の第2ロ ッド12先端の第2ローラ12aは、バンパー13の面13aに接触しており、 この第2ロッド12を前後進させることにより、ラック6、ノズル8、距離測定 用エアシリンダ9、電動シリンダ11が同一のブラケット6Aで接続されている ので、回転自在な軸4を介してサーボモータ又はステッピングモータ5と共にに 左右に回動する構成である。
【0013】 従って、ラック6の先端に取り付けてあるノズル8のバンパー13の面13a に対する角度を、ブラケット6A、ラック6及びサーボモータ又はステッピング モータ5と共に矢印Aに沿って自在に変えることができる。前述の旋回装置1、 サーボモータ又はステッピングモータ5、距離測定用エアシリンダ9の磁気セン サー及び電動シリンダ11は、第1ドライバ32、カウンタ34および第2ドラ イバ33を介して、制御用シーケンサ37と接続している。
【0014】 また、前記旋回装置1のサーボモータ(図示せず)は、エンコーダ38、タコ ジェネレータ30及びコントロールユニット31を介して前記制御用シーケンサ 37に接続され、前記カウンタ34の出力も前記制御用シーケンサ37に接続さ れている。
【0015】 図3の他の実施例においては、一個のノズル取付用ブロック16に3個のノズ ル8を設け、複数のノズル取付用ブロック16をバンパー13に沿って配設し、 各ブロック16を配管16aで接続すると共に、各ブロック16は高圧水供給用 オンオフバルブ17を介して高圧水分配用マニホールド18に接続されていると 共に、高圧水ポンプ19に接続されている。
【0016】 次に、図1及び図2の第1実施例の動作について説明する。まず、旋回装置1 の回転に従ってバンパー13の面13aとノズル8の先端との距離が異なってく る。この場合、磁気センサー(図示せず)を備えた距離測定用エアシリンダ9の ロッド10先端の第1ローラ10aを制御用シーケンサ37の制御下にある精密 減圧弁40を介して、一定な押し付け力でバンパー13の面13aをなぞらせつ つステッピングモータ5により一定に距離制御されたノズル8からの噴射水15 により塗装膜を剥離する。すなわち、この旋回装置1の回転につれて、ノズル8 の先端とバンパー13の面13aとの距離がこの距離測定用エアシリンダ9を介 して測定され、前記ノズル20を支えている軸4に取り付けられたサーボモータ 又はステッピングモータ5にフィードバックし、このサーボモータ又はステッピ ングモータ5のステップ動作によってノズル8の先端とバンパー13の面13a 間の距離を一定に保つように制御する。
【0017】 また、バンパー13の面13aとノズル8の方向を任意に設定するために、前 記距離測定用エアシリンダ9と同一のブラケット6Aに取り付けたノズル角度調 整用電動シリンダ11の第2ロッドの第2ローラ12aをバンパー13の面13 aに当てておき、この電動シリンダ11を前後進させることによりバンパー13 の面13aに対するノズル8の角度を任意にあるいは常時所定の角度になるよう 設定できる。
【0018】 また、図3で示す他の実施例の場合、ノズル8をバンパー13の面13aに沿 って多数並べておき、高圧水ポンプ19から高圧水供給用オンオフバルブ17を 介して順に切り替えて、バンパー13の面13aの塗装膜(図示せず)を剥離す ることができる。また、この図3の場合も、自動車用のバンパー13の全周に沿 って、孔の明いていない箇所に、図1で示すように、バンパー13の面13aと の距離を測定するための距離測定用エアシリンダ9の第1ロッド10先端の第1 ローラ10aを用いて測定すると共に、バンパー13の面13aとの距離を一定 に保つことにより、安定した条件で塗装面に高圧噴流水を吹き付けることができ る。従って、従来よりも剥離速度を上げることができ、自動的に塗装膜を剥離で きる。また、図1と同様に、図3の各ブロック16にノズル角度調整用電動シリ ンダ11を設け、各ブロック16の角度を変えて、バンパー13の面13aに対 するノズル8の噴射角度を変えるように構成することもできる。 なお、塗装膜を剥離する対象としては自動車用のバンパーとしたが、バンパー に限ることなく、エレクトロニクス部品、家電製品など多くの物を対象物とする ことができる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案によれば、機械的な旋回装置とバンパーの面との 距離を一定に保つ制御により自動的に塗装膜を剥離できる。従って、省力化と塗 装膜の均一な剥離が可能となる。 従って、従来、考えられていた多関節ロボットのようにティーチングを必要と せず、距離測定用のエアシリンダのロッドが通る通路をバンパー面に確保するこ とにより、自動的に塗装膜を剥離することができる。従って、専門的な技能と経 験を有するティーチング技術者を必要とせず、素人でも簡単に操作できる。また 、ティーチング技術者は、人材不足の状態であり、育てることも困難である。ま た、多関節ロボットのような複雑な構造、制御も必要でなく簡単な構造と制御で あり安価であり、再生材料の課題である経済性を考慮した場合、優位性を保てる 。 また、自動車のバンパーのみでなく、エレクトロニクス、家電など現在、環境 問題となっているプラスチックのリサイクルに際して、弊害になっている塗装膜 の剥離に有効な技術となり、産業上きわめて価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による塗装膜剥離装置を示す斜視図であ
る。
【図2】制御系を含む全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 旋回装置 2 アーム 5 ステッピングモータ 6A ブラケット 8 ノズル 9 距離測定用エアシリンダ 11 ノズル角度調整用電動シリンダ 12 第2ロッド 16 ブロック 30 タコジェネレータ 34 カウンタ 37 制御用シーケンサ 38 エンコーダ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回装置(1)のアーム(2)と共に移動する
    ブラケット(6A)に設けられたノズル(8)と、前記ブラケ
    ット(6A)に設けられ第1ローラ(10a)を有する距離測定
    用エアシリンダ(9)と、前記アーム(2)に軸受(3)を介し
    て接続され前記ブラケット(6A)を直動させるためのサー
    ボモータ又はステッピングモータ(5)とを備え、前記距
    離測定用エアシリンダ(9)及びサーボモータ又はステッ
    ピングモータ(5)によりノズル(8)を移動するように構成
    したことを特徴とする塗装膜剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラケット(6A)には、第2ローラを
    有する第2ロッド(12)を備えたノズル角度調整用電動シ
    リンダ(11)が設けられ、前記第2ロッド(12)の出入によ
    り前記ノズル(8)の傾斜を変えるように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の塗装膜剥離装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズル(8)は、並設された複数のブ
    ロック(16)に複数設けられ、各ノズル(8)を介して高圧
    水を噴射できる構成としたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の塗装膜剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記距離測定用エアシリンダ(9)にカウ
    ンタ(34)を介して接続された制御用シーケンサ(37)を有
    することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載
    の塗装膜剥離装置。
  5. 【請求項5】 前記旋回装置(1)に設けられ前記制御用
    シーケンサ(37)に接続されたエンコーダ(38)及びタコジ
    ェネレータ(30)と、前記エンコーダ(38)及びタコジェネ
    レータ(30)に接続され前記旋回装置(1)のアーム(2)を旋
    回させるためのサーボモータとを備えたことを特徴とす
    る請求項4記載の塗装膜剥離装置。
JP2037193U 1993-04-20 1993-04-20 塗装膜剥離装置 Pending JPH0679506U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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