JPH11267579A - 板材の製造装置および製造方法 - Google Patents

板材の製造装置および製造方法

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JPH11267579A
JPH11267579A JP9256398A JP9256398A JPH11267579A JP H11267579 A JPH11267579 A JP H11267579A JP 9256398 A JP9256398 A JP 9256398A JP 9256398 A JP9256398 A JP 9256398A JP H11267579 A JPH11267579 A JP H11267579A
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JP9256398A
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Masaaki Nishi
正昭 西
Koji Ogawa
耕司 小川
Ichiro Kumo
雲  一郎
Hitoyasu Kotani
仁康 小谷
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 とくに板材を大量生産する場合において、所
定の一定のパターンの加工を施したい場合にはその所定
のパターンの加工を正確に実施、再現できるようにする
とともに、意図的にいろいろなパターンに加工を施した
い場合にあっては、目標とするパターンに迅速にかつ容
易にしかも任意に設定、変更できる板材の製造装置およ
び製造方法を提供する。 【解決手段】 板材からなる素材を搬送する手段と、搬
送される素材に表面加工を施す加工ロールと、表面加工
を加工ロールの所定の位相から開始するための開始位相
制御手段とを有することを特徴とする板材の製造装置、
およびその装置を用いた板材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建材の製造を代表
とする各種産業分野に用いられる、表面に塗装加工や凹
凸加工が施された板材の製造装置および製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】壁材等の板材、たとえば木板や合板、セ
メント板、さらにはプラスチック板やプラスチックシー
ト等からなる板材の表面に所定の塗装加工や凹凸加工を
施す方法として、ロールコータまたはエンボス加工ロー
ルを用いる方法が知られている。
【0003】この方法においては、たとえば図7に示す
ように、板材の素材101を一方向に送り、回転する加
工ロール102(たとえば、転写ロール)を接触させ
て、転写ロール102上に塗布された塗料あるいは転写
ロール102上に加工されている凹凸模様を素材101
の表面に転写する。たとえば図7に示すように転写ロー
ル102の外周面上にA、B、C、Dの順に塗布模様や
凹凸パターンが形成されている場合、転写された素材1
01の表面上にもこの順に転写され、図8の(A)に示
すように常にA、B、C、Dの順に塗装または凹凸加工
が施された板材103が得られることになる。
【0004】ところが、転写に際して、転写が一定位置
から行われないと、図8の(B)に示すように1枚の板
材104中で模様が途切れてしまい、複数枚の板材を用
いるときには、配列に注意が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】壁材等においては、一
定パターンの塗装や凹凸加工が施されたものに加え、意
匠性を向上したり、より自然観をかもし出したりするた
めに、いろいろなパターンに塗装や凹凸加工が施された
ものが要求されることがある。つまり、このような各種
のパターンが転写された壁材等を多数用いて壁を形成す
ると、より優れた自然観を呈することが可能となる。
【0006】ところが、前述の如く一定のパターンでし
か塗装や凹凸加工ができない従来の方法では、上記のよ
うな要望を満たそうとすると、転写ロールを交換した
り、素材の搬送機構を変えたりその設定を大がかりに変
更したりする必要がある。これでは、板材を大量生産す
る場合に、交換や設定変更に時間を要しきわめて効率が
悪いとともに、製造コストも増大する。
【0007】本発明の課題は、とくに板材を大量生産す
る場合において、所定の一定のパターンの加工を施した
い場合にはその所定のパターンの加工を正確に実施、再
現できるようにするとともに、意図的にいろいろなパタ
ーンに加工を施したい場合にあっては、目標とするパタ
ーンに迅速にかつ容易にしかも任意に設定、変更できる
板材の製造装置および製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の板材の製造装置は、板材からなる素材を搬
送する手段と、搬送される素材に表面加工を施す加工ロ
ールと、表面加工を加工ロールの所定の位相から開始す
るための開始位相制御手段とを有することを特徴とする
ものからなる。
【0009】上記開始位相制御手段は、表面加工を加工
ロールの所定の位相から開始できることを必須の構成と
するが、さらに、表面加工を所定の位相よりも進んだ位
相から開始する手段、および、表面加工を所定の位相よ
りも遅れた位相から開始する手段も含んでいることが好
ましい。
【0010】開始位相制御手段としては、たとえば、素
材の搬送開始を制御するゲート手段を有しているもの、
あるいは、加工ロールの周速度と、搬送手段の搬送速度
と、ゲート手段による搬送開始時期の少なくとも一つを
制御することで開始位相を変更する手段を備えているも
のから構成できる。
【0011】また、開始位相制御手段は、素材の先端位
置および加工ロールの所定の位相の少なくとも一方を検
知する手段を備えていることが好ましい。
【0012】そして、上記開始位相制御手段は、表面加
工開始時の位相を所望の位相に変更する手段を備えてい
ることが好ましい。これによって、目標とする、表面加
工開始時の位相に正確に制御でき、一定のパターンで繰
り返し加工したり、意図的に位相をずらして加工したり
できる。あるいはまた、開始位相制御手段が、表面加工
開始時の位相を乱数に基づいて変更する手段も備えてい
る構成とすることもできる。乱数に基づいて表面加工開
始時の位相をランダムに変更することにより、意図的に
位相をずらした場合とは異なって、自然により近い感じ
をかもし出すことが可能になる。
【0013】加工ロールとしては、素材に塗装加工およ
び凹凸加工の少なくとも一方の加工を施すものを用いる
ことができ、より具体的には、塗装ロールまたはエンボ
ス加工ロールを用いることができる。加工ロールの表面
材質は特に限定しないが、たとえば塗装ロールには、ス
ポンジ部材または弾性部材からなるものを使用できる。
スポンジロールのスポンジには、たとえば、クロロプレ
ンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、シリ
コンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、多硫化ゴム等を
使用できる。
【0014】本発明に係る板材の製造方法は、上記のよ
うな製造装置を用いて板材を加工するものである。とく
に、建材の加工に用いて好適な方法である。
【0015】本発明に係る板材としては、とくに限定さ
れないが、意匠性や自然観を向上できる点から、とくに
壁材等の建材に好適である。素材の材料としてもとくに
限定されず、木板や合板、セメント板、プラスチック板
やプラスチックシート等、塗装や凹凸加工が可能なあら
ゆる材料を使用できる。
【0016】このような製造装置または製造方法によ
り、素材の表面に、目標とする一定のパターンあるいは
目標とする任意のパターンに、正確に再現性よく塗装や
凹凸加工を施すことができ、目標とする板材が得られ
る。また、乱数に基づいて表面加工開始時の位相をラン
ダムに変更すれば、より優れた自然感を出すことが可能
になる。
【0017】そして、開始位相制御手段により、加工ロ
ールによる素材への加工位置を所望の位置にあるいはラ
ンダムに変更でき、かつ、大量生産中にも、任意の時点
で開始位相を変更できるから、目標とする表面加工パタ
ーンを有する板材が容易に製造される。また、基本的
に、加工ロールを交換しなくてもよく、開始位相制御手
段の設定変更にも時間を要しないから、表面加工パター
ンを所望のパターンにあるいはランダムに変更する場合
にあっても、同一の装置で連続生産が可能であり、生産
性が良いとともに、製造コストも低く抑えられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施態様に係る板材の製造装置を示しており、と
くに本発明を、板材の素材に塗料を塗布するためのロー
ルコータ装置に適用した場合を示している。
【0019】図1において、1は板材の素材を示してお
り、この素材1の表面上に目標とするパターンで塗料が
塗布される。素材1は、たとえばサーボモータからなる
モータ2によって駆動される送り出しコンベア3によっ
て送り出され、モータ4によって駆動される搬送コンベ
ア5によって、加工ロールとしての転写ロール6の位置
を通過するように搬送される。
【0020】転写ロール6は、本実施態様では、表面に
所定の凸模様が形成されたスポンジロールからなり、そ
の凸部頂面に保持された塗料が素材1の表面に転写され
るようになっている。また、本実施態様では、転写ロー
ル6は回転駆動され、その周速が、搬送コンベア5によ
る搬送速度と同期されている。
【0021】塗料7は、本実施態様では、ドクターロー
ル8を介してメッシュロール9に移送され、メッシュロ
ール9に保持された塗料が転写ロール6の表面上に移送
された後、転写ロール6から素材1上に転写されるよう
になっている。転写ロール6の表面上の余剰な塗料は、
クリーニングロール10によって除去される。ドクター
ロール8、メッシュロール9から落下する余剰塗料やク
リーニングロール10で除去された余剰塗料は、適当な
受トレイ(図示略)を介して回収されるようになってい
る。塗料の種類としてはとくに限定されず、水性や溶剤
系の塗料、インク、染料等を用いることができる。
【0022】送り出しコンベア3と搬送コンベア5の間
には、送り出しコンベア3によって送られてきた素材1
を一旦停止(待機)させるゲート11が設けられてお
り、ゲート11はその駆動装置12によって開閉され
る。ゲート11の開動作により、素材1は、送り出しコ
ンベア3から搬送コンベア5へと送り込まれ、続いて搬
送コンベア5によって転写ロール6の位置へと搬送され
る。したがって、このゲート11の開動作により、素材
1の送り込みのタイミングを制御でき、それによって、
転写ロール6の、搬送されてきた素材1に対する塗装開
始の位相を制御できる。
【0023】ゲート11の駆動装置12は、制御装置1
3に電気的に接続されており、制御装置13からの指令
に基づいて開閉作動される。
【0024】制御装置13は、モータ2にその作動信号
を送る。また、制御装置13には、搬送コンベア5の搬
送速度(ベルト速度)と搬送量とを検知するロータリエ
ンコーダ14からの信号、および、転写ロール6に付与
された原点15の位置を検知するロータリエンコーダ1
6からの信号が入力されている。
【0025】なお、本実施態様では、送り出しコンベア
3から搬送コンベア5への素材1の移載をより確実に行
うために、搬送コンベア5上方にニップローラ17が設
けられているが、移載が円滑に行われる場合にはとくに
設けなくてもよい。
【0026】このように構成された装置の制御装置13
を用いて、次のように素材1の搬送と塗装の開始位相が
制御される。
【0027】たとえば図2の(A)に示すように、ロー
タリエンコーダ16からのパルス信号P1により、転写
ロール6の原点15が真下、つまり搬送コンベア5に最
も接近した位置(図1の位置)に回転してきたことが検
知される。このとき、同期して駆動している搬送コンベ
ア5の移動距離がロータリエンコーダ14からのパルス
P2として刻々カウントされる。そして、図2の(A)
に示すように、横軸を時間t軸とした場合、あるP1パ
ルスの検知位置(検知時刻)t1からゲート11が閉じ
られている時間(素材1が待機している時間)のP2パ
ルスのカウント数をN1、ゲート11から転写ロール6
の直下までの距離dを素材1が搬送されるに要する時間
(つまり、搬送コンベア5が距離dを移動する時間)に
相当するP2パルスのカウント数をN2とすると、図2
の(A)に示した状態は、丁度、搬送される素材1の始
端が転写ロール6の次の原点位置にきたときに塗料の転
写が開始される状態を示しており、転写ロール6の原点
15の位相から塗料の転写が開始される状態を示してい
る。
【0028】ゲート11を開くタイミングを変えれば、
P1パルス位置に対するP2パルスのカウント数N1が
変わるが、このとき、距離dに相当するパルスカウント
数N2は一定であるから、そのカウント数N2のP1パ
ルスに対する相対位置のみがずれることになる。たとえ
ば、カウント数N1が小さくなるようにゲート11を開
くタイミングを制御すれば、図2の(B)に示すように
N2カウント領域がずれ、カウント数N1が大きくなる
ようにゲート11を開くタイミングを制御すれば、図2
の(C)に示すようにN2カウント領域がずれる。ま
た、カウント数N1を一定値に保つようにゲート11を
開くタイミングを制御すると、常に所定の位相、つま
り、基準となる位相から転写が開始される。すなわち、
どの時点でゲート11を開くかによってN1を任意に変
えることができ、それによってN2カウント領域を自由
に位置変更できる。これによって、転写を、転写ロール
6の所定の位相から開始することもでき、所定の位相よ
りも進んだ位相から、あるいは所定の位相よりも遅れた
位相から開始することもできる。
【0029】たとえば所定の位相から開始する図2の
(A)の状態に対して、(B)や(C)のようにN2カ
ウント領域がずれると、初期転写位置に相当する時刻t
2がずれ、初期転写位置の、転写ロール6の原点位置に
対する相対位置関係が変更されることになる。すなわ
ち、N1の設定パルス数を変えれば、転写ロール6の転
写開始位相が変更されることになる。N1の設定パルス
数は任意に変えることができるから、転写ロール6の素
材1への転写開始位相は任意に制御される。図2の
(B)は転写開始位相を基準となる位相よりも遅らせた
場合を示しており、図2の(C)は転写開始位相を基準
となる位相よりも進ませた場合を示している。また、N
1の設定パルス数を乱数に基づいてランダムに変化させ
れば、連続的に生産される板材の素材1への転写ロール
6の転写開始位相はランダムに変更される。
【0030】このように、転写ロール6の転写開始位相
を実質的に自由に変更制御できることから、たとえば図
3の(A)、(B)に示すように、素材18a、18b
に、同じパターンで転写開始位置がずれた線状のパター
ン19a、19bを転写する場合に、パターン19a、
19bの線が素材18a、18b間でつながるように転
写開始位相を制御することもできる。
【0031】図4は、本発明の別の実施態様に係る板材
の製造装置を示しており、ロールコータに本発明を適用
した場合を示している。本実施態様では、図1に示した
装置のゲート11の代わりに素材1の先端検知センサ2
0が設けられている。センサ20がオンした時点におけ
る転写ロール6の原点の位相をP1がオンしてからのP
2のパルス量から現在位相として算出する。算出結果よ
り素材1が次に転写ロール6の直下に到達した時点の原
点の位相を転写位相として算出することができる。算出
した転写位相が目標とする位相よりも進んでいれば位相
が遅れるようにセンサ20がオンしてから転写ロール6
の回転速度を落とすように制御装置13からロール駆動
モータ21に指令を出す。逆に、算出した転写位相が目
標とする位相よりも遅れていれば位相が進むようにセン
サ20がオンしてから転写ロール6の回転速度を上げる
ようにモータ21へ指令を出す。転写ロール6の回転速
度を変えるのは、素材1が転写ロール6の直下に到達す
るまでの間に行い、転写中は搬送コンベア5と同期した
正規の周速度であることが好ましい。
【0032】上記図4に示した装置においては、搬送コ
ンベア5側でも転写開始位相の制御を行うことができ
る。たとえば、センサ20がオンした時点における転写
ロール6の原点の位相をP1がオンしてからのP2のパ
ルス量から現在位相として算出する。算出結果より素材
1が次に転写ロール6の直下に到達した時点の原点の位
相を転写位相として算出することができる。算出した転
写位相が目標とする位相よりも進んでいれば位相が遅れ
るようにセンサ20がオンしてからコンベア5の搬送速
度を上げるように制御装置13からコンベア駆動モータ
4へ指令を出す。逆に、算出した転写位相が目標とする
位相よりも遅れていれば位相が進むようにセンサ20が
オンしてからコンベア5の搬送速度を下げるようにモー
タ4へ指令を出す。搬送コンベア5の速度を変えるの
は、素材1が転写ロール6の直下に到達するまでの間に
行い、転写中は転写ロール6と同期した正規の周速度で
あることが好ましい。
【0033】上記のような転写開始位相の変更制御は、
実際にはたとえば図5、図6に示すように行われる。
【0034】図5において、転写ロール6の外周面に、
たとえば前述の図7に示したものと同様に、回転方向に
A、B、C、Dのパターンが順に形成されているとする
と、上述の如く転写開始位相を任意に変更できるように
することにより、素材1に転写されるパターンの配列
は、たとえば図6(A)、(B)、(C)に示すように
なり、ABCD、DABC、CDAB等のように任意の
配列に制御された板材30が得られることになる。ま
た、前述のN1パルスの設定は任意に行うことができる
から、これら配列パターンの中間状態、たとえば、Aや
Bパターン領域の途中から転写を開始するようなことも
できる。
【0035】なお、開始位相制御手段は、常に稼働して
いる必要はない。開始位相制御手段を稼働させずに転写
を行う場合には、転写開始位置は、板材を送り込むタイ
ミングに依存する。
【0036】このように、本発明においては、素材1の
送り込みタイミング、送られてくる素材1に対する転写
ロール6の位相、素材1の搬送コンベア5の速度等を制
御することによって、素材1への初期転写位置が自由に
設定あるいは変更制御される。大量の素材1を処理する
場合にあっても、前述の如く乱数に基づいて変更制御す
れば、異なる塗布パターンの板材が次々に製造される。
したがって、容易に、かつ自動的に、一定パターンの板
材や、所定のパターンの板材、さらにはランダムにパタ
ーンが変化する板材を、大量に製造することができる。
【0037】なお、上記各実施態様では、本発明を塗料
の塗布に適用した場合について説明したが、本発明は、
エンボスロールを用いて素材の表面に凹凸加工を施す場
合にも同様に適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の板材の製
造装置および製造方法によれば、表面加工を加工ロール
の所定の位相から開始するための開始位相制御手段を設
け、加工ロールによる素材への加工開始位置を任意に設
定、変更できるようにしたので、一定の、あるいは所望
のパターンで精度良く板材を大量生産できるとともに、
加工パターンを意図的にランダムに変更する場合にも容
易に対応することができる。したがって、板材の加工の
精度向上、および、意匠性や自然観の向上をはかること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る板材の製造装置の概
略構成図である。
【図2】図1の装置における転写の制御の様子を示すパ
ルスチャートである。
【図3】別の制御の様子を示す板材の平面図である。
【図4】本発明の別の実施態様に係る板材の製造装置の
概略構成図である。
【図5】本発明における転写ロールのパターン配列の一
例を示す概略構成図である。
【図6】図5の転写ロールを用いて本発明を適用したと
きの素材への転写パターン例を示す板材の概略平面図で
ある。
【図7】従来方法における転写ロールのパターン配列の
一例を示す概略構成図である。
【図8】図7の転写ロールを用いて従来方法により転写
した場合の素材への一定の転写パターン例を示す板材の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 板材の素材 2、4、21 モータ 3 送り出しコンベア 5 搬送コンベア 6 転写ロール 7 塗料 8 ドクターロール 9 メッシュロール 10 クリーニングロール 11 ゲート 12 ゲート駆動装置 13 制御装置 14、16 ロータリエンコーダ 15 原点 17 ニップローラ 18A、18b、30 板材 20 先端検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 仁康 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材からなる素材を搬送する手段と、搬
    送される素材に表面加工を施す加工ロールと、表面加工
    を加工ロールの所定の位相から開始するための開始位相
    制御手段とを有することを特徴とする板材の製造装置。
  2. 【請求項2】 開始位相制御手段が、表面加工を所定の
    位相よりも進んだ位相から開始する手段を含んでいる、
    請求項1に記載の板材の製造装置。
  3. 【請求項3】 開始位相制御手段が、表面加工を所定の
    位相よりも遅れた位相から開始する手段を含んでいる、
    請求項1に記載の板材の製造装置。
  4. 【請求項4】 開始位相制御手段が素材の搬送開始を制
    御するゲート手段を有している、請求項1〜3のいずれ
    かに記載の製造装置。
  5. 【請求項5】 開始位相制御手段が、加工ロールの周速
    度と、搬送手段の搬送速度と、ゲート手段による搬送開
    始時期の少なくとも一つを制御することで開始位相を変
    更する手段を備えている、請求項1〜4のいずれかに記
    載の板材の製造装置。
  6. 【請求項6】 開始位相制御手段が、素材の先端位置お
    よび加工ロールの所定の位相の少なくとも一方を検知す
    る手段を備えている、請求項1〜5のいずれかに記載の
    板材の製造装置。
  7. 【請求項7】 開始位相制御手段が、表面加工開始時の
    位相を所望の位相に変更する手段を備えている、請求項
    1〜6のいずれかに記載の板材の製造装置。
  8. 【請求項8】 開始位相制御手段が、表面加工開始時の
    位相を乱数に基づいて変更する手段を備えている、請求
    項1〜6のいずれかに記載の板材の製造装置。
  9. 【請求項9】 加工ロールが、素材に塗装加工および凹
    凸加工の少なくとも一方の加工を施すものである、請求
    項1〜8のいずれかに記載の板材の製造装置。
  10. 【請求項10】 加工ロールが塗装ロールまたはエンボ
    ス加工ロールである、請求項1〜9のいずれかに記載の
    板材の製造装置。
  11. 【請求項11】 加工ロールがスポンジ部材または弾性
    部材からなる、請求項1〜10に記載の板材の製造装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の装
    置を用いる、板材の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれかに記載の装
    置を用いる、建材の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009095739A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Universal Seikan Kk 缶の塗装装置及び塗装方法
JP2013192968A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Yodogawa Steel Works Ltd ロールコータ式塗装装置及び塗装方法
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