JPH0677696A - チップマウンターヘッド - Google Patents

チップマウンターヘッド

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Publication number
JPH0677696A
JPH0677696A JP2881093A JP2881093A JPH0677696A JP H0677696 A JPH0677696 A JP H0677696A JP 2881093 A JP2881093 A JP 2881093A JP 2881093 A JP2881093 A JP 2881093A JP H0677696 A JPH0677696 A JP H0677696A
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JP
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lever
expanding
chucking
chucking lever
pin
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Application number
JP2881093A
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English (en)
Inventor
Toji Nakazawa
東治 中沢
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Tescon Co Ltd
Original Assignee
Tescon Co Ltd
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Publication date
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  • Manipulator (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Die Bonding (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、プリント基板上に表面実装される
チップ部品を該チップ部品供給装置等から拾い上げ更に
プリント基板の所定の位置に載置させる等するチップマ
ウンターにおけるヘッドの構造に関し、チップマウンタ
ーヘッドにおけるチップ部品のセンターリングを行うチ
ャッキングレバーの拡開動作を、摺接部分のない長寿命
のリンク機構に置き換えてなるチップマウンターを提供
することを目的とする。 【構成】 チップマウンターヘッド1において、チップ
部品32のセンタリングを行うチャッキングレバー4と
該チャッキングレバーを拡開させる円筒状ロッド2から
なる拡開手段を、前記円筒状ロッドの下端部2aに拡開
用ピン3を設けるとともに前記チャッキングレバーの本
体に係合軸6bを設け、前記拡開ピン3と係合軸6bの
間に拡開レバー6を回動自在に架設したリンク機構とし
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板上に表面
実装されるチップ部品を該チップ部品供給装置等から拾
い上げ更にプリント基板の所定の位置に載置させるチッ
プマウンター等におけるヘッドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のようなチップマウンターの
ヘッドとしては、図6に示すようなものが知られてい
る。即ち、チップマウンターヘッド20の構造は、固定
部材であって円筒状本体にピストンロッド21aと押え
棒21bを上下方向に突設したエアーシリンダーロッド
21,21を備えたハウジング22と、該ハウジング2
2の貫通孔に同心配置にして回動自在にされ、かつその
下端部に回動ピン23を介してチャッキングレバー24
を回動自在に少なくとも4個以上備えた筒状の内ハウジ
ング25と、該内ハウジング25の貫通孔に同心配置で
摺動自在且つ回動自在に貫入し、その下端部に前記チャ
ッキングレバー24を拡開させるテーパ部26aを設け
その上端部が前記エアーシリンダーロッド21のピスト
ンロッド21aの上部とフランジブロック27を介して
連結されて上下移動せしめられる円筒状カム26と、該
円筒状カム26の貫通孔に摺動自在かつ回動自在に貫入
し前記円筒状カム26の下端面から突出した下端部には
ノズルホルダー28aを嵌装せしめてノズル28を設
け、一方上端部には共に上下移動する位置規制用のブロ
ック29を固定し本体内部の中空部30aが適宜に真空
状態になされるシャフト30と、前記ブロック29と前
記フランジブロック27に介在しこれらを互いに離間せ
しめるように付勢しているコイルバネ31とから構成さ
れている。
【0003】前記チップマウンターヘッド20によって
チップ部品32を吸着作用により拾い上げるには、ハウ
ジング22のエアーシリンダーロッド21を下方向に作
動させてピストンロッド21aとフランジブロック27
及び円筒状カム26を下降させる。
【0004】すると、円筒状カム26の下端部にあるテ
ーパ部26aとこの近傍に配置されたチャッキングレバ
ー24の斜面部24aとが摺接し、回動ピン23を中心
にして前記チャッキングレバー24が回動・拡開する。
このとき前記内ハウジング25の外周に同心配置された
コイルバネと円筒リングからなる付勢手段35の付勢力
に抗して前記チャッキングレバー24が拡開し、前記円
筒リングは上昇してコイルバネは圧縮されて縮む。
【0005】この動作中において、前記フランジブロッ
ク27及び円筒状カム26が下降しても、コイルバネ3
1は圧縮された状態であって、その弾発力によりブロッ
ク29及びシャフト30を上方向に常に押し上げている
ので、これらブロック29とシャフト30は下降しない
ものである。
【0006】更に前記ピストンロッド21aが下降する
と、円筒状カム26の先端面がノズルホルダー28aの
上端面に当接して該ノズル28とシャフト30及びブロ
ック29を下降させる。また、前記チャッキングレバー
24は、その傾斜面24aの下端部が円筒状カム26の
外周面に摺接していて拡開したままの状態である。
【0007】そして前記シャフト30の下降によりノズ
ル28の下端面が、押え棒21bで押圧され位置固定さ
れた部品供給台34の上のチップ部品32の表面に当接
し、シャフト30の空間部30aが図示しない真空装置
で真空状態となっているので、前記チップ部品32がノ
ズル28に吸着される。ブロック29がアジャストナッ
トAの上面に当接してエアーシリンダーロッド21の下
降作用が停止する。
【0008】そして前記チップ部品32がノズル28の
先端面に吸着された後、ピストンロッド21aが上昇せ
しめられ、前記フランジブロック27及び円筒状カム2
6そして押え棒21bが上昇する。また、前記コイルバ
ネ31の弾発力によってブロック29,シャフト30,
ノズルホルダー28a,ノズル28及びチップ部品32
も同時に上昇する。
【0009】前記ブロック29が上部のストッパー33
に当接して上昇がストップすると、シャフト30も同時
に上昇を停止し、前記吸着されたチップ部品32は拡開
しているチャッキングレバー24に内抱される状態とな
る。なお、チップ部品32はノズル28に吸着されただ
けで水平面内の前後左右方向の位置調整が行われていな
い状態である。
【0010】そして、ピストンロッド21aが前記コイ
ルバネ31をその弾発力に抗しながら圧縮させて更に上
昇すると、円筒状カム26の外周面から下端部のテーパ
部26aに前記チャッキングレバー24の斜面部24a
が摺接するようになって拡開作用が消勢し、前記付勢手
段35の付勢力で当該チャッキングレバー24が回動ピ
ン23を中心に回動して一斉に閉じる。
【0011】これにより、チャッキングレバー24の下
端部の爪24bの側端面24cが前後左右方向から前記
チップ部品32の側端面に当接して該チップ部品32の
位置調整(センターリング)がなされる。更に少しピス
トンロッド21aが上昇してたところでストップする。
【0012】このようにして、チップ部品32が前記チ
ップマウンター20に吸着され、チップマウンターヘッ
ド20自身が旋回運動してプリント基板等の上に位置せ
しめられ、上述と同様な動作をし、チップ部品32がプ
リント基板等の表面に載置された状態でシャフト30の
空間部30aの真空状態を解除して該チップ部品32を
残して図14示す基本状態に戻し、次の吸着作業に移行
するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
チップマウンターヘッド20においては、チャッキング
レバー24を拡開させる機構が、上下移動する円筒状カ
ム26のテーパ部26aとチャッキングレバー24の斜
面部24aとの摺接作用によるので、シンプルな構造で
はあるが、この摺接部分が繰り返し使用され、しかも該
摺接部分は潤滑油等の塗布は禁止される場所である為、
摩耗してセンターリング精度があまくなり、又、設計通
りに拡開しない等、実装作業の命であるチャッキングレ
バー24の致命傷となってしまうという問題があった。
【0014】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、チップマウンターヘッドにおけるチップ部品のセ
ンターリングを行うチャッキングレバーの拡開動作を、
摺接部分のない長寿命のリンク機構に置き換えることを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、筒状ハウジングの
本体に、チップ部品を吸着する吸着手段と該吸着手段で
吸着されたチップ部品をセンタリングするチャッキング
レバーを外側に拡開させる拡開手段を各々上下方向に摺
動自在に設け、前記ハウジングの下側で前記吸着手段の
先端部の近傍にチップ部品の前後左右の2方向から同時
に若しくは時間差を有し当接して該チップ部品をセンタ
ーリングするチャッキングレバーを配設し、前記チャッ
キングレバーが内側に閉じてチップ部品のセンターリン
グが行われる時に前記チャッキングレバーを閉じる方向
に付勢する付勢手段を設け、前記ハウジングに前記吸着
手段と前記拡開手段を上下移動させる駆動手段を設けて
たチップマウンターヘッドにおいて、前記拡開手段を上
下方向に摺動自在な筒状ロッドの下端部に拡開用ピンを
設けるとともに前記チャッキングレバーの本体の一端側
に係合軸を設け、前記拡開用ピンと係合軸の間に拡開レ
バーを回動自在に架設したリンク機構としたことに存す
る。
【0016】そして、前記拡開レバーの両端に係合され
た拡開用ピンと係合軸のいずれか一方を長孔に遊嵌する
とともに、該長孔の一方側に押圧する押圧手段を設け
て、チャッキングレバーが閉じるように付勢する付勢手
段を省いたことであり、更に、前記チャッキングレバー
の本体に設けた長孔に前記係合軸を遊嵌し、該長孔の一
方側に前記係合軸を押圧する押圧手段を設けるととも
に、チャッキングレバーが閉じるように付勢する付勢手
段を省いたことに存する。
【0017】
【作用】本発明のチップマウンターヘッドによれば、筒
状ロッドの上下移動により拡開用ピンを中心にして拡開
レバーが揺動し、該拡開レバーの端部に係合している前
記係合軸の軸心と筒状ロッドの軸心からの距離が変化し
て、チャッキングレバーの前記係合軸の位置が変更せし
められ、これによりチャッキングレバーがその本体の他
端側の回動ピンを中心に回動し、拡開もしくは閉じるこ
とになる。
【0018】また、拡開レバーの両端に係合された拡開
用ピンと係合軸のいずれか一方を長孔に遊嵌するととも
に、該長孔の一方側に当接させるように押圧する押圧手
段を設ければ、筒状ロッドの上下方向の移動によって拡
開レバーが揺動するときに、該拡開レバーの一端部が前
記長孔の範囲内で遊動しないように前記押圧手段で押圧
するので、チャッキングレバーの開閉動作が前記拡開レ
バーで規制され、該チャッキングレバーを常に閉じるよ
うに付勢していた付勢手段が不要となる。そして、前記
長孔及び押圧手段をチャッキングレバー側に設けると、
複雑な機構にならずコストの軽減となる。
【0019】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明に係るチップマウンターヘッド1の
一部を断面にして示す正面図、図2はその一部拡大正面
図である。図3は拡開レバーとチャッキングレバーの組
立を示す説明図である。図において符号1はチップマウ
ンターヘッド、2は円筒状ロッド、3は拡開用ピン、4
はチャッキングレバー、5は孔、6は拡開レバー、6b
は係合軸、7は転動子、8は爪、を示している。なお理
解容易のために従来例に対応する部分には同符号を付け
てある。
【0020】本発明のチップマウンターヘッド(以下、
ヘッドという)1の構造について説明する。まずもって
図1に示すヘッド1は従来例のヘッド20に対してピス
トンロッド21aの上部にブロック29a及びシャフト
30を強制的に下降せしめるパット10を設けたこと、
フランジブロック27aとピストンロッド21aを固定
せずに貫通孔に遊貫させたこと、ハウジング22a上端
面にフランジブロック27aの下降を位置規制するスト
ッパー11を設けたこと、等の設計変更があるが、基本
的に前記ピストンロッド21aの上下移動に伴う円筒状
ロッド2とシャフト30の上下移動には従来例と変わる
ところがない。
【0021】また、ハウジング22aの横に装着された
モータ12は、回転軸12aとプーリ及び内ハウジング
25の外周に巻回したベルト13を介して前記内ハウジ
ング25を所定角度回転させ、吸着したチップ部品32
の水平面内の向きを変えるためのものである。また、回
転板14とフォトセンサー15は、回転角原点位置確認
用センサーであり、その原点よりの回転角度はモータ1
2内に内蔵されたエンコーダに依り検出する。
【0022】次に、図2乃至図3を参照して本発明の要
旨である拡開手段の構造を説明する。即ち、円筒状ロッ
ド2の下端部2aに、その円周方向に4箇所において拡
開用ピン3を設ける。そして、前記チャッキングレバー
4の本体に孔5を貫通させて穿設する。該孔5は上下方
向に長い長孔とする。そして、前記円筒状ロッド2の各
々の拡開用ピン3の両側に拡開レバー6の片端部を軸着
する。
【0023】更に、前記両拡開レバー6でチャッキング
レバー4を挟装させ、チャッキングレバー4の孔5を挟
んで当該拡開レバー6の他端部に設けた軸取付孔6aを
対向させる。そして転動子7を孔5内に仮置きして、係
合軸6bを前記転動子7に回動自在に貫通させてその両
端部を前記両拡開レバー6の軸取付孔6aに嵌着して拡
開レバー6に軸支させる。
【0024】拡開手段をこのようなリンク機構にしたこ
とにより、その動作を説明すると、円筒状ロッド2がピ
ストンロッド21aの下降により、図1に示す上昇用係
合リング16の位置規制が解除されたフランジブロック
27aがコイルバネ31の弾発力で下降するとともに円
筒状ロッド2も下降する。
【0025】これにより、拡開用ピン3が下がるのでこ
れを中心にして拡開レバー6が揺動し、転動子7が係合
軸6bを中心にして回転するとともに孔5内でころが
る。そして、係合軸6b(若しくは転動子7)の軸心と
円筒状ロッド2の軸心との距離間隔が長くなり、チャッ
キングレバー4の前記孔5の位置を変更せしめ、これに
よりチャッキングレバー4が内ハウジング25の回動ピ
ン23を中心に回動し、拡開することになる。
【0026】そして、フランジブロック27aがストッ
パー11の上端面に当接して下降が停止し、それと同時
に円筒状ロッド2の下降も停止するので、チャッキング
レバー4の拡開動作も停止する。
【0027】更に、ピストンロッド21aが下降する
と、パット10に当接してブロック29a及び、シャフ
ト30が下降してノズル28がチップ部品32に当接す
る。この時点でピストンロッド21aの下降が停止さ
れ、シャフト30の空間部30aが真空状態になされて
チップ部品32がノズル28に吸着される。
【0028】その後、ピストンロッド21aが上昇し、
それとともにパット10が上昇するにつれてコイルバネ
31の弾発力でブロック29a及びシャフト30とチッ
プ部品32が上昇する。そして、前記ブロック29aが
ストッパー33aに当接して上昇停止し、よってチップ
部品32も上昇停止する。
【0029】また、ピストンロッド21aの上昇用係合
リング16によりフランジブロック27aが上昇せしめ
られ、これと同時に円筒状ロッド2もコイルバネ31を
その弾発力に抗して圧縮せしめながら上昇する。
【0030】これにより、円筒状ロッド2の拡開用ピン
3が上昇して、前記チャッキングレバー4を拡開させた
動作と逆に作用して該チャッキングレバー4が閉じ、下
端部の爪8の側端面8aがチップ部品32の側端面に前
後左右方向からほぼ同時に当接して、該チップ部品32
のセンタリングが行われる。更に少しピストンロッド2
1aが上昇してたところでストップする。
【0031】こうしてチップ部品32がノズル28に吸
着され、必要ならばモータ12を所定角度回転させて前
記チップ部品32の向きを変更するものである。吸着し
たチップ部品32をプリント基板等の上に載置した時に
は前記シャフト30の空間部30aの真空状態を解除
し、チップ部品32をプリント基板等の上に置いてくる
ものである。
【0032】このようにチャッキングレバー4を拡開さ
せるに、リンク機構として摺接部分をなくしたので、機
構部品の摩耗による障害がなくなる。更に、転動子7を
ベアリングとすれば更にリンク機構の長寿命化となって
好ましいものである。
【0033】次に図4乃至図5に示す他の実施例につい
て説明する。図に示すチャッキングレバーを拡開させる
リンク機構は、拡開レバー6の両端に係合された拡開ピ
ン3と係合軸6bのいずれか一方を、長孔に遊嵌すると
ともに、該長孔における長手方向の側壁の一方側に押圧
する押圧手段を設けて形成されるものである。
【0034】具体的には、回動ピン23を中心に回動さ
れるチャッキングレバー4aに上下方向に長い長孔5a
を設け、該長孔5a内に図3で既に示したように、拡開
レバー6の端部に軸着された係合軸6bにベアリング等
の転動子7を装着する。
【0035】そして、前記転動子7を長孔5aにおける
下側の側壁に押し付けるための押圧部材17を前記長孔
5に内抱させる。この押圧部材17は、長孔5a内でそ
の長手方向に摺動自在であり、その後端部の中央からス
ライドバー18が突出され、更に長孔5aにける上側の
側壁に設けられた貫通孔に前記スライドバー18の一端
部が挿通されている。
【0036】また、前記長孔5aの上側の側壁と押圧部
材17の後端部との間で、スライドバー18に圧縮用コ
イルバネ19が嵌装されている。このコイルバネ19に
よって、押圧部材17及び前記転動子7を介して係合軸
6bが長孔5aの下側に常に押圧されるものである。こ
のようにして押圧手段が形成される。なお、符号19a
は爪8の端部の間隔を調節する調節ボルトを示してい
る。
【0037】上述の押圧手段を有したリンク機構によれ
ば、円筒状ロッド2が下降して拡開レバー6を介してチ
ャッキングレバー4aが回動ピン23を中心に回動して
拡開する(図5参照)。このとき、図1に示す付勢手段
35が不要となって削除されているので、拡開作用に抗
する負荷はない。
【0038】ノズル28でチップ部品32を吸着した後
に、前記円筒状ロッド2が上昇すると、前記拡開レバー
6の係合軸6b及び転動子7は前記コイルバネ19で長
孔5aの下側の側壁に付勢されていて回動ピン23から
の距離が一定となるで、拡開レバー6によって各々チャ
ッキングレバー4aが強制的に内側に向かって閉じられ
る。
【0039】そして、前記チップ部品32がチャッキン
グレバー4aで前後左右方向に位置調整されセンターリ
ングされる。この後、円筒状ロッド4aが更に上昇する
と、前記チャッキングレバー4aはチップ部品32に当
接しているので、それ以上に閉じる方向に回動しない。
よって、拡開レバー6が拡開用ピン3で引き上げられる
とともに、前記係合軸6b及び転動子7が長孔5a内に
て上方に移動される。
【0040】そして、前記長孔5aにおける押圧部材1
7が、前記転動子7で該長孔5aの上側の側壁へと押し
つけられて、コイルバネ19の付勢力に抗して移動す
る。また、該コイルバネ19も圧縮されて縮む。
【0041】このように、長孔5aに設けられた押圧手
段によって、拡開レバー6の係合軸6bの位置が一定と
なり、チップ部品32を吸着手段で吸着した際にこれを
センターリングするチャッキングレバー4aの開閉は、
前記拡開レバー6の揺動機構で確実に動作される。
【0042】更に、チャッキングレバー4aの爪8がチ
ップ部品32に当接しセンターリングした後は、当該押
圧手段は前記係合軸6bが長孔5aの内部で移動する際
の緩衝材の役目を果たすものである。従って、チャッキ
ングレバー4aを常に閉じるように付勢する付勢手段3
5が不要となり、部品代や組み立てのコスロが低減され
ることになる。
【0043】以上チップマウンターヘッドのリンク機構
について説明したが、該リンク機構において本発明の要
旨を変更しない範囲で種々の設計変更が可能であり、例
えば、係合軸6bをチャッキングレバー4の本体に固定
して植設し、この係合軸6bの端部と拡開レバー6の軸
取付孔6aとを回動自在に遊嵌させた構造や、更に拡開
レバー6の軸取付孔6aにベアリングを介在させた構造
とすることもできる。
【0044】この他にも、円筒状ロッド2の拡開用ピン
3と拡開レバー6の孔を回動自在に遊嵌させた構造にお
いても、ベアリングを介在させるようにしてもよい。ま
た、図4乃至図5に示す他の実施例において、拡開ピン
3側に長孔を設けてコイルバネや押圧部材の押圧手段を
設けるようにしてもよい。そうした場合には、押圧部材
やコイルバネは長孔の下側にし拡開用ピンを長孔の上側
にして形成することになる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチップマ
ウンターヘッドは、チップ部品のセンタリングを行うチ
ャッキングレバーを拡開させる筒状ロッドからなる拡開
手段を、上下方向に摺動自在な筒状ロッドの下端部に拡
開用ピンを設けるとともに前記チャッキングレバーの本
体に係合軸を設け、前記拡開用ピンと係合軸の間に拡開
レバーを回動自在に架設したリンク機構としたので、チ
ャッキングレバーの拡開作用に回動自在なリンク機構が
採用されて従来のヘッドにおける金属同士の摺接部分が
なくなって摩耗による影響がない。よって、チャッキン
グレバーのセンターリング精度の低下が防止され信頼性
の向上となる。
【0046】拡開レバーの両端に係合された拡開用ピン
と係合軸のいずれか一方を長孔に遊嵌するとともに、該
長孔の一方側に当接させるように押圧する押圧手段を設
けて、チャッキングレバーが閉じるように付勢する付勢
手段を省いたので、チップマウンターヘッドの構造が簡
易になるとともに、部品及び組立のコストの低減とな
る。
【0047】チャッキングレバーの本体に設けた長孔に
前記係合軸を遊嵌し、該長孔の一方側に前記係合軸を押
圧する押圧手段を設けることで、容易に押圧手段を設け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップマウンターヘッドの一部を
断面にして示す正面図である。
【図2】同じくその一部拡大正面図である。
【図3】チャッキングレバーと拡開レバーの連結構造を
示す分解組立用の説明図である。
【図4】他の実施例に係るチップマウンターヘッドの一
部を断面にして示す正面図である。
【図5】図4の要部の拡開手段の一部を断面にして示す
拡大正面図である。
【図6】従来例に係るチップマウンターヘッドの一部を
断面にして示す正面図である。
【符号の説明】
1 チップマウンターヘッド、2 円筒状ロッド、3
拡開用ピン、4 チャッキングレバー、5 孔、6 拡
開レバー、6b 係合軸、7 転動子、8 爪。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ハウジングの本体に、チップ部品を
    吸着する吸着手段と該吸着手段で吸着されたチップ部品
    をセンタリングするチャッキングレバーを外側に拡開さ
    せる拡開手段を各々上下方向に摺動自在に設け、前記ハ
    ウジングの下側で前記吸着手段の先端部の近傍にチップ
    部品の前後左右の2方向から同時に若しくは時間差を有
    し当接して該チップ部品をセンターリングするチャッキ
    ングレバーを配設し、前記チャッキングレバーが内側に
    閉じてチップ部品のセンターリングが行われる時に前記
    チャッキングレバーを閉じる方向に付勢する付勢手段を
    設け、前記ハウジングに前記吸着手段と前記拡開手段を
    上下移動させる駆動手段を設けてたチップマウンターヘ
    ッドにおいて、前記拡開手段を上下方向に摺動自在な筒
    状ロッドの下端部に拡開用ピンを設けるとともに前記チ
    ャッキングレバーの本体の一端側に係合軸を設け、前記
    拡開用ピンと係合軸の間に拡開レバーを回動自在に架設
    したリンク機構としたことを特徴としてなるチップマウ
    ンターヘッド。
  2. 【請求項2】 拡開レバーの両端に係合された拡開ピン
    と係合軸のいずれか一方を長孔に遊嵌するとともに、該
    長孔の一方側に押圧する押圧手段を設けて、チャッキン
    グレバーが閉じるように付勢する付勢手段を省いたこと
    を特徴としてなる請求項1に記載のチップマウンターヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】 チャッキングレバーの本体に設けた長孔
    に前記係合軸を遊嵌し、該長孔の一方側に前記係合軸を
    押圧する押圧手段を設けるとともに、チャッキングレバ
    ーが閉じるように付勢する付勢手段を省いたことを特徴
    としてなる請求項1または2に記載のチップマウンター
    ヘッド。
JP2881093A 1992-07-08 1993-02-18 チップマウンターヘッド Pending JPH0677696A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2877867A1 (fr) * 2004-11-18 2006-05-19 Sydel Sa Dispositif de prehension pour robot parallele
CN110049631A (zh) * 2019-05-16 2019-07-23 东莞市富茂五金机械有限公司 一种端子插件系统

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