JPH0678393B2 - ポリアセチレンの製造方法 - Google Patents

ポリアセチレンの製造方法

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JPH0678393B2 JP62260291A JP26029187A JPH0678393B2 JP H0678393 B2 JPH0678393 B2 JP H0678393B2 JP 62260291 A JP62260291 A JP 62260291A JP 26029187 A JP26029187 A JP 26029187A JP H0678393 B2 JPH0678393 B2 JP H0678393B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気材料に関するものである。更に詳しく
は、導電性や非線形光学効果を示すポリアセチレン結合
を有する有機物質に関するものである。
従来の技術 ジアセチレン誘導体は固相での重合反応でπ電子共役系
を持つ一次元の主鎖を形成してポリジアセチレンのポリ
マとなる。このポリマは導電性や非線形光学効果を持つ
ことから光、電子機能材料として広く研究されている。
中でも、疎水性基と親水性基を持つジアセチレン誘導体
を用いれば、水面上で単分子膜を形成できるので、ラン
グミュア・ブロジェット(LB)法により累積膜を形成す
ることが出来る。LB法は、近年分子そのものに機能を持
たせた分子デバイス開発において、構築手段の一つとし
て有望視されている。LB法によれば、数十オングストロ
ームオーダの単分子膜を作成でき、さらにその累積膜も
容易に得ることが出来る。
そこでジアセチレン誘導体を用いたLB膜の重合過程の研
究も数々行われている。さらに最近では、ジアセチレン
誘導体の光反応性がジアセチレン基の配向性に大きく依
存することが明かとなっている。分子配向性には側鎖基
の果たす役割が大きいため、側鎖基を置換した数々のジ
アセチレン誘導体で光反応性が詳しく研究されている。
一方、多くのポリジアセチレン誘導体LB膜では、熱や圧
力あるいは紫外線などで色相が青から赤に劇的に変化す
るので、相変化の面でも盛んに研究がすすめられてい
る。
しかしながら、未だにジアセチレン誘導体LB膜を用いて
“ポリアセチレン”を製作する方法は知られていない。
発明が解決しようとする問題点 本発明では、水面上の単分子膜即ちラングミュア(L)
膜において、π−Aカーブをモニターしながらリアルタ
イムでUVスペクトル等の光学的測定が可能な手法を開発
し、ジアセチレン誘導体L膜の紫外線照射に対する光反
応性と分子密度あるいは分子配行性の関係を詳しく調
べ、さらに代表的な分子密度で累積したジアセチレンLB
膜の放射線反応性についても調べた結果、ジアセチレン
誘導体のL膜をある一定の表面圧以下で紫外線を用いて
重合したり、或はジアセチレン誘導体のLB膜をある一定
の表面圧以下で所定の基板上に累積したのち紫外線を用
いて重合するとポリジアセチレン系有機ポリマを製造す
ることが出来るが、この条件ではポリアセチレン系の有
機ポリマを製造することは出来ないことを発見した。
問題点を解決するための手段 ところが本発明では、さらに、水面上の単分子膜即ちL
膜状態のジアセチレン誘導体(不飽和3重結合が共役し
たジアセチレン基を含む物質)をある一定の表面圧以上
で圧縮しながらX線、電子線またはガンマ線等の放射線
を用いて重合したり、或はジアセチレン誘導体のLB膜を
ある一定の表面圧以上で所定の基板上に累積した後、前
述のような放射線を用いて重合させるとポリアセチレン
結合が形成されることを発見した。即ち、一定の表面圧
力以上でジアセチレン誘導体の分子を圧縮しながら放射
線重合することにより、共役系が連続した直鎖状で超高
分子量(超共役高分子)のポリアセチレンを作れること
を見いだした。
また、前記L膜を光重合する際やLB膜の累積時に面方向
に直流バイアスを印加しておくと、更に共役系が長いポ
リアセチレンをつくれることを見いだした。
作用 即ち、ある一定の表面圧以上で所定の基板上に累積した
ジアセチレン誘導体のLB膜や、ジアセチレン誘導体のL
膜にある一定以上の表面圧を加えながら放射線重合を行
うことにより、光重合時の分子面積の縮小を補って、共
役系が連続した直鎖状の超高分子量のポリアセチレンを
作ることが出来る。即ち、単分子状態で並んだジアセチ
レン分子を常に一定圧力で圧縮しておくことにより、光
重合時の分子収縮で生じる間隙を埋めて、ジアセチレン
モノマの放射線重合反応が連続的に続く条件を保つこと
で、共役系が連続した直鎖状の超高分子量のポリアセチ
レンを作ることができる。
また、ジアセチレン誘導体分子を水面上で面方向にバリ
ヤでかき集めたり、光重合を行う際、面方向に直流バイ
アスを印加しておくと更にモノマ分子の配向性がよくな
り、より共役系が長いポリアセチレンを作ることが可能
となった。
実施例 今回使用したサンプルは、ジアセチレン誘導体の一種で
あるペンタコサジイノイック酸(Pentacosa Diynoic Ac
id(PDA);CH3(CH211−C≡C−C≡C−(CH28CO
OH)である。L膜の光反応性評価およびLB膜の累積に
は、ジヨイスレーベル社トラフIV(Joice-Loebl Trough
IV)を用い、500nm以下の光をカットしたイエロー光照
明のクラス100のクリーンルーム内で行った。このとき
クリーンルーム内は、室温23±1℃、湿度40±5%に調
節されている。LB膜の累積は25層行ったが、累積するに
ともなって累積型は10層付近でZ型からY型に変化して
いった。LB膜の累積に使用した基板は、直径3インチの
酸化膜を形成したSi基板である。放射線反応に使用した
線源はX線及びガンマ線、電子線である。また、水面上
での重合性を確認するためのスペクトル測定で使用した
光源は、200Wの重水素ランプであり安定性を保つため水
冷されている。このとき照度は全て0.05mW/cm2の条件で
行った。またL膜での光反応性の測定には、マルチチャ
ンネル 分光機(Multichannel spectrophotometer MCP
D-110A;Otsuka Electronics Co.,Ltd.)を用いた新たな
直接測光システムを開発して利用した。このシステムの
特徴は、L膜のπ−Aカーブをモニタしながらリアルタ
イムで分光測定や光吸収強度の測定が可能なことにあ
る。実験システムを第1図に示す。重水素ライプ1から
光学フィバーを通ってきたUV光はY型ライトガイド3の
一端から導入され水中のミラー4から反射されて帰って
きた光は分光機5であるMCPD−110Aで測定される。6は
コンピュータ、7はプロッター、8はCRT表示部であ
る。第2図はL膜近傍の光路概念図である。第二図に示
すように、ライトガイド先端から出た入射光(Io)はL
膜界面で3っに分けられる。即ち単分子膜で吸収される
光(Ia)、界面で反射される光(Ir)、界面を通過しA1
ミラーで反射して帰ってきた光(It)である。従って実
際にはIr+Itの光が測定されることになり、各波長にお
いてIoとIr+Itの差を取ることによりL膜の吸収スペク
トルが測定できる。
そこでまず、分子密度あるいは分子配向性の違いがPDA
・L膜の光反応性に及ぼす影響を調べるために、まず水
相の塩濃度およびpHを変えてL膜のπ−Aカーブを測定
した。第3図に代表的な3種のπ−Aカーブを示す。ま
た各々の代表的条件下のPDA・L膜(第3図のA、B,C,
D,E 点で示されている)に5分間づつ全面に紫外線を
照射した場合のπ−Aカーブの変化を第4、5、6図に
示す。第4と第5図においては、それぞれA点とB点あ
るいはC点とD点で紫外線照射した2本のπ−Aカーブ
がそれぞれ重ねて書かれている。また第6図においては
E点で紫外線照射したπ−Aカーブと紫外線照射なしの
π−Aカーブがそれぞれ重ねて書かれている。第5,6図
に示すように、低密度PDA・L膜では光重合にともな
い、分子占有面積の大きな減少がみられた。そこで、光
重合により分子占有面積が小さくなることをさらに明確
にするため、各々の条件(第3図のA,B,C,D,E点で示さ
れている)下でPDA・L膜の圧縮用バリヤを固定した
後、全面に紫外線照射を行った。そのときの表面圧力の
変化を第7、8、9図に示す。第7、8図に示すように
高密度PDA・L膜(A点)と低密度PDA・L膜(D点)で
は光反応性に大きな違いがみられる。また、第8図のD
と第9図のEでは表面圧の変化に大きな違いが見られる
が、第5図のD点と第6図のE点ではほぼ同じ大きさの
分子占有面積の収縮が見られた。この違いは、第6図に
おけるPDA・L膜の水相条件が純水粋であるため、光重
合時PDA・L膜が破壊されたことによるものと思われ
る。
更にまた代表的な2点(A,D)において、紫外線照射に
伴うPDA・L膜のスペクトラム変化を第10、11、12、13
図に示す。これらのスペクトルは、何れも水面上の単分
子膜の光反応に伴う吸収スペクトルの変化を示したもの
である。第11、13図は第10、12図の部分拡大図であり、
いずれも242と255nmに吸収ピークが確認できる。第11図
に示すように低密度PDA・L膜においては紫外線照射に
伴い2つの吸収ピークが消滅していく。また、これらの
吸収はタィエケ(B.Tieke)らの報告にあるアクション
スペクトルとよく一致している。一方、第13図に示すよ
うに高密度PDA・L膜においては同じ照射条件でも吸収
ピークの変化は殆どみられない。また、この2つのPDA
・L膜での光重合性の違いは、第10,12図により更に確
認できる。即ち、低密度PDAL膜(第10図)では400nm以
上で紫外線照射にともない新たな吸収が現れるが、高密
度PDA・L膜では全くみられない。一般に400nm以上の可
視光域の吸収はポリジアセチレンまたはポリブタトリエ
ンの吸収と言われている1)が、高密度L膜では、紫外線
照射を行ってもこの吸収は全くみられない。従ってPDA
・L膜の重合は全く生じてないものと思われる。またこ
のような光反応性に違いを生じる原因が、それぞれの表
面圧における分子密度或は分子配向性の違いに起因して
いることは、第3図に示されたπ−Aカーブより明らか
であろう。つまりPDA・L膜の分子の並び方が異なる
と、同じ紫外線の照射条件でも、PDA・L膜の光重合反
応に寄与する場合と寄与しない場合がある。
一方、第3,7,8図に示したように、おなじ高密度状態で
もA点とC点で多少光反応性に違いがみられた。そこで
更にL膜の相条件、特にコラップス(Collapse)領域を
明確に判別するため、π−Aカーブ測定と同時に、PDA
・L膜の光吸収強度の変化を水面上で波長を242nmに固
定して測定した。π−Aカーブのみでは明確に判別でき
なかったが、第14(b)、15(b)図によると光吸収強
度の急峻な変化からコラップス領域が明確に判別でき
る。A点とC点の場合の違いを第14、15図で確認する
と、A点では完全な固体膜状態であるが、C点では個体
膜領域とコラップス領域の境界領域であったことが確認
された。つまり、PDA・L膜におけるC点で生じた分子
配向のみだれが高密度領域にも関わらず多少光反応を示
した原因であろう。
以上の結果から、ジアセチレンL膜の場合、ある一定の
表面圧以下でないと紫外線では重合できないし、更にあ
る一定の表面圧以下で紫外線を用いて重合してもポリジ
アセチレンが出来てしまうことが明かとなった。
しかしながら、A点におけるジアセチレンL膜に紫外線
よりよりエネルギーの高い放射線、例えばX線を用いて
20Mrad程度の照射を行うとジアセチレンL膜が重合して
エタノール溶媒に解けなくなることが確認された。
一方、さらにL膜での光反応性がLB膜でも維持されるか
どうかの確認のため、さらに代表的なA、D点で累積し
たPDA・LB膜の光反応性を調べた。第16図は、第3図の
D点で累積した低密度PDA・LB膜のUV照射に伴うスペク
トルの変化を示し、第17図は、第3図のA点で累積した
PDALB膜のUV照射に伴うスペクトルの変化を示す。これ
らの吸収もタィエケらの報告にあるアクションスペクト
ルと良く一致している。第17図でも多少吸収に変化がみ
られるが、第17図の場合に比べ第16図では最初の1分間
で急激な吸収の低下が見られる。従って、第16、17図と
第11、13図を比較すると明らかなように、PDA・LB膜で
も累積時のPDA・L膜の分子配向性及び分子密度がほぼ
維持されていることが明らかとなった。なお、高密度PD
A・LB膜(第17図)において多少光反応が進行するの
は、LB膜累積時に配向性に乱れが生じた結果であろう。
さらに低密度PDA・LB膜において、露光量を変えたサン
プルをそれぞれエタノールに浸積し溶解除去した後の残
膜率をプロットしたものを第18図に示す。このデータは
50層累積したPDA・LB膜を紫外線照射した後、エタノー
ルで溶解除去した場合の結果である。D点で累積したPD
A・LB膜の残膜率は40〜50mJ/cm2でピークを示し照射量
が増加するに伴って再び減少していった。このことよ
り、低分子密度のPDA・LB膜は紫外線照射により重合す
るが、重合後のポリPDA・LB膜は光分解することが予測
される。一方、A点で累積したPDA・LB膜は、全ての照
射サンプルで残膜率は0であった。従って、紫外線照射
にもかかわらず殆ど重合は認められない。
ところが、この条件すなわちA点で累積したPDA・LB膜
にX線を40〜50mJ/cm2程度照射すると、やはり重合が進
み溶媒に不溶性となることが確認された。
以上の結果より、紫外線重合の方法では、PDA・L膜は
第19(a,b,c)図に示すような光反応過程をとらず第20
図の反応過程、即ち低分子密度でポリジアセチレン結合
を生じて重合することが確認された。
一方、X線等のエネルギーが高い放射線(電子線やガン
マ線も同じ効果がある)を用いて高密度のPDA・LB膜に
照射を行うと、やはりPDA・LB膜はエタノール溶媒不溶
性となった。即ちA点で累積したジアセチレン・LB膜を
X線照射したものでは、第21図に示すように残膜率変化
はは40〜50mJ/cm2で溶媒不溶性となった。そこで、さら
に化学的な解析を行うためにラマン測定を行うと第22図
に示すように‐C=C-のポリアセチレンの吸収が確認さ
れた。即ち第19(c)図に示すような分子配列状態から
から第23図に示すような反応即ちポリアセチレンが製造
できることが明かとなった。
なお、ジアセチレン誘導体分子を水面上で面方向にバリ
ヤでかき集めたり、放射線重合を行う際、面方向に数十
ボルトの直流バイアスを印加しておくと更にモノマ分子
の配向性がよくなり、より共役系が長いポリアセチレン
を作ることも可能なことが確認された。
また、ジアセチレン誘導体はLB膜形成がおこなえる物質
であれば何でもよく、PDAに限定されるものではない。
発明の効果 本発明の方法を用いることにより、導電性や非線形光学
効果の非常に優れ安定なポリアセチレンのポリマを高能
率に製造できる。なお、この方法によると、理論的には
共役系が連続して数mm或は数cm以上の長さを持つ直鎖状
で超高分子量のポリアセチレンの製造も可能であるた
め、非線形光学効果を利用したデバイスの製作には極め
て有効である。
また、今後さらに原料となるジアセチレン誘導体モノマ
の種類や製造条件を適正化することにより、共役系が連
続して数十cm或は数m以上の長さを持つ直鎖状で超高分
子量の安定なポリアセチレンの製造も可能になると思わ
れるため、この方法で冷却を必要としない有機超電導物
質の製造が可能となるかもしれない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本願発明の実験にもちいた測定装
置の概念図で、第1図はL膜評価用マルチチャンネル測
光システムの概念図、第2図はL膜サンプル近傍での光
路の概念図、第3図〜第18図は実験結果を示し、第3図
は代表的なPDA・L膜のπ−Aカーブを示す図、第4図
は高塩濃度水面上でのPDA・L膜の光照射に伴うπ−A
カーブ変化を示す図、第5図は低塩濃度水面上でのPDA
・L膜の光照射に伴うπ−Aカーブ変化を示す図、第6
図は純水水面上でのPDA・L膜の光照射に伴うπ−Aカ
ーブ変化を示す図、第7図は高塩濃度水面上でのPDA・
L膜の光照射に伴う表面圧の変化を示す図、第8図は低
塩濃度水面上でのPDA・L膜の光照射に伴う表面圧の変
化を示す図、第9図は純水水面上でのPDA・L膜の光照
射に伴う表面圧の変化を示す図、第10図は低密度PDA・
L膜のUV照射に伴う吸収スペクトルの変化を示す図、第
11図は低密度PDA・L膜のUV照射に伴う吸収スペクトル
の変化を示す図、第12図は高密度PDA・L膜のUV照射射
に伴う吸収スペクトルの変化を示す図、第13図は高密度
PDA・L膜のUV照射に伴う吸収スペクトルの変化を示す
図、第14図は高塩濃度水面上でのPDA・L膜のバリヤ移
動に伴う表面圧と吸収強度の変化を示す図で、第14図
(a)バリア移動に伴う表面圧変化を示す図、第14図
(b)バリア移動に伴う242nmでの吸収強度変化を示す
図、第15図は低塩濃度水面上でのPDA・L膜のバリヤ移
動に伴う表面圧と吸収強度の変化を示す図で、第15図
(a)バリア移動に伴う表面圧変化を示す図、第15図
(b)バリア移動に伴う242nmでの吸収強度変化を示す
図、第16図は低密度PDA・LB膜のUV照射に伴う吸収スペ
クトルの変化を示す図、第17図は高密度PDA・LB膜のUV
照射に伴う吸収スペクトルの変化を示す図、第18図はそ
れぞれ低密度PDA・LB膜の紫外線照射に伴う残膜率変化
を示す図、第19図は(a),(b),(c)はそれぞれ
光反応を生じないPDA・L膜の配向モデル図、第20図は
低密度PDA・L膜の光反応過程を示す図で、第20図
(a)PDA・L膜の紫外線重合過程を示す図、第20図
(b)ポリPDA・L膜の紫外線分解過程を示す図、第21
図は高密度PDA・LB膜のX線照射に伴う残膜率変化を示
す図、第22図は高密度PDA・LB膜のX線照射に伴うラマ
ンスペクトル変化を示す図、第23図(a),(b),
(c),(d)は高密度PDA・L膜のX線照射によるポ
リアセチレンを生成する反応過程を示す図である。 1……重水素ランプ、2……ファイバー、4……ミラ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 1/12 C 7244−5G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機溶媒に溶解させたジアセチレン基を含
    む物質を水面上に展開し前記有機溶媒を蒸発させた後、
    前記水面上に残った前記ジアセチレン基を含む物質の分
    子を前記水面上で水面方向にバリヤでかき集め、所定の
    表面圧を前記物質の分子に加えながらX線、電子線また
    はガンマ線等の放射線を用いて照射して重合させること
    を特徴としたポリアセチレンの製造方法。
  2. 【請求項2】所定の表面圧を加えると同時に水面と平行
    する方向に直流電界を印加しながら光を照射して重合さ
    せることを特徴とした特許請求の範囲第1項記載のポリ
    アセチレンの製造方法
  3. 【請求項3】水の中に無機塩が含まれていることを特徴
    とした特許請求の範囲第1項または第2項記載のポリア
    セチレンの製造方法。
  4. 【請求項4】ジアセチレン基を含む物質がペンタコサジ
    イノイック酸であることを特徴とした特許請求の範囲第
    1項記載のポリアセチレンの製造方法。
  5. 【請求項5】有機溶媒に溶解させたジアセチレン基を含
    む物質を水面上に展開し前記有機溶媒を蒸発させた後、
    水面上に残った前記ジアセチレン基を含む物質の分子を
    水面上で水面方向にバリヤでかき集め、所定の表面圧を
    前記物質の分子に加えながら所定の基板上に累積し、前
    記基板上に累積されたジアセチレン基を含む薄膜をX
    線、電子線またはガンマ線等の放射線を用いて照射して
    重合させることを特徴としたポリアセチレンの製造方
    法。
  6. 【請求項6】所定の表面圧を加えながら所定の基板上に
    累積する工程において所定の表面圧を加えると同時に前
    記水面と平行する方向に直流電界を印加しながら累積す
    ることを特徴とした特許請求の範囲第5項記載のポリア
    セチレンの製造方法。
  7. 【請求項7】水の中に無機塩が含まれていることを特徴
    とした特許請求の範囲第5項または第6項記載のポリア
    セチレンの製造方法。
  8. 【請求項8】ジアセチレン基を含む物質がペンタコサジ
    イノイック酸であることを特徴とした特許請求の範囲第
    5項記載のポリアセチレンの製造方法。
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