JPH0678625U - 直動形軸受け - Google Patents

直動形軸受け

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Publication number
JPH0678625U
JPH0678625U JP019348U JP1934893U JPH0678625U JP H0678625 U JPH0678625 U JP H0678625U JP 019348 U JP019348 U JP 019348U JP 1934893 U JP1934893 U JP 1934893U JP H0678625 U JPH0678625 U JP H0678625U
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
flange
welding
laser
bearing body
Prior art date
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Pending
Application number
JP019348U
Other languages
English (en)
Inventor
陽一郎 伊関
修 坂井
勝 中村
司 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Prefecture
Nippon Bearing Co Ltd
Original Assignee
Niigata Prefecture
Nippon Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niigata Prefecture, Nippon Bearing Co Ltd filed Critical Niigata Prefecture
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Publication of JPH0678625U publication Critical patent/JPH0678625U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受け本体と取り付け用のフランジとの接合
について、生産性および確実性を向上させる。 【構成】 従来ろう付けによっていた接合をレーザー溶
接に代える。軸受け本体11およびフランジ12の溶接部位
には面取り部11a ,12a を形成しておく。本溶接の前後
にレーザー出力を下げて、予熱および後熱を与える。 【効果】 面取り部11a ,12a 間でレーザービーム13が
反射することにより、レーザービーム13が多少ずれて
も、均一な溶接ができる。予熱および後熱により、軸受
け鋼の割れを防ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転運動および直線運動する被支持部品用の直動形軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転運動および直線運動する被支持部品用の直動形軸受けにおいて、円筒状の 軸受け本体の端部外周に、取り付け用の付属品である円環状あるいは角形のフラ ンジを接合したものがある。従来、軸受け本体とフランジとの接合は、主に真空 炉でのろう付けによっている。このろう付けにおいては、図4に示すように、ま ず軸受け本体1の端部外周にろう材2を取り付ける。このろう材2の取り付けは 、クリームろうの塗布、あるいは、ろう材の巻き付け等の方法による。ついで、 ろう材2を取り付けた軸受け本体1の端部外周に、矢印で示すようにフランジ3 を圧入する。その後、真空炉中でろう材2を加熱溶融することにより、ろう付け を行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記のような従来の方法では、ろう材2の添加に手間がかかっていた 。このろう材2の添加は自動化も困難なため、手作業とならざるを得ない。また 、真空炉中での加熱という、装荷から取り出しまでに時間のかかる工程を含んで いるため、いっそう生産性が悪くなっていた。さらに、炉内の温度むらから接合 状態にばらつきが生じやすい問題もあった。
【0004】 本考案は、このような問題点を解決しようとするもので、軸受け本体に取り付 け用のフランジなどの付属品を接合してなる直動形軸受けにおいて、製造の生産 性を向上させるとともに、性能を安定化させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の直動形軸受けは、前記目的を達成するために、被支持部品を回転運動 および直線運動自在に支持する軸受け本体と、付属品とをレーザー溶接してなる ものである。
【0006】
【作用】
本考案では、軸受け本体と付属品との間にろう材を挿入することなく、軸受け 本体と付属品とをレーザービームによって直接溶接する。これにより、従来ろう 付けによらなければならなかったような、狭くて深い接合面を容易に得ることが できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について、図1から図3を参照しながら説明する。直 動形軸受けは、図1および図2に示すように、被支持部品を回転運動および直線 運動自在に支持する円筒状の軸受け本体11の端部外周に、付属品である取り付け 用の円環状あるいは角形のフランジ12をレーザー溶接により接合してなるもので ある。軸受け本体11の端部外周には、接合前の段階で、テーパー状の面取り部11 a が形成してある。また、フランジ12の対応する端部内周にも、接合前の段階で 、テーパー状の面取り部12a が形成してある。これら面取り部11a ,12a は、軸 受け本体11とフランジ12とを組み合わせた状態で、円環状のV溝をなす。なお、 軸受け本体11およびフランジ12の材質はそれぞれ軸受け鋼および一般構造用鋼で ある。
【0008】 製造時、軸受け本体11とフランジ12とを接合するに際しては、軸受け本体11の 上端部外周にフランジ12を嵌め、レーザー溶接機のワーク保持部に保持する。そ して、レーザー溶接機のレーザー取り出しノズルからの集光されたレーザービー ム13が軸受け本体11とフランジ12との突き合わせ部(溶接部)に上から照射され 、円形状のこの突き合わせ部に沿って相対的に移動する。図3には、レーザー溶 接に際してのレーザー出力の変化を模式的に示してある。かりに、最初から溶融 に必要な大きな出力をかけて溶接しただけでは、軸受け鋼の特性から急熱、急冷 による割れが発生するが、図3に示すように、本溶接の前後の予熱、後熱等の加 熱条件を適切に設定することにより、急熱、急冷による割れを防止できる。また 、本溶接時のレーザー出力を適切に制御することによって、溶接部全周に渡って 均一な溶込みを得ることができる。
【0009】 ところで、レーザービーム13は非常に細く絞られて溶接部位に照射されるため 、照射位置の設定が問題となる。これに対して、本実施例においては、図2に示 すように、軸受け本体11およびフランジ12の溶接される部分に面取り部11a ,12 a を形成したので、相対向するこれら面取り部11a ,12a 間でレーザービーム13 が反射することにより、効率的に利用される。そして、レーザービーム13が軸受 け本体11およびフランジ12の合わせ面から多少ずれても、均一な溶接ができる。
【0010】 以上のように、直動形軸受けの軸受け本体11とフランジ12とをレーザー溶接す ることにより、従来のようなろう材の添加、真空中での加熱といった、時間がか かり、自動化が困難で、コストのかかる方法を採る必要が全くなくなり、軸受け 本体11とフランジ12とを接合してなる直動形軸受けを高能率、低コストで、安定 して製造することができる。しかも、狭くて深い接合面を得られ、軸受け本体11 とフランジ12とを確実に接合できる。
【0011】 なお、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可 能である。例えば、前記実施例の直動形軸受けは、軸受け本体と取り付け用のフ ランジとを接合するものであったが、軸受け本体と他の付属品とを接合するもの であってもよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、被支持部品を回転運動および直線運動自在に支持する軸受け 本体と、付属品とをレーザー溶接してなるので、これら軸受け本体と付属品との 接合のために、従来のようなろう材の添加、真空中での加熱といった、時間がか かり、自動化が困難で、コストのかかる方法を採る必要が全くなくなり、軸受け 本体と付属品とを接合してなる直動形軸受けを高能率、低コストで、安定して製 造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の直動形軸受けの一実施例を示すもの
で、レーザー溶接時の斜視図である。
【図2】同上縦断面図である。
【図3】同上溶接時のレーザー出力の変化を模式的に示
したグラフである。
【図4】従来の直動形軸受けの製造方法を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 軸受け本体 12 フランジ(付属品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中村 勝 新潟県新潟市鐙西一丁目11番1号 新潟県 工業技術センター内 (72)考案者 丸山 司 新潟県小千谷市大字千谷甲2833番地 日本 ベアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被支持部品を回転運動および直線運動自
    在に支持する軸受け本体と、付属品とをレーザー溶接し
    てなることを特徴とする直動形軸受け。
JP019348U 1993-04-15 1993-04-15 直動形軸受け Pending JPH0678625U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP019348U JPH0678625U (ja) 1993-04-15 1993-04-15 直動形軸受け

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP019348U JPH0678625U (ja) 1993-04-15 1993-04-15 直動形軸受け

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0678625U true JPH0678625U (ja) 1994-11-04

Family

ID=11996891

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JP019348U Pending JPH0678625U (ja) 1993-04-15 1993-04-15 直動形軸受け

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208713A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Seiko Instruments Inc 転がり軸受装置の製造方法
JP2020062682A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 フタバ産業株式会社 溶接方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011208713A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Seiko Instruments Inc 転がり軸受装置の製造方法
JP2020062682A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 フタバ産業株式会社 溶接方法
CN111069802A (zh) * 2018-10-19 2020-04-28 双叶产业株式会社 焊接方法

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