JPH0679088B2 - 液晶表示体用カラ−フイルタの製造法 - Google Patents

液晶表示体用カラ−フイルタの製造法

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JPH0679088B2
JPH0679088B2 JP60283368A JP28336885A JPH0679088B2 JP H0679088 B2 JPH0679088 B2 JP H0679088B2 JP 60283368 A JP60283368 A JP 60283368A JP 28336885 A JP28336885 A JP 28336885A JP H0679088 B2 JPH0679088 B2 JP H0679088B2
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成広 佐藤
眞守 曽我
公明 芳野
時彦 清水
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カラー液晶表示装置に関し、テレビ,ビデオ
モニタあるいはコンピュータ端末等のカラー画像を表示
する装置に利用できる。
従来の技術 光の透過量あるいは反射量を制御する液晶とカラーフィ
ルタを構成要素とするカラー液晶表示装置において、コ
ントラストを向上させるために、画素間を黒色にしてブ
ラックマトリックスをつくっていた。このブラックマト
リックスは、染色性高分子材料をパターニングしたあと
染料で黒色に染める方法が黒色インクを印刷する方法で
作成していた。
発明が解決しようとする問題点 この場合、黒色染料あるいは黒色インクを用いて作成し
たブラックマトリックスの400nm〜700nmでの光透過率が
高く十分なコントラストをとることができなかった。
問題点を解決するための手段 画素となるべき部分の一部あるいは全面にハロゲン化銀
塩材料を密着したのち、マスクを介して露光し現像して
画素となるべき部分の境界にブラックマトリックスを作
成して表示体用カラーフィルタを製造する。
作用 画素なるべき部分の一部あるいは全面に密着したハロゲ
ン化銀塩材料は、マスクを透過した光を受けて感光す
る。さらにタンニング現像処理することにより、ハロゲ
ン化銀塩層は光を受けた部分のみのレリーフとなり、ま
たハロゲン化銀粒子に還元される。この微粒子が光を散
乱しブラックマトリックスとして機能する。
実施例 以下図面を参照して具体的実施例を説明する。
実施例1 第1図に示すプロセスでカラーフィルタを作成した。直
径50mmの石英ガラス板1上に重クロム酸ゼラチンを塗布
したものをパターニング後、染料により着色して赤,
緑,青の各画素2を作成した。膜厚は1.0μmであっ
た。
この赤,緑,青の画素2を有するガラスを用いて以下に
示す材料及び方法でブラックマトリックス3を作成し
た。銀塩材料4は、次のA液,B液より作成した。
A液:臭化カリウム 165g ヨウ化カリウム 5g ゼラチン 65g 水 1700g B液:硝酸銀 200g 水 2000g A液を70℃に保ちながら、激しくかくはんし、その液中
に70℃のB液をしずかに滴下した。この液を80℃で3時
間かくはんしたのち、ゼラチン250gを水100gに溶かした
ものを加え、30分かくはんしたのち、一晩冷却した。さ
らに5℃の水中で2時間洗った後、ゼラチン100gを加
え、60℃で1時間かくはんした。この乳剤100gにクロム
みょうばん400mg、シランカップリング剤(信越化学製K
BM602)40mg、さらに増感剤として下記の式で表わされ
るエリトロシンの2%エタノール溶液1gを加えて、銀塩
材料4を作成した。
この銀塩材料4を先に述べた赤,緑,青の画素2をもつ
ガラスの画素上に1000r・p・mでスピンコートした。
これを70℃、20分プレベークしたのち、キセノンアーク
ランプ500W(ウシオ電機製UXL−500D−0)を用いて、
光源とサンプルとの間の距離を30cmとして、図に示すよ
うなマスク5を介して2秒間光照射した。
このガラス板を、次に示す組成の現像液で処理した。
現像液:P−メチルアミノフェノール 4g 無水亜硫酸ナトリウム 60g ハイドロキノン 10g 炭酸ナトリウム 53g 臭化カリウム 2.5g 水を加えて全量 1000ml 定着液:水 350ml チオ硫酸アンモニウム 100g 無水亜硫酸ナトリウム 7.5g 28%酢酸水溶液 24ml ホウ酸 3.75g 光照射したガラス板をまず、20℃の現像液に2分間浸
し、次に20℃の水で洗ってから20℃の定着液に2分間浸
してブラックマトリックス3を作成した。このカラーフ
ィルタを用いて液晶表示装置を作成し、コントラスト比
として400nm〜700nmで電圧無印加時と5V印加時の透過率
の比を測定したところ、47.2であった。第2図は印加電
圧と透過率の関係を示している。なお、ブラックマトリ
ックス3の厚さは、接触式段差計で測定して、1.8μm
であった。
実施例2 銀塩材料は実施例1と同様のものを用いた。この銀塩材
料を実施例1と同条件で同材料に塗布し1秒間光照射し
た後、次に示す組成の現像液でタンニング処理した。こ
こでのタンニング処理は次のとおりである。
現像液B:ピロガロール 4g 水酸化ナトリウム 1.5g 塩化カリウム 0.75g 臭化カリウム 0.75g クエン酸 0.1g 水 500ml 定着液:実施例1と同組成 光照射したガラス板をまず、20℃の現像液Bに2分間浸
し、次に20℃の水で洗ってから20℃の定着液に2分間浸
した。さらに、50℃の湯で不用な部分を洗い流してブラ
ックマトリックスを得、表示体用カラーフィルタを作成
した。このカラーフィルタを用いて液晶表示装置を作成
し、実施例1と同様に400nm〜700nmでコントラスト比を
測定したところ、50.7であった。なお、実施例2で作成
したカラーフィルタは、実施例1で作成したものよりも
400nm〜700nmでの透過率が高かった。なお、ブラックマ
トリックスの厚さは、接触式段差計で測定して、1.8μ
mであった。
実施例3 透明基板上にブラックマトリックスを作成するためにガ
ラス上に乳剤の塗布してある高解像度乾板を用いた。こ
の高解像度乾板は市販のもの(小西六写真工業株式会社
製HRP N−IIタイプ)を用いた。
この乾板を、実施例1と同装置で同じマスクで1秒間光
照射したのち、実施例2と同様にタンニング処理してブ
ラックマトリックスを得た。このブラックマトリックス
つきのガラス板上に重クロム酸ゼラチンを塗布したもの
をパターニング後、65℃の赤色染料水溶液(日本化薬
カヤノールフロキシンNK0.5%水溶液pH4)に浸して赤画
素を作成した。同様にして重クロム酸ゼラチンを塗布、
パターニング後、65℃の緑色染料水溶液(保土谷化学工
業 アイゼン プリムラターコイズブルー GLHと日本
化薬 カヤカランイエローGLの6:4混合物の0.5%水溶液
pH4)に浸して緑画素を作成した。さらに再びゼラチン
でパターンを作成し、65℃の青色染料水溶液(ICI社ク
マシーブリリアントブルーG0.5%水溶液pH4)に浸して
青画素を作成した。こうして作成したカラーフィルタを
用いて液晶表示装置を作成し、実施例1と同様に400nm/
700nmでコントラスト比を測定したところ、51.2であっ
た。なお、ブラックマトリックスの厚さは、接触式段差
計で測定して、1.8μmであった。
実施例4 銀塩材料は実施例1と同様のものを用いた。この銀塩材
料を実施例1と同様の基板に700r・p・mでスピンコー
トし、70℃20分プレベークしたのち2秒間光照射した。
そののち実施例2と同様の条件でタンニング処理した。
このカラーフィルタを用いて液晶表示装置を作成し、実
施例1と同様に400nm〜700nmでコントラスト比を測定し
たところ、48.7であった。なお、ブラックマトリックス
の厚さは、接触式段差計で測定して、3.2μmであっ
た。
比較例 感光液は、ゼラチンの20%水溶液25gに、重クロム酸ア
ンモニウムの20%水溶液5g、クロムみょうばんの2%水
溶液1gを溶解したものを用いた。この感光液を実施例1
と同タイプのガラスに1500r・p・mでスピンコートし
た。この感光液を塗布したガラス板に実施例1で使用し
たキセノンランプで、大きさ100μm×200μmの穴をあ
けたマスクを通して2分間光照射したのち実施例3で用
いた赤染料水溶液に浸漬して赤画素を作成した。つぎに
このガラス板に感光液を1000r・p・mでスピンコート
し先に述べた工程を経たのち、実施例3で用いた緑染料
水溶液に浸漬して赤画素のとなりに緑画素を作成した。
さらにこのガラス板に感光液を500r・p・mでスピンコ
ートし、実施例3で用いた青染料水溶液を用いて緑画素
のとなりに青画素を作成した。最後にこのガラス板に感
光液を500r・p・mでスピンコートし、黒色染料水溶液
(住友化学アシッドブルーブラック10B0.5%水溶液pH
4)を用いてブラックマトリックスを作成した。このカ
ラーフィルタを用いて液晶表示装置を作成し、実施例1
と同様に400nm〜700nmでコントラスト比を測定したとこ
ろ、20.4であった。第3図は印加電圧と透過率の関係を
示す。なお、ブラックマトリックスの厚さは、接触式段
差計で測定して、1.8μmであった。
発明の効果 以上のように、画素となるべき部分の一部あるいは全面
にハロゲン化銀塩材料を密着したのち、マスクを介して
露光し、タンニング現像して画素となるべき部分の境界
にブラックマトリックスを作成することによって、コン
トラスト比の向上が実現できた。
なお、本発明では重クロム酸ゼラチンのパターニングお
よび染色で作成した赤,緑,青の画素を有するガラスを
使用したが、画素の作成法は印刷、写真などでもよい。
また、基板はガラスの他エポキシ樹脂や、ポリカーボネ
ート等の透明なプラスチックなどを用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のカラーフィルタの製造工程の一例を示
す図、第2図は実施例の液晶表示装置の印加電圧−透過
率特性を示す図、第3図は従来例の液晶表示装置の印加
電圧−透過率特性を示す図である。 1……透明基板、2……画素、3……ブラックマトリッ
クス、4……ハロゲン化銀塩材料、5……マスク。
フロントページの続き (72)発明者 清水 時彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−75606(JP,A) 特開 昭61−41103(JP,A) 特開 昭61−41104(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素となるべき部分の一部あるいは全面に
    ハロゲン化銀塩材料を密着したのち、マスクを介して露
    光しタンニング現像して画素となるべき部分の境界にブ
    ラックマトリックスを作成することを特徴とする液晶表
    示体用カラーフィルタの製造法。
  2. 【請求項2】複数の画素の形成後にブラックマトリック
    スを作成することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の液晶表示体用カラーフィルタの製造法。
  3. 【請求項3】透明基板上にブラックマトリックスを作成
    したのち、画素を作成することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の液晶表示体用カラーフィルタの製造
    法。
JP60283368A 1985-12-16 1985-12-16 液晶表示体用カラ−フイルタの製造法 Expired - Fee Related JPH0679088B2 (ja)

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