JPH0679456B2 - 平面形スイッチの製造方法 - Google Patents
平面形スイッチの製造方法Info
- Publication number
- JPH0679456B2 JPH0679456B2 JP3141154A JP14115491A JPH0679456B2 JP H0679456 B2 JPH0679456 B2 JP H0679456B2 JP 3141154 A JP3141154 A JP 3141154A JP 14115491 A JP14115491 A JP 14115491A JP H0679456 B2 JPH0679456 B2 JP H0679456B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating sheet
- adhesive
- switch
- hole
- insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Manufacture Of Switches (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はキーボードスイッチ、特
に平面形のキーボードスイッチのスペーサーの製造方法
に関するものである。
に平面形のキーボードスイッチのスペーサーの製造方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】第１図には平面形スイッチの従来例を示
し、図中で1,4 はそれぞれの対向面にスイッチの接点と
なる上・下電極2,5 を有し、弾性絶縁スペーサー3 を介
して固定板6 上に保持された１対の可撓性を有する絶縁
シートであり、7 は固定板6 に形成した通気孔で、8 は
上・下電極応答用スペーサー内の空隙であり、この通気
孔7 は電極応答用のそれぞれの空隙に連設されて外方に
導出されている。この通気孔7 がないと、スペーサー3
に絶縁シート1,4 を貼合わせるとき、空隙8 の部分の空
気が抜けた状態であると、常時オンのスイッチが出た
り、また作動力が極端に軽くなる恐れがあり、更に耐湿
試験などで湿気がスイッチ内に一旦こもると外へにげに
くいため、これが絶縁劣化をもたらす原因となる。
し、図中で1,4 はそれぞれの対向面にスイッチの接点と
なる上・下電極2,5 を有し、弾性絶縁スペーサー3 を介
して固定板6 上に保持された１対の可撓性を有する絶縁
シートであり、7 は固定板6 に形成した通気孔で、8 は
上・下電極応答用スペーサー内の空隙であり、この通気
孔7 は電極応答用のそれぞれの空隙に連設されて外方に
導出されている。この通気孔7 がないと、スペーサー3
に絶縁シート1,4 を貼合わせるとき、空隙8 の部分の空
気が抜けた状態であると、常時オンのスイッチが出た
り、また作動力が極端に軽くなる恐れがあり、更に耐湿
試験などで湿気がスイッチ内に一旦こもると外へにげに
くいため、これが絶縁劣化をもたらす原因となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の平面形ス
イッチでは、絶縁シート4 と固定板6 とに、それぞれの
電極に対応して個別に通気孔7 を形成しなければなら
ず、この作業が到って面倒であると言う欠点があった。
イッチでは、絶縁シート4 と固定板6 とに、それぞれの
電極に対応して個別に通気孔7 を形成しなければなら
ず、この作業が到って面倒であると言う欠点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、弾性を有する絶縁シートの対向面の少な
くとも一面上に、縞状または格子状に所定巾の間隙を残
して接着剤を均一の膜厚に塗着する工程と、前記間隙部
分を含む絶縁シートの任意の位置に、前記接着皮膜と絶
縁シートを打ち抜いて任意形状の貫通穴を形成する工程
と、前記貫通穴が上・下電極応答用の空隙と成るように
前記絶縁シートを上・下電極を有する可撓性絶縁シート
に貼着する工程とを順次行なうことを特徴とする。
に、本発明は、弾性を有する絶縁シートの対向面の少な
くとも一面上に、縞状または格子状に所定巾の間隙を残
して接着剤を均一の膜厚に塗着する工程と、前記間隙部
分を含む絶縁シートの任意の位置に、前記接着皮膜と絶
縁シートを打ち抜いて任意形状の貫通穴を形成する工程
と、前記貫通穴が上・下電極応答用の空隙と成るように
前記絶縁シートを上・下電極を有する可撓性絶縁シート
に貼着する工程とを順次行なうことを特徴とする。
【０００５】
【作用】初めに絶縁シートに縞状または格子状に所定巾
の間隙を残して接着剤を均一の膜厚に塗着し、その後前
記間隙部分を含む絶縁シートの任意の位置で任意形状の
貫通穴をあけて上・下電極応答用の空隙と成すので、接
着剤厚さが一様になり歪みや反りのない平面形スイッチ
を提供できると共に、スペーサの標準化と量産化が容易
になる。
の間隙を残して接着剤を均一の膜厚に塗着し、その後前
記間隙部分を含む絶縁シートの任意の位置で任意形状の
貫通穴をあけて上・下電極応答用の空隙と成すので、接
着剤厚さが一様になり歪みや反りのない平面形スイッチ
を提供できると共に、スペーサの標準化と量産化が容易
になる。
【０００６】
【実施例】第２図〜第４図によって詳細に説明すると、
第２図はスペーサーの上面図で、14はスペーサーの基材
となる弾性を有する絶縁シートで、該絶縁シート14の表
裏両面にスリット状の間隙12を残して縞状に接着剤の塗
膜11,15 を形成する。例えばアクリル樹脂等より成る接
着剤をローラー印刷等によって略均一に塗布する。従っ
て間隙12の部分は塗膜11の厚みに相当する溝が形成され
る。13はスイッチの配設される位置に形成された貫通穴
で、該貫通孔13は、前記間隙12の何れかに交差して、塗
布11,15 と絶縁シート14を表裏に貫通するように形成さ
れる。
第２図はスペーサーの上面図で、14はスペーサーの基材
となる弾性を有する絶縁シートで、該絶縁シート14の表
裏両面にスリット状の間隙12を残して縞状に接着剤の塗
膜11,15 を形成する。例えばアクリル樹脂等より成る接
着剤をローラー印刷等によって略均一に塗布する。従っ
て間隙12の部分は塗膜11の厚みに相当する溝が形成され
る。13はスイッチの配設される位置に形成された貫通穴
で、該貫通孔13は、前記間隙12の何れかに交差して、塗
布11,15 と絶縁シート14を表裏に貫通するように形成さ
れる。
【０００７】なお前記間隙12のパターンは前記の如く縞
状に形成する他に、必要に応じ格子状に交差した形状に
形成することもできる。また前記の如く間隙12は塗膜1
1,15 の両者に形成しているが、必要に応じ、その一方
のみに形成してもよい。なお第３図は第２図Ａ−Ａの断
面を示し、第４図は穴13の付近の構造を示すものであ
る。
状に形成する他に、必要に応じ格子状に交差した形状に
形成することもできる。また前記の如く間隙12は塗膜1
1,15 の両者に形成しているが、必要に応じ、その一方
のみに形成してもよい。なお第３図は第２図Ａ−Ａの断
面を示し、第４図は穴13の付近の構造を示すものであ
る。
【０００８】接着剤塗膜11,15 上に上・下電極を有する
第１図に示したような可撓性の絶縁シートを貼着し、こ
れらを固定板に担持させて平面形のスイッチが最終的に
形成される。この場合穴13はスイッチの上・下電極応答
用の空隙と成り、樋状となった間隙12の端部がスイッチ
外に導出されて通気孔と成る。
第１図に示したような可撓性の絶縁シートを貼着し、こ
れらを固定板に担持させて平面形のスイッチが最終的に
形成される。この場合穴13はスイッチの上・下電極応答
用の空隙と成り、樋状となった間隙12の端部がスイッチ
外に導出されて通気孔と成る。
【０００９】
【効果】以上説明の本発明によると、従来のように固定
板等に各スイッチ毎に個別に通気孔をあける必要はな
く、接着剤の塗膜を形成する段階で一挙にこれを形成す
ることができ、しかもこれを上記のように縞状または格
子状に形成しておけば、その任意の位置に選択的にスイ
ッチのキイーを形成することが可能となり、スペーサー
の標準化と量産化が容易となり、管理上も甚だ便利であ
るなど製造方法として多くの実際的な利点がある。
板等に各スイッチ毎に個別に通気孔をあける必要はな
く、接着剤の塗膜を形成する段階で一挙にこれを形成す
ることができ、しかもこれを上記のように縞状または格
子状に形成しておけば、その任意の位置に選択的にスイ
ッチのキイーを形成することが可能となり、スペーサー
の標準化と量産化が容易となり、管理上も甚だ便利であ
るなど製造方法として多くの実際的な利点がある。
【００１０】またこの時絶縁シートへの接着剤の塗着を
スクリーン印刷等で行うと、印刷用マスクが１種類でよ
く、生産管理上都合がよくコストダウンにもなる。同時
に本製造方法の別な利点として、貫通穴のない絶縁シー
トにスクリーン印刷等で接着剤を塗着するので、塗着さ
れた接着剤に一様な膜厚が得られ、接着剤の膜厚のムラ
による平面形スイッチの歪みや反りがなくなる。
スクリーン印刷等で行うと、印刷用マスクが１種類でよ
く、生産管理上都合がよくコストダウンにもなる。同時
に本製造方法の別な利点として、貫通穴のない絶縁シー
トにスクリーン印刷等で接着剤を塗着するので、塗着さ
れた接着剤に一様な膜厚が得られ、接着剤の膜厚のムラ
による平面形スイッチの歪みや反りがなくなる。
【００１１】また接着剤の塗膜はもともと電極を有する
絶縁シートをスペーサー14に固定するに必要なものであ
り、とくにこれによって工程が多くなることがない。
絶縁シートをスペーサー14に固定するに必要なものであ
り、とくにこれによって工程が多くなることがない。
【図１】従来例に係る側断面図
【図２】本発明のスペーサーの上面図
【図３】本発明のスペーサーの側断面図
【図４】本発明の要部斜視図
2,5 電極 11,15 接着剤塗膜 12,16 間隙 13 貫通穴 14 スペーサーとなる絶縁シート
Claims (1)
- 【請求項１】 弾性を有する絶縁シートの対向面の少な
くとも一面上に、縞状または格子状に所定巾の間隙を残
して接着剤を均一の膜厚に塗着する工程と、前記隙間部
分を含む絶縁シートの任意の位置に、前記接着皮膜と絶
縁シートを打ち抜いて任意形状の貫通穴を形成する工程
と、前記貫通穴が上・下電極応答用の空隙と成るように
前記絶縁シートを上・下電極を有する可撓性絶縁シート
に貼着する工程とを順次行うことを特徴とする平面形ス
イッチの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141154A JPH0679456B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 平面形スイッチの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3141154A JPH0679456B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 平面形スイッチの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0512949A JPH0512949A (ja) | 1993-01-22 |
| JPH0679456B2 true JPH0679456B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=15285391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3141154A Expired - Lifetime JPH0679456B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 平面形スイッチの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0679456B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101170865B1 (ko) * | 2005-03-08 | 2012-08-02 | 니폰샤신인사츠가부시키가이샤 | 터치 패널 유닛 |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP3141154A patent/JPH0679456B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0512949A (ja) | 1993-01-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE3714535C2 (de) | Berührungsempfindliche Dateneingabeeinrichtung | |
| KR20030046090A (ko) | 유기 전자 발광 소자의 박막 증착용 마스크 프레임 조립체 | |
| EP0546003B1 (de) | Druckschaltelement | |
| US20030160768A1 (en) | Touch panel | |
| US6756729B1 (en) | Flat panel display and method of fabricating same | |
| US4456798A (en) | Panel keyboard with irregular surfaced spacer | |
| JPH0679456B2 (ja) | 平面形スイッチの製造方法 | |
| JP3002316B2 (ja) | 電気泳動表示装置 | |
| US6686678B2 (en) | Flat panel display having mesh grid | |
| JPS6220113Y2 (ja) | ||
| CN112662993B (zh) | 一种掩模版、蒸镀装置及蒸镀方法 | |
| US7081031B2 (en) | Method of producing plasma display devices | |
| KR100446467B1 (ko) | 보조 마스크를 사용한 평판 표시 소자의 제조 방법 | |
| JPH0542583Y2 (ja) | ||
| JP2861130B2 (ja) | パネルスイッチ | |
| WO1996003764B1 (en) | Flat display spacer structure and manufacturing method | |
| JPH0435851B2 (ja) | ||
| JPS62195829A (ja) | ガス放電パネルのスペ−サ形成方法 | |
| JP3006120U (ja) | メンブレンスイッチ | |
| JPH11105447A (ja) | スクリーン印刷版およびその利用 | |
| JPS58194229A (ja) | けい光表示装置とその製造方法 | |
| JPH08336806A (ja) | 木質板と扉用芯材 | |
| JP4346437B2 (ja) | パネル型入力装置及び接着構造 | |
| US7108575B2 (en) | Method for fabricating mesh of tetraode field-emission display | |
| JPH08236029A (ja) | プラズマディスプレイパネル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950328 |