JPH061353Y2 - 裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置 - Google Patents

裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置

Info

Publication number
JPH061353Y2
JPH061353Y2 JP16903288U JP16903288U JPH061353Y2 JP H061353 Y2 JPH061353 Y2 JP H061353Y2 JP 16903288 U JP16903288 U JP 16903288U JP 16903288 U JP16903288 U JP 16903288U JP H061353 Y2 JPH061353 Y2 JP H061353Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
lifting
elevating
solenoid
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16903288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0290097U (ja
Inventor
謙二 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mutoh Industries Ltd filed Critical Mutoh Industries Ltd
Priority to JP16903288U priority Critical patent/JPH061353Y2/ja
Publication of JPH0290097U publication Critical patent/JPH0290097U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH061353Y2 publication Critical patent/JPH061353Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテーブル上の厚紙等をカッターにより切断して
型紙等を作製するための裁断ヘッドにおけるカッター昇
降装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置は実開昭6
1−184692号公報に開示されている。この従来装
置は第4図に示す如く、カッター2が連結する昇降軸4
は、裁断ヘツドの基板6側に固設したソレノイド7の昇
降作動体8とこれにテーブル10方向の移動が阻止され
るように係合している。前記昇降作動体8は基板6側に
支持された復帰スプリング12の弾発力によって上方向
に付勢されている。
前記基板6に固設されたブラケット14のねじ穴にはカ
ッタ圧調整ねじ16が螺合し、該ねじ16の下端と昇降
軸4との間にはカッタ圧スプリング18が圧縮配置され
ている。
上記した構成において、ソレノイド7を通電して、その
出力軸を所定量突出させると、昇降作動体8が復帰スプ
リング12の弾力に抗して下降し、カッター2は、カッ
タ圧スプリング18の弾発力によって、テーブル10面
に弾接する。ソレノイド7をオフとすると、カッター2
は、復帰スプリング12の弾発力により、上昇する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記カッタ圧スプリング18の弾発力は、カッタ圧調整
ねじ16を回転し、その突出量を調整することで可変す
ることができる。ここで、カッター2を下降させる力を
第5図に示す如くP2とし、100gから800gまで
調整できるものとする。一方、復帰スプリング12は、
P2が最大の800gでも復帰できなければならないこ
とを考慮して、カッター上昇力をP1とすると、P1>
800g(尚、ここではカッター側の荷重は考慮してい
ない。)となる。
また、ソレノイド7による昇降作動体8を押し下げる力
をP3とすると、P2=100gのとき、カッター上昇
復帰力=P1−P2>700g ∴P3>700gとなる。
P2=800gのとき、 カッター上昇復帰力=P1−P2>0g ∴P3>0gとなる。
上記の説明から明らかなようにP3のソレノイドの駆動
力はP2に合わせて0〜700gにするのが望ましい。
しかしながら、ソレノイドは一般にその駆動を可変でき
ないために、P2の調整範囲をすべてカバーしなければ
ならず、そのために P3>700g とする必要が存した。
従って、P2の調整範囲に合わせてP3を選定してソレ
ノイドによるカッターダウン力を大きくしなければなせ
ないため、応答性が悪くなるという欠陥が存した。
本発明は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、テーブル26面に
対して相対的に移動可能な裁断ヘッド基板22にカッタ
ー38が連結する昇降軸68,36を昇降自在に支承
し、前記基板22側にソレノイド42を固設し、該ソレ
ノイド42の昇降作動体44と前記昇降軸68との間に
該昇降軸68の前記昇降作動体44に対するテーブル2
6方向の移動を係止する係止機構を設け、前記昇降作動
体44を前記基板22側に設けた復帰スプリング60で
反テーブル方向に付勢し、前記基板22側に回転軸56
を回転可能に設け、該回転軸56に、その回転方向に連
動するとともにその軸方向に対してスライド自在に昇降
体62を設け、該昇降体62を前記昇降作動体44に固
設した筒状部材46に設けたねじに螺合し、前記昇降体
62と前記昇降軸68,36の上部との間にカッタ圧ス
プリング72を圧縮配置したものである。
〔作用〕
ソレノイド42をオンとし、その昇降作動体44を復帰
スプリング60の弾発力に抗して下降すると、昇降軸6
8,36は昇降作動体44と連動して下降し、カッター
38がテーブル26面に弾接する。カッター38をオフ
とすると、昇降作動体44は復帰スプリング60の弾発
力によって、昇降作動体44側の重量に抗して上昇し、
これと連動してカッター38が上昇する。回転軸56を
回転すると昇降体62がその回転方向に応じて昇降し、
カッタ圧スプリング72のたわみ量を可変させる。この
カッタ圧スプリング72の昇降軸68,36に対する弾
発力の大きさは、復帰スプリング60に何んら影響せ
ず、復帰スプリング60は、カッタ圧スプリング72を
いくら大きくしても、昇降作動体44側の重量を持ち上
げるだけの弾発力があれば良い。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す実施例を参照して
詳細に説明する。
20は裁断ヘッドであり、これの基板22は、被切断物
24を載置固定するためのテーブル26上に、これに対
して平行な平面内で移動可能に支持されている。前記基
板22は、公知のX−Y数値制御機構によって所定の方
向に駆動されるように構成されている。前記基板22に
は保持筒28が固設され、該保持筒28にボールベアリ
ングを介して歯車30が形成された管体32が回転自在
に支承されている。前記歯車30は、公知の刃角度制御
機構に連係している。前記管体32には筒体34が固設
され、該筒体34にその軸方向にスライド自在で且つ該
筒体34の回転方向に連動するようにスライドボールベ
アリングを介して下位昇降軸36が嵌挿配置されてい
る。前記昇降軸36の下端にはカッター38が固定され
ている。40は前記基板22に固設された支持板であ
り、これにソレノイド42が固定されている。前記ソレ
ノイド42の昇降作動体44には、筒状部材46の下端
が固定されている。48は前記支持板40に固定された
ブラケットであり、これに管状部材50が固定され、該
管状部材50に固定された蓋体52には、マイクロメー
タから成るカッタ圧調整手段54が取り付けられ、該手
段54は回転軸56を備えている。前記筒状部材46の
上部外周面にはリング58が固定され、該リング58と
前記管状部材50の内周面に形成された水平面との間に
は復帰スプリング60が配置されている。前記筒状部材
46の内周面に形成されたねじにはリング状の昇降体6
2の外周面が螺合し、該昇降体62に前記回転軸56が
スライド自在に嵌挿している。前記回転軸56にはピン
64が直角方向に突設され、該ピン64は、前記昇降体
62に軸方向に形成された溝66に軸方向にスライド自
在に嵌合している。前記昇降軸36には、上位昇降軸6
8が固定され、該昇降軸68の上端に管状の座金70が
回転自在に嵌合し、該座金70と前記昇降体62との間
には、カッタ圧スプリング72が圧縮配置されている。
前記昇降軸68の上下には、ストッパー盤74,76が
固設されている。前記筒状部材46の外周面はブッシュ
を介して前記管状部材50の内径部にスライド自在に嵌
挿している。尚、ストッパー盤74と昇降作動体44の
上面は、昇降軸68の昇降作動体44に対するテーブル
26方向の移動を係止する係止機構を構成している。
次に実施例の作用について説明する。
ソレノイド42が非通電状態において、昇降作動体44
は復帰スプリング60の弾発力によって上昇位置にあ
り、ストッパー盤76が支持板40の下面に弾接してい
る。昇降作動体44が上昇した状態において、これと連
動するカッター38は、テーブル26上から所定距離上
昇している。上記したカッタアップ状態において、ソレ
ノイド42に通電すると、昇降作動体44が磁気力によ
って下降しこの昇降作動体44の下降と連動して、昇降
軸68,36及びカッター38が下降し、カッター38
の先端は、テーブル26上の被切断物24を貫入して、
テーブル26面に、カッタ圧スプリング72の弾力によ
って決定される圧力で圧接する。このとき、昇降作動体
44は、カッター38がテーブル26面に係止された
後、尚も若干下降した後ソレノイド42の上面に係止さ
れるため、ストッパー盤74は、昇降作動体44の上面
から若干離反する。このカッターダウン状態において、
ソレノイド42への通電を解除すると、筒状部際46,
昇降作動体44,昇降軸68,36,及びカッター38
は、復帰スプリング60の弾発力によって所定位置まで
上昇する。このとき、昇降体62は、回転軸56に沿っ
て上方向にスライド移動する。カッターダウン時におけ
る、カッター38のテーブル26面に対する圧力を調整
したい場合には、カッタ圧調整手段54のホルダーを回
転して、回転軸56を正又は逆方向に回転させる。回転
軸56の回転により、昇降体62が回転し、該昇降体6
2は、筒状部材46のねじの送り作用によって筒状部材
46の内周面に沿って昇降し、カッタ圧スプリング72
のたわみ量が変化して、ストッパー盤74の昇降作動体
44上面に対する弾圧力が変化する。これによってカッ
ターダウン時におけるカッター38のテーブル26面即
ち被切断物24に対する圧力を調整することができる。
次に、カッタ圧スプリング72と復帰スプリング60と
の関係について説明する。
第3図において、P1を復帰スプリング60の弾発力、
P2をカッタ圧スプリング72の弾発力、P3をソレノ
イド42の駆動力とすると、カッタダウン時、 P3>P1 となるように設定されている。
カッタアップ時は、ソレノイド42がオフとなり、復帰
スプリング60によってカッター38が上昇するが、こ
のとき、昇降体62は、回転軸56に対してスライド
し、カッター38の上昇に対して、カッタ圧スプリング
72は、下降力として作用しない。
即ち、 P1=W+Lで良い。
ここでWは、カッター38及びこれと上昇方向に連動す
る昇降軸68,36、昇降作動体44及び筒状部材46
等の総重量であり、Lはカッター38の上昇時における
摩擦力等のマージンである。即ち、カッター38の上昇
に必要な力P1は、カッタ圧スプリング72の弾発力の
強さに何んら影響されない。
〔効果〕
本考案は上述の如く、カッター圧を高く調整してもカッ
ターを上昇復帰させる復帰スプリングの弾発力を大きく
する必要がなく、そのため復帰スプリングの弾発力に抗
してカッターを下降させるためのソレノイドの駆動力の
増大化を解消することができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面図、第2図は外観図、第3図は拡大説明断
面図、第4図は従来技術の説明図、第5図は説明図であ
る。 5…カッター、4…昇降軸、6…基板、7…ソレノイ
ド、8…昇降作動体、10…テーブル、12…復帰スプ
リング、14…ブラケット、16…調整ねじ、20…ヘ
ッド、22…基板、24…被切断物、26…テーブル、
28…保持筒、30…歯車、32…管体、34…筒体、
36…昇降軸、38…カッター、40…支持板、42…
ソレノイド、44…昇降作動体、46…筒状部材、48
…ブラケット、50…管状部材、52…蓋体、54…カ
ッター圧調整手段、56…回転軸、58…リング、60
…復帰スプリング、62…昇降体、64…ピン、66…
溝、68…昇降軸、70…座金、72…カッタ圧スプリ
ング、74,76…ストッパー盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブル26面に対して相対的に移動可能
    な裁断ヘッド基板22にカッター38が連結する昇降軸
    68,36を昇降自在に支承し、前記基板22側にソレ
    ノイド42を固設し、該ソレノイド42の昇降作動体4
    4と前記昇降軸68との間に該昇降軸68の前記昇降作
    動体44に対するテーブル26方向の移動を係止する係
    止機構を設け、前記昇降作動体44を前記基板22側に
    設けた復帰スプリング60で反テーブル方向に付勢し、
    前記基板22側に回転軸56を回転可能に設け、該回転
    軸56に、その回転方向に連動するとともにその軸方向
    に対してスライド自在に昇降体62を設け、該昇降体6
    2を前記昇降作動体44に固設した筒状部材46に設け
    たねじに螺合し、前記昇降体62と前記昇降軸68,3
    6の上部との間にカッタ圧スプリング72を圧縮配置し
    たことを特徴とする裁断ヘッドにおけるカッター昇降装
    置。
JP16903288U 1988-12-27 1988-12-27 裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置 Expired - Lifetime JPH061353Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16903288U JPH061353Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16903288U JPH061353Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0290097U JPH0290097U (ja) 1990-07-17
JPH061353Y2 true JPH061353Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=31458735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16903288U Expired - Lifetime JPH061353Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061353Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536584A (ja) * 2006-05-08 2009-10-15 ガーバー、サイエンティフィック、インターナショナル、インコーポレーテッド 一体のタンジェント軸方向付け駆動用装置を有する往復運動式ナイフ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5913890B2 (ja) * 2011-10-03 2016-04-27 グラフテック株式会社 ペンブロックおよびカッティングプロッタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536584A (ja) * 2006-05-08 2009-10-15 ガーバー、サイエンティフィック、インターナショナル、インコーポレーテッド 一体のタンジェント軸方向付け駆動用装置を有する往復運動式ナイフ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0290097U (ja) 1990-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010015582A (ko) 3지주에 장착된 플래폼 조립체가 설치된 연마기
JPH061353Y2 (ja) 裁断ヘッドにおけるカッター昇降装置
JP2012225352A (ja) 免震支承具
JP2011194628A (ja) スクライブヘッド
US7762158B2 (en) Self-locking device for a table elevating screw
JP5531878B2 (ja) プレス機械
JPH0317630B2 (ja)
JP2001191237A (ja) 研削盤
JP3873393B2 (ja) 板材の折り曲げ機
JP2020061570A (ja) 部品装着ヘッドおよびそれに用いることができる吸着ノズルアセンブリ
JPS62152632A (ja) テ−ブル装置
CN215748573U (zh) 一种高精度复合转台机构
JPH0214952Y2 (ja)
CN1658074A (zh) 一种多自由度运动和定位装置
US7143887B2 (en) Multi-position stop mechanism
KR200266209Y1 (ko) 로터리 테이블의 간격 조절 장치
JPS6322021Y2 (ja)
GB2381446A (en) Height adjusting mechanism
JP3123666U (ja) ミシン押さえ装置の電磁式駆動装置
JPH0671591A (ja) カッティングプロッタの刃先方向制御機構
KR200301403Y1 (ko) 재봉틀의 트레드 조정 디스크 릴리싱 기구
JP2826760B2 (ja) 自動画線機におけるxカーソル支持装置
JPH05152793A (ja) 電子部品装着装置
JPH018290Y2 (ja)
JPS6228345Y2 (ja)