JPH0677448A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0677448A
JPH0677448A JP4248589A JP24858992A JPH0677448A JP H0677448 A JPH0677448 A JP H0677448A JP 4248589 A JP4248589 A JP 4248589A JP 24858992 A JP24858992 A JP 24858992A JP H0677448 A JPH0677448 A JP H0677448A
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JP
Japan
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light
transparent protective
protective cap
solid
incident
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JP4248589A
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Yukinobu Wataya
行展 綿谷
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子1の表面に透明保護キャップ4
を接着して封止した固体撮像装置において、透明保護キ
ャップ4に入射した光がその端面で内面乱反射されて撮
像領域2に入射することを、結像に寄与する光の撮像領
域への入射を妨げないように防止する。 【構成】 透明保護キャップ4の表面9周縁部に該透明
保護キャップ4の端面8へ向う光を遮光する遮光膜11
を形成する。そして、d・tanβ≦a≦b−d・ta
nθが成立するようにする。尚、a:遮光膜の幅、d:
キャップ4の厚さ、b:キャップ下端の端と撮像領域2
との間隔。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置、特に固
体撮像素子表面に透明保護キャップを積層して封止した
固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置は一般に例えばセラミック
からなる中空パッケージに収納されているが、このよう
なタイプの固体撮像装置では低コスト化、軽量化、小型
化の要求に応えるのに限界がある。
【0003】そのため、ベアチップ状の固体撮像素子の
表面に透明樹脂を接着材として例えばガラスからなる透
明保護キャップを接着して封止したタイプの固体撮像装
置が開発されている(特開昭61−123288号公
報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固体撮像素
子表面に透明保護キャップを接着して封止したタイプの
固体撮像装置においては、図4に示すように、透明保護
キャップに入射した光の一部が透明保護キャップの端面
にて内面反射されて固体撮像素子の撮像領域に迷光(フ
レア)として入射してしまうという問題があった。この
問題について図4に従って説明すると次のとおりであ
る。図面において、1はベアチップ状の固体撮像素子、
2はその撮像領域であり、該固体撮像素子1は例えばセ
ラミックからなる基板3上にボンディングされている。
【0005】4はガラスからなる透明保護キャップで、
固体撮像素子1の表面に透明樹脂5を介して接着されて
いる。6は固体撮像素子1の電極と基板3の配線12と
の間に接続されたワイヤ、7は透明保護キャップ4、固
体撮像素子1の周縁部を覆う黒色の樹脂で、ポッティン
グにより形成され、ワイヤ6の保護、気密封止、固定強
化の役割を果している。ところで、問題となるのは、透
明保護キャップ4に入射した光の一部が透明保護キャッ
プ4の端面8において内面反射し、撮像領域2内に迷光
(フレア)として入射し、画質を劣化させることであ
る。
【0006】というのは、図示しないカメラレンズを通
して透明保護キャップ4に入射する光は、結像に寄与す
る光であってもすべてが透明保護キャップ4表面9に対
して垂直に入射するわけではなく、外向きに入射する光
10oもあれば、内向きに入射する光10iもあり、外
向き入射最大角度β及び内向き入射最大角度θはカメラ
の光学系のF値によって決まる。そして、透明保護キャ
ップ4の周縁近傍に入射した光のうち外向きの光10o
は直進して透明保護キャップ4の端面8に至って内面乱
反射され、少なくとも一部が撮像領域2に入射され得る
のである。また、端面8で乱反射が生じるのは端面8が
粗面だからである。尚、10iは内向きに入射する光で
ある。
【0007】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、透明保護キャップに入射した光が端
面で内面乱反射されて撮像領域に入射することを、結像
に寄与する光の撮像領域への入射を妨げないように防止
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の固体撮像装置
は、透明保護キャップに入射した光が透明保護キャップ
端面に入射しないようにしたことを特徴とする。請求項
2の固体撮像装置は、請求項1の固体撮像装置におい
て、透明保護キャップの表面周縁部に該透明保護キャッ
プの端面へ向う光を遮光する遮光膜を形成したことを特
徴とする。
【0009】請求項3の固体撮像装置は、請求項1の固
体撮像装置において、透明保護キャップの端面を下側に
行くに従って外側に寄るように斜めに切欠いたことを特
徴とする。請求項4の固体撮像装置は、請求項2又は3
の固体撮像装置において、a≧d・tanβ(但し、
a:遮光膜の幅若しくは切欠部の上端における幅、d:
透明保護キャップの厚さ、β:外向き入射最大角度)で
あることを特徴とする。
【0010】請求項5の固体撮像装置は、請求項1、
2、3又は4の固体撮像装置において、透明保護キャッ
プに入射した光のうちの内向き入射最大角度の光の固体
撮像素子の撮像領域への入射が妨げられないようにした
ことを特徴とする。請求項6の固体撮像装置は、請求項
2、3、4又は5記載の固体撮像装置において、d・t
anβ≦a≦b−d・tanθ(但し、b:透明保護キ
ャップの下端の端面と撮像領域との間隔、θ:内向き入
射最大角度)であることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の固体撮像装置によれば、透明保護キ
ャップに入射する光が透明保護キャップ端面に入射しな
いようにしたので、透明保護キャップ端面にて光が内面
反射する虞れがなくなり、延いてはフレアを防止するこ
とができる。請求項2の固体撮像装置によれば、透明保
護キャップの表面周縁部に遮光膜を設けたので、外向き
に入射して端面に向う光を遮光膜によって遮ることがで
きる。従って、透明保護キャップ端面にて光が内面反射
する虞れがなくなり、延いてはフレアを防止することが
できる。
【0012】請求項3の固体撮像装置によれば、透明保
護キャップの端面を斜めに切欠いたので、外向き入射最
大角度の光が透明保護キャップの周縁に入射しても端面
と平行に進んで端面に入射しないようにすることができ
る。従って、透明保護キャップ端面にて光が内面反射す
る虞れがなくなり、延いてはフレアを防止することがで
きる。請求項4の固体撮像装置によれば、請求項2又は
3の固体撮像装置において、遮光膜の幅若しくは切欠部
の上端における幅aをd・tanβにしたので、透明保
護キャップの最も外側に入射した外向き入射最大角度の
光であっても端面に入射することを阻むことができる。
従って、透明保護キャップ端面にて光が内面反射する虞
れがなくなり、延いてはフレアを防止することができ
る。
【0013】請求項5の固体撮像装置によれば、透明保
護キャップに入射した光のうちの内向き入射最大角度の
光の撮像領域への入射を妨げないようにしたので、結像
に寄与する内向きの光(内向き入射最大角度内の内向き
の光)が撮像領域に入射することが阻まれて画像欠陥に
なることを回避しつつフレアを防止することができる。
請求項6の固体撮像装置によれば、d・tanβ≦a≦
b−d・tanθであるので、透明保護キャップの最も
外側に入射した外向き入射最大角度の光であっても端面
に入射することを阻むことができると共に、透明保護キ
ャップの最も外側に入射した内向き入射最大角度の撮像
領域への入射を阻まない。従って、結像に寄与する光の
撮像領域への入射を阻むことなく透明保護キャップ端面
での乱反射によるフレアを防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明固体撮像装置を図示実施例に従
って詳細に説明する。図1(A)乃至(C)は本発明固
体撮像装置の一つの実施例を示すもので、(A)は平面
図、(B)は(A)のB−B線視断面図、(C)は
(A)のC−C線視断面図であり、図2は要部を示す拡
大断面図である。図面において、1はベアチップ状の固
体撮像素子、2はその撮像領域であり、該固体撮像素子
1は例えばセラミックからなる基板3上にボンディング
されている。
【0015】4はガラスからなる透明保護キャップで、
固体撮像素子1の表面に透明樹脂5を介して接着されて
いる。6は固体撮像素子1の電極と基板3の配線12と
の間に接続されたワイヤ、7は透明保護キャップ4、固
体撮像素子1の周縁部を覆う黒色の樹脂で、ポッティン
グにより形成され、ワイヤ6の保護、気密封止、固定強
化の役割を果している。
【0016】11は透明保護キャップ4の表面9の周縁
に形成された遮光膜で、例えばクロムからなり、その幅
aはa≧d・tanβにされている(但し、d:透明保
護キャップ4の厚さ、β:外向き入射最大角度)。この
遮光膜11は外向きの光10oの透明保護キャップ4の
端面8への入射を阻むもので、図2に示すように最も外
側の位置に入射し且つ外向き入射最大角度βの光であっ
てもその幅aがd・tanβ以上である限り端面8には
入射し得ない。
【0017】従って、透明保護キャップ4の周縁近傍に
入射した外向きの光10oが透明保護キャップ4の端面
8に入射することを確実に阻むことができ、透明保護キ
ャップ4に入射された光が端面8にて反射されてフレア
となって撮像領域2内に入射することを防止することが
できる。そして、遮光膜11の幅aはa≦b−d・ta
nθにされている(但し、bキャップの下端と撮像領域
2との距離、θ::内向き入射最大角度)。
【0018】このようにするのは、遮光膜11によって
最も外側に入射した内向き入射最大角度θの光線10i
の撮像領域2への入射を阻むことがないようにするため
である。若し、遮光膜11によって最も外側に入射した
内向き入射最大角度θの光線10iの撮像領域2への入
射が阻まれると、被写体の最も外側の部分の光が一部欠
落することになり、好ましくないが、a≦b−d・ta
nθとすることによりこの問題を回避することができ
る。即ち、d・tanβ≦a≦b−d・tanθが成立
するようにされており、これにより光の一部の欠落の虞
れなくフレアの防止を図ることができる。
【0019】図3は本発明固体撮像装置の別の実施例の
要部を示す断面図である。この図においては特徴点を明
確にするため、黒い樹脂7の図示を省略したが、この黒
い樹脂7がポッティングにより形成されていることは図
1、図2に示す実施例の場合と全く同じである。
【0020】本実施例の図1、図2に示す実施例との相
違は、透明保護キャップ4の端面8が斜めに切欠かれて
いることであり、13はその切欠いた部分である。具体
的には、端面8が下に行く程外側に寄るように斜めに切
欠かれており、切欠部分13の上端における幅aは下記
の条件を満たすようにされている。 d・tanβ≦a≦b−d・tanθ
【0021】従って、透明保護キャップ4表面9の最も
外側に入射した外向き入射最大角度βの光10oは端面
8に入射し得ない。また、遮光膜11によって最も外側
に入射した内向き入射最大角度θの光線10iの撮像領
域2への入射が阻まれることはない。従って、図1、図
2に示した実施例と全く同様に、結像に寄与する光の撮
像領域への入射を阻むことなく透明保護キャップ端面で
の乱反射によるフレアを防止することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の固体撮像装置は、透明保護キ
ャップに入射した光が透明保護キャップ端面に入射しな
いようにしたことを特徴とするものである。従って、請
求項1の固体撮像装置によれば、透明保護キャップに入
射する光が透明保護キャップ端面に入射しないようにし
たので、透明保護キャップ端面にて光が内面反射する虞
れがなくなり、延いてはフレアを防止することができ
る。
【0023】請求項2の固体撮像装置は、透明保護キャ
ップの表面周縁部に該透明保護キャップの端面へ向う光
を遮光する遮光膜を形成したことを特徴とするものであ
る。従って、請求項2の固体撮像装置によれば、透明保
護キャップの表面周縁部に遮光膜を設けたので、外向き
に入射して端面に向う光を遮光膜によって遮ることがで
きる。依って、透明保護キャップ端面にて光が内面反射
する虞れがなくなり、延いてはフレアを防止することが
できる。
【0024】請求項3の固体撮像装置は、透明保護キャ
ップの端面を下側に行くに従って外側に寄るように斜め
に切欠いたことを特徴とするものである。従って、請求
項3の固体撮像装置によれば、透明保護キャップの端面
を斜めに切欠いたので、外向き入射最大角度の光が透明
保護キャップの周縁に入射しても端面と平行に進んで端
面に入射しないようにすることができる。従って、透明
保護キャップ端面にて光が内面反射する虞れがなくな
り、延いてはフレアを防止することができる。
【0025】請求項4の固体撮像装置は、a≧d・ta
nβにしたことを特徴とするものである。従って、請求
項4の固体撮像装置によれば、透明保護キャップの最も
外側に入射した外向き入射最大角度の光であっても端面
に入射することを阻むことができる。依って、透明保護
キャップ端面にて光が内面反射する虞れがなくなり、延
いてはフレアを防止することができる。
【0026】請求項5の固体撮像装置は、透明保護キャ
ップに入射した光のうちの内向き入射最大角度の光の固
体撮像素子の撮像領域への入射が妨げられないようにし
たことを特徴とするものである。従って、請求項5の固
体撮像装置によれば、透明保護キャップに入射した光の
うちの内向き入射最大角度の光の撮像領域への入射を妨
げないようにしたので、結像に寄与する内向きの光(内
向き入射最大角度内の内向きの光)が撮像領域に入射す
ることが阻まれて画像欠陥なることを回避しつつフレア
を防止することができる。
【0027】請求項6の固体撮像装置は、d・tanβ
≦a≦b−d・tanθであることを特徴とする。従っ
て、請求項6の固体撮像装置によれば、d・tanβ≦
a≦b−d・tanθであるので、透明保護キャップの
最も外側に入射した外向き入射最大角度の光であっても
端面に入射することを阻むことができると共に、透明保
護キャップの最も外側に入射した透明保護キャップの最
も外側に入射した内向き入射最大角度の撮像領域への入
射を阻まない。依って、結像に寄与する光の撮像領域へ
の入射を阻むことなく透明保護キャップ端面での乱反射
によるフレアを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)乃至(C)は本発明固体撮像装置の
一つの実施例を示すもので、(A)は平面図、(B)は
(A)のB−B線視断面図、(C)は(A)のC−C線
視断面図である。
【図2】上記実施例の要部を示す拡大断面図である。
【図3】本発明固体撮像装置の他の実施例の要部を示す
拡大断面図である。
【図4】従来例の問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 撮像領域 4 透明保護キャップ 8 端面 9 透明保護キャップ表面 11 遮光膜 10o 外向きの光 10i 内向きの光 13 切欠部 β 外向き入射最大角度 θ 内向き入射最大角度 a 遮光膜又は切欠部の幅 b キャップ下端の端と撮像領域との間隔 d キャップの厚さ
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】というのは、図示しないカメラレンズを通
して透明保護キャップ4に入射する光は、結像に寄与す
る光であってもすべてが透明保護キャップ4表面9に対
して垂直に入射するわけではなく、外向きに入射する光
10oもあれば、内向きに入射する光10iもあり、外
向き入射光の最大屈折角度β及び内向き入射光の最大屈
角度θはカメラの光学系のF値によって決まる。そし
て、透明保護キャップ4の周縁近傍に入射した光のうち
外向きの光10oは空気・キャップ4間の界面で屈折さ
れ、その後直進して透明保護キャップ4の端面8に至っ
て内面乱反射され、少なくとも一部が撮像領域2に入射
され得るのである。また、端面8で乱反射が生じるのは
端面8が粗面だからである。尚、10iは内向きに入射
する光である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項3の固体撮像装置は、請求項1の固
体撮像装置において、透明保護キャップの端面を下側に
行くに従って外側に寄るように斜めに切欠いたことを特
徴とする。請求項4の固体撮像装置は、請求項2又は3
の固体撮像装置において、a≧d・tanβ(但し、
a:遮光膜の幅若しくは切欠部の上端における幅、d:
透明保護キャップの厚さ、β:外向き入射光の最大屈折
角度)であることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項5の固体撮像装置は、請求項1、
2、3又は4の固体撮像装置において、透明保護キャッ
プに入射した光のうちの内向き入射最大角度の光の固体
撮像素子の撮像領域への入射が妨げられないようにした
ことを特徴とする。請求項6の固体撮像装置は、請求項
2、3、4又は5記載の固体撮像装置において、d・t
anβ≦a≦b−d・tanθ(但し、b:透明保護キ
ャップの下端の端面と撮像領域との間隔、θ:内向き入
光の最大屈折角度)であることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】11は透明保護キャップ4の表面9の周縁
に形成された遮光膜で、例えばクロムからなり、その幅
aはa≧d・tanβにされている(但し、d:透明保
護キャップ4の厚さ、β:外向き入射光の最大屈折
度)。この遮光膜11は外向きの光10oの透明保護キ
ャップ4の端面8への入射を阻むもので、図2に示すよ
うに最も外側の位置に入射し且つ外向き入射光の最大屈
角度βの光であってもその幅aがd・tanβ以上で
ある限り端面8には入射し得ない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】従って、透明保護キャップ4の周縁近傍に
入射した外向きの光10oが透明保護キャップ4の端面
8に入射することを確実に阻むことができ、透明保護キ
ャップ4に入射された光が端面8にて反射されてフレア
となって撮像領域2内に入射することを防止することが
できる。そして、遮光膜11の幅aはa≦b−d・ta
nθにされている(但し、bキャップの下端と撮像領
域2との距離、θ:内向き入射光の最大屈折角度)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】このようにするのは、遮光膜11によって
最も外側に入射した内向き入射光の最大屈折角度θの光
線10iの撮像領域2への入射を阻むことがないように
するためである。若し、遮光膜11によって最も外側に
入射した内向き入射光の最大屈折角度θの光線10iの
撮像領域2への入射が阻まれると、被写体の最も外側の
部分の光が一部欠落することになり、好ましくないが、
a≦b−d・tanθとすることによりこの問題を回避
することができる。即ち、d・tanβ≦a≦b−d・
tanθが成立するようにされており、これにより光の
一部の欠落の虞れなくフレアの防止を図ることができ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】従って、透明保護キャップ4表面9の最も
外側に入射した外向き入射光の最大屈折角度βの光10
oは端面8に入射し得ない。また、遮光膜11によって
最も外側に入射した内向き入射光の最大屈折角度θの光
線10iの撮像領域2への入射が阻まれることはない。
従って、図1、図2に示した実施例と全く同様に、結像
に寄与する光の撮像領域への光の入射を阻むことなく透
明保護キャップ端面での乱反射によるフレアを防止する
ことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 固体撮像素子 2 撮像領域 4 透明保護キャップ 8 端面 9 透明保護キャップ表面 11 遮光膜 10o 外向きの光 10i 内向きの光 13 切欠部 β 外向き入射光の最大屈折角度 θ 内向き入射光の最大屈折角度 a 遮光膜又は切欠部の幅 b キャップ下端の端と撮像領域との間隔 d キャップの厚さ
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子表面に透明保護キャップを
    積層して封止した固体撮像装置において上記透明保護キ
    ャップに入射した光が該透明保護キャップの端面に入射
    しないようにされてなることを特徴とする固体撮像装置
  2. 【請求項2】 透明保護キャップの表面周縁部に該透明
    保護キャップの端面へ向う光を遮光する遮光膜が形成さ
    れてなることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置
  3. 【請求項3】 透明保護キャップの端面が下側に行くに
    従って外側に寄るように斜めに切欠かれてなることを特
    徴とする請求項1記載の固体撮像装置
  4. 【請求項4】 遮光膜の幅若しくは切欠部の上端におけ
    る幅をa、透明保護キャップの厚さをd、外向き入射最
    大角度をβとしたときa≧d・tanβである。ことを
    特徴とする請求項2又は3記載の固体撮像装置
  5. 【請求項5】 透明保護キャップに入射された光のうち
    の内向き入射最大角度の光の固体撮像素子の撮像領域へ
    の入射が妨げられないようにされてなることを特徴とす
    る請求項1、2、3又は4記載の固体撮像装置
  6. 【請求項6】 遮光膜の幅若しくは切欠部の上端におけ
    る幅をa、透明保護キャップの厚さをd、外向き入射最
    大角度をβ、透明保護キャップの下端の端面と撮像領域
    との間隔をb、内向き入射最大角度をθとしたときd・
    tanβ≦a≦b−d・tanθであることを特徴とす
    る請求項2、3、4又は5記載の固体撮像装置
JP4248589A 1992-08-25 1992-08-25 固体撮像装置 Pending JPH0677448A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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