JPH0678723B2 - 混圧タ−ビンの制御装置 - Google Patents
混圧タ−ビンの制御装置Info
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- JPH0678723B2 JPH0678723B2 JP60062633A JP6263385A JPH0678723B2 JP H0678723 B2 JPH0678723 B2 JP H0678723B2 JP 60062633 A JP60062633 A JP 60062633A JP 6263385 A JP6263385 A JP 6263385A JP H0678723 B2 JPH0678723 B2 JP H0678723B2
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- pressure
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- F01K—STEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
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- F01K7/16—Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being only of turbine type
- F01K7/18—Steam engine plants characterised by the use of specific types of engine; Plants or engines characterised by their use of special steam systems, cycles or processes; Control means specially adapted for such systems, cycles or processes; Use of withdrawn or exhaust steam for feed-water heating the engines being only of turbine type the turbine being of multiple-inlet-pressure type
- F01K7/20—Control means specially adapted therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、調速弁を介して主作動流体を供給するととも
に、途中段から混圧弁を介して、混圧用作動流体を供給
する混圧タービンの制御装置に関する。
に、途中段から混圧弁を介して、混圧用作動流体を供給
する混圧タービンの制御装置に関する。
背景技術 先行技術の混圧タービンでは、調速弁を介して主作動流
体が供給されるとともに、途中段から混圧弁を介して混
圧用作動流体が供給される。このような構成を有する混
圧タービンにおいて、その出力軸の回転速度は調速器に
よつて検出され、調速弁によつて制御される。この調速
弁は、機械的構成を有する調速器の出力によつて制御さ
れる。調速器には一般に調定率(ドループ)が設定され
ており、調速器の出力の大きさにより、混圧タービンの
回転速度設定値が変化する構成となっている。
体が供給されるとともに、途中段から混圧弁を介して混
圧用作動流体が供給される。このような構成を有する混
圧タービンにおいて、その出力軸の回転速度は調速器に
よつて検出され、調速弁によつて制御される。この調速
弁は、機械的構成を有する調速器の出力によつて制御さ
れる。調速器には一般に調定率(ドループ)が設定され
ており、調速器の出力の大きさにより、混圧タービンの
回転速度設定値が変化する構成となっている。
このような調速器によつて、混圧タービンに主作動流体
を供給する調速弁の開度が制御される。調速弁開度が予
め定めた値以上になると、混圧タービンに混圧用作動流
体を供給する混圧弁が開弁状態とされ、開状態となつた
混圧弁は予め定めた値以下となると遮断される。
を供給する調速弁の開度が制御される。調速弁開度が予
め定めた値以上になると、混圧タービンに混圧用作動流
体を供給する混圧弁が開弁状態とされ、開状態となつた
混圧弁は予め定めた値以下となると遮断される。
第6図はこの先行技術の混圧タービンの制御動作を説明
するグラフである。第6図(1)のラインl1は、混圧タ
ービンの出力軸の回転速度に対する調速弁の開度の変化
を示し、第6図(2)は混圧弁の作動状態を示す。調速
弁の開度は、混圧タービンの負荷に対応する。すなわち
負荷が大きくなると、混圧タービンの出力軸の回転速度
が低下するが、この低下に対応して調速弁の弁開度が増
大するようにされている。
するグラフである。第6図(1)のラインl1は、混圧タ
ービンの出力軸の回転速度に対する調速弁の開度の変化
を示し、第6図(2)は混圧弁の作動状態を示す。調速
弁の開度は、混圧タービンの負荷に対応する。すなわち
負荷が大きくなると、混圧タービンの出力軸の回転速度
が低下するが、この低下に対応して調速弁の弁開度が増
大するようにされている。
したがってこのような調定率によると、第6図(1)の
ラインl1で示すように、負荷の増大に伴い混圧タービン
の出力軸の回転速度が次第に低下する区間L1において、
調速弁の開度は次第に増大する。調速弁開度が、予め定
められる開度Aになつたときに、第6図(2)で示され
るように混圧弁が開弁状態にされ、混圧タービンの途中
段から混圧作動流体が与えられる。このとき調速弁開度
が減少し、混圧タービンの回転速度は上昇するが、混圧
弁の作動にヒステリシスを持たせ、調速弁開度が点B以
下になるまでは、混圧弁は閉状態とならない。第6図
(1)に示すように負荷が引続き増大すると、その回転
速度は再び次第に減少する。
ラインl1で示すように、負荷の増大に伴い混圧タービン
の出力軸の回転速度が次第に低下する区間L1において、
調速弁の開度は次第に増大する。調速弁開度が、予め定
められる開度Aになつたときに、第6図(2)で示され
るように混圧弁が開弁状態にされ、混圧タービンの途中
段から混圧作動流体が与えられる。このとき調速弁開度
が減少し、混圧タービンの回転速度は上昇するが、混圧
弁の作動にヒステリシスを持たせ、調速弁開度が点B以
下になるまでは、混圧弁は閉状態とならない。第6図
(1)に示すように負荷が引続き増大すると、その回転
速度は再び次第に減少する。
発明が解決しようとする問題点 したがつてこのような混圧タービンにおいては、第6図
を参照して説明したように、調速弁開度に対応する出力
軸の回転速度が鋸歯状に変化してしまうので、複数ター
ビンの並列運動および複数タービン相互の負荷分担など
が、不可能になつていた。
を参照して説明したように、調速弁開度に対応する出力
軸の回転速度が鋸歯状に変化してしまうので、複数ター
ビンの並列運動および複数タービン相互の負荷分担など
が、不可能になつていた。
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、構成が簡単で
あるとともに、調定率を設定することができる改良され
た混圧タービンの制御装置を提供することである。
あるとともに、調定率を設定することができる改良され
た混圧タービンの制御装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、混圧タービン1の第1出力軸8に連結され、
その第1出力軸8の回転速度に対応した第2出力軸13の
角変位を行なう機械式調速器12と、 調速器12の第2出力軸13の角変位によつて弁開度が連続
的に変化して主作動流体を混圧タービン1に与える調速
弁4と、 流体圧によつて弁開度が連続的に変化して混圧タービン
1に混圧用作動流体を供給する混圧弁6と、 往復運動の変位を、混圧弁6に与える前記流体圧に変換
する変位/圧力変換器15と、 調速器12の第2出力軸13にカム14aが連結され、そのカ
ム14aのカム面14bに接触するホロア15aによつて変位/
圧力変換器15に前記往復運動の変位を与えて混圧弁6の
開度を調定率が一定となる調整弁4の開度の関数として
連続的に変化させるカム機構14とを含むことを特徴とす
る混圧タービンの制御装置である。
その第1出力軸8の回転速度に対応した第2出力軸13の
角変位を行なう機械式調速器12と、 調速器12の第2出力軸13の角変位によつて弁開度が連続
的に変化して主作動流体を混圧タービン1に与える調速
弁4と、 流体圧によつて弁開度が連続的に変化して混圧タービン
1に混圧用作動流体を供給する混圧弁6と、 往復運動の変位を、混圧弁6に与える前記流体圧に変換
する変位/圧力変換器15と、 調速器12の第2出力軸13にカム14aが連結され、そのカ
ム14aのカム面14bに接触するホロア15aによつて変位/
圧力変換器15に前記往復運動の変位を与えて混圧弁6の
開度を調定率が一定となる調整弁4の開度の関数として
連続的に変化させるカム機構14とを含むことを特徴とす
る混圧タービンの制御装置である。
作 用 混圧タービンには、その出力軸に連結される調速器が備
えられる。また本発明に従えば、調速器からの出力によ
つてその弁開度が制御され混圧タービンに主作動流体を
供給する調速弁と、混圧タービンに混圧用作動流体を供
給する混圧弁と、調速器の出力に応答し混圧弁の開度を
調速弁の開度の関数として連続的に変化する手段として
のカム機構とが備えられる。したがって混圧タービンの
負荷が変化しても、混圧弁の開度が調速弁の開度の関数
として連続的に変化されるので、調速器に設定される調
定率が、一定であるようにすることができる。
えられる。また本発明に従えば、調速器からの出力によ
つてその弁開度が制御され混圧タービンに主作動流体を
供給する調速弁と、混圧タービンに混圧用作動流体を供
給する混圧弁と、調速器の出力に応答し混圧弁の開度を
調速弁の開度の関数として連続的に変化する手段として
のカム機構とが備えられる。したがって混圧タービンの
負荷が変化しても、混圧弁の開度が調速弁の開度の関数
として連続的に変化されるので、調速器に設定される調
定率が、一定であるようにすることができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の混圧タービン1の制御装
置の構成を示すブロツク図、第2図は第1図のカム機構
14に関連する構成を示すブロツク図である。第1図およ
び第2図を参照して、制御装置2の構成を説明する。混
圧タービン1の初段には、主作動流体であるたとえば高
圧力蒸気が、管路3および連続的に弁開度を制御し得る
調速弁4を介して供給される。混圧タービン1の途中段
には、管路5および連続的に弁開度を制御し得る混圧弁
6を介して、混圧用作動流体であるたとえば低圧力蒸気
が供給される。この混圧タービン1内の蒸気などは、管
路7を介して、外部に排出される。
置の構成を示すブロツク図、第2図は第1図のカム機構
14に関連する構成を示すブロツク図である。第1図およ
び第2図を参照して、制御装置2の構成を説明する。混
圧タービン1の初段には、主作動流体であるたとえば高
圧力蒸気が、管路3および連続的に弁開度を制御し得る
調速弁4を介して供給される。混圧タービン1の途中段
には、管路5および連続的に弁開度を制御し得る混圧弁
6を介して、混圧用作動流体であるたとえば低圧力蒸気
が供給される。この混圧タービン1内の蒸気などは、管
路7を介して、外部に排出される。
混圧タービン1の出力軸8には、交流発電機9が連結さ
れ、電力線10から電力が導出される。この導出された電
力の値は、電力計11によつて検出される。
れ、電力線10から電力が導出される。この導出された電
力の値は、電力計11によつて検出される。
出力軸8には調速器12が連結され、この調速器12の出力
軸13は、混圧タービン1の出力軸8の回転速度に対応し
た角変位を行なう。この調速器12の出力軸13の角変位に
よつて、調速弁4の弁開度が制御される。またこの角変
位はカム機構14を介して、往復運動の変位に変換され、
変位/圧力変換器15に与えられる。詳しくは第2図に示
すように、出力軸13にカム14aが固定される。カム14aの
カム面14bには、カム機構14のホロア15aが接触してい
る。
軸13は、混圧タービン1の出力軸8の回転速度に対応し
た角変位を行なう。この調速器12の出力軸13の角変位に
よつて、調速弁4の弁開度が制御される。またこの角変
位はカム機構14を介して、往復運動の変位に変換され、
変位/圧力変換器15に与えられる。詳しくは第2図に示
すように、出力軸13にカム14aが固定される。カム14aの
カム面14bには、カム機構14のホロア15aが接触してい
る。
出力軸13が角変位すると、カム14aによつてホロア15aが
第2図の左右方向に変位する。このホロア15aの変位に
対応して、空気源Sからライン16aを介する空気圧が、
ホロア15aの変位量に対応した圧力に、変位/圧力変換
器15によつて変換され、ライン16bに与えられる。ライ
ン16bの空気圧は、管路16aを介して混圧弁6に与えられ
る。また管路16aには、後述されるように作動状態を有
する緊急制御手段17が介在される。
第2図の左右方向に変位する。このホロア15aの変位に
対応して、空気源Sからライン16aを介する空気圧が、
ホロア15aの変位量に対応した圧力に、変位/圧力変換
器15によつて変換され、ライン16bに与えられる。ライ
ン16bの空気圧は、管路16aを介して混圧弁6に与えられ
る。また管路16aには、後述されるように作動状態を有
する緊急制御手段17が介在される。
第3図は、第1図の調速弁4および混圧弁6のそれぞれ
の弁開度の関係を示すグラフである。したがつて第1図
および第3図のカム機構14のリフト線図は、第3図のラ
インl2が達成されるように選ばれる。このラインl2が示
す混圧弁6および調速弁4のそれぞれの弁開度間の関係
は、後述するように第4図に示される調定率が、可及的
に一定になるように定められる。
の弁開度の関係を示すグラフである。したがつて第1図
および第3図のカム機構14のリフト線図は、第3図のラ
インl2が達成されるように選ばれる。このラインl2が示
す混圧弁6および調速弁4のそれぞれの弁開度間の関係
は、後述するように第4図に示される調定率が、可及的
に一定になるように定められる。
第4図は第1図の混圧タービン1の制御装置2の作動状
態を説明するグラフである。第1図〜第4図を参照し
て、制御装置2の作動状態を説明する。第4図はライン
l3は、第1図において混圧弁6を遮断した状態で、調速
弁4のみによる制御によつて、混圧タービン1を駆動し
たとき、交流発電機9によって発電される電力量の変化
を示す。電力量W1はこのときの発電量の最大値である。
このとき調速弁4を制御する調速器12には、第4図のラ
インl4で示される測定率が設定されている。
態を説明するグラフである。第1図〜第4図を参照し
て、制御装置2の作動状態を説明する。第4図はライン
l3は、第1図において混圧弁6を遮断した状態で、調速
弁4のみによる制御によつて、混圧タービン1を駆動し
たとき、交流発電機9によって発電される電力量の変化
を示す。電力量W1はこのときの発電量の最大値である。
このとき調速弁4を制御する調速器12には、第4図のラ
インl4で示される測定率が設定されている。
このような調速器12によつて制御される調速弁4に加
え、混圧弁6を用いて混圧タービン1を制御する動作を
説明する。混圧タービン1の出力軸8の回転速度は、調
速器12によつて検出される。調速器12は、検出した出力
軸8の回転速度に対応した角変位を行ない、調速弁4の
開度を制御する。一方、調速器12の出力軸13の前述した
角変位は、カム機構14を介して前述したように変換され
て、変位/圧力変換器15に与えられる。変位/圧力変換
器15による空気圧の変化は、管路16を介して混圧弁6に
与えられ、途中段に混圧用作動流体が与えられる混圧タ
ービン1による発電量が、第4図のラインl5で示される
変化と、最大値W2とを有するように、その弁開度が変化
される。
え、混圧弁6を用いて混圧タービン1を制御する動作を
説明する。混圧タービン1の出力軸8の回転速度は、調
速器12によつて検出される。調速器12は、検出した出力
軸8の回転速度に対応した角変位を行ない、調速弁4の
開度を制御する。一方、調速器12の出力軸13の前述した
角変位は、カム機構14を介して前述したように変換され
て、変位/圧力変換器15に与えられる。変位/圧力変換
器15による空気圧の変化は、管路16を介して混圧弁6に
与えられ、途中段に混圧用作動流体が与えられる混圧タ
ービン1による発電量が、第4図のラインl5で示される
変化と、最大値W2とを有するように、その弁開度が変化
される。
このような混圧弁6の弁開度は、調速弁4の弁開度の関
数であり、その関係は第3図のラインl2で示される。こ
のラインl2の曲線の形状は、弁開度に関して上述した関
係を有する調速弁4および混圧弁6を共に用いて、混圧
タービン1の制御を行なうとき、第4図のラインl4で示
される調定率が可及的に直線状になるように設定され
る。このようにして制御される混圧タービン1による発
電量の変化は、ラインl5で示される。すなわちラインl3
で示される発電量と比較して、差Gを有する大きな発電
量を得ることができる。
数であり、その関係は第3図のラインl2で示される。こ
のラインl2の曲線の形状は、弁開度に関して上述した関
係を有する調速弁4および混圧弁6を共に用いて、混圧
タービン1の制御を行なうとき、第4図のラインl4で示
される調定率が可及的に直線状になるように設定され
る。このようにして制御される混圧タービン1による発
電量の変化は、ラインl5で示される。すなわちラインl3
で示される発電量と比較して、差Gを有する大きな発電
量を得ることができる。
第5図は第1図の制御装置2の構成を説明するブロツク
図である。調速器12には、混圧タービン1の出力軸8の
回転速度を設定する回転速度設定器18と演算器19とが備
えられる。混圧タービン1の出力軸8の回転速度に関連
する情報が、回転速度設定回路18からの出力と加減算器
AD1で加算されて、演算器19に与えられる。演算器19の
出力は、ライン20に出力される。この出力はフイードバ
ツクされ、測定率設定機構21に与えられ、その出力を前
記回転速度設定回路18からの出力などと加減算器AD1で
加算されて演算器19に与えられる。この出力に基づく調
速器12の出力が、調速弁4に与えられ、その弁開度を制
御する。
図である。調速器12には、混圧タービン1の出力軸8の
回転速度を設定する回転速度設定器18と演算器19とが備
えられる。混圧タービン1の出力軸8の回転速度に関連
する情報が、回転速度設定回路18からの出力と加減算器
AD1で加算されて、演算器19に与えられる。演算器19の
出力は、ライン20に出力される。この出力はフイードバ
ツクされ、測定率設定機構21に与えられ、その出力を前
記回転速度設定回路18からの出力などと加減算器AD1で
加算されて演算器19に与えられる。この出力に基づく調
速器12の出力が、調速弁4に与えられ、その弁開度を制
御する。
一方、この調速器12の出力は、カム機構14を介して混圧
弁6に与えられ、その開度を制御する。したがつて混圧
タービン1には、調速弁4および混圧弁6からの作動流
体が、加算器AD2で加算されて与えられる。
弁6に与えられ、その開度を制御する。したがつて混圧
タービン1には、調速弁4および混圧弁6からの作動流
体が、加算器AD2で加算されて与えられる。
このような制御装置2において、混圧タービン1がトリ
ップし、図示されていない弁によつて主作動流体が遮断
され出力軸8の回転速度が低くなつたとき、調速弁4お
よび混圧弁6の弁開度は、前述した作動に従つて、共に
大きくなる。したがつてこのようなトリツプ時には、混
圧作動流体も遮断する必要がある。かかる状況に於て
は、緊急制御手段17が能動化し、混圧弁6を遮断する空
気圧を出力する。すなわち混圧タービン1のトリツプ時
であつても、混圧作動流体の過度の供給を防ぐことがで
きる。
ップし、図示されていない弁によつて主作動流体が遮断
され出力軸8の回転速度が低くなつたとき、調速弁4お
よび混圧弁6の弁開度は、前述した作動に従つて、共に
大きくなる。したがつてこのようなトリツプ時には、混
圧作動流体も遮断する必要がある。かかる状況に於て
は、緊急制御手段17が能動化し、混圧弁6を遮断する空
気圧を出力する。すなわち混圧タービン1のトリツプ時
であつても、混圧作動流体の過度の供給を防ぐことがで
きる。
したがって上述のような制御装置2を用いて、混圧ター
ビン1を駆動したとき、第4図のラインl4で示される調
定率を、可及的に一定にすることができる。したがつて
複数の混圧タービン1および制御装置2を用いて並列運
転を行なおうとするとき、負荷分担を有利に行なうこと
ができるとともに、この並列運転が可能になる。
ビン1を駆動したとき、第4図のラインl4で示される調
定率を、可及的に一定にすることができる。したがつて
複数の混圧タービン1および制御装置2を用いて並列運
転を行なおうとするとき、負荷分担を有利に行なうこと
ができるとともに、この並列運転が可能になる。
なお前述の第4図において、N0は、調速弁4の開度が10
0%であつて全開であるときの出力軸8の回転速度を示
し、調速弁4の開度が最小であるときの出力軸8の回転
速度は、調定率をDとするとき、(1+D)・N0であ
り、本発明では、この調定率Dを可及的に一定に保つ。
0%であつて全開であるときの出力軸8の回転速度を示
し、調速弁4の開度が最小であるときの出力軸8の回転
速度は、調定率をDとするとき、(1+D)・N0であ
り、本発明では、この調定率Dを可及的に一定に保つ。
効 果 以上のように本発明によれば、調速弁4は、混圧タービ
ン1の出力軸8に連結されている機械式調速器12の出力
変位によつて弁開度が連続的に変化して主作動流体を混
圧タービン1に与え、この混圧タービン1にはまた混圧
弁6を介して混圧用作動流体を供給し、この混圧弁6は
空気圧などの流体圧によつて弁開度が連続的に変化する
構成を有し、カム機構14は、調速器12の出力変位によつ
て変位/圧力変換器15にその調速器12の機械的変位を与
え、この変位/圧力変換器15は、機械的変位を、混圧弁
6に与える前記流体圧に変換し、このカム機構14は、混
圧弁6の開度を、調定率が一定となる調速弁4の開度の
関数として、変位/圧力変換器15に与える前記機械的変
位を連続的に変化させる。こうして調定率を可及的に一
定にすることができるようになる。したがつてたとえば
複数の混圧タービンを並列運転するときなどにおいて負
荷分担を容易に設定することができるようになる。
ン1の出力軸8に連結されている機械式調速器12の出力
変位によつて弁開度が連続的に変化して主作動流体を混
圧タービン1に与え、この混圧タービン1にはまた混圧
弁6を介して混圧用作動流体を供給し、この混圧弁6は
空気圧などの流体圧によつて弁開度が連続的に変化する
構成を有し、カム機構14は、調速器12の出力変位によつ
て変位/圧力変換器15にその調速器12の機械的変位を与
え、この変位/圧力変換器15は、機械的変位を、混圧弁
6に与える前記流体圧に変換し、このカム機構14は、混
圧弁6の開度を、調定率が一定となる調速弁4の開度の
関数として、変位/圧力変換器15に与える前記機械的変
位を連続的に変化させる。こうして調定率を可及的に一
定にすることができるようになる。したがつてたとえば
複数の混圧タービンを並列運転するときなどにおいて負
荷分担を容易に設定することができるようになる。
特に本発明によれば、混圧タービンの調定率を一定にす
るために、カム機構14を用い、これによつて調定率の設
定を、作業者の目視によつて確認することができ、した
がつてメンテナンス作業が容易であるという優れた効果
が達成される。
るために、カム機構14を用い、これによつて調定率の設
定を、作業者の目視によつて確認することができ、した
がつてメンテナンス作業が容易であるという優れた効果
が達成される。
また本発明では、カム機構14を上述のように用いてお
り、このカム機構14は、任意の関数を容易に実現するこ
とがてきるので、次の優れた効果が達成される。(a)
非線形な関数を作り出すことができるので、弁4,6の非
線形な流量特性をも考慮した演算が可能となる。(b)
このため、調定率を一定にするための正確な制御が可能
となる。(C)カムの交換により、弁4,6の特性の変化
等に容易に対処可能である。
り、このカム機構14は、任意の関数を容易に実現するこ
とがてきるので、次の優れた効果が達成される。(a)
非線形な関数を作り出すことができるので、弁4,6の非
線形な流量特性をも考慮した演算が可能となる。(b)
このため、調定率を一定にするための正確な制御が可能
となる。(C)カムの交換により、弁4,6の特性の変化
等に容易に対処可能である。
第1図は本発明の一実施例の混圧タービン1の制御装置
2の構成を示す回路図、第2図はカム機構14に関連する
構成を示すブロツク図、第3図は調速弁4と混圧弁6と
のそれぞれの弁開度の関係を示すグラフ、第4図は制御
装置2の作動状態を説明するグラフ、第5図は制御装置
2の構成を示すブロツク図、第6図は先行技術の混圧タ
ービンの制御動作を説明するグラフである。 1……混圧タービン、2……制御装置、4……調速弁、
6……混圧弁、12……調速器、14……カム機構、15……
変位/圧力変換器
2の構成を示す回路図、第2図はカム機構14に関連する
構成を示すブロツク図、第3図は調速弁4と混圧弁6と
のそれぞれの弁開度の関係を示すグラフ、第4図は制御
装置2の作動状態を説明するグラフ、第5図は制御装置
2の構成を示すブロツク図、第6図は先行技術の混圧タ
ービンの制御動作を説明するグラフである。 1……混圧タービン、2……制御装置、4……調速弁、
6……混圧弁、12……調速器、14……カム機構、15……
変位/圧力変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 明生 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (56)参考文献 特開 昭58−2402(JP,A) 特開 昭54−151706(JP,A) 特公 昭36−7058(JP,B1) 特公 昭44−29201(JP,B1) 特公 昭52−23006(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】混圧タービン1の第1出力軸8に連結さ
れ、その第1出力軸8の回転速度に対応した第2出力軸
13の角変位を行なう機械式調速器12と、 調速器12の第2出力軸13の角変位によつて弁開度が連続
的に変化して主作動流体を混圧タービン1に与える調速
弁4と、 流体圧によつて弁開度が連続的に変化して混圧タービン
1に混圧用作動流体を供給する混圧弁6と、 往復運動の変位を、混圧弁6に与える前記流体圧に変換
する変位/圧力変換器15と、 調速器12の第2出力軸13にカム14aが連結され、そのカ
ム14aのカム面14bに接触するホロア15aによつて変位/
圧力変換器15に前記往復運動の変位を与えて混圧弁6の
開度を調定率が一定となる調速弁4の開度の関数として
連続的に変化させるカム機構14とを含むことを特徴とす
る混圧タービンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60062633A JPH0678723B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 混圧タ−ビンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60062633A JPH0678723B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 混圧タ−ビンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61223202A JPS61223202A (ja) | 1986-10-03 |
JPH0678723B2 true JPH0678723B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=13205919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60062633A Expired - Lifetime JPH0678723B2 (ja) | 1985-03-26 | 1985-03-26 | 混圧タ−ビンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678723B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835167B2 (ja) * | 1975-08-12 | 1983-08-01 | 三菱油化株式会社 | イソプレンサジヨウニリヨウタイノセイゾウホウ |
JPS54151706A (en) * | 1978-05-19 | 1979-11-29 | Fuji Electric Co Ltd | Turbine control device |
JPS582402A (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-08 | Fuji Electric Co Ltd | 混圧タ−ビンの制御装置 |
-
1985
- 1985-03-26 JP JP60062633A patent/JPH0678723B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61223202A (ja) | 1986-10-03 |
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