JPH0679374B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH0679374B2 JPH0679374B2 JP59028722A JP2872284A JPH0679374B2 JP H0679374 B2 JPH0679374 B2 JP H0679374B2 JP 59028722 A JP59028722 A JP 59028722A JP 2872284 A JP2872284 A JP 2872284A JP H0679374 B2 JPH0679374 B2 JP H0679374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- recording medium
- magnetic recording
- powder
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/708—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer
- G11B5/7085—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by addition of non-magnetic particles to the layer non-magnetic abrasive particles
-
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- Y10S428/90—Magnetic feature
-
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-
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- Y10T428/25—Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
- Y10T428/256—Heavy metal or aluminum or compound thereof
- Y10T428/257—Iron oxide or aluminum oxide
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、強磁性粉末を樹脂バインダー中に分散し、ポ
リエステルフイルム等のプラスチツクベース上に均一に
塗布した磁気記録媒体に関するものである。
リエステルフイルム等のプラスチツクベース上に均一に
塗布した磁気記録媒体に関するものである。
一般に、オーデイオ、ビデオ、フロツピーデイスク等の
磁気記録媒体では、磁気ヘツドとの接触による磁気記録
媒体の磁性層の損傷を防ぐため、非磁性無機材料粉末を
添加し、磁気記録媒体の磁性層を補強することが知られ
ている。しかしながら、添加する非磁性無機粉末の種
類、粒子サイズ、添加量を適切に選ばないと磁気ヘツド
を損傷したり、磁気ヘツドの摩耗量を増大させる等の不
具合が生じる。近年、特に、ビデオテープにおいてはVT
Rの静止画像（スチール）、スローモーシヨン等の機能
の充実により、充分な耐摩耗性（スチール特性）が要求
されるようになつてきた。一方、ビデオテープの一層の
高性能化に伴ない、使用する強磁性粉末の粒径は、小さ
くなる傾向にあり、スチール特性には不利な方向にあ
る。それに対応する為、添加する非磁性無機粒子の材質
を硬くしたり添加量を増大させる等の対策がとられた
が、その結果ヘツド摩耗が増大してヘツド寿命を縮める
等の弊害も著しい。本発明者らは、磁気記録媒体の損傷
が少なくしかもヘツド摩耗も少ない非磁性無機材料の検
討を進め良好な材料を発明するに到つた。
磁気記録媒体では、磁気ヘツドとの接触による磁気記録
媒体の磁性層の損傷を防ぐため、非磁性無機材料粉末を
添加し、磁気記録媒体の磁性層を補強することが知られ
ている。しかしながら、添加する非磁性無機粉末の種
類、粒子サイズ、添加量を適切に選ばないと磁気ヘツド
を損傷したり、磁気ヘツドの摩耗量を増大させる等の不
具合が生じる。近年、特に、ビデオテープにおいてはVT
Rの静止画像（スチール）、スローモーシヨン等の機能
の充実により、充分な耐摩耗性（スチール特性）が要求
されるようになつてきた。一方、ビデオテープの一層の
高性能化に伴ない、使用する強磁性粉末の粒径は、小さ
くなる傾向にあり、スチール特性には不利な方向にあ
る。それに対応する為、添加する非磁性無機粒子の材質
を硬くしたり添加量を増大させる等の対策がとられた
が、その結果ヘツド摩耗が増大してヘツド寿命を縮める
等の弊害も著しい。本発明者らは、磁気記録媒体の損傷
が少なくしかもヘツド摩耗も少ない非磁性無機材料の検
討を進め良好な材料を発明するに到つた。
本発明の目的は磁気記録媒体の損傷が少なく、しかも磁
気ヘツドの摩耗も少ない磁気記録媒体を提供することに
ある。
気ヘツドの摩耗も少ない磁気記録媒体を提供することに
ある。
本発明の磁気記録媒体は、強磁性粉末を樹脂バインダー
中に分散した磁性層を、ポリエステルフイルム等のプラ
スチツクベース上に形成して成るもので、磁性層中に
は、スピネル型構造をもつアルミニウム含有非磁性複合
酸化物の粉末が、上記強磁性粉末に対して0.5〜15wt％
添加されていることを特徴とする。複合酸化物の粉末粒
子の粒子径は0.1〜0.7μである。
中に分散した磁性層を、ポリエステルフイルム等のプラ
スチツクベース上に形成して成るもので、磁性層中に
は、スピネル型構造をもつアルミニウム含有非磁性複合
酸化物の粉末が、上記強磁性粉末に対して0.5〜15wt％
添加されていることを特徴とする。複合酸化物の粉末粒
子の粒子径は0.1〜0.7μである。
本発明は従来の単一元素酸化物に代つてスピネル型構造
をもつ複合酸化物を用いたので、磁気記録媒体の磁性面
の耐摩耗性が十分に高いと同時に磁気ヘツドの摩耗も減
少する。これら２つの特性は相反する関係にあると考え
られていたが本発明はスピネル型構造をもつアルミニウ
ム含有複合酸化物を採用することにより両者を矛盾なく
解決することができたものである。
をもつ複合酸化物を用いたので、磁気記録媒体の磁性面
の耐摩耗性が十分に高いと同時に磁気ヘツドの摩耗も減
少する。これら２つの特性は相反する関係にあると考え
られていたが本発明はスピネル型構造をもつアルミニウ
ム含有複合酸化物を採用することにより両者を矛盾なく
解決することができたものである。
一般に、スチール特性とヘツド摩耗量は相反する関係に
あり、補強材として使用される。非磁性無機材料粒子の
硬さと粒子サイズに影響される。モース硬度が５以下の
粒子は補強効果が期待できず、９以上ではヘツド摩耗が
増える。粒子サイズが0.1μ以下では補強効果が弱く、
0.7μ以上では電磁変換特性に悪影響を与える。そのた
め本発明ではモース硬度が５以上でかつ粒子サイズが0.
1〜0.7μの非磁性無機材料粒子が磁気記録媒体用の補強
材として適当である。本発明者らは各種の無機材料粒子
を検討した結果、スピネル型構造を持つ複合酸化物アル
ミニウム含有非磁性複合酸化物、特にZnAl2O4が磁気記
録媒体用の補強材として適していることを見い出した。
すなわち、スピネル型構造を持つ複合酸化物を磁気記録
媒体の補強材として使用したところ、スチール特性、ヘ
ツド摩耗、ビデオS/N等の良好な磁気記録媒体が得られ
た。以下、本発明による磁気記録媒体の実施例、比較例
について詳述する。
あり、補強材として使用される。非磁性無機材料粒子の
硬さと粒子サイズに影響される。モース硬度が５以下の
粒子は補強効果が期待できず、９以上ではヘツド摩耗が
増える。粒子サイズが0.1μ以下では補強効果が弱く、
0.7μ以上では電磁変換特性に悪影響を与える。そのた
め本発明ではモース硬度が５以上でかつ粒子サイズが0.
1〜0.7μの非磁性無機材料粒子が磁気記録媒体用の補強
材として適当である。本発明者らは各種の無機材料粒子
を検討した結果、スピネル型構造を持つ複合酸化物アル
ミニウム含有非磁性複合酸化物、特にZnAl2O4が磁気記
録媒体用の補強材として適していることを見い出した。
すなわち、スピネル型構造を持つ複合酸化物を磁気記録
媒体の補強材として使用したところ、スチール特性、ヘ
ツド摩耗、ビデオS/N等の良好な磁気記録媒体が得られ
た。以下、本発明による磁気記録媒体の実施例、比較例
について詳述する。
下記の重量配合比で磁性塗料を作成した。
Co−γ−Fe2O3針状粉末 100wt％ ニトロセルロース ８ 塩ビ・酢ビ共重合体 ４ ウレタン 10 カーボン ５ MEX 250 イソシアネート化合物 ４ スピネル型構造複合酸化物 ５、10、15 次に、表Ｉのように用意した無機粒子を加えて実施例
１、比較例１、２のサンプルを作成した。
１、比較例１、２のサンプルを作成した。
すなわち、非磁性無機材料粒子の種類を表Ｉのように変
えて上記組成よりなる混合物をボールミルで充分分散混
合した後、厚さ15μのポリエステルフイルムに塗布しサ
ンプルを作成した。上記組成表において非磁性無機粒子
の添加量は５、10、15wt％であるが、添加量は0.5〜15w
t％まで変えられる。0.5wt％より少ないと磁性層に対す
る補強効果が弱く、15wt％以上だとヘツド摩耗が増大
し、電磁変換特性も悪くなる。使用する強磁性粒子は特
徴部分を構成するものではなく、従来より磁気記録媒体
に使用されている合金系、酸化物系、Co含有酸化物系等
の全ての強磁性粒子が使用できる。又、磁性層を形成す
る樹脂バインダーも同様に特徴部分を構成するものでは
なく従来より磁気記録媒体に使用されている熱可塑、熱
硬化、電子線硬化等の全てのバインダーが使用できる。
特に、ニトロセルロース、ウレタン、塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体及びイソシアネートを樹脂成分とするバ
インダー、あるいはウレタン、塩化ビニル・酢酸ビニル
共重合体及びイソシアネートを樹脂成分とするバインダ
ーが適している。更に、磁性層の摩擦を低下させ走行性
を良好にするために、潤滑剤として炭素数12〜20の脂肪
酸及び炭素数３〜12の一価アルコールと前記脂肪酸との
エステルのうちどちらか一方あるいは双方の混合物を使
用することができる。
えて上記組成よりなる混合物をボールミルで充分分散混
合した後、厚さ15μのポリエステルフイルムに塗布しサ
ンプルを作成した。上記組成表において非磁性無機粒子
の添加量は５、10、15wt％であるが、添加量は0.5〜15w
t％まで変えられる。0.5wt％より少ないと磁性層に対す
る補強効果が弱く、15wt％以上だとヘツド摩耗が増大
し、電磁変換特性も悪くなる。使用する強磁性粒子は特
徴部分を構成するものではなく、従来より磁気記録媒体
に使用されている合金系、酸化物系、Co含有酸化物系等
の全ての強磁性粒子が使用できる。又、磁性層を形成す
る樹脂バインダーも同様に特徴部分を構成するものでは
なく従来より磁気記録媒体に使用されている熱可塑、熱
硬化、電子線硬化等の全てのバインダーが使用できる。
特に、ニトロセルロース、ウレタン、塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体及びイソシアネートを樹脂成分とするバ
インダー、あるいはウレタン、塩化ビニル・酢酸ビニル
共重合体及びイソシアネートを樹脂成分とするバインダ
ーが適している。更に、磁性層の摩擦を低下させ走行性
を良好にするために、潤滑剤として炭素数12〜20の脂肪
酸及び炭素数３〜12の一価アルコールと前記脂肪酸との
エステルのうちどちらか一方あるいは双方の混合物を使
用することができる。
各サンプルの非磁性無機粒子含有量とスチール特性及び
ヘッド摩耗の関係をそれぞれ第１図及び第２図に示す。
ヘッド摩耗の関係をそれぞれ第１図及び第２図に示す。
これらは、VHSデツキを用い、バツクテンシヨン50gでpa
useモードでのスチール時間と、VHSデツキにて100pass
後のヘツド摩耗とを測定して得た値である。
useモードでのスチール時間と、VHSデツキにて100pass
後のヘツド摩耗とを測定して得た値である。
第１図及び第２図から明らかなように、比較例１（サン
プル＃２）はヘツド摩耗は少ないがスチール特性が悪
い。比較例２（サンプル＃３）はスチール特性は良いが
ヘツド摩耗が多い。それに対して実施例１のサンプル＃
１は、スチール特性は比較例２のサンプル＃３よりやや
劣るが実用上問題のないレベルであり、ヘツド摩耗が著
しく少なく比較例１と２の欠点を補なう性質を有してい
ることがわかる。
プル＃２）はヘツド摩耗は少ないがスチール特性が悪
い。比較例２（サンプル＃３）はスチール特性は良いが
ヘツド摩耗が多い。それに対して実施例１のサンプル＃
１は、スチール特性は比較例２のサンプル＃３よりやや
劣るが実用上問題のないレベルであり、ヘツド摩耗が著
しく少なく比較例１と２の欠点を補なう性質を有してい
ることがわかる。
第１図は、本発明の説明に供する磁性塗膜中の強磁性粉
末に対する非磁性無機材料粒子の添加量とスチール特性
の関係を、また第２図は、非磁性無機材料粒子の添加量
とヘツド摩耗量の関係を示す。
末に対する非磁性無機材料粒子の添加量とスチール特性
の関係を、また第２図は、非磁性無機材料粒子の添加量
とヘツド摩耗量の関係を示す。
Claims (4)
- 【請求項１】強磁性粉末を樹脂バインダー中に分散した
磁性層をプラスチックベース上に形成した磁気記録媒体
において、上記磁性層中にスピネル型構造を有するアル
ミニウム含有非磁性複合酸化物粉末が上記強磁性粉末に
対して0.5〜15wt％添加されていることを特徴とする磁
気記録媒体。 - 【請求項２】スピネル型構造をもつ複合酸化物のモース
硬度が５以上である前記第１項記載の磁気記録媒体。 - 【請求項３】スピネル型構造を持つ複合酸化物の電子顕
微鏡写真法による平均粒子径が0.1〜0.7μである前記第
１項または第２項記載の磁気記録媒体。 - 【請求項４】スピネル型構造を持つ複合酸化物がZnAl2O
4である前記第１項、第２項、または第３項記載の磁気
記録媒体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59028722A JPH0679374B2 (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 磁気記録媒体 |
| US06/702,193 US4632870A (en) | 1984-02-20 | 1985-02-15 | Magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59028722A JPH0679374B2 (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60173720A JPS60173720A (ja) | 1985-09-07 |
| JPH0679374B2 true JPH0679374B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=12256327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59028722A Expired - Lifetime JPH0679374B2 (ja) | 1984-02-20 | 1984-02-20 | 磁気記録媒体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4632870A (ja) |
| JP (1) | JPH0679374B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS615432A (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-11 | Mitsubishi Metal Corp | 磁気記録媒体 |
| JPH0760520B2 (ja) * | 1986-07-09 | 1995-06-28 | 日立マクセル株式会社 | 磁性粉およびこれを用いた磁気記録媒体 |
| JPS63237210A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-03 | Sony Corp | 磁気記録媒体 |
| JPH0369014A (ja) * | 1989-08-08 | 1991-03-25 | Tdk Corp | 磁気記録媒体 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4117190A (en) * | 1967-10-11 | 1978-09-26 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
| US3929658A (en) * | 1972-11-02 | 1975-12-30 | Du Pont | Magnetic recording compositions and elements of low abrasiveness and process for making them |
| JPS54143608A (en) * | 1978-04-29 | 1979-11-09 | Victor Co Of Japan Ltd | Magnetic recording medium |
| JPS5613525A (en) * | 1979-07-16 | 1981-02-09 | Tdk Corp | Magnetic recording medium |
-
1984
- 1984-02-20 JP JP59028722A patent/JPH0679374B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1985
- 1985-02-15 US US06/702,193 patent/US4632870A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60173720A (ja) | 1985-09-07 |
| US4632870A (en) | 1986-12-30 |
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