JPH0679053A - 遊技場用コンピュータによる管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機以外の機械装置の動作異常につき客に
知られないで客より速く店員が知るようにする。 【構成】 遊技機以外の機械装置３を管理する遊技場用
コンピュータ２であって、機械装置３にこれの管理のた
めにそれぞれ設けたセンサによる信号を遊技場用コンピ
ュータ２にそれぞれ受け、予め入力したプログラムによ
り各センサによる信号のランクに応じて出力装置８を選
択し、遊技場用コンピュータ２から作動状態を出力する
ことで、機械装置３の動作異常を店員が優先的に知る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遊技場に設置した遊技
機以外の玉貸機、メダル貸機、両替機等の機械装置を管
理する遊技場用コンピュータによる管理システムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、遊技場に設置した遊技機及び出
玉、出メダルの管理システムについては、それらを管理
・運営する遊技場用コンピュータが設置され、この遊技
場用コンピュータにより適切に管理・運営されていた。
しかし、玉貸機、メダル貸機、両替機等の機械装置にお
ける特有の作動状態、例えば、玉貸機であれば、つり銭
切れ、金庫満杯、その他の動作異常などについては、各
機械装置について表示したり、客がその動作異常につき
店員に通報することにより、店側が知るケースが多かっ
た。従って、店員は各機械装置につき常に見回り、動作
異常の発見につとめ、更に客の目のつき易い場所に待機
する必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、店員が
これら機械装置を常時見回ったり、客の目のつき易いと
ころに待機することは、店にとって大きな負担でもあ
り、またこれら機械装置の動作異常を客の通報により発
見したのでは、店の信用を損なう結果にもなる。

【０００４】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たもので、玉貸機、メダル貸機、両替機等の機械装置の
動作異常につき客よりも早く、しかも客に知られること
なく店員が知ることが可能な遊技場用コンピュータによ
る管理システムを提供することを課題とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の遊技場用コンピュータによる管理システム
は、遊技機以外に遊技場に設置した玉貸機、メダル貸
機、両替機等の機械装置を管理する遊技場用コンピュー
タであって、前記機械装置にこれの管理のためにそれぞ
れ設けたセンサによる信号を前記遊技場用コンピュータ
にそれぞれ受け、予め入力したプログラムにより前記各
センサによる信号のランクに応じて出力装置を選択して
前記遊技場用コンピュータから作動状態を出力するもの
である。

【０００６】

【作用】上記構成によれば、玉貸機、メダル貸機、両替
機などの機械装置にその管理のために設置した各センサ
による信号を遊技場用コンピュータが受け、その信号の
ランクにより予め入力してあるプログラムにより出力装
置を選択し、その選択された出力装置により店員等にそ
の作動状態を知らせる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
述する。図１は本発明の遊技場用コンピュータによる管
理システムを示す概略構成図、図２は機械装置の管理の
ための各センサを示す構成図である。図において、１は
遊技場用コンピュータによる管理システム（以下単に管
理システムという）を示し、この管理システム１は、遊
技場用コンピュータ２にこれに入力する機械装置３に設
けた各センサ、すなわち、玉貸機４、メダル貸機５、両
替機６及びその他機器７に設けた各センサをそれぞれ接
続し、更に遊技場用コンピュータ２にこれから出力する
出力装置８、すなわち、無線送信機９、放送装置10、Ｃ
ＲＴディスプレイ11及びプリンタ12をそれぞれ接続して
なり、前記機械装置３によりそれぞれ発した信号を遊技
場用コンピュータ２が受け、これらの信号のランクに応
じて出力装置８を選択して管理者に知らせるものであ
る。

【０００８】前記遊技場用コンピュータ２は、中央処理
装置（ＣＰＵ）20に読み出し専用で、変更を必要としな
い内部データを予め書き込んであるロム（ＲＯＭ）21及
び必要に応じて読み出し、書き込みができ、主に外部デ
ータを書き込むラム（ＲＡＭ）22に接続してなり、更に
インターフェイス23を介して前記機械装置３に設けた各
センサ及び出力装置８をそれぞれ接続している。そし
て、この遊技場コンピュータ２は、機械装置３に設けて
いる各センサにより検知する各機械装置３における作動
状態をその重要度、例えば、直ちに管理者に知らせ対処
する必要があるもの、管理者が行って対処しなければな
らないが緊急を要しないもの、その日の営業が終了して
から対処すれば良いもの、管理者が知っておく必要があ
るが特に対処しなくても良いもの等にランク分けし、更
に、そのランク分けに応じてどの出力装置８を選択する
かを予め決定しておき、これら上記内容をプログラム化
して、予め入力してある。従って、この遊技場コンピュ
ータ２によれば、各機械装置３の作動状態をその必要性
に応じて、最も適切な手段にて遊技場の管理者が知るこ
ととなる。

【０００９】なお、同一のセンサから発する信号であて
っも、その程度が異なるから、当然どの状態の信号かに
よりランク分けする必要がある。前記機械装置３の前記
玉貸機４を管理するセンサには、図２に示すように、玉
供給通路途中のつまりなどを原因とする玉貸機４内にお
ける玉切れを知らせる玉切れ検知センサ24、つり銭切れ
検知センサ25、金庫満杯検知センサ26及びその他の動作
異常検知センサ27があり、玉貸機４にそれぞれ取り付け
てある。

【００１０】また、前記メダル貸機５を管理するセンサ
には、メダル供給通路途中のつまりなどを原因とするメ
ダル貸機５内におけるメダル切れを知らせるメダル切れ
検知センサ24ａ、つり銭切れ検知センサ25ａ、金庫満杯
検知センサ26ａ及びその他の動作異常検知センサ27ａが
あり、メダル貸機５にそれぞれ取り付けてある。

【００１１】また、前記両替機６を管理するセンサに
は、両替金切れ検知センサ28、金庫満杯検知センサ29及
びその他動作異常検知センサ30があり、両替機６にそれ
ぞれ取り付けてある。更に、その他機器７にも動作状態
検知センサ31が取り付けてある。

【００１２】前記出力装置８の無線送信機９は、店員が
無線受信機32を所持することで、装置として完遂する。
この出力装置としての無線送信機９によれば、客に知ら
れずに店員に直ちに知らせることができるので、各機械
装置３の作動状態のランク分けとしては、高位に位置す
ることになる。

【００１３】前記放送装置10は、各機械装置３の作動状
態を直接店内のスピーカを通じて放送し、店員に知らせ
るものであるから、店員に直ちに知らせることができる
が、客にも知られるので、ランク分けとしては、店員が
直ちに知る必要があるが客に知られても、支障のないも
のとする。

【００１４】前記ＣＲＴディスプレイ11は、各機械装置
３の作動状態を遊技場用コンピュータ２の設置場所や管
理室など、その設置場所に店員がいないと知ることがで
きないものである。従って、ランク分けとしては、特に
緊急を要しないものなどが該当することになる。

【００１５】前記プリンタ12は、各機械装置３の作動状
態を遊技場用コンピュータ２の設置場所や管理室など
の、その設置場所に店員がおり、かつそのプリントアウ
トしたもの店員が読まなければ知ることが出来ないもの
である。従って、ランク分けとしては、特に緊急を要し
ないが、記録として残るから最終的に管理者がいずれか
の形で対処しなればならないものに適する。

【００１６】次に上記構成になる遊技場用コンピュータ
による管理システム１の運用につき説明する。各機械装
置３が定常状態で作動している場合は各検知センサから
信号が遊技場用コンピュータ２に入力せず、従って各出
力装置８も何ら作動しない。しかし例えば、玉貸機４の
玉切れ検知センサ24が作動して、玉切れの信号をインタ
ーフェイス23を介してＣＰＵ20に入力されると、玉切れ
信号は客が遊技を続行できる可能があり店にとっては重
大な事態なので直ちに店員に知らせる必要があり、客に
知られるのはあまり好ましくないので予め入力してある
プログラムには出力装置８のうち無線送信機９を選択す
るようにしてあるので、直ちに無線送信機９からその旨
出力する。店員は、トランシーバ等の無線受信機32を常
時所持しているから、店内外でその情報を直ちに知るこ
とができ、玉切れを起している玉貸機４を点検修理する
ことができる。この際、どの玉貸機４に玉切れが起きた
かを記録として取っておきたいのであれば、プリンタ11
を作動させるようなプログラムを遊技用コンピュータ２
に予め入力しておけば良い。

【００１７】また、玉貸機４の金庫満杯検知センサ26が
作動して満杯信号が出た時は、これにより直ちに客が遊
技を続行できないことはないので、プログラムにはＣＲ
Ｔディスプレイ11を選択するようにしてあり、ＣＲＴデ
ィスプレイ11を見た店員が、直ちに満杯信号の出ている
玉貸機４に集金に行けば良い。このように、どの検知セ
ンサから出た信号か、その検知センサのどの状態の時の
信号かにより、どの出力装置８を作動させて店員に知ら
せるかを、予め定めてあるから、その定めたプログラム
に沿って店員は各出力装置８を媒体として各機械装置３
の作動状態を保つことができ、それにより各機械装置３
を管理運営することが出来る。

【００１８】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明の遊技場用
コンピュータによる管理システムによれば、玉貸機、メ
ダル貸機、両替機などの機械装置にその管理のために設
置した各センサによる信号を遊技場用コンピュータが受
け、その信号のランクにより予め入力してあるプログラ
ムにより出力装置を選択し、その選択された出力装置に
より店員等にその作動状態を知らせることが出来る。

【００１９】従って、玉貸機、メダル貸機、両替機等の
機械装置の動作異常につき客よりも早く、しかも客に知
られることなく店員が知ることが可能になり店側が適切
対処を迅速に取ることが出来るから、店の信用が高まる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の遊技場用コンピュータによる管理シス
テムを示す概略構成図。

【図２】機械装置の管理のためのセンサを示す構成図。

【符号の説明】

１ 遊技場用コンピュータによる管理システム ２ 遊技場用コンピュータ ３ 機械装置 ４ 玉貸機 ５ メダル貸機 ６ 両替機 ７ その他機器 ８ 出力装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技機以外に遊技場に設置した玉貸機、
   メダル貸機、両替機等の機械装置を管理する遊技場用コ
   ンピュータであって、前記機械装置にこれの管理のため
   にそれぞれ設けたセンサによる信号を前記遊技場用コン
   ピュータにそれぞれ受け、予め入力したプログラムによ
   り前記各センサによる信号のランクに応じて出力装置を
   選択して前記遊技場用コンピュータから作動状態を出力
   することを特徴とする遊技場用コンピュータによる管理
   システム。